『時計の針』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【時計の針】
カラン-…。
乾いた音を立てて1人の男性が扉を開けて入ってきた。
「いらっしゃい」
室内はコツコツと色々なところから時を刻む音が聞こえる。ワタシは、この時計店の店主をしている。
「すみません、修理をお願いします」
そう言って、入ってきた男性は1つの懐中時計をカウンターへ置いた。
「結構年季入っていますね」
「えぇ、祖父から譲り受けたものなんですよ」
男性は答える。とても大切に扱われていたのだろう。傷は沢山あるが 、しっかりと磨かれていて大変綺麗だ。
男性が店を出たあと、修理に取り掛かる。慎重にパーツを外し、破損したパーツは新しく作って埋め込む。
繊細で器用さが問われるが、無事動き出した時計を見ると、達成感に包まれる。
そうして依頼主にお返しをする。男性は笑顔で受け取ったあと 、
「いい音だ」
ただ一言、そう言って丁寧に時計を耳に当てた。
そんな様子を見て、ワタシ自身も嬉しくなるのだ。
今日も、またお客さんが時が止まった時計を持ってくる。
-壊れた時間、動かします。
時計の針が進む音が、眠気を誘ったり、落ち着かせてくれたり、恐れを抱かせたり、
私をいろいろなところへ導いてくれる。
私の心を映す鏡なのかもしれない。
いや、針の進む音が聞こえちゃうくらい静かなところにいるから、いろいろ考えちゃうのかも。
でも、そんな時間も私には必要で。
また頑張れるようになるからさ。
今は針の音聞かせてよ。
【時計の針】
気にしなければいいのだ。
実際、朝や昼は気にならないのだから。
チッ、チッ、チッ、チッ·····。
どこにでもある時計の音だ。
秒針がゆっくり回り、12を指して通り過ぎる。一分経過したことを告げた針はそれを六十回繰り返して一時間を、更にそれを二十四回繰り返して一日が終わることを告げる。
チッ、チッ、チッ、チッ·····。
電池が切れるまでそれは続く。電池を交換すれば更に長く、繰り返し時を刻み続けるのだろう。
チッ、チッ、チッ、チッ·····。
深夜。
家族が寝静まり、テレビも消えてリビングには私一人。時計の針がか細く鳴くのを聞きながら、私は読みかけの本のページを開く。
チッ、チッ、チッ、チッ……。
「·····」
数ページ進んだところでパタリと本を閉じる。
チッ、チッ、チッ、チッ·····。
夜、一人でいるとそれは私をからかうようにやけに鮮明な音となって耳に届く。
ただの時計だ。時計はただ時を刻むだけ。なのにあの音は、私に何かを急かすように神経質な音を響かせる。
タイムリミットなど無い。(本当に?)
この家であと何度二十四回を繰り返すのか。(永遠に?)
壁にかかったあの時計のように、このままこの家で朽ちていくのか。(それが人の生でしょう?)
チッ、チッ、チッ、チッ·····。
時計の針が更に私を追い詰める。
――決行の日を、決めなければ。
深夜。
一人で本を読む私は、時計の音を聞く度にこうした昏い妄想に取り憑かれている。
チッ、チッ、チッ、チッ·····。
妄想で済んでいるならまだ大丈夫だろう。
「決行の日を決めなければ」
チッ、チッ、チッ、チッ·····。
少しずつ音は大きくなっている。
昏い妄想はやけにリアルな夢になり、言葉と行動で私を突き動かす。
あぁ、時計の針が、聞こえてこなければ··········。
END
「時計の針」
#時計の針
秒針の色が澄んだ夏空にそっくりで、気づいたらレジにいた
あなたの好きだった澄み切った濃い青
あの頃の記憶をこの身に纏う
いつでもあなたがそこにいるようで
お題:時計の針
もし時計の針を使って時間を巻き戻す事ができたら
僕はもっと自分の意思で生きてみたい。
今まで誰かの言う通りにして生きてきた。
ほんと馬鹿みたいだよな、今だって自分の意思を全部
無視して人の言う通りにして生きてる。
明日こそは、明日こそは、って言って結局できてない。
そして僕はまた繰り返す。
「明日こそは自分の意思で生きるんだ」
人は死ねば消えていくけれど
止まってなお唯一の時を指し示す
彼はわたしの時計の針
時計の針
12時を指し
日付が変わる
鐘の音が響く
その瞬間
時刻は朝に戻った
何かある
時が戻った
その理由に
心当たりはなく
戸惑うしかない
何度も何度も
時は戻り理由も判明
知らぬ所で
事故にあった
恋仲を救うため
戻ったのだった
刻々と 刻む時間は まだ1人
いつかふたりで きざめたらいいのに
時計の針
時計の針が戻せたなら、一体私は何がし
たいだろう。きっと1つになんか絞れや
しない。でも今だったら子どもの頃の私
に会ってみたい。会ってどうするのだろ
う。こうしなかったから、大人になった
私が苦労をしているだとか、子ども相手
に文句を言うだろうか。いや、たぶんそ
んな事はしない、出来ないと思う。子ど
もの私に罪はない。ただ遠くからその姿
を見てみたい。きっと泣けてくるだろう
なぁ....。色んな思いが、入り混じって。
時計の針が戻せるなら又、あの頃の子ど
もに帰りたい。
『時計の針』
最近、私の中の時計の針は速く動いている。
24時間が、たった3分のように。
1週間が、たった1日のように。
よく、「人生は短いんだから、大切に生きなさい」と言われる。「そうだね」って答えるけど、やっぱりなんか違う。今は、このままでいい。せっかちな私の時計のままで。
結構、この時計 気に入っているんだ。
おばあちゃんになったとき、後悔するかな。あんなに時間があったはずなのにって。それとも、良い生き方したなって 誇らしいかな。
時計の針は、一度通ったところは二度と通らない。この針が戻ることがないように、私もやり直すことはできないのだから。
ねぇ。80歳の私は、時計の針を巻き戻したいなんて思ってないよね?
夜中の3時が朝になった時君はきっと仕事を休むだろう
短針と長針と秒針と
それぞれの役割がある
私には私の役割がある
《時計の針》
「止まってる」
「うそ」
「さっきも同じ時間だった」
「いやいや、濃厚な時間を過ごしてるから時が経つのが早いだけ…」
「早くねーから、薄っぺらな時間を過ごしてるってことだな」
「……あー…?」
「とにかく時計止まってる」
「なら帰るの忘れても仕方ないじゃん」
「……まいっか」
次の巻かして、と伸ばされた手に持ってきたマンガを渡す。
まだまだあるから、マンガも時間も。
2024/02/06 時計の針
#時計の針
いつから、その刻む針を
無意味と感じるようになっただろう···
彼女が眠るように時を刻むのを止めてからだろうか?
ちょうど目線の高さにある時計を眺めても
秒針の音さえ聞こえない。。。
買い取ってくれるなら売ってやるよ··········こんな人生
彼女が愛した街
彼女が好んで使っていたマグカップ
彼女がいつも座っていたイス
彼女が愛してくれた······自分
彼女だけが取り残されて
重ねていく時間
憎くて、憎くて、憎くて、、、愛しい
今日もまた時を刻む
いつでもどこでも
誰が決めたかもわからない規則で
回り続ける
時間の奴隷みたいで可哀想ね
たまには止まって一息ついたらいいのに
“時計の針”
最近、私は深夜に起きる。いや、最近じゃないな。ここ半年、ずっとだ。毎日疲れていて、体自体は休みたいだろうに、精神は、起きていたいらしい。起きたら、2時間くらいは寝られないので、朝方まで起きている。静まる時間帯。静寂は、時計の針の進む音に、破られる。この時間は、私には必要だったりする。私が置かれている状況や状態、対人関係や過去のトラウマとの戦い、気持ちを受け入れる時間。そして、勉強の時間。彼氏の事を思う時間。毎日毎日、惰性のように生きていた過去と決別する意志が揺らがぬように、努力する時間。
時間の時計の針は止まってくれない。その時の感情は、その時が一番大きい。時間が過ぎれば過ぎる程、言葉は熟れて、良い言葉が思い付いたり、説明できたり、言い訳が上手く出来たりするかも知れないが、感情は薄れていく。感情が薄まれば、その言葉に載せる感情は希薄になる。私は、彼氏に希薄な言葉を言いたくない。だからって、思ったことを全て言っていたら、相手を傷つけかねない。事実も真実も、伝え方次第で見方も考え方も変わってくる。私は嘘をつかない。だけど、真実の言い方を変えることで、嘘では無くなる事を言うことがある。言葉は、使い方次第だ。確かに、語彙数も多ければ、多い程有利だろうが、使い方を知らなければ、宝の持ち腐れだ。つまり、言いたいことも、したいこともすぐに言うべきだと、私は思う。私が、そうするように、彼にもして欲しいと思うのは傲慢だろうか?
私は彼氏と二人きりの時に、時が止まれば良いと思ってしまう。その一方で、時が進んでくれれば良いのにとも思う。前者は、もっと一緒に居たいという欲望。後者は、これからも長い年月を共に過ごすという確証が欲しいという欲望。
意味の喪失は、空虚に繋がる。これは、私で。自分が何をしたいのか分からなくなっている。これは彼を見ていると、思う。閉塞感と焦燥感で、余裕が無くなっていくのなら、時計の針が進むように、時間をかけて余裕が出来るように、話し合おう。語り合おう。議論の末に、得られるものを一緒に見よう。私達の時間が許す限り。
「時計の針」
あの針が
あの場所をさしたら
僕らは 僕は
おしまいだね。
気がつくと、凄く時間が過ぎている
時計の針がもう12時をまわりそうだ
いつの間にか時間が立って
もう話せないことに悲しみが積もる
愛してる
特別な貴方
桜風
昨日、ある動画でアニメfree!の声優さんの七瀬遙君役の島崎信長さんが、『ありがとうございました!!』と、大きた声で一礼をされました。
始まりがあって終わりがある。
以前、荒移良さんの絵本の講演会に、行った時に教えてもらったな~🤔
『いって来ます。→だたいま。を意識して物語を描くといいヨ☺』と。
何だか、懐かしいな〜。
『はじめして→ありがとうごありがとうございました!!』も、一つの句読点何だよな~🤔
島崎信長さん、主人公のハル君らしい『ありがとうございました!!』だったなぁ〜。
爽やかで、凛とされていて素敵でした。
私ひ、涙が溢れて止まりませんでした…(´;ω;`)
大好きなfree!のセカイ⭐✨ まっすぐで、只、水泳が大好きなハル君、勝ちとか負けなんてどうでもいい。
でも、自分より、すごいライバルが現れて『これからは、勝ちにいく❢』と、ハル君が闘志を顕にしたひ。
怜ちゃんが。ハル君の泳ぎを見て、美しいと感動して水泳部にした日。
明るくてカワイイ渚君が、進路で悩んでいた時。
真琴君が、中学生の時に背伸びしたあの日。
凛君とハル君がライバルだったこと。
凛君が留学中に、語学の壁や今迄みたいに上手くいかなかったり、ランクの差に悩んだり、諦めかけた日。
凛君は、何時だってみんなにすご〜い風景を見せてくれた✨
似鳥愛一郎君は、凛君みたいになりたいとまっすぐにアコガレて追いかけ頑張っていた姿。
でも、後輩の百太郎君に、先を越されて落ち込んでいた日。 山崎宗介くんが、『買ってに、壁をつくんな。水泳を続けていたらまた会える。』と、励ました日。(ちょっと、うる覚えでごめんなさい。🙏)似鳥愛一郎君が百太郎君に、次の大会に出られらRHELように、ボクも頑張るから。』と、ベットに寝ている百太郎君にそっと言った日。
旭君が、ハル君の泳ぎを見て自分を見失った日。
郁也君が、お兄さんのナツヤ君に、突き放されて藻掻いていた日。
真琴君が、先輩に『何故、真琴は、水泳をやっているの?!』と、いじわる言われて、ハル君を避けた日。
でも、どのシーンも私にもとって大雪な想い出なんです。(´;ω;`)
何時も、胸を打たれて、感動して、私も、ハル君には、なれないけれども、みんなのようになりたいと強く望んだあの日。
ヘルパーのお姉さんに、『卒業はステップ何だヨ🎶』と、教えてもらい眼から鱗が落ちたあの日。
ーー只、寂しいと泣いているだけじゃダメなんだと、教えてもらいました
寂しいけれども、free!のみんなありがとう💙いっぱい色んなものをもらったヨ(´;ω;`)
ずっと、忘れない、大好き💙みんなは、私のココにいるからネ(。>﹏<。)
ありがとうございました!!💙終わり。
地球が割れる。
地響きを上げて。
ひとつの球体が半球ふたつとなり、
宇宙空間で離れてゆく。
その上で営みを続けていた人類の命運は絶望的だ。
何が起こっているのかも理解出来ないまま、
亜空に放り出され、生死を超えた世界に漂う。
「あれ…?進んでる」
老人は、3分ほど進んだ時計の針を戻した。
見下ろすと、いつもと変わらぬ日常。
人々が、地上にて営みを続けている。
老人は、先ほど眼の前に広がった光景を思い出して、
独りごちた。
「1分が1年の時計で3分後か。人間どもには可哀想なことだが、そろそろこの星のお守りも飽きたし、時限爆破装置のタイマーもセットしたし、顔でも洗って終末を見届けるとするか。3年も余命を与えれば御の字だろう。それと、時計を新調しておくか」
老人は神ではない。
偶然に神の時計を手に入れてしまった存在。
世界の終わりをタイマーにセットしたが、
手放すのも惜しくなって、
何度か時計の針を戻す行為を繰り返してる。
もともと時間の概念など無い世界だから、
時計が進んでいる、なんて状況もない訳だ。
弄ばれているだけ。
人類の存続は、すべてこの老人の手に委ねられている。
今回は、いよいよ心を決めたようで、
時計の針を戻す行為もやめたようだ。
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さて、そろそろ私の出番かの。
いつまでもあいつの好きにはさせておけん。
神の名のもとに、あいつから時計を奪って、
5時間ばかし時計の針を戻しておこうかの。
あれ…?
いつの間にか時計がデジタルになっておる。
針のないこの時計で時間を戻す操作は…知らんがな…。