時間よ止まれ』の作文集

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時間よ止まれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/21/2023, 9:41:29 AM

どうしよう、寝坊した。あと5分で準備しないと電車に間に合わない。早く準備しなければ。

パジャマから制服に着替えて、ノートに筆箱に...あれ?今日って時間割変更とかあったっけ?まぁいいや、そうだったら友達に頼ろう、そんなこと考えてる暇はない。髪はとりあえず束ねといて。顔はサッと洗って。

靴を履いて......よし、行こう...!時間は...ちょっとギリギリか。あー1分でも早く起きてたら歯も磨けたのに...!お願い、間に合って!

9/20/2023, 9:55:37 AM

時間よ止まれ

幸せを感じたときは

時間よ止まれと願う

辛いと感じたときは

早く悪夢が終われと願う

良くも悪くも時間が止まることはない

私が幸せだと感じることを

小さいことから増やすことで

より充実した時間を過ごすことはできる

9/20/2023, 9:51:49 AM

「時間よ止まれ」

眩しい、感じがした。
瞼は閉じているのに、太陽が当たって、目の前は黄色く染まる。
何もないはずの思考は照らされた部分から、ちょっとずつ明るくなっていく。
もう少し寝たいな。そんな邪心さえなく、ただ自然の香りがするな、と思う。
言うならば涼しいにおい。優しい香り。
目を開いた。
そこには静かな草原が広がっている。
青々とした草花。静かに揺れる木々。
そんな自然的な美しい光景が、ずっと続いていた。


この世界に魔法があったらどうなるだろうか。
ふと、そんなことを思った。
特になんてことない朝だ。思考は鈍く、薄っぺらい。
だからこそかもしれない。何もしたくない。やりたくない。疲れた。
だからこんな邪推な事を考える。
変わらない一日の、朝だった。

不思議だった。寝不足の頭が稼働をし始め、一日のルーティーンを繰り返す。
「この世界に魔法があったらいい」
確かにそうも思う。
魔法という非科学的な要素がこの世界にあれば、どれだけ自分が楽だろうか。
小説、漫画、アニメ。ファンタジックなことができたら、どれだけ世界が変わることか。
水、火、植物という自然。光、闇まで。そんなものまで操れたら、どれだけ楽しいか。

オーブントースターがチン、と音を鳴らす。
席を立ち、座らないままパンを齧った。

まあでも、難しいだろうな。
そう思考は変な方まで曲がりくねる。
そんなことは分かっていた。でも、それでも考えていた。

まず、操ることが不可能である点。
水や火など、人は体外的なものはほとんど操れない。水、火をつくることは可能としても。

そして、それに不思議ない力がある点。
それらを操るのは、力がいるらしい。作品にもよるが。
まずその力を操れるまで上達するのも、ほぼ不可能に近い。
人間という動物に知能はあっても、他に特別なはない。権力も、魔法を使う力も。
だから、絶対に、無理なのだ。

やっぱり変な方に曲がった思考を、頭をブンブンと振って、追い出す。

魔法を使う。
やっぱりそれは、おとぎ話でしかない。
所詮、夢物語に過ぎない。
そんなのわかりきっている事だった。


でも。でもな。
いつの間にか食べきっていたパンに粉を床に落としながら思う。
魔法を使ってみたい。今でもそれは変わらない、夢のような存在で。
不可能と分かっていても希望を抱いてしまう。解かっているのに。

でも。君と会った時に戻りたい。そう願うのは酷だろうか。


朝8時。車で君をターミナルまで送り出して、向き合って。
じゃあね、と弾んだ感じで君は言った。
そのあとはお互い、声が出なかった。
ただ無と喜が空気を包んでいた。
それでよかったのだと、僕は思っていた。
そのあと、僕は立ち去ってしまった。一言も交わすことなく。

そのあと、君が亡くなったと、聞いた。飛行機事故だったそうだ。
僕は何をするでもなく、呆然と立ち尽くしてしまった。


君とあの時から、もう会えていない。会うことができない。
あの時に、言った言葉が、本当になればよかったのに。

『時間よ止まれ』

第三者からしたら、意味のない言葉だ。もしかしたら、焦っている人の言葉にも聞こえたかもしれない。
でも、いまの僕からしてみればそれは、とても美しい響きだった。
とても、綺麗な言葉だった。


それが、本当になると日が来ればいい。
魔法が使える日が来るといいな。
そう、思った。

9/20/2023, 9:51:46 AM

フラレた。たった今。
誕生日を目前に控えた晩秋の夕暮れ、付き合って半年の男に「やっぱり1人の方が気楽やから」っていうしょーもない理由でフラレた。ドッキリであって欲しかった。でもそういうことをせえへんタイプやってことは百も承知。完全に終わった。終了。The End.
「解った」短くそれだけ伝えると、踵を返してその場を後にした。コインパーキングで車に乗り込むと、どっと涙が溢れた。
元々コッチの一目惚れで始まった恋愛やし、アッチに気が無いことは解ってたし。でも好きやったから色々頑張ってみたけど、結局アッチの心を掴むことは出来んかった、ただそれだけのことやん。いやいや、何がそれだけなんや?何でコッチばっかり頑張る必要があったんや?お前も頑張らんかい!時間と気持ち返せ!などと、情緒不安定気味に車内で独り大声で喚き散らしていると、通行人の視線がコッチに向いていることに気付き、慌てて発車させた。
家に帰る気分になれず、そのままドライブすることにした。街を出て、田舎を抜け、山道をどこまでも走って行った。しばらく走ると "山上展望台" の看板が見えた。駐車場に停める。休憩がてら展望台へ行ってみると、右も左もカップルだらけ。しまったと思ったが、このまま帰るのも癪なので、カップルを全無視して展望台から夜景を見てやった。
キレイな夜景が見えた。本当ならアイツと見てたかも、と感傷に浸っていると、隣のカップルの女が「めっちゃキレーイ。このまま時間が止まったらええのに♡」と言っているのが聞こえて我に返った。何が、時間が止まったらええのに♡や!コチトラ惚れた男にフラレて満身創痍やっつーの!心の傷には日にち薬が1番なんや、時間なんか止まったらいつまで経っても回復せえへんやないか!内心で喚き散らして、ふと気付いた。これだけ文句が言えるんやったら、上等や。よっしゃ、帰りにホールでケーキ買って、帰って1人で食い尽くしたるわ!
そして、ふん!と鼻をひと鳴らしして車に戻り、爆音で音楽を鳴らしながら下山した。


―――色恋沙汰 [強い女]

             #70【夜景】【時間よ止まれ】

9/20/2023, 9:49:44 AM

お題 時間よとまれ

 気付けば、あの人の声を思い出せなくなっていた。

 写真やビデオに撮られるのが嫌いな人だったから、しっかり残っている物は殆ど無い。
 遺影だって大分前に無理やり撮っていた、不機嫌な顔写真を使っている。
 それでも写真は姿は残せるが、動いてはくれないし、喋ってもくれない。

 気付いたころには思い出の中のあの人は、声を聞かせてくれなくなった。

 思い出だって時が経つにつれて、段々と忘れていってしまうんだろう。
 
 そう思うと、どうしても急に、さみしくなる。
 自分以外誰もいないリビングにある、不機嫌なあの人をながめた。



「時間よとまれ……」

 
 こぼれた声はだれも聞いてはいなかった。

9/20/2023, 9:37:32 AM

止まったら何を思うんだ。
そこに何が産まれんだ。
ひねくれ者はそれらしくロマンチシズムを破壊して生きていこう‼️

9/20/2023, 9:37:04 AM

時間よ止まれ
止まれよ時間

世界よ止まれ
止まれよ世界

みんなよ止まれ
止まれよみんな

君が止めれ
止めれよ君

私よ止めれ
止まれよ私

明日くるまで止まれよ止まれ

9/20/2023, 9:35:03 AM

時間の中にもたくさんあることを
時間は止まってくれない
どんなにつらくても
どんなに幸せな時も
そんな中でも、時を刻んでいかなきゃいけない
大切に生きなきゃこの時間を
“時よとまれ"
と願うことも時には持つことも大切なことだと思う

                    I.m.

9/20/2023, 9:18:59 AM

ゆめだとわかっている。明晰夢だ。
けれど。

無理だと知っている。嫌でも明日は来るし、拒んでも日々は去る。

だけど、ぼくは。

いまだけでいいから。


「時間よ止まれ」

9/20/2023, 9:13:32 AM

時間よ止まれ

 男女の友情を超えた先にあるのは、相手の新たな一面が見られることだろうか。
 少なくとも、最初の方はどの組もいい感じになるのだろう。
 相手がいつもより甘えてくる。欲しい言葉を囁いてくれる。抱きしめる。手を繋ぐ。
 きっと、そんな感じに物事は進んでいくのだろう。
 単なる俺の憶測でしかないが。
 これが、自分たちもそういう感じになっていたら、確信に迫れただろうにな。
 彼女とは付き合って3ヶ月くらい経つ。
 もうお互いの事を少しずつ知っていくのもいいと思うのだが。
 彼女は、前の関係と同じで歩み寄って来ない。
 俺と彼女は交際する前、ただの男女の仲だった。
 趣味が合うことに話が出来て。
 そんな関係をしていくつか経った時、俺から告白をした。
 そうして、今の恋人という立ち位置がある。
 最初の方は、まだ慣れないというのはわかるが……もう3ヶ月。
 抱きしめるはおろか、手を繋いだことも無い。
 なんなら、好きだって最後に言ったのは告白の時以来か……?
 俺は頭を抱えた。ここまで何もしないとなると、もはや不安になってくる。
 もしかして、俺に問題があるのだろうか。俺が不安に思わせるような事をしていたとか?
 そんなことをした記憶は無いが、聞いてみるのが早いだろう。
 全て杞憂だと言うことを証明してみせる。
 俺は覚悟を少し決め、隣にいる彼女に声をかけた。
 何かあったのか、おれに何か不安があるのか。
問う。怒っているつもりでは無いが、そう聞こえたら嫌なので俺は優しく問う。
 すると、彼女は一瞬ピクりと眉を釣り上げ、こちらを見た。が――
 別に、何も無い。そう淡白に返すと何事も無かったかのようにスマホに目線を移した。
 これはそろそろ嫌われてる?さすがの俺も一瞬泣きそうになった。
 そっか、そう呟くように俺も視線を逸らした。窓を不意に見ると、雨がポツポツと降り始めてきていた。
 時間的にはもう夜遅いが、真っ黒な空と透明な雨が、容赦なく降ってきた。
 俺はただ、それを無言で見ていた。
 突如、ドーンと音がする。地を這うような音が響き、家を包んだ。
 雷か、洗濯物部屋に入れて置いて正解だったな。そう今の気持ちと合わない事を考えた。
 雨は徐々に酷くなってきて、雷の音も大きくなっていく。
 やばいな、と思った刹那――
 ぴか、と壁とは違う真っ白が窓を覆う。直後今までと比較にならない雷鳴が轟いた。
 雷の明かりが光る代償に、部屋が真っ暗になった。
 あ、停電。
 俺は下ろしていた腰を上げ、恐らく近くにいるであろう彼女に声掛けた。大丈夫?そこにいる?と聞いた。
 近くにいる君は、うん、といつもと変わらないようにそう言った。
 良かった、と俺は安心するとブレーカーをつけに玄関へと向かう。
 近くにあったスマホを手に取り、ライトをつけ足元に気を付けながら歩き出そうとした。
 が、足元に何か温かみを感じる。
 ふと、ライトをそこに照らすと、目を疑う光景が映った。
 彼女が、俺の足にしがみついているのだ。
 俺は突然のことに困惑した。甘えることを一切しなかった君が、なぜ。
 俺が動揺していると、ぼそり、と彼女が一言。
「行かないで」
 あまりにもか細くて、細くて、震えていた。
 いつもと違う一面に俺は、どう反応すればいいか分からなかった。
 でも。今はそんな事言ってる場合じゃない。
 今は、君を安心させるためにここにいよう。
 俺はスマホの電源を消し、小さくて丸まっている彼女の近くに座って、背中を撫でた。
 大丈夫、大丈夫。俺はここにいる。
 帰る時間が……と呟く君に俺は、首を振った。
 このままだと帰れなさそうだし、もう少しだけここにいてもいい?
 俺は、降りしきる雨が見える窓をちらりと見た。
 どうか、もう少しだけ降ってくれないか。
 そうすれば、新たな一面を見せてくれた君のそばにいれる。もう少しだけ、このままでいて欲しい。
 どうか、時間よ止まってくれないか。
 帰らなければならない。その事実は変わらない。
 でも、まだ君とそばにいたいんだ。
 今を、閉じ込めてしまいたい。

9/20/2023, 9:11:46 AM

彼は窓から雀を見ていた。
あと、数秒後にはもういないだろう。
彼は雀を見ながらゆっくり瞬きをした。
すると雀が固まっていた。
彼は驚いてまたゆっくりと瞬きをした。
時間よ止まれと想いながら。

数秒後に雀はいなくなり彼は自分を笑っていた。

9/20/2023, 9:05:03 AM

ー時間よ止まれー
この世界でたったひとつだけ好きな時間があります。
私はその時間を常に心待ちにしているのです。
寝る前も 朝起きたあとも 常にです。
来る今日こそ 私が待ち続けていた日であり 人生で もう二度来ない日でございます。
私には 愛する人がおりました。
この日は 彼女の 愛した日であるのです。
生前の彼女が 常々楽しみにしていた日なのです。
私にはなぜこの日がそんなにも楽しみなものなのか全くの検討もつきませんでした。
彼女を亡くし 私ひとりになっても それは変わらずなにも分からないのです。
でも この日が来ると
なぜか 彼女がそばにいるような感覚に陥るのです。
だから 私はこの時間が好きでした。
ですが そんな ただの妄想 ただの錯覚では私に空いた空洞も 肌寒い気温も なにも 変わりはしないのです。
ただの まやかしでしかありません。
私はそっと靴を脱ぎ 手紙を置きました。
彼女へ宛てた手紙でございます。
私は きっと 彼女と同じ場所へは行けないでしょう。
それでもあなたを愛している。
という旨の書かれた手紙です。
愛した人のために死ぬなど 人間とは正しく愚かでしょう。
私も同意見でございます。
でも 隣に彼女がいないことを 減りもしないもう1人分の食事も たまに香る線香も 私には もう 耐えられないのです。
あなたが生きていた時間で 世界が止まってくれていたら。
私はこんなことをせずに済んだのでしょうね。

9/20/2023, 8:58:16 AM

時間よ止まれ


このまま

一瞬(とき)が止まればいいのに

このまま

時間が止まれば

一生

幸せになれるのに

9/20/2023, 8:48:47 AM

時間が止まれば良いのになんて思ったところで叶わないと分かってはいる。
それなのに時間が止まればという考えに縋る自分。
馬鹿だなぁと嘲笑する。
もし仮に時間が止まったとして一体何になるのか。
考えたところで、ぱちんと風船が割れるような感覚になる。
あぁ、そうか。
どうして時間よ止まれなんてことを思ったか。
死ぬのが恐ろしくて堪らないのだ。
死にたくない。
時間が戻れば。
時間さえ止まれば。

9/20/2023, 8:47:14 AM

時間よ止まれ

時間よ止まれ

2人の幸せ

もう少し味あわせて

いつか過去になってしまうから

今だけ少しだけ

時間よ止まれ

今この瞬間を過去にしないで

時間よ止まれ

9/20/2023, 8:43:32 AM

時よ止まってくれ
私はまだ今日を生きたいのである
時よ止まってくれ
まだやらなくては行けないことがあるのだ
時よ止まってくれ
どうかどうか
私の人生のすべてを

9/20/2023, 8:15:50 AM

実は時間ってしょっちゅう止まってるのでは
などと思うことはありませんか?
みーんな止まってるから誰も気づかない。

止まると言ってもほんのわずかで
世界、いや宇宙全体?
なんか宇宙は膨張してるのホントはしてないのって話だけど
宇宙全体が何かの事情でこう歪んだりなんたりすると
時間がほんのわずか止まってるのではないか?なんて。

ま、ホントのところは
いつも早まってズレるお気に入りの時計を
庇い立てしたいだけなんですけどね…

この時計が正しくて、時間の方が止まってるんだ!
そうに違いないんだ!

9/20/2023, 8:08:10 AM

『時間よ止まれ』


『空が泣く』another story


戸崎菜生 Tozaki Nao
遠坂蒼空 Tosaka Ao




私の好きな人は、幼なじみ。



例えて言うなら、空みたいな人。



おおらかで、広い心と視野を持ってて、みんなを優しく見守ってるところが空に似てる。



でも、一番の理由は、『いつもそばにいるから』





「菜生って、なんでわざわざ俺と一緒に登下校するの?」



もう高校生なんだから、いつまでも俺といる必要なくね?



なんて、、悪気が一切ない、純粋な疑問ってかんじで言う幼なじみ、、蒼空にちょっとイラッて、、。



そんなの気づけ!!って言いたい。



「んーいいじゃん!私が蒼空と一緒に登下校したいだけだもん」



理由なんてないよーって、私は本当に何もないように言う。


だって、、、ただの幼なじみとしか見られてないの、ちゃんとわかってるから。



「まあでも、俺も菜生と一緒に行ける方が楽しいしいいんだけど」



蒼空、、そういうのって、思わせぶりって言うんだよ、?



私の心を掴んで離さないその言葉が、ギュッと心を締め付ける。



言われて嬉しい反面、無意識で言ってるこれは他の子にも似たようなことを言ってる可能性もあって、、



正直複雑、。




「蒼空さ、彼女とかできちゃったらちゃんと報告してよね!いくら幼なじみでも、他の女の子と一緒に登下校してるって知ったら複雑だと思うし!」



なんて、蒼空を気遣ってるフリしながら、結局は自分が、誰かのものになってしまった蒼空と一緒にいるのが辛いだけ、。






一緒にいられる時間が僅かだとわかっていても、この心はいつまでもわがままで、この時間が一生続けばいいのにって、、、願ってしまうんだ。





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「入院、、」



「ここでは治療に必要なものが揃わないので、遠いですが、〇〇大学病院に行って下さい。」



「……っ、」



生きることを選び取れば、一生隣にいたかった人の元を離れることになる。



逆に、一生隣にいたかった人の元にいた所で、私の命は削られていく。




結局は、幼い頃に夢見た未来はないってこと。




「……入院、します。それで、手術受けます」




一緒にいられる未来がなくても、、、



また蒼空と笑い合える日が来る、、その可能性にかけてみようって。




それにさ、、もしももしもが叶って、私と蒼空が結ばれる運命なら、、、きっとまたどこかで会えると思うから。







たとえ、









30%の可能性でも____







━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━







「蒼空。また、明日ね、」



「ん。じゃーな」





明日は来ない、、。



あーぁ、毎日蒼空と会ってたのにさ、、、



しばらくはロスだな、笑






家に吸い込まれていく背中を見て思う。





今、時間が止まってくれたらいいのに___








━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





手術を繰り返し、やっと治療は終わりを迎えた。




30%の可能性にかけたのは、正解だったみたい。





やっと、車椅子でなら院内を自由に動いていいって許可がおりた。




車椅子になれてないから動きはぎこちないけど、1人で動けることの自由さが嬉しかった。




ふと前を見れば、、、見慣れた背格好。




思わず声が漏れた、、





「蒼空、、?」




振り返った人物に驚きが隠せない。




「菜生、」



久しぶりに聞く蒼空からの名前が、、嬉しくて仕方ない。



でも、うまく反応できない、。



まるで、麻酔が抜け切ってない時のように、、思考が停止している。



いつの間にか私の前にいた蒼空は、私の大好きな笑顔でこう言ったんだ。




「……会いたかったよ、菜生」って。




今なら、、気持ち、伝えてもいいのかな?




「私も、」




君がずっとずっと大好きだよ、って

9/20/2023, 7:52:28 AM

楽しい 幸せな瞬間

このまま時が止まればいいのに

だけど時は瞬間に過ぎ去り

少しの虚無感を抱えながら

いつもの毎日を生きていく

時折訪れる幸せな瞬間を

心待ちにしながら 

また今日も



~時間よ止まれ~

9/20/2023, 7:49:45 AM

私の頭が真っ白になった。
地面に横たわる人から広がる赤い液体。
見覚えのある顔。いつも話しかけた人の顔。
どんなときも支えあった友達の顔。
友達の華奢な体を吹き飛ばした車は走っていった。

何かを伝えようとする友達は、スマホを手に取り、震える手で文字を打つ……
「自分を責めないで」

だんだん頭が働き理解したくない状況を理解していく。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
認めたくない。

なんであんたみたいな良い奴がこんな目に会うの?
なんであんたが死ななきゃいけないの……?
お願い……誰か助けてよ……まだ息があるの!!!
助けてよ!!
こんなとき、時間を止めれる能力があれば彼を助けられたのに……。親友を失ったあとに、私はそんな妄想しか出来なかった。

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