『時間よ止まれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
時間よとまれ
夏休みの宿題が、大学のレポートが、友だちとの約束が、
間に合わない時
ちちんぷいぷい、時間よ、とまれ!!
明日が不安だ憂鬱だ。時を止めてしまおう。明日が来なければ、不安も何も無い。ああ、明日が不安だ憂鬱だ。
このまま時が止まれば、きみとずっと一緒にいられるのかな?
変わらない世界、変わらないきみのままで。
そんな、叶うはずのないことを願ってしまう。
どんなに願っても、時間は残酷に僕たちをさらっていく。
わかっているよ、永遠なんてないこと。
だけど、せめて今、この瞬間だけは永遠を願わせて。
『時間よ止まれ』
「時間よ止まれ」
部活帰り、午後7時。太陽も家に帰ってしまって、空はすっかり紺色に染まっている。身体が重いのは、ノートや教科書が詰め込まれた鞄を背負っているからだけではない。理を歩く友人二人も同じはずだ。「疲れた」の一言だけで感情も感覚も共有できるこの時間は嫌いではない。とっくに飽きてしまった下校道。言葉はいらない、考えていることは同じだ。6本の足は自然に直帰ルートを外れて、駅前のコンビニエンスストアに向かう。白と緑と青の光に迎えられながら店内に吸い込まれ、思い思いのアイスを手にする。すぐ隣の人気のない公園で、ブランコに乗りながら、まだ硬く冷たいそれを齧る。ここで私たちはたくさんの言葉を交わした。その日の楽しかったこと、辛かったこと、嬉しかったこと、傷ついたこと。たくさん笑って、たくさん泣いた。これからもそうなのだと思う。その日何があったとしても、この時間、この場所だけは私たちのものだ。私たちは、忙しい。帰ったら課題も山ほどあるし、明日のテストの勉強もまずい。あぁ、今日部活で注意されたこと、直さなくちゃ。全部、家に帰ったら頑張るから、だから。今はどうか、何も考えず、このままで。願わくば同じように苦しみを抱える二人も、同じ気持ちでありますように。
ブランコが高く上がる。このまま何処かに飛んでいけたら、なんて会話、この前もしたっけな。
「時間、止まってくれないかなぁ」
時間よ止まれ
▼雑談
朝のアラームが鳴り始めて思ってしまうことですね。時間よ止まれ。
なんで夜更かししたんだと脳内反省会をし、今日は早く寝るぞなどと気合いを入れるが、同じ過ちを繰り返してしまう。
日々家
時間よ止まれ。これまで生きてきて一体何度こう思ったことだろうか。朝寝坊して電車に遅れそうな時、テスト中まだまだ時間がかかりそうなのに「残り5分です。」と告げられた時、プレゼンテーション用の資料制作が期日に間に合わなそうな時、昔仲の良かった友人と久しぶりに会って会話している時、それこそ挙げ始めればキリがない。しかし、現実とは無常だ。幾度となく「時間よ止まれ。」と願ってきたが、その願いが叶ったことは一度としてない。
とはいえ仮に時間を止める能力が自分にあったとしても、完全に堕落した生活を送るようになるか、なぜあんなところで能力を使ってしまったのだろうかと後悔するかのどちらかにしかならないのだろう。ならば、そのような能力は最初から無くてもいいのではないかと思う。そしてまた、事あるごとに思うのだろう。「時間よ止まれ。」と。そのたびに止まらない現実に嘆くのだろう。だがそれで良いのだとも思う。時間は止まらない、だから人は必死に生きるし、人生は面白いのだ。
お題「時間よ止まれ」(雑記・途中投稿)
……先日辺りからずっと思っていた……。
いや仕事の話は先日のお題「溶ける」(だっけ?)でも書いたな。
……ダリだっけ、シュールレアリズムの絵画 ≪時の固執≫ を思い出した。(溶ける時計って書いた方が通り良いかも)
先日読んだ精神科の漫画に認知症のセルフチェック項目が載っていて、自分の年齢を答えられるかってのがあったんだけど。
三十代中盤辺りから、西暦と生まれ年で計算する癖がついている……。年なんかもう取りたくない。「永遠の十八歳」とか「二十九歳教」とか入信したい。(年齢を詐称できる顔はしていない)
ハリポタの逆転時計とかセーラームーンの冥王せつなとか、ドラえもんのアニマル小惑星(プラネット)とか、ファンタジーだと時間を操るって定番のネタだよね。
タイムマシンはだいぶ前のお題で書いた通り。
光を超える速度だと年齢に誤差が生じるんだっけ? 忘れた!
今日所用でTwitterを見ていたら(だいぶ長々と見てからTLじゃない事に気づいて不快になった)年齢はレベルじゃなくてプレイ時間ってツイートがあって、私ゲーム苦手だから一生無理じゃんってなった。
時間よ止まれ
待ち合わせに遅れちまう!!
やばい。
ごみは全部まとめた。
服もクローゼットに詰め込んだ。
溜め込んでた食器も全部洗った。
あとはペットボトルを捨てて、掃除機をかけて、
テーブルの上を整理して...
ああもうあと5分しかない...!
恋人に汚い部屋は見せられない。
時間よ...止まれ...!!!!
「時間よ止まれ」
【時間よ止まれ】
地獄の1週間が始まる1日目の
月曜日
まだ、2日目か…と落胆する
火曜日
よし、真ん中!あと2日!と自分を鼓舞する
水曜日
思わずため息が零れてしまう
木曜日
しゃ!今日が終われば休みだ!とワクワクする
金曜日
よっしゃ!遊ぶぞー!とハイテンションになる
土曜日
サザエさんが流れて悲しみにくれる
日曜日
……
永遠に時が止まってくれればいいのに
[ 宣誓!! ]
誰か、ついでに
金曜日の夜から日曜日の夕方まで
永遠にループしてくれませんか??
と言いたいところだが、
休みが不定期の人もいて
そんな身勝手なことお願いするわけにもいかない
[ 訂正 ]
各々の休みの前夜から仕事の前の日まで
永遠に時が止まりますように
キャーーー! 痴漢!
痴漢です、 助けて、あの人痴漢です!
コラ 待て痴漢ーー!!
待て待て待てーーー!
痴漢よ止まれ?
時間よ。止まってくれ
チクタクチクタクと回る心の鼓動を止めてくれ
急がずゆっくりと回ってくれ
心の痛みは絶えず鼓動止まず
時間が早く進んでほしいことは、よくある。
教室にいてもどうせ腫れ物扱いされるし、家に帰っても母がグチグチ言ってくるからだ。
そんなことが続くある日、部活でみんなと雑談をした。
友達とも、あまり喋ったことのない同級生とも、話せた。
語彙がないから伝えられないけど、とても楽しかった。
世界が色鮮やかに視えた。
この時間がずっと続けばいいな、と思った唯一の不思議な刻。
時間よ止まれ 𓈒𓏸𓐍 𓇢
時間よ止まれ
全てが止まる。
止めた本人も止まる。
全ての流れが止まる。
誰も動かない。思考も止まったまま。
誰も、時間を進める事が出来ない。
生きているのに、永遠に死んでるも同じ。
だって、心臓も脳も止まっていて
永遠にその状態ということだから。
幸せを感じることも、不幸せを感じることもない。
誰も、時間が止まったことに何も思わない。
時間よ止まれ。
さあ、何もない世界の幕開けだ。
時間よ止まれ…
冷蔵庫のプリン騒動勃発前に戻そうねっ!
時間よ止まれ
遅刻しそう
時間よ止まれ
こんな素敵な時間、もっと続けば良いのに
時間よ止まれ
あともう少し寝かせて
時間よ止まれ
時間が止まって欲しいのは
自分以外のものたち
結局都合よく考えたいのが
人間なんだね
時間よ止まれ
あぁ、もうそろそろお別れの時間かなぁ。
初めての二人でのお出かけ。デートと呼ぶにはあまりに拙い。
「何考えてる?」
「時間よ止まれって思ってる」
「それは困るなー」
「これからたくさん一緒の時間過ごすんだから。止まってる暇なんてないよ」
顔をのぞきこまれドキリとする。
「ふふっ、真っ赤。また明日も話そうね」
言葉が出なくて必死に頷く。
共に過ごす時間も確かに大事。でも少しだけでも止まってくれないと私の心臓がもたないっ。
時間よ止まれ
止まってよ
ねぇ、お願い。
こんなに幸せな時間なんだから
止まってくれたっていいじゃん
なんでよ、
お願い。。
大切なこの時間、、
止まって。
#時間よ止まれ
もしもこの道がずっと続いていくのなら
何を求めて歩いていくのだろう
ススキの原野が向こうの方まで続いていて
岩がゴロゴロと転がっている
僕らはこの空間を一人で歩いていく
わかりあっているつもりでも人の心は見えない
明日に向かい歩いていくそれだけで
向き合っているようで向き合ってはいない
もしも時間が止められるなら
向き合うことも出来るのかもしれない
けれど時間は止まらないだから人は
前を向いて歩き続けなければならない
そう人はいつも孤独だ
抱きしめていても結局孤独だ
悩みも喜びも人それぞれで
共有しているようでも実は考えていることは同じじゃない
時間よ止まれ
そんなことを考えながら
僕らは前を向いて歩いていく
約束。
ここのピンクの桜が咲いたらまた一緒に遊んでくれる?
なんて、
貴女の余命は半年なのに。
もう治らないのに。
今は夏のちょうど折り返し。
鬱陶しい程ベタつく汗と
蝉時雨が五月蝿くて。
彼女の身体の病だけ
時間が止まればいいのに。
時間というのは無情なもので、
大きくなってく愛と共に進んでく。
同じ病院に通ってたのに、
僕の方が先に病気が治ってしまった。
彼女の代わりになれたらな。
なんて我儘かな、神様。
ちょっとは、僕の願いも聞いてよ。
いつまでも隣に居たかったのに。