『春爛漫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
春爛漫
言葉はよく聞くけど意味はちゃんと理解していない
意味:春の花が咲き光に満ち満ちた様子
この言葉で思い出すのはやっぱり桜
私の地元にも綺麗な桜並木がある
夜桜も綺麗だ
でも桜の季節は風が強くすぐに散ってしまう
桜は綺麗だけど儚い
今年の桜ももうすぐ終わる
ありがとう、また来年会おうね
小さな新じゃがいもはよく洗って、皮のまま。
春キャベツはビリビリ手で千切る。
お湯を沸かして、野菜を投入。
鶏ガラの素とお醤油も足す。
じっくりと、キャベツがくたくたになるまで待つ。
最後にごま油もひとたらし。
ほっとひと息のスープの出来上がり。
新玉ねぎの皮を剥き、ザクザクくし切りに。
アスパラをぐらぐら茹でて、食べやすく切る。
ベーコンはコロコロ分厚い方が好み。
ついでにパプリカも入れちゃおう。
オリーブオイルで炒めたら、塩と胡椒でシンプルに。
野菜の甘さが引き立つ。
絹さやの筋とヘタを取る。
ささみはササっと一口大に。
ぐらぐら茹だる鍋で火を通す。
ザルに上げると、つやつやぷりんと良いお色。
卵とお塩をボウルでシャカシャカ。
フライパンにサラダ油を敷いたら炒めて混ぜて、
半熟のうちに、いただきます。
春、満喫。
春爛漫、をそれと感じるようになったのは、社会人になり一人暮らしを始めた頃からだ。
ちょうど今、道路脇に鮮やかなピンク色のツツジが咲き誇り、目の前をモンシロチョウが横切っていった。こういうものがただの背景として流れずに、目にとまることが増えた。
最初は、新しい通勤路で毎日見られる街路樹を「実家のあたりにはない花木だから、見せたら喜ぶかも。親に写真を送ってあげよう。」と、ほぼそんな動機で春の花を眺めていたように思う。
今は自分が見たくて見ていると感じる。
新学期というひとつの季節が去ったので、春爛漫はそこにおさまったのかもしれない。
学生の新学期にはあって、世間の新年度や仕事の期初には与えられないほどの爛漫さを、冬を越えた植物に見ているのだろう。
春爛漫
春といえば桜…去年から桜も桜を撮ることが好き。
撮った桜を編集する。
次は、桜の花びらや花びらのカーペットを撮りたいなぁ
「春爛漫」
期待緊張
その身に浮かべ
蕾開いて
おめでとう
遠い日のこと
いつかの願い
思い出したよ
ありがとう
春は新しい出会いの季節というけれど、私にそれは当てはまらない。
静かな部屋の机の上で日記を書く。
今日は昨日の延長線上。何も新しく書くことなんてない。
日記を書くのを中断してついスマホに手を伸ばす。これもいつもの習慣。
匿名のチャットアプリを開く。これもいつもの習慣。
匿名の呟きにハートを送る。これもいつもの習慣。
ふと、とある呟きが目に入る。
「えっ??月野星子さんの「絡繰」「コエ」「センの調律」とかこういう系の曲調大好きなんだけど、メンヘラなんかな?!歌詞も愛が重いだけだよね?!?!メンヘラとは何?!」
どんな曲なんだ。
なんとなく曲名を検索して聴いてみる。
耳馴染みのない曲。それをbgmに、
中断していた日記を書き始めた。
(ランニングしたいだけなんだよ…)
家の回りをぐるぐる走るだけではつまらない。走り抜けるだけのつもりで公園に入ったが、休日とはいえ人の多さに驚愕していた。
迷子にならないよう手を繋いでいる家族連れ、屋台で買ったであろう焼き鳥を食べながら話し合っている若者たち。花見できる場所を探し歩くグループ。
皆、同じ方向に進んでいるのに、ちっとも進まず、道幅が広がっても速度は変わらない。当然、彼方を見ても列の先頭は確認できない。走るどころか、足を速めることもできなかった。
(諦めよう…)
俺も頭上を仰ぎ、桜を眺めながら歩くことにした。
冬が終わった。
寒い中、震えてばかりいた。
これからは、暖かくなっていく。
花見をしていると余計にそう思う。
冬を遠くに感じる。
(桜の下で呑む酒はいいなあ。)
そう言っていた人の表情は、春爛漫。
テーマ : 春爛漫
春爛漫って言葉、聞くけどあまり使わないなって思った
それなりに情景は浮かんではくるけどね
意味を調べてみた
・花が美しく咲き乱れる様子
・明らかに輝き出る様子
なんだって
…難しいな
好きな人に重ねてみたらイメージはつくけど言葉が出てこない
だけど、今は好きな人より自分の人生に置き換えたい
1つ目の
花が美しく咲き乱れる様子
その、花が美しく咲き乱れてる背景ってさ夜でもいいのかな?
夜桜的な感じ
だとすると
今まで歩いてきた道のりが木の部分だとして
今だに桜の葉まで辿り着けない僕のゆっくりとした歩むスピード
いつか桜の葉まで辿り着けたのなら
歩んできた道が間違いではないって
証明してくれるように桜の葉は美しく咲き乱れてくれるのかなって思うんだ
さて、2つ目の
明らかに輝き出る様子
んー…輝く…ね…
僕の人生って言葉にすると真っ暗な時もあれば
ちょっと灯りがついてる時もあって
ただ、輝いてる時って1つもないんだ
全部、薄暗い
だけど、前を向かなきゃって自分を叱咤して
無理やり目の前に閃光にも似た輝きを作って
もう、歩く事もままならない状態なのに
それでも、生きるためには歩かないといけない
正直、諦めたいのが本心だけど
えっと…テーマに戻りたいと思います
いや、全体的に暗くなったな
まぁ、好きこと書いていいし別にいっか
春爛漫ってこう分けて書くものではないよね
でも、僕として2つの意味を1つにして書くのは難しかったから
これはこれで良いと思う
あ…お花見したくなってきちゃった…
今回のテーマは難しかったなぁ
でも、いい言葉だよね
【春爛漫】
悲しみは
春の花色に溶け入り
愛しき声も今は
遠い記憶に木霊して
色を無くした夢が
遠のいて行く
見知らぬ人の
卸したての呼び掛けに
冬の寒ささえ忘れ
冷えきっていた体が
すうっと息を吹き返す
春爛漫の侯
「春爛漫」
春爛漫
ビールが恋しくなる
からだは知ってる
あの美味しさを
ん〜まだ
多分、あと少しで春爛漫がやって来る
北だから来るのは遅い
その代わり一気に来る
トトロの1シーンみたいにブワっと
桜 梅 こぶし たんぽぽ 福寿草 芝桜
クロッカス ツツジ チューリップ 水仙
エゾエンゴサク スズラン
冬 長くて大変で我慢していた分
一気に出て来て一気に駆け抜ける
そんな感じがする
春爆走
かも?
かじぬソイソイいいあんべぇ。
春になると思い出す。
中学の2年か3年生だっただろうか?
国語の授業で覚えた一節である。
授業は春より初夏だったかもしれない。
けれどもちょうど今頃に思い出す。
暖かさに満ちた言葉は、時を経ても記憶に残る。
『春の嵐』
春の嵐 優しくて厳しい風が吹く 花々が散っていく
まださよならも言えてないのに 私はアスファルトの上 息を呑む 新緑が芽生える あの子の自己紹介が
聞こえる 優しさも厳しさもひとつ残らず拾い集めて
次の唄を口ずさむ ああ、木漏れ日だ 私はまた息を呑む
桜も咲いた三月中旬。学校を卒業し次のステージに胸踊る先輩もいれば、高校という場所に期待も不安も持つ新たな後輩もいるなか、
1年から2年に変わるだけの自分は、特に思うことも無く短い春休みを満喫するだけであった。
それでも多少の義務はありまして、いつも通りの音楽を聴きながらいつもより空いている電車に乗っていた。
車内は外の陽気と比例して家族やカップルが多く見えたが、それは男の子特有の僻みかもしれない。だが制服の自分が車内で浮いている気がするという閉塞感が僻みを加速させたのは間違いない。
そんな車内でも、いつも通りに感じることがある。
ドア付近に立って外を眺めている女の子だ。学校がある日だと同じ時刻の電車によく乗っているので顔はよく知っている。もちろん話すことも無ければ名前もクラスも知らない。同じ学校の制服を着てなければ記憶にも残らないだろう。流石に約1年も一緒の電車に乗っていれば顔ぐらいは覚えるものだが、
だが、今日はいつもとは違う。丁度、車内から桜並木が見えたのだ。外を彩るやや薄めのピンクが視界を埋める。思わず視線を上げたのだが思わず魅了された。
窓の外の桜を眺めにこやかに笑う君。髪を耳にかけたのでイヤホンで何かを聴いているのが分かる。少し頬が赤く見えるのは桜のせいだろうか。
綺麗だった。背景と相まってとても美しく見えたのだ。
その日から女の子に縁遠い自分が彼女を目で追うようになってしまった。
気持ち悪いと思われたくないのでそっと見るだけではあるが、
僕の初恋が始まった。
『春爛漫』
春爛漫とは春に咲く花で明るく満ちているとか輝いていると言う意味らしい。
『なあ?ジン』
「何だ?」
『うちってさ…一応秘密組織でさ。悪いことしまくりなのにさ』
目の前には大きな桜の木。満開に咲き誇る姿に素直に綺麗だと思うが周りには黒ずくめの服に身を包んだ者ばかり。
『全員集めて飲み会とかしてんの?』
「いきなりボスが全員出席で花見をしろと言ってきたんだ。ボスの考えは分からん」
『あーボスって本当に意味不明だなー』
リュウガはため息を吐いた。とその時
『うお⁉️』
リュウガはいきなり背後から抱き締められて驚いた。背中にぶるんと柔らかい物が当たる。
「せっかくのお花見に辛気臭いわよ?リュウガ」
『ベルモット❗ちょっと胸が当たりすぎ❗』
ベルモットは顔を真っ赤にして慌てるリュウガに
「あらあら?リュウガは可愛いわね」
『ちょっ❗️ジン助け』
ジンがいる方に目を向けたらジンはすでに居なかった。
(あのやろう…❗️)
「ジンもたまには空気読むのね」
『どんな空気だよ⁉️てか服の中に手を入れようとすんな⁉️』
いつの間にかリュウガの胸に手が入りそうになっていた。
「たまにしか会えないんだから良いじゃない」
『公共の場なんだから止めなさい❗』
ベルモットはリュウガの言葉に仕方無いわねっと止めてリュウガの隣に座り直した。
「じゃあ次は二人っきりで楽しみましょうよ。夜まで」
リュウガはまた顔が赤くなる。ベルモットはリュウガの耳元で囁く。
「今からでも良いのよ」
『…夜まで我慢できるから❗からかうな❗』
「残念」
リュウガはベルモットと付き合っていた。毎回ベルモットに弄られていたが嫌いではなかった。春爛漫には程遠い黒ずくめの宴会だったが桜の下で会うベルモットは本当に綺麗で
『綺麗だな~』
とリュウガは言った。
「本当ね」
ベルモットも桜を見上げて言った。そんなベルモットの肩に手をかけて少し抱き寄せるリュウガ。
『今度は二人でお花見しような』
「…そうね」
ベルモットは嬉しそうに笑う。普段は見せない優しい姿にリュウガの心のなかは春爛漫だった。
終わり
いっせいに咲くから悪い
群れて咲くから悪い
絡まりあって咲くから悪い
とうぜんの顔で咲くから悪い
うつくしぶって咲くから悪い
貴賎なく咲くから悪い
鬱蒼と咲くから悪い
ひとりでも咲くから悪い
あちらにもこちらにも咲くから悪い
かぐわしく咲くから悪い
咲くから虫がたかり
咲くから枯れ落ちるのだ
お前たちは
『春爛漫』
冬から春に変わり、草木も芽吹き始めた。
人間の生活も変わる時期。
でも、変化するなかでも変わらないものはあるわけで。
ん?何かって?
答えは………自分で見つけたまえ!
君を想う気持ちだって、言えるわけないだろ
川沿いの桜並木は見事の一言につきる。両側に満開の桜が咲き誇り、川の表面は桜の花びらで敷き詰められていた。河川敷には桜とは別の春の花、チューリップやマーガレットが植えられて花開いている。色鮮やかながら喧嘩することがない。これが『春爛漫』と言うのだろうか。
桜吹雪が巻き起こり道行く人々の歓声は自然のショーに対して上げられて、花びらのシャワーで視界が桜色に染まっては、はらはらと揺れて落ちていった。
「思ったより風が強いけど、とっても綺麗…!」
パステルカラーのワンピースを着て俺の先を歩いていた君はくるりと振り返る。プリーツスカートが広がったかと思えば体に添って閉じてまるで花びらのようだ。
「昼間の桜もだけど、夜桜も綺麗だよ。桜を見ながら花見酒なんて風流だろうね?」
「それはぜひ飲んでおかないと勿体ないね。夜が待ちきれなくなっちゃう」
ちょっと気の早い君がまた背中を見せて「おつまみは何がいいかな」と呟き近くの桜を見上げていた。
風が一際強く、俺たちの髪を乱した。例えるならぶわわっと下から吹き上げられるような風だ。
「きゃ」
「…!」
君のワンピースは軽やかに見せてくれる反面素材が薄い。案の定スカートはふわりと翻り…かわいい悲鳴をあげて押さえていた。けど反応が遅かった。口笛を吹きそうになったのをこらえる。
「み、見た…?」
「見て…ないよ?」
君の視線に堪えかねて明後日に目が泳いでしまう。桜と色味が合いそうな淡い水色の下着なんて断じて見ていない。ちょっと眼福だとか、風に感謝したとかは…まぁ、あるけど。俺たちの周りに人がいなくて良かったと思っている。「似合ってるよ」と口走りそうになったがそれは帰ってから伝えるとして…。
「これなら気兼ねなく歩けるかな?」
またイタズラな風に遊ばれたら大変だと、ジャケットを君の細い腰に巻き付けた。
桜が日本人は大好きだ。
桜だけ開花予想など天気予報のニュースになるし
入学式や卒業式の頃、桜が式の雰囲気を盛り上げる。
桜は散り際が美しい。儚げで桜の花びらが舞う中、新しい出会いもまるで広告の写真のように鮮明でそこだけが浮かび上がる。
薄桃の桜の木の下ですれ違った君と僕が何か始まりそうな予感がした。
『春爛漫』