『星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
星空の下
夜になり星空の下、ふっと空を見上げた
そこには満点の星々
一つ一つの星が小さいが爛々と輝いていた
世界中の人がこの光景を見て、一度は心を奪われたのではないだろうか。
自然の雄大さの一端に触れ、心が震えた
目を凝らすと
瞬く光たち
黒い空に
負けぬように
お互い
たかく ひろく はっきり
星空の下
あの頃の僕が伸ばした手を
ちょっとだけ 模っている気がした
雲はどんな気持ちで浮かんでいるのだろう?
空はなぜ大きいのだろう?
私はどうやって生まれたのだろう?
最初に聴こえてきたのは誰の声ですか。
私達は空のしたで、雲のしたで当たり前のような生活をしている。
星は、生きている。
宇宙のごみで出来たもの。
一つの星にどれほどの時がひつようだろうか。
時はたってもたっても、また動き出す。
今誰の声が聴こえますか。
ただ生きたいと願う。それが、生きる理由だと思う
生きていると証明できなければ死んでいるのと同じような気がする。
星空の下で笑う君は
正直、星よりも綺麗だったよ
なんてね
天文学は無学だが、星を見るのは好きだ
季節、時間、場所ごとに違う星々
刹那に消える流星
今世では再会することは出来ない彗星
名もなき星が生まれては消えていく
地に降り注ぎそうな流星群
星と夜景を交互に見た小高い山
澄み切った寒空で見たオリオン座
同じ星空は2度と見れない
星空の下で交わした淡い約束
星空から東雲に変わるまで話し込んだ海辺
星空と同じくらい儚い時間だった
次はどんな星空に出会えるだろうか?
と、柄にもなく思う
君のこと興味なかった「ヴェガ・デネブ・アルタイル」と夜空なぞるまでは
題-星空の下で
文学では、星空の下では物語が紡がれる
星空に祈ったり、星に導かれたり
星空に身ひとつで飛び込む
科学では、星空の下では計測が行われる
星を惑星、恒星、衛星と呼ぶのだろう
星空を道具で切り拓く
星は、文学では故人や神と捉えられ
科学ではエネルギーを持つ物質と捉えられる
二つに共通の、星空の下からという視点から脱出したい
星の視点では地球の灯りが瞬いて見えるのだろう
星空を闇にキラキラ光る空間とするなら、私達も実は星だったりして⭐︎⭐︎⭐︎
『星空の下で』
窓の向こう、暗闇から聴こえるドォンという音。
「あれっ? ねぇ! 花火じゃない!?」
そう言ってきみはベランダへと走る。
ほとんどは建物に隠れてしまい、大きい花火だけが少し見えるだけだった。
「あーぁ、知ってたら計画立てて出掛けたのにね。今からでも開催されるところないかな」
そう言ってきみはハッシュタグやら、ネットを巧みに使い調べる。
花火が終わった空は、静かだ。
「見上げて、どうした?」
「星空って、こういう時にしか見ない気がしたから」
「こういう時?」
「外に出れば自然と見上げてる空だけどさ、星空は夜にならないと見れないじゃない? 花火があるとか、流れ星がよく見えるとか、理由がないと」
「なるほどね。確かにそうだわ」
田舎のほうが星がよく見えるらしいが、計画して見に行くのもいいかもな。
「星空の下で」
夜の空を見上げてみると
都会だと、星なんかない。ひとつも見えない。
田舎は、かなり星がたくさん見れる。
星空の下にいると、吸い込まれそうになる。
天の川はミルキーウェイと言われる。
七夕には恋人同士のデートなんかするんだなぁ。
いいわね。羨ましい。私の彼氏はイベントで忙しくしている。
「星空の下で」
見上げれば満天の星空。空一面に星々が散らばる。
静かに瞬いて輝く星に、白い溜息をついて見入る僕ら。
身体の芯まで突き刺すくらいの凍てつく空気に、身動ぎすれば身体を貫通してしまいそうで、岩のようにじっと動かず、ただ芝生に体操座りして2人、肩を寄せて空を眺める。
ここまで来る時に通った道は、何十年も人の手が加わらなかった様な山の獣道。故に僕らの長袖からとび出た肌部分には、葉の切り傷がいくつも着いていた。
君は自分の傷と僕の傷を寄せて、仲間の証だねなんて笑った。僕は途端に心強くなって、笑った。
僕らが座った芝生は、それまでの細い獣道とは違って開けてて、針葉樹のフレームみたいによく夜空が見えて、生えてる雑草も短くて、柔らかかった。
僕らは2人、人生をかけた大逃避行の最中だ。狭い檻から抜け出して、日常を捨て去って、僕ら2人だけの世界を見つける。
ああ、もし今家にいたら暖かいシチューを食べてた頃かな。薄着でも平気なくらい暖炉を炊いた部屋でスマホで時間を潰しただろう。
もう僕らに残ってるものは何も無い。あるのは名前もない様なこの子ぶりの山と、お揃いの傷をつけた僕らだけだ。
寒さに震える君の横顔を見て、口をついて出たゆめ物語。僕は君の手を取って星空へ伸ばした。
「次は、あの星に行こうか。」
そう言うと君はほっとしたように笑って、僕の方に傾いた。
そうだね、今日のところはもう眠ろう。
逃げ場なんていくらでもあるんだ。僕は君と一緒なら何処へだって行けるさ。
星空の下で、あなたと星を眺めたかった。
だけどそれはもう叶わない。
だってあなた死んじゃったでしょ?
#『星空の下で』
No.86
【252,お題:星空の下で】
星空の下で1人、寝転がって空を仰ぐと
今まで見えなかったものが見えてくる気がする
満天の星の中、大宇宙にほっぽりだされたような気がする
大地から少し足を離して、星たちの仲間になる
そうすると心強い仲間が増えたみたいで嬉しくなる
星空の下で寝転がってみたい。
天体観測は憧れの一つだ。
しかし夜出歩くのは嫌だなぁと思っているうちに機会を逃してきた。
まずは眼鏡を新調するところからかなぁと考えつつ、あこがれのままおわるのだろう。
星空の下で。
星空の下で
ゆうとお出かけ
しよう。
桜を
眺めながら
2人で
おててを繋いで。
私は星が好きだ。どれがなんの星でどの星座の一部か分からなくても、綺麗だから見ていると心がスーッと浄化されていく。
上さえ見ていれば。泥沼に沈みかけても上を見れば綺麗な星空。ずっと夜がいいな、と願う。
流れ星にお願い事を一つ。
「努力が報われますように」
分かってる。報われない事もあるのが「努力」。努力は必ず報われるとは限らないけど、成功した人は必ず努力している。
でももう、努力して、人一倍努力して、自分の時間をすべて捧げるくらいに努力して。それなのに、報われない。笑って、功績なんていらないと言いながら心の中で喜んでいるあの人よりも時間を掛けて、地道に努力しているのに。
努力は報われている。確実に去年より、半年前より出来ることが増えている。だけどそれじゃあ足りない。あの人に追いつけない。もどかしい。どれだけ「頑張れ」ば私は追いつける?やっと見つけた「好きなもの」を嫌いになんてなりたくない。毎日一つずつ。私、本当に色んなことができるようになったよ。積み重ねたら本当に。信じたい。努力は報われるって。わがまま?これは、人間の欲望?私は色んな物を望みすぎただろうか。
お休みなさい。
「今日はオリオンが綺麗だよ」
そう言って、彼は夜空を見上げる・・・
真冬の都会の雑踏は、何か、家路に急いでいるような、寒さから逃げる用な、慌ただしさを感じる。
俺も、真冬の東京や名古屋を転々としていた時期があった。なにせ・・・辛い。派遣や居候も何度か。
ブラジルの子が仕事終わりに挨拶してくる。
「お疲れ様、また明日ね」
俺は、片言の言葉で返す。
「オブリガード、チャオ」
何度か派遣等の仕事で、ブラジルの方と仕事を一緒にしましたが、(俺の周りだけかな?)彼らは自然や環境、人付き合いを大事にする。
もう何年も前になるけど、彼らはまだ日本で頑張ってるのかな?
また、星空の下で会いたい・・・。
−星空の下で−
普段 夜空を眺めることはない
見上げても 町中は明るくて
あまり 星は見えない
夜にコンビニへ行ったとき
明るい星を見つけた
なんだか 嬉しくなった
今日は 結構 星が出てるなぁ
星空の下 コンビニまでの楽しい散歩になった
今夜は新月。
星空の下、俺は一人山を登る。
足元を懐中電灯で照らし、静かに山頂を目指す。
「ーーーここか」
山頂の神社の裏、茂みの向こうにある少し開けた場所に、小さな小さな祠があった。
ただの噂話だが、試してみよう。
祠の前に座り、俺は語りかける。
「祠の神様、俺を連れて行ってくれませんかーーー」
「どうして?君はまだ逝く時じゃない」
どこからともなく声が返ってきた。
驚いた。噂は本当だったらしい。
「俺にはもう家族も親類も友人もいません。唯一の家族だった息子も、先日通り魔に殺されました。俺自身も、病気で余命半年だと言われています。もう、俺は生きる気力も、意味もないのです。どうか俺を、家族のところへ連れて行ってください」
「うーん、確かに本当のようだね。でもね、まだ命の火が灯っているものを、あの世へ連れていくことはできないんだ」
「これ以上この世界で生きているのが辛いのです。お願いです。俺を家族のもとへ連れて行ってください」
息子も、娘も、妻もいない、こんな寂しい世界でどうやって生きていけというのか。
しないでと言われていたが、もし断られたなら、どこかから飛び降りよう。
「待って待って!飛び降りないで!そうだ、人生の最後にさ、私と賭けをしないかい?」
「賭け、ですか?」
「そうさ!今から君の魂を、君の家族に会わせるよ。それで、家族の君への思いを受け取ってほしいんだ。そして君が、それでも家族のもとへ逝きたいと望むなら、私が君を天へ送ろう。反対に君が、まだ生きてみようと少しでも思ったなら、寿命まで生きると約束しておくれ」
今更何を受け取っても、自分の絶望や家族のもとに逝きたい気持ちはきっと変わらないだろう。
「わかりました。お受けします」
「そうこなければね!じゃあ、おやすみ」
「えーーー」
急に強烈な眠気が俺を襲い、ふわふわした心地で俺は意識を手放したーーー
声が聞こえる。俺を呼ぶ、柔らかな妻の声。娘と息子の声もする。
天涯孤独だった俺の、最愛の存在たち。
ただ、少し気になるのは、家族が泣いているような気がすること。
「どうした、何があった」
すると、俺に向かってみんなで泣きながら何かを訴えてくるような、そんな感覚がした。
姿は見えないが、なんとか泣いている家族を抱きしめようとしたその瞬間、
「幸せになって」
「いつか会えた時、沢山パパの話を聞かせてね」
「あなたは、最後まで生きてーーー」
目が覚めた時には、俺は自宅のベッドの上で泣いていた。
そして頭に響く、
「賭けは私の勝ち!寿命までちゃんと生きるんだよ」
温かな祠の神の言葉。
俺は呆然と、部屋の天井を見つめていた。
それからは不思議なことに病が全快し、会社の働き方改革で無茶苦茶な残業がなくなり、健康的に過ごせるようになった。
趣味ができ、友人もできて、嘘のように充実した日々を過ごしている。
幸せになってと言われた。
会えた時に話を沢山聞かせてほしいと言われた。
最後まで生きてと言われた。
だから、もう少しだけ、もらった時間を前向きに生きてみようと思う。
新月の夜、星空の下で声をかけるとあの世に連れて行かれるーーー
そんな恐ろしい噂が立っていた祠。
まさか、あんなに優しくて、負けて良かったと思える賭けをすることになるとは。
明日は友人と出かける予定だ。
風呂に入り、歯を磨き、明日に備えて早く寝よう。
家族に話す明るい話が、またひとつ増えるのを楽しみにしながら。
テーマ『星空の下で』
【星空の下で】
私は毎晩
空を見上げる
今日も頑張った
今日もしっかり生きることかできた
そうして自分を認めてあげる
空を見ると自分の存在の小ささを感じてしまう
どんなに気分が悪くても
落ち込んでいても
太陽が世界を照らし
青く澄んだ空がそこにある
私を嘲笑うかのように
そんな残酷な空だけど私は嫌いになれない
むしろ私は空が好きだ
空を見ると
明日も頑張ろう
明日はこうしてみようかな
明日は今日よりも良いものになるかもしれない
なんて前向きな考えになる
みんなを照らす青空も良いけれど
どんよりとした曇り空も
いつもよりくらい雨空も
周りの音がなくなった雪空も
私は良いと思う
その中でも1番好きなのは
星空
真っ暗の中に沢山の光がある
星空を見ると
希望はある
1つだけじゃない
沢山ある
そんな気がする
星空はいつも私を包み込み
今日も頑張ったと私を認め
明日はもっと上手くいくと希望を与えてくれる
私は毎晩星空を見上げる
澄んだ空気を吸い込んで
明日に希望をもつ
今日もお疲れ様
よく頑張ったね
今日上手くいかなくても大丈夫
まだチャンスはあるよ
諦めない限り
明日もまた頑張ってみようか
大丈夫
誰も褒めてくれなくても認めてくれなくても
私が認めるから
おやすみなさい
またあした
星空の下で彼を思い出した。
彼はどこにいるんだろう。死んでいるのか。それともまだ生きているのか。いや彼は絶対に生きている。
あの日、彼はAに負けた。スポーツとかの勝負事では無い。ただ、彼は負けたのだ。人生において。
あの時の 私を見る彼の目が忘れなれない。世界を呪ってやると言う目で私を見ていた。なぜ、お前が生きている、と。そう私に訴えかけるように。
Aは彼の自殺を止めたのだ。
Aに負けて、生き恥を晒して。死にたかっただろうに。殺して欲しかっただろうに。助けられて、のうのうと生き残って。
お悔やみ申し上げます。