『春爛漫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君がいなくなった隙間を埋めるように
咲き誇り、舞う桜を見る。
「今年も春爛漫だな」
もう一度この景色を君と見られたら。
春爛漫
(宝石の国二次創作)
春が来た。貴方がいない春が。幾度となく巡り来る季節。花が咲き乱れ、虫たちが飛び交う。温い風が北へ抜ける。寝ぼけ眼で、生まれ変わった世界を見る。貴方が連れ去られてからの千年が、夢であったらいいのにと思う。
(お前はほんとにとろくせぇな)
貴方の声はまだ覚えている。乱暴な貴方が、繊細な言葉を紡ぐことに惹かれていた。ねぇブルーゾ、貴方はこの季節をなんと例える?春爛漫の景色の中に、貴方はなにを見いだすの?出来ることなら、この季節にもう一度だけでもいい、会いたい。
「あの日から春が嫌いなの」
私の声は春の陽射しの中に溶けた。
春爛漫
花のテンション
高すぎて
盗んでません?
私の元気
【春爛漫】
(疲れた)
買い込んだ大量の画材の入った袋をベンチに置き、身軽かつ満身創痍の身体を座面に預ける。
自分の力で持ち帰れるキャパシティを超えた荷物は、歩き慣れた道であってもきつかった。ふと公園が目に入ると同時に「あ、これぶっ続けで行けないわ」と休憩にこぎ着けた。
肩が重い。長時間荷を抱え続けたせいもあるが、慢性的に目を酷使した為にその症状は深刻だった。
「暑いな……」
朝は寒かったのに、と続けて呟く。こうして長いこと留まっていると、太陽の照りつけがだいぶ強いと感じる。もう夏かと思う程だ。
マスクを外す。画材袋から近くのコンビニで買ったチョコ菓子を取り、からからと振り出す。
淡いピンクのボールを口に放り込む。
「……ん」
苺の甘酸っぱい味が広がると共に、花の香りが鼻腔を掠めた。
こうして公園でゆっくりする事は最近は滅多になかった。それに加えて、四年間に渡るマスク必須の生活。
だから、その香りがなんだか懐かしく思えたのだ。
「春だな」
少なくともまだこの時だけは、と溶け始めのチョコを口に放り込んだ。
春の野原に咲く花は
かわいい黄色いボタンみたい
ひとつ摘んでもよいですか
あなたの胸に飾るのに
ちょうどよいと思うのです
花びらつやとかがやいて
おひさまの陽を照りかえし
あなたの顔が明るんで
わたしも笑顔になるようです
#春爛漫
一面に咲き誇るのは、桜
風に吹かれて,ヒラヒラと落ちる
あ~これが春爛漫なんだ
#春爛漫
春爛漫
今年は桜が早々と散ってしまったから、
春爛漫という感じにかける。
そう言ったら、他にも沢山花があるよね?
と返された。
たとえば?と、問い返したら、
指を折って、花の名前を列挙する。
菜の花、ハナミズキ、タンポポ、木蓮
ネモフィラ、水仙、ペチュニア
止まらなくなりそうなので、待ったをかけたら、
ほら、春爛漫。と得意げに言ってのけた。
君がそう言うなら、そうなんだろう。
春爛漫
#春爛漫 はるらんまん
最果ての地、くたびれた荒野に枯れない桜の木が一本だけ生えていた。
落ちない花びらをつけ、満開に咲き続けている
異様な風景だった。
どこかの富豪がその桜の木を、たいへん気に入り桜の根っこまで掘り起こし
富豪は自身の庭で桜の周りにその枯れない桜の木を植えた。
「まさに春爛漫よ、本当に美しい桜だ」
するとすぐに異変が起きた
周りの桜は、みるみると枯れていき
一時間もしないうちに庭の草木はあの桜を除いて枯れ果てた
その庭の景色はあの荒野とそっくりそのままになっていた
養分を吸い取り咲き続けている桜の木
全てを飲みこむような美しさだった。
春爛漫
言葉はよく聞くけど意味はちゃんと理解していない
意味:春の花が咲き光に満ち満ちた様子
この言葉で思い出すのはやっぱり桜
私の地元にも綺麗な桜並木がある
夜桜も綺麗だ
でも桜の季節は風が強くすぐに散ってしまう
桜は綺麗だけど儚い
今年の桜ももうすぐ終わる
ありがとう、また来年会おうね
小さな新じゃがいもはよく洗って、皮のまま。
春キャベツはビリビリ手で千切る。
お湯を沸かして、野菜を投入。
鶏ガラの素とお醤油も足す。
じっくりと、キャベツがくたくたになるまで待つ。
最後にごま油もひとたらし。
ほっとひと息のスープの出来上がり。
新玉ねぎの皮を剥き、ザクザクくし切りに。
アスパラをぐらぐら茹でて、食べやすく切る。
ベーコンはコロコロ分厚い方が好み。
ついでにパプリカも入れちゃおう。
オリーブオイルで炒めたら、塩と胡椒でシンプルに。
野菜の甘さが引き立つ。
絹さやの筋とヘタを取る。
ささみはササっと一口大に。
ぐらぐら茹だる鍋で火を通す。
ザルに上げると、つやつやぷりんと良いお色。
卵とお塩をボウルでシャカシャカ。
フライパンにサラダ油を敷いたら炒めて混ぜて、
半熟のうちに、いただきます。
春、満喫。
春爛漫、をそれと感じるようになったのは、社会人になり一人暮らしを始めた頃からだ。
ちょうど今、道路脇に鮮やかなピンク色のツツジが咲き誇り、目の前をモンシロチョウが横切っていった。こういうものがただの背景として流れずに、目にとまることが増えた。
最初は、新しい通勤路で毎日見られる街路樹を「実家のあたりにはない花木だから、見せたら喜ぶかも。親に写真を送ってあげよう。」と、ほぼそんな動機で春の花を眺めていたように思う。
今は自分が見たくて見ていると感じる。
新学期というひとつの季節が去ったので、春爛漫はそこにおさまったのかもしれない。
学生の新学期にはあって、世間の新年度や仕事の期初には与えられないほどの爛漫さを、冬を越えた植物に見ているのだろう。
春爛漫
春といえば桜…去年から桜も桜を撮ることが好き。
撮った桜を編集する。
次は、桜の花びらや花びらのカーペットを撮りたいなぁ
「春爛漫」
期待緊張
その身に浮かべ
蕾開いて
おめでとう
遠い日のこと
いつかの願い
思い出したよ
ありがとう
春は新しい出会いの季節というけれど、私にそれは当てはまらない。
静かな部屋の机の上で日記を書く。
今日は昨日の延長線上。何も新しく書くことなんてない。
日記を書くのを中断してついスマホに手を伸ばす。これもいつもの習慣。
匿名のチャットアプリを開く。これもいつもの習慣。
匿名の呟きにハートを送る。これもいつもの習慣。
ふと、とある呟きが目に入る。
「えっ??月野星子さんの「絡繰」「コエ」「センの調律」とかこういう系の曲調大好きなんだけど、メンヘラなんかな?!歌詞も愛が重いだけだよね?!?!メンヘラとは何?!」
どんな曲なんだ。
なんとなく曲名を検索して聴いてみる。
耳馴染みのない曲。それをbgmに、
中断していた日記を書き始めた。
(ランニングしたいだけなんだよ…)
家の回りをぐるぐる走るだけではつまらない。走り抜けるだけのつもりで公園に入ったが、休日とはいえ人の多さに驚愕していた。
迷子にならないよう手を繋いでいる家族連れ、屋台で買ったであろう焼き鳥を食べながら話し合っている若者たち。花見できる場所を探し歩くグループ。
皆、同じ方向に進んでいるのに、ちっとも進まず、道幅が広がっても速度は変わらない。当然、彼方を見ても列の先頭は確認できない。走るどころか、足を速めることもできなかった。
(諦めよう…)
俺も頭上を仰ぎ、桜を眺めながら歩くことにした。
冬が終わった。
寒い中、震えてばかりいた。
これからは、暖かくなっていく。
花見をしていると余計にそう思う。
冬を遠くに感じる。
(桜の下で呑む酒はいいなあ。)
そう言っていた人の表情は、春爛漫。
テーマ : 春爛漫
春爛漫って言葉、聞くけどあまり使わないなって思った
それなりに情景は浮かんではくるけどね
意味を調べてみた
・花が美しく咲き乱れる様子
・明らかに輝き出る様子
なんだって
…難しいな
好きな人に重ねてみたらイメージはつくけど言葉が出てこない
だけど、今は好きな人より自分の人生に置き換えたい
1つ目の
花が美しく咲き乱れる様子
その、花が美しく咲き乱れてる背景ってさ夜でもいいのかな?
夜桜的な感じ
だとすると
今まで歩いてきた道のりが木の部分だとして
今だに桜の葉まで辿り着けない僕のゆっくりとした歩むスピード
いつか桜の葉まで辿り着けたのなら
歩んできた道が間違いではないって
証明してくれるように桜の葉は美しく咲き乱れてくれるのかなって思うんだ
さて、2つ目の
明らかに輝き出る様子
んー…輝く…ね…
僕の人生って言葉にすると真っ暗な時もあれば
ちょっと灯りがついてる時もあって
ただ、輝いてる時って1つもないんだ
全部、薄暗い
だけど、前を向かなきゃって自分を叱咤して
無理やり目の前に閃光にも似た輝きを作って
もう、歩く事もままならない状態なのに
それでも、生きるためには歩かないといけない
正直、諦めたいのが本心だけど
えっと…テーマに戻りたいと思います
いや、全体的に暗くなったな
まぁ、好きこと書いていいし別にいっか
春爛漫ってこう分けて書くものではないよね
でも、僕として2つの意味を1つにして書くのは難しかったから
これはこれで良いと思う
あ…お花見したくなってきちゃった…
今回のテーマは難しかったなぁ
でも、いい言葉だよね
【春爛漫】
悲しみは
春の花色に溶け入り
愛しき声も今は
遠い記憶に木霊して
色を無くした夢が
遠のいて行く
見知らぬ人の
卸したての呼び掛けに
冬の寒ささえ忘れ
冷えきっていた体が
すうっと息を吹き返す
春爛漫の侯
「春爛漫」
春爛漫
ビールが恋しくなる
からだは知ってる
あの美味しさを
ん〜まだ
多分、あと少しで春爛漫がやって来る
北だから来るのは遅い
その代わり一気に来る
トトロの1シーンみたいにブワっと
桜 梅 こぶし たんぽぽ 福寿草 芝桜
クロッカス ツツジ チューリップ 水仙
エゾエンゴサク スズラン
冬 長くて大変で我慢していた分
一気に出て来て一気に駆け抜ける
そんな感じがする
春爆走
かも?