『星空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
星空を見ると、大学時代を思い出す。
引っ込み思案で嫌なことがあるとすぐ逃げる、ハッキリ言ってダメ人間だけれどとても優しい友人と一緒に、よく星空を見上げていた。とくに大きな流星群がくる日は、寒さに凍えながらも大学の校舎から飽きずに眺めていたものだ。私は、ひとりぼっちの彼女を救う明るい救世主のふりをして、じつは自分が救われていたんだなと今は思う。
いちばん最後の講義が終わると、冬の外はもう真っ暗。お腹も空いているけど、家も嫌いじゃないけど、もうしばらくこの非日常の世界に浸っていたい。
大学を卒業したら、社会人として毎日働かなきゃならない。特別何の才能もなく、アピールポイントもなく、やりたい仕事なんて見つかるんだろうか。そもそも就活すらまだ始めていないし。恋愛もしていないし、今後結婚なんてできるんだろうか。人並みに立派な大人になれるんだろうか。
大きく弧を描く流れ星を見つけたとき、友人と柄にもなく跳び跳ねてはしゃいで、そんな諸々の不安な気持ちが一瞬吹き飛ぶようだった。
あれから十数年経つけれど、私はちっとも大人になっていない。ただやりたいことだけを自由にやって、大した責任も負わない仕事で細々と食いつないでいる。友人に至っては、いい齢して実家暮らしのフリーターだ。
それでも今、あのときと変わらず最高に楽しい。
神の国 Ⅱ
ごらんなさい、あのあまねく銀河を。
無数の星ぼしが煌めいています。
皆、神の御許で輝いているのです。
貴方もあそこへ行き、安らかに暮らしなさい。
恐れることは何もありません。
神の国に人種も性も民族も無いのですから。
かつて貴方は美しい大地に生を受けた。
やがて、肉体は消滅する。
しかし、魂は消滅しない。
死は全ての終わりではない。
新たな旅立ちであり、始まりなのです。
川を渡る船を出しますから、それにお乗りなさい。
私は、船の先導者となろう。
貴方が道に迷わないように。
新しい生活が待っています。
愛を受け、幸福を受け、光を受けなさい。
では、行きましょう。
感謝と神の慈愛が溢れる世界に。
『自然のなかの』
星を見る。
星は季節によって見えるものが違う。
でも、綺麗なのは変わりない。
冬のオリオン座が好きだ。
星は自然。けれどそれが紡ぐ直角とも言える正座は素敵だと思う。
お題:《星空》
顔を上げると満天の星空。
「星が降るような」なんて表現を何かの小説で見たことがあったけど、本当に今にも光の欠片が降ってきそうだ。
君も同じことを思ったのか「もしあの星が雨みたいに降ってきたら、光のなかに埋まっちゃいそうだね」とクスクスと笑いながら言う。
「君と一緒なら、それもいいかもね」僕も笑ってそう返す。
真っ白な花が咲き乱れる花畑。まるでここは地上の星空のようだ。
君と僕はそのなかで隣で仰向けになって寝そべっている。
薄く甘い花の香りに、眠気が増してくる。
「ねえ、星になっても、一緒にいられるよね?」
どこかぼんやりとした声で君が言う。
僕は君の手を握る。視界がだんだん暗くなる。
「もちろんだよ。ずっと一緒にいられるように、僕たちは今ここにいるんだから」
君は無言で僕の手を握り返す。
意識が消えるそのとき、本当に星が降ってくるのが見えた。
「どうか君と永遠に一緒にいられますように」
ああ、3回願いを言う余裕はなかったな。
仰向けになって星空を観ていた。夜に瞬く光のかけら。手を伸ばしてみると、遠い昔のことを思い出す。この広い宇宙のどこかに王子様がいるんだと思っていた。満天の星空からやってくるその人は、宇宙と同じ色の目をしている。美しい髪、美しい背筋。銀河の誰よりも美しいその手が、私を待っている。
あれから数十年。宇宙の王子様はやって来なかった。代わりに来てくれたのは、この星に生まれた、ありふれた男の人。真面目で、優しくて、いつもに嬉しそうに横にいてくれる人だ。
ちらりと隣を見る。その人は微笑んで、来てよかったねと言う。そうだねと返して、私は夜空に向き直る。美しい星たち。だけど、その美しさもこの人には敵わない。だって、こんなにも近くに居てくれるのだから。
テーマ:星空 #234
星空に願った。
私は流れる星を待った。
でもそれはいつまでも流れなかった。
願いは叶えてもらうんじゃなくて
自分で叶える。
そう言われたような気がした。
『夕星』
優しさにかまけて だいぶ眠ってしまったらしい
暫く気持ちが行方不明なので 牛乳を飲むことにする
うっすら光る夕星だ 密やかに夜が始まるんだ 多分眠れないから 君の手を握っていよう 貨物列車が余分な荷物を捨て去って走る やはり大切なものだけ残っている 言葉にしなくても残っている
お久しぶりです。
投稿するね。
‐星空‐
いらない命と散つていく
僕よ君の永遠となれ
君は僕の一瞬になれ
刹那の刻は
今此の一瞬
煌めき瞬け
滴り堕ちる愛は儚し
僕の部屋からは星なんて見えないよ
街中じゃみんなそうだろ?
星空のきれいなところに旅行に行けたら素敵だけど、実際にはなかなかそんな余裕ないしね
手っ取り早く星空が見たいなら、プラネタリウムなんてどう?
そうだ、今度僕と一緒に行かない?
写真で見るより本物は100倍素敵。
レンズ越しじゃなくて、肉眼で見たかったな。
*星空*
お題『星空』
主様たってのご希望で、俺と一緒に見張り台に来ている。
「フェネス、知ってる?」
すっと主様は空を指差した。
「あの星はベガ。で、あっちの星はアルタイル言うんだって」
「さすがよくご存知ですね。
前の主様がいらした世界でのお話に、ベガである織姫星とアルタイルである彦星は年に一度しか会えない……というものがあるそうですよ」
「そうなんだ……」
それきりしばらく黙って夜空を眺めていた主様が、ぽそりとつぶやいた。
「お母様の世界か」
主様には、前の主様であるお母様は亡くなられた話はしている。会いたいと泣いていた頃もあったけれど、今ではそのほとんどを受け入れているようだ。
だけど、時折揺らぐこともあって、まさに今がそのときなのかもしれない。
「フェネスはさぁ、お母様とまた会いたいな……とかって気持ち、ある?」
まったくの不意打ちに絶句していると、主様はため息をついた。
「私はあるんだよねー。会って、あっちの世界がどんなだったのか聞いてみたかった」
前の主様への想いについて言われたのかとドキッとしたけど、よかった、そういうことではなかった。……安堵してしまう俺はやはり卑怯だと思う。自分のこの醜さといつかは対峙しなくてはならないとは分かっているけど……。
「フェネス? どうしたの?」
主様が俺の顔を覗き込んできた。そのお顔が在りし日の、前の主様にあまりにも似過ぎていて、頭の中が掻き乱された。
「い、いえ、何でも……。
あ、そ、そうです! 冷えてきたので中でお茶にしませんか? アモン特製のカモミールブレンドを淹れましょう」
「えー、冷たいのがいいなー」
ブーブー言っている主様は、やはりまだ幼さが抜け切らない。なのになんで混乱したというのか。
「ノンアルコールカクテルの、あの甘いやつ作ってほしいな」
「ええ、いいですよ。すっかり気に入っていただけたようで嬉しいです」
軽い会話を交わしながら、もはや一年に一度も会えない前の主様のことをちらりと思った。
……いや。今、俺のところには年中ご一緒させていただいている主様がいるじゃないか。こんなに幸せなことはそうそうあるものじゃない。
俺はそのことをそっと自分に言い聞かせた。
#星空
見えているものよりも
その向こう側にある物語に思いを馳せる。
星空を眺めていると、一等きれいな星を見つけた。
自分もあの星のように輝けたらどんなに素敵だろう。
そう思いながらも、何をやっても駄目な自分にため息が出る。
自分から輝くことも、誰かから光を当ててもらうこともない自分なんて、
空を見上げて焦がれることしか、
出来ることなどないのだ。
パソコンに向かうのを辞めて、星空を眺める。
上には満天の星空があって、奥の方には市街地が。
北斗七星に、大三角、。
空気が澄んでいて星一つずつがハッキリと目に映る。
この星空を君も見ているのかな。
そう思うとやる気が湧いてきた。
「君に会いに行く為だけに頑張るよ。」
81テーマ【星空】
#50「星空」
星空は無限に広がる僕らの未来みたいだ
星の数だけ僕らの可能性はあって
星の数だけ僕らの未来がある
僕はなりたい星に近付くことできるかな
その星に近付くために
行動をした
行動をしなかった
それだけの違いで180度も違う道を歩むんだ
僕はその行動を早く起こして
沢山の人と楽しい時間を過ごせたら…
星空
言うなれば、常に星を纏っているような人だった。笑顔も仕草も声も、その人を形成する全てがキラキラと光を放っている。昼間なのにもかかわらず星空を浴びている気分になる。最初はただそれだけだった。まだ、気持ちを自覚する前の話だ。
雪溶けの寒さが全身を刺すこの季節。
塾帰りの自転車でふと夜空を見上げる。
まだうっすらと白い雲が見える空にオリオン座が光っていた。
そのなかで一際目立つ星。一等星だろうかと中学校の知識を思い起こす。
「私もこの星のように輝けるだろうか。」と、最近はこの星を見るたびに問いかける。何に問いかけているのか分からない。ただ思うだけ。
でも、夜の静寂と遠くにちらつく車や外灯の光が私を肯定してくれているような気がして。
「今は輝けなくても、せめて前を向こう。」と思える。
冷たかった心に少しの安心と勇気が宿る。
#星
星空
ぬるい風が止むと、じっとりと汗が滲む。
「はい、アイスコーヒー」
「ありがとう」
受け取ったカップは冷たくて気持ちよかった。
「あ、夏の大三角」
彼女が上空を指差す。
「ベガがわかるなら、ほら、あれがヘルクレス座」
「えーわかんない」
「諦め早すぎ。覚えたかったんじゃないの?」
言って後悔した。感じが悪い。
「うーん、それ口実だし」
「え」
「って言ったらどうする?」
星のように煌めく瞳に見つめられて、僕は息を呑んだ。
神様だけが知っている
「っていう考え方って唯一神的だよね」
「話題が急だな」
「だって日本には八百万の神がいるんだよ? 神様『だけ』が知ってたとしてもさ、それ何十柱?って感じじゃない?」
「あーまあ、そうかも?」
「例えばさ、俺の未来を神様たちが知ってて、やいのやいの言うわけよ」
「やいのやいの」
「それってさ、盆正月に親戚ん家行って、知らんおっさんたちが俺の子どもの頃の話して盛り上がってるようなもんじゃん?」
「親近感すごいな」
一人の時はよく夜の空を眺めました
わたしの大切な人々が
同じ星空を共有しているんだなと
だからわたしは独りではない
言葉を交わさずとも
この僅かな輝きを浴びてさえいれば
あなた方を想うことが出来るから
わたしは名も無き小鳥です
夜は星空を眺めながら
羽根を休めます
[星空]
知ってます?
星空って一応昼間も出ているんですよ。
昼間に星空が見えていれば誰も気にしませんよね。
でも、夜の真っ暗の中。一つひとつの星が個性豊か
に輝いているからみんな「綺麗。」と思うんです。
前でリーダーとして仕切る子が偉いわけじゃない。
裏で自分の個性を活かして輝いている子がこの世に
沢山居てくれますように🙏