『時間よ止まれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
昨日があったこと。
今日の私が考えたこと。
今この瞬間に文字を打つ私が
どの瞬間に消えるのだろう。
私とは何だろう。
どの私が、私なのか。
分からない、だから私は持っていく。
過去の私も今の私も、未来に忘れずに持っていく。
時間よ止まれ。
私の思考よ、続け。
「時間よ止まれ」
彼の腕の中に包まれている時、私はこんなに、女の子だったっけと思う。
筋肉のある、逞しい身体に、温かい腕の中に包まれている時、守られている気がして、私は女の人だったんだって思ってしまう。
中学生の時、私は割と成績が良かったし、男子より強かった。なので、「守りたい」と言っている男子たちの言葉に、頭が?のクエッションマークだった。
時が過ぎて、私も、社会人になってしまった。
優等生だった、私も高校、大学、社会人になって、上をみれば、見るほど切りがなく、そして、挫折もたくさんしてきた。
10代は、差し置いて、20代から、ほぼほぼ恋愛してきてなかった私の33歳にしてできた彼とのお付き合いは、もう大分、大人の恋愛だったし、学ぶことの多い、そして、二人で育んできたような、恋愛だった。「守られる」感じがしたのも、彼と付き合って初めての感じだった。
あんまり、意識はしたことがないのだか、私たちは、6歳差。だから、彼にリードされて、私がついていく喜び。
三歩下がって、ついていくって、今どき流行らないかも知れないと思うのだけど、彼の職業的にも、なにか、心のなかでは、私は彼を尊重して、尊敬しているので、そんな心づもりでついていく。ランチや、ディナーも、センスがよくて、それでいて、肩ひじはらない、居心地良さそうな、お店を選んでくれるので、初めての「守られて」いる、そんな気持ちになる。
彼との愛する時間のあと、いつも、たくましい腕の中で包み込まれて、私はとても、“守られてる”女性になってしまう。
包み込まれている。
世間の中では、強くないと、生きていけない。
でも、彼との話しと言葉と腕の中だけは、私は無防備で、非力な女の子で、守られるのが、嬉しい、少女になってしまう。
温かい腕の中で、包み込まれているとき、「このまま時間が止まればいい」と、思ってしまう。これまでに、感じたことのない、幸福感に包み込まれてしまう。
そして、腕の中でキスしたり、たわいのない会話をしたり、じゃれあったり、手を重ね合わせたり…それは、幸せ極まりない。
そして、私達二人の趣味は音楽鑑賞。
二人で一緒に聴いて、彼が、いい曲だったといって、私も素敵な曲だった、と、共有できるのも嬉しい。いい曲だったね。そして、ふたりは、静かに手を繋いで、散歩する。二人の間にある旋律を、演奏するかのように、歩く。同じ速度で、同じ温かさを、共有するかのように。
そして、彼にみつめられ、私も彼にみつめられるとき、私は願う――――「時間よ止まれ」
彼の腕の中だけお姫さまのような、少女になる。
そして、とっても、ありのままの私で甘えられる。癒やされる。
だから今のままで十分王子さまなので、たくましい王子さまでありつづけてほしいな。
私も彼に守られて、力をつけて、社会で、がんばるよ。
私をこれからも、守ってくれたら、嬉しい。
私もあなたを守れるように。
いつもありがとう。
2022.9.20
時間よ、止まれ
そんな事、考えた事ないかい?
時間よ、止まれ
甘美で優しいお伽噺の様な
時間よ、止まれ
悲しい事も戦争も無い平和な日々
時間よ、止まれ
誰も彼もが羨む理想郷!
時間よ、止まれ
君といつまでも一緒に居られる夢の世界
時間よ、止まれ
誰も邪魔しない、幸福で美しい
時間よ、
…なんて
時間よ、
なんで。
時間は、
君は、微笑んで
止まったまま
眠り続けてしまったんだい?
動かない
時間よ止まれ
シャボン玉が消えないように
時間よ止まらないで
シャボン玉を飛ばせるように
別れのときを予感して
わずかな時間があることを
幸と考えるべきとして
後悔のないときを過ごすなど
できるはずはないでしょう
あなたに感謝を伝えたら
思い残すことはないと思い
これまでの罪を告白したら
言い残したことはないと思う
それはあなたを失うことへの
なだめの儀式だというのでしょうか
あなたはずるい人です
後悔を前提として
不確かなあなたへの愛を
いびつな愛を
そのかたちを見きわめる時間さえ
与えてくれないなんて
#時間よ止まれ
ただ、自分のためだけに、自分の意志一つで
遠く離れたこの場所までやって来た。
すべての柵から解き放たれて
「知らないもの」に囲まれて過ごす日々。
新しい空気を胸いっぱいに吸い込む
幸せな非日常。
戻らなきゃいけない時には、きちんと戻るから。
今ばかりは、祈ってもいいよね。
――時間よ、止まれ。
時間よ止まれ
時間よ止まれ。
なんて。
楽しいとき程よく思う。
嬉しいこと、幸せなこと長く続いてほしいから。
辛いことなんて来てほしくないから。
でも。
本当に時間が止まってしまったら。
自分はそこで動けるの?
まわりの時間は?
季節や天気は?
たぶん。
移ろいゆくからこそ、感じれるものがある。
きっと。
時間よ止まれ
好きな先輩と2人で帰った。
僕は寮にいるから、好きな先輩と他の先輩と帰ることは多いんだけど、2人は珍しいね。
部活で使ってる場所の掃除の後なんだけど、
同級生の子は帰省。
他の先輩方はご飯。
そんな偶然が重なった。
その時間はかつてないまでに幸せだった。
もちろん先輩方がご飯食べに行った後も先輩と先生と3人で掃除してた時間も楽しかったよ。
でも2人ってのもいいね。
その時間が永遠に続けばよかったな。
時の流れは残酷だよ。
本当にさ、。
『誰が戦などしたいと思うか!』
畠山重忠の深い言葉…
目頭が熱くなる…
時間よ止まれ____
もしかしたらこの世界に
時間を操れる人がいるのかもしれない。
私達が気づいていないだけで、
すでに時間は何回か止まっているのかもしれない。
たまに、そう思うんだ。
「時間よ止まれ」
お父さんが膵臓癌になった。
検査中だから詳しいことはまだ分かんないけど、5年後の生存率は15%くらいらしい。
あまりお父さんのことは好きじゃないし、私はお父さん似だから、お父さんを見てると自分の嫌な部分が垣間見えるしで、正直ずっと一緒にいるのはストレス溜まるから、お母さんや妹と会えないのは寂しいけど、離れて暮らせてる今はけっこう楽。
前にお母さんと家族が亡くなる時のことを話してて、私はお父さんが亡くなったら、最初は悲しいだろうけどしばらくしたらストレスの原因がいなくなってすっきりするんじゃないかって言ってたけど、あまりにも死期を感じるのが早すぎる。
すぐに死んじゃうわけじゃないと思うけど、癌だって分かってから、これからお父さんに何ができるんだろう、何か伝えなきゃいけないことはないかってずっと考えてる。
一緒にいるとほとんどいいことないけど、やっぱり私のお父さんは1人しかいないから、長生きしてほしいし、死ぬ時はいい人生だったって思ってもらいたい。
私にできることは少ないけど、いっぱい考えてできることをしていきたい。
時間よ止まれ。
お父さんのためにできることを考える時間を私にください。
癌が進行しないように、転移しないように時間を止めてください。
絶対無理だけど、考えちゃうよなぁ。
あなたといると
あなたと話していると
いつも願ってしまう
時間よ止まれ
いつか、遊園地のお化け屋敷に行ったとき
君は絶対に入りたくないとゴネていたけど
結局、多数決に負けて全員で入ることになった
男女のペアになるようにくじ引きして
僕は幸運にも君とペアになれた
君は入り口のとこで既に涙声になり
僕のシャツの裾を掴んで、
置いていかないでと言った
僕は君を置いてゆくなんてしないと心に誓ったよ
君は僕にピタリとくっついて歩く
「時間よ、止まれ!」
我ながら恥ずかしいセリフを唱えてしまった僕だった
時間よ止まれ
時間は止まらない
私の気持ちも灯らない
それでも誰も困らない
行き先は誰もわからない
このままの時の行方
今を大事に明日を夢見る
そんな権利はみんなにあって
誰も無意識に放棄している
結果論も止まれない
今やるべきことの優先
今しか出来ないことの発見
明日の為に考える真剣
ここに踏み止まる必然
このままの時の正解
今を大事に今を組み立てる
そんな義務はみんなにあって
誰もが目の前に追われてる
未来論が語れない
今を見る必要性
今を踏ん張る耐久性
明日を捉える志向性
時間を止める必然性
未来へ向ける
無意識の責任を背負って
明日へはまだ進めない
今は今しか手に出来ない
明日への今を確かなものへ
時間よ止まれ
時間が巻戻れたらいいのに……
ふとそうおもう。
好きな人と喧嘩した。
「距離を置きたい」そう言われた。
毎日毎日電話して 大好きだよ 愛してる 幸せにする
そう言ってくれてたのに。私は言いたいことを彼にぶつけすぎた。
彼と話してる時だけが私の「幸せ」だった。
それなのに……
もうどしたらいいか分からない。
時間を巻き戻したい。苦しい 辛い。 悲しい。
私のせいで嫌な思いさせて、寂しくさせて。
ごめん。 このままでいたくない。でも、何をすればいいか分からない。
ただ距離を置くしかない……
涙が止まらない…… 視界が滲んで見えない。
時間が戻せるなら喧嘩する前に戻りたい。
「今」が「思い出」になる前に
どうか私に勇気をください
強いて言うなは
私は好きなことをしている時、時間よ止まれと思う。
嫌なことがあってこれ以上時間が経ったら嫌なことがますます悪化する場合にはも時を止めたくなる人はいると思う。けど結局のところ私は時間が経過して欲しい。楽しいことも時間が経過するから良い経験思い出となり、次に活かせたり。嫌なことも終わりはくるから。と思います。
時間よ止まれ
楽しい今の時間がずっと続けばいい。
ってこと?
それとも時止めシチュ?
あぁ
あぁ
もう間に合わない。
弾丸が彼の胸を貫くまで
あと少し。
止まれ
止まれ
時間よ止まれ
_____ゴウン
何か違和感を感じて
視線を上げる。
そこには緊迫した表情の彼と
黄金に輝く弾丸。
私の体は動かない。
彼の心臓が貫かれる直前を
ずっと見つめ続けなければいけないなんて。
そんなの、辛すぎる。
_____ゴウン
バシュッ
あぁ
あぁ
彼が撃たれてる。
彼の胸からルビーが飛び出した。
「時間よ止まれ」
朝、
アラームが鳴った。
忌々しい音が、
鳴り響いた。
何時間もあったはずの睡眠時間は、
驚くほど一瞬だが、、、もう慣れた。
これから1日が始まる。
起きなきゃいけない。
動かなきゃいけない。
だけど、
体と精神は、
強く時間に拒絶した。
"やらなきゃいけない"
そう焦る心を、
強く否定した。
息をするように浮かぶ "辛い" の文字に、
何も感じなくなった自分が怖かった。
できることなら、
いっそこのまま消えてしまいたいとも思った。
でもそんなことできるはずもなく、
ただ、
だるい体を無理矢理動かした。
いつからこうなったんだっけ、、、。
そんな疑問を繰り返し、
毎日毎日、
自分自身に呆れながらも、
またやり直したいと立ち上がって、
まだ生きていたいと願える日まで、
僕は幾度と、
同じ明日に、変わらぬ明日に、
来るな
時よ止まれ
を連願し、
違うかもしれない明日に、
変わるかもしれない明日に、
早く来い
早く進めと、
そう葛藤した。