『春爛漫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
花筏に溢れた道路脇の水路
田んぼ道に少し零れた薄紅色
雨上がりの朝焼けの下
花盛りな春の始まりは
天真爛漫な突風に急かされて
名も無き誰かへ報せたいと
今まさに、空を舞い進む。
ー 春爛漫 ー
春爛漫
たくさんの祝福が散りばめられた季節
涙が流れても、あなたの世界がなぐさめてくれてる
気がついて、受け取ってね
自分に魔法をかけよう
新しい服、好きなもの、好きな場所
なんでもいい
魔法はかんたん
春が応援してくれる
植物にも感情があるという噂を聞いて、私がどれほど落胆したことか! 同時に、感情というのは欲望の理由にはならないと立証された瞬間でもあるのだが⸺しかしこの欲望こそが、植物が人間を見習うべきところなのだ。春爛漫が表すのは溢れんばかりの憐憫だ。人間とは生物の象徴ではなく、単なる逸脱に過ぎない。
春浪漫
いつまでも愛し抜くなんて言って結婚して、年が経てば愛が薄れて離婚してしまうものばかりだ。この世に永遠なんてものはなく、絶対という言葉も存在しない。
僕が君の事を好きだって言い切れるのはいつだって明後日まで。それ以上の確証なんてどこにも無い。それでも、僕はこの先も君をずっと愛し、そして君に愛され生きていきたいと願望を抱いてしまった。僕はずっと君に恋をしてる。恋ともいう脳の錯覚。今までの恋に重ねた君を僕は愛してしまっているのかもしれないけれど。それでも、それでも僕が君を好きだという事実に偽りはない。
。
何度だって言える。何度だって伝える。感じたときに感じたままに。
今日も君が好きだよ
君の暖かさは、春の温もりと同じくらいの心地良いものなんだ。
もう桜も散る頃だ。花は舞って終わるが、また来年には咲くのだろう。君は何年経っても僕の中で咲き続けるような、そんな気がしたから。
テレビや新聞の話題は傾けない📺 -o( '-' )みんなの話題も傾けない・⌒ ヾ(*´ー`)自分が興味のある物しか興味を示したくない!
小学生の頃、
自分もいつか好きな人ができて
家庭を築くのだろうなと思った。
そんなことを暇さえあれば、
いつも妄想していた。
恋人とのデート。
結婚して家庭を持った自分。
「いつか、未来の家族のために」
と思い、
お年玉やおこづかいを貯金しはじめた。
恋人が出来たときのために
デート資金積立。
結婚した時の結婚式のために。
子供が生まれたときのために。
『いつの日か積立』である。
しかし現実は、
20になっても恋人はできず、
30を過ぎてもできず、
40過ぎからは仕事以外で異性と
話す機会はほとんど無くなった。
『いつの日か積立』は
社会人になってからは
投資にもまわしていた。
今では数億円にもなっている。
未だに1円も使っていないし、
使う予定すらない。
自分は今年で60歳になる。
どんどん歳をとっていく自分と
あの頃に思い描いた理想の乖離で
精神的におかしくなった時もある。
いっとき、
犯罪に手を染めそうになった。
そんなときは
「自分に子供がいたらどうする?」
と、妄想した。
「子供に誇れる親でいたい」
という答えが、
自分に理性を取り戻させてくれた。
いつになったら
『雷に打たれる』のだろうか。
運命の人と出会ったとき、
『雷に打たれたような』
という比喩を
本気にしているひとの人生である。
春爛漫
♯春爛漫
スーパーに入るなり、私はぶるりと体を震わせた。
えっ……、なに?! 寒い!!
店内は鳥肌が立つほど冷房がきいていた。
たしかに今日は全国各地で夏日を記録している。暦の上では春のはずだが、ジッとしていると汗ばんでくるほどだ。
それを踏まえても、明らかに空調の設定温度を間違えていると私は思った。
だからといって、長居するわけでもない、注文をつける勇気もない。結局、上着を持ってこなかった自分を呪うしかなく、私は気を取り直してカゴの中に商品を入れていく。
最後にベーカリーコーナーへ立ち寄る。
次の瞬間、はっと私は目を見開いた。呼吸すら忘れていた。
そこには満開の桜が咲き誇っていた。
ふらふらと誘われるようにパックを手に取り、二個、三個……と、カゴの中に入れていく。
鼻腔いっぱいに広がるバニラにも似た甘く優しい香りと青っぽく爽やかな匂いに、たちまち私の体は春の陽射しを浴びたみたいにぽかぽかと温まる。
――やっぱり春といったら桜餅よね!
それでも買い占めてしまうのは悪いような気がしたので、ほんの少しの気持ちばかり残し、私はうきうきとレジへ向かった。
春爛漫には
少し早い
木々は鎧のような
枝の先に
小鳥のくちばし似のふくらみを
いつのまにか揃え
今にも赤や緑の芽を
差し出しそうだ
日本には四季がある… 寒い冬を耐えて春の訪れを1番に知らせてくれる「梅」は いい香りが漂って鳥も喜ぶ… 次に「桃」 梅と桃はよく似ていて見分けがつきにくいが濃い目のピンク色が可愛らしい… そして「桜」 卒業や入学に合わせて咲いて記憶に残りやすい春を代表する花… 段々桜前線は南から北へ咲き誇りみんなを魅了する…
ポポヤ
春爛漫
楽しい季節ですね~
心ウキウキ 足取り軽く
皆 ニコニコうれしそう
花咲き 緑 鮮やか 小鳥 さいずり
まさに 天国~
春うらら 花咲き乱れ 楽しいな
ポカポカと 散歩している ポカ ポカと
「春爛漫」
出産が終わり、入院中に「桜が咲いていたので、良かったら窓から見てみてください」と看護師さんに言われ
身体中の痛みを感じながら遠くの桜を窓から眺めた事をこの時期になると思い出す
今年は子どもの誕生日より桜が咲くのが早い
つまり今年は桜の開花が早い。恐らく
「きれい……」あなたがそう口を零す。その言葉に上を見ると、そこには春のお花が彼女の言う通り綺麗に待っていた。「……えっと、こういうの、なんて言うんだっけ」ん〜と口元に手を当て唸り出すあなたに、私も揃って口元に手を当てる。「なにかな……」「なんだろう……」私の方が難易度高いと文句は言わない。こういう一緒に悩む時間も大好きだから。「……あっ!」思いついたように表情を輝かせ、あなたは口にする。口元に当てていた手は人差し指だけ上げて、後は握り込まれていた。「春爛漫、って言うんだ!」「……春爛漫?」「そう! こんな景色のこと、そう言った気がする!」ニコニコと、嬉しそうに笑んでいるあなたがそう言うのなら、きっとそうなのだろう。あなたは私の顔を覗き込むようにして顔を見上げ、そして笑った。「……これからも、この春爛漫の季節を、あなたと迎えられたら嬉しいな」……そんな嬉しい言葉を告げられてしまえば、返すべき言葉などたった一つだけだ。「……私もだよ」「……! へへっ」返事をすると彼女は一層嬉しそうに顔を綻ばせる。……そんなあなたの表情をこれからも見ていたい。その思いも込めながら、私も頬を緩ませていた。
降り注ぐライスシャワー
そこかしこに命の息吹
優しい光浴びて
季節を謳歌する
'25年3月27日 春爛漫
敏感肌の私は季節の変わり目に肌の調子が悪くなるの。
秋は乾燥が始まるから保湿さえしておけばなんとかしのげるんだけど、春はツラい。
暖かくなってきて肌の中は乾燥してるのに汗もかくから保湿するのが難しい。
加えて黄砂や紫外線攻撃。
花粉症はまだ発症してないだけましかな。
若い頃から色んな化粧品を試したりエステに通ったり、もちろん皮膚科にも行ったり。
長い間敏感肌と付き合ってきて最近はようやく落ち着いてきたの。
ここ何年も通っている化粧品屋さんで定期的に肌チェックをしてもらうと、同じ年齢の人の平均値よりも高くなってたんだよね。
その計測器がどれくらい正確なのかは置いておくとしても。
今までの苦労が報われたような気がしたよね。
春は肌がボロボロで化粧なんてできなくて、外にも出掛けたくなかった若い頃の私にこんな日が来るなんて。
春に咲く花達のように私の身も心も春爛漫です。
それが
希望の光になったらいい
闇の中を照らす様な
強い光なら、
花が咲き始めた庭は
花の匂いでクラクラする
個性のぶつかり
光の飽和
人が溢れるこの庭では
共生はあるのだろうか?
美しい光に焦がされない様
花の匂いに潰されない様
強くて賢い
そんな自分を妄想している
春爛漫…
渡された桃色の粒のむ君よ 安楽死って犯罪だよね
私は、幸せすぎると死を考えてしまう。
みんなそうなんだろうか?
春爛漫、小さい頃は好きだった言葉。綺麗でワクワクする言葉。
だが今では巡る四季の中で最も嫌いだ。
散る花弁、散る花粉、広がる恋の予感、広がる花粉、吸い込む清廉な空気、吸い込む花粉。
そう花粉、貴様と言う存在が完璧で完全な春を壊している。
花粉症というものはなぜ入学できるのに卒業できないのだろうか。人間卒業はよく聞くのに、花粉症卒業を聞かないのは何故だろうか。
毎朝起きて感じるのは舌の乾き、鼻の不快感。
毎日感じるのは杉を馬鹿の一つ覚えのように植えまくった偉大な先人達への恨み。(もちろん、そうせざるを得なかった背景もわかっている)
花粉症を発症してしまったこれを読んでいる貴殿にぜひ伝えたい。仲間は沢山いる。同じ症状で苦しんでいる人がいる。だから耐えて欲しいわけではない。ともに少しでも症状を改善できるように情報を伝え合おう。ともに邪智暴虐なるかの恨めしい花粉に立ち向かって行こうではないか。
ここで私が発見した鼻詰まりを解消できる方法を伝えたいと思う。筋トレだ。
脳筋思考ではないが、少し歩いたり運動をすることで鼻詰まりがスッと消えるのである。
個人差はあるため、一概に「絶対効く!」とは言えないが、やらない後悔よりやる後悔、または当たって砕けろという金言があるのだ。一考に値すると思う。
花粉を嫌う紳士淑女、並びに同士の皆々、手を取り合い知恵を振り絞り、時には涙を流しながらめげずに花粉に立ち向かって行こう。我々は決して1人ではないのだから。我々の手に花粉症の薬、目薬、ティッシュペーパーがある限り。
例えば君が作ったショートでもロングでもストーリーには脈があるかもしれないね。君の感性すごく楽しいよって言われました。
だから、これが神様からの宝箱なのかななんて思ってます。もう季節は春で心も爛漫。今も昔も書くことは変わらない。書く対象が変わっただけなんだよね。大人の階段上りました😊
春爛漫
春は、花粉症なので嫌いになりました。
春爛漫は自分の人生に問題があってもなくてもやってきます。花粉症もその一つと思えば良いのかな。
あと何回春爛漫を味わえるか‥そんな事も思わないで、家の近くの土手を桜を愛でながら歩くとしますか!
この季節といえば桜の花びらと黄砂だ。この国に来てから最初の春。この散った花びらがどこへ行くんだろう、と思ったのと、あのひとの、もう処分してしまった二人乗りの車のガラスを汚していた砂粒が怖かったのを憶えている。洗濯物を外に干すのがメジャーなのに驚いて、それに慣れたころにこの砂のことを知ったものだから、その衝撃の深さは察してほしい。
そういうわけで、美しいかもしれないが同時にちょっと困った季節だというのが俺の「日本の春」のイメージだ。
「客は帰ったか?」
そう言って事務所にあのひとが入ってくる。分かっていて入ってくのだから何を言っているんだろう、と思うのだが、それも無駄な問いなので口にはしない。
「また爆死ですか?」
グラスに氷を満たし、紅茶を注ぎながら尋ねるが返事はない。今日、新しいガチャが実装されたのを聞いていたから、わざわざ降りてくる用があるとすればそんなところだろう、と思ってのことだった。
グラスを置くとすぐにそれに手が伸ばされ、ソファに寝そべって端末をいじっているあのひとの口もとに運ばれていった。
「一体は引けたんだが、そのあとが駄目だな」
スキルがどうとか、ステータスの伸びがどうとかぶつぶつと言うが、これはおそらくひとり言だ。俺がそこまで詳しくないことくらいこのひとは分かっている。
「そういうわけでまた引いてくれよ。2回でいいから」
「当たらなくても怒らないでくださいよ?」
そう言いながら端末を受け取り、画面に触れる。中あたりのエフェクトが出るが、最高レアのキャラクターは出ない。横で演出を見守っていたあのひとが唸る。何千回見ているのか分からないが、エフェクトをスキップすると文句を言うので数十秒とはいえいい加減にはできない。が、あのひとが横で息を殺して見守っているのを意識すると、ほんの少しの甘い気持ちが忍び込んでくる。続けてもう一度。今度はエフェクトはなし。次々と結果が表示されていき、一度最高レアの演出が出るが、どうやら目当てのキャラクターではなかったようで、あのひとはぼふりとソファに沈んでしまった。
すり抜けで出てきた高レアキャラについて訊くと、強いのだがすでに完凸していて旨みはないという返事が返ってきた。
「しょうがない、そのへん歩いてくるよ。邪魔したな」
残されていた紅茶を飲みきるとあのひとが立ち上がる。そういえば外に出られるような格好をしている。
「俺も行っていいですか?今日はもうお客さん来ないので」
そう声をかけると、扉の前で少し意外そうな顔であのひとは振り向いた。
「構わんが。どうした、甘えたくなったか?」
「そんなところです。行きましょう」
俺はあのひとに並ぶと、あのひとの腕をとる。少し冷えてきていたのか、触れている部分がすぐに温かくなってきて、胸がざわつく。
階段を降りきって、通りに出るタイミングで一旦腕を解いてサングラスをかける。
「大好きですよ、ヴィオラさん」
「なんだ、いきなり?」
ちょっと意外だ、という顔であのひとが目をのぞき込んでくる。
「いえ、なんか言いたくなって」
そう言って体を寄せて軽い口づけをする。
「春だから、か?」
「一年中大好きです」
知らず、ちょっと拗ねたような声が出る。あのひとはあきれたように俺を見ると、知るか馬鹿、とだけ言って歩きだす。自然俺は引きずられる形になるわけだが、その感触さえも愛しくて、俺は絡めた腕の感触を、もう少しだけ強く意識した。