『星座』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
晴れた夜には星には、見上げれば星が見える。遙か遠くから煌めいている星々が。
地球から煌めいている星々は一等星の星々で、さらに遠くにあり見えにくいのが六等星の星々。
いづれ、滅びゆくとしても、その軌跡を誰も知らない。だから、想像するのだ。
その星の誕生と描いた煌めきの軌跡とその終わりを。
今もなお煌めき続けている星々を繋ぎ合わせて、星座にする。意味が有るものにしようとする。
けれど、星々は煌めき続けるために産み出されたもの。それが地球に住む生き物に力を及ぼすことなんてない。
偶々、星が関係していると思われているけど、そんなことはないのだ。
星々はただ夜空をその煌めきによって彩るために存在している。ただそれだけでしかないのだからーー。
寒空の下
きみと見上げた星空
オリオン座を見つけてはしゃぐ私を
きみはどんな風に見ていたんだろう?
冷たくなってく体も
きみといるだけで温かい
ずっとこのままでいたい
そう思っていた
あれから何年か過ぎて
見上げた空にはまだオリオン座が
見えるのにきみは隣にいない
ずっと変わらないものなんてない
そう思っていた
それでももう1度
きみとこの空を見上げたいと思ってしまう
この気持ちがきみに届くように
明日もきみのことを思う
あれが缶ビール座であれは唐揚げ座にしよう空に笑い声登る
「星座」
星座
宇宙をキャンバスにして
描いた世界さ
何もない小さな田舎の馬小屋で
君と見上げた空に広がる満天星
この空をいつまでも
忘れないように
今日の星を一つ一つ
残しておこう
二人が未来を誓いあった
かけがえのないものも思い出に変わるから
肩を寄せ合いずっとずっと
歩いていこうと決めたから
星と星を繋いだら
形を作り意味を持つ
君と二人で明日から
意味ある日々を繋いでいこう
『星座』
あの線が、愛おしい
真っ暗の中でも見える線
ほしかったんだ、きっと。
おもいたかったんだ、きっと。
はしゃぐ声がきこえる
「あれ。あれとって。あの綺麗なの。」
あの子が見つける線も、愛おしく思えた。
「ねぇ、この星座見ながら願い事を10回唱えると必ず叶うらしいよ。」
彼女は、゛星座の願い ゛と書いてある雑誌の1部を僕に見せながら瞳を輝かせていた。彼女とは、夜会うこともあったが空をメインに見たことは…、よく考えるとなかったかもしれない。
だか、よく雑誌を見てみると小さく注意点が書いてある。
1.願いが叶う星座は、年に1回出るかもわからない。
とてもじゃないが、「ランダム」だ。
2.恋に関係する願い事の方が叶う確率が高い。
※願い事に関する相手がいる場合、その人の隣で願い事を唱えること※
「難しそうな内容だね…笑」
「うーん、、かもね…笑」
「でも、なんで?」
「どうしてもお願いしたいことがあるの!」
「なになに!笑」
「秘密!!」
その雑誌を見てからだろう。
毎日の夜、彼女と空を見上げるのが週間になっていたのは。
「なかなか見れないものなんだねぇ。」
「だな。まぁ、まだ1週間だしまた明日みてみよ。」
「うん!」
そう、言いながらあれから3年半。
未だにその星座を見れていない。
また今日も、夜の空を見つめる。
彼女とは、しばらく会えていない。
理由は、正直僕もわからない。彼女を家まで送って行ったきり会えていないのだ。連絡すらもまともに取れていない。
(今日も星座は見えないな。)
゛また明日 ゛
プルルルプルルル
着信音が鳴ったのは夜中の11時すぎだった。
相手は、彼女の「母親」からだ。
「もしもし、あの子について話したいことが…」
「……えっ?…」
夢なのか…?
時が止まったかのように体が1ミリも動かなかった。
夢か…?いや、夢であってくれ…
ダメだ。 これは 現実 だ。
あれからまた1年。
毎日が全てが光のない真っ暗な日々に変わった。
だが、夜に空を見上げるのは変わらなく続けている。
今日も、夜空を見上げてみた。あれ?どこかで見たことある気がする。もしかして…
パラッ
この星座だ…!
急いで、願い事を10回唱える。でも、注意点には、
「願い事に関する相手がいる場合、その人の隣で唱えること。」と書いてあるのを思い出した。
その瞬間、僕は、膝から崩れ落ちてしまった。
なんで…?なんで今なんだ。
゛君に会いたいよ ゛
星座か…。
ふむ、私は射手座である。
よく考えたら射手座のことはよく知らない。
「なんか、弓射ってそうだよなー」くらい。
どちらかと言うと「胴体馬」の方がインパクトありそうだけど。
あれ…?
ケンタウロス座はケンタウロス座で別にあるんだっけ…?
射手座って純粋に弓の部分だけでした…?
そのくらいうろ覚え。
これを良い機会と射手座について調べても良さそうなものだけど、そこまでの熱意と関心もないんだよなー。
今日もこれからも今まで通りの距離感のまま「射手座」とは付き合っていく。
チャレンジ76(星座)
星占いに登場しない星座に、どんな言い伝えがあるのか。私は全く詳しくない。例えば、こぐま座と、おおくま座。二つあるのはなぜだろう。ギリシア神話を読んでおけば良かった。
プラネタリウムを見ていると、たまに想像力豊かすぎて、そうとはならんやろっていう星座がある。
牡羊座とかは代表的な例だ、ほら、アレとアレを繋げたら金色の羊完成ーなんてことあるかい!
そんなツッコミどころがあるから、星座は面白い。さんかく座とか、うお座とか、たて座とか。
ところで私が毎回プラネタリウムに観にいくとすぐ終わってしまうのは、一体何でだろう?
これほどまでに面白い88の星座達に魅了されたからかな、きっとそうに違いない!
「先生の背中に、星座があるわ」
彼女が僕の裸の背を指でなぞった。
「え、本当かい」
「うん、ここと、ここにホクロがあるから、繋げると……白鳥座に似てるね」
くすぐったい。思わず身をすくめて、
「詳しいんだね、天文、好きなの?」
と聞くと
「まさか……適当に言っただけ。先生、信じやすいのね」
彼女は笑った。
ちえ、と舌を鳴らす。彼女とは10も歳が離れているのに、一緒にいると僕の方が年下みたいだ。いつも。
ベッドにうつ伏せになって彼女は言う。微睡の中にいるみたいに、優しい声で。
「でも星が好きなのは本当。星座早見盤とか見るの、好きだった。昔から」
「じゃあ今度、天文台に行こうか、一緒に」
僕が言うと、
「本当? 嬉しい、先生と出かけられるの」
教師と教え子という僕らの関係では、外にデートにも出られない。こうして人目を忍んで僕のアパートで会うだけで精一杯。
彼女はむくりと上体を起こした。
「そうだな、君が成人したら、きっと」
僕がそう答えると、彼女はまたがくりとうなだれる。
「何年も先の話をしないで。ぬか喜びさせて、嫌いよ」
「そうかな。星座は昔の人が気の遠くなるほど長い年月をかけて、地表に届く星の光を繋いでできたものだ。僕も君とこの先何年も、何十年も、長いお付き合いをしたいっていう気持ちの裏返しなんだけどな」
「……」
彼女は押し黙った。そしておもむろに身を起こし、ベッドサイドのテーブルに転がっていたペンを取り上げた。
きゅっとキャップを開け、ペン先を僕の背中に走らせる。
「うわ?何をするんだ」
「うまいこと言って。ズルい、先生。大人の男ぶって何よ、やっぱり嫌いよ」
「こら、く、くすぐったい。止めろよ」
わちゃわちゃと揉み合い、僕たちはベッドの上抱き合って笑った。
「ーーあ」
洗面台の鏡で何気なく確認したとき、裸の背中に黒いペンで書かれていたのは、白鳥座の星の位置ではなく、
ダイスキ の文字だった。
#星座
「空が泣く3」
別れたのに、今までの癖で彼の星占いまでチェックしてしまう。
くだらないと自分でも思うけれど、次は違う星座の人と出逢いたい。
「星座」
テント出て
独り闇夜に
身を包む
我を見下ろす
天のオリオン
星座
暗い獣道
そこを突き進んでいく
上を見上げると満点の星空があった。だが、木々に隠れて少し見えづらい
前に視界を戻す
すぐ目の前には獣道の出口が見えていた
林から出ると、木が邪魔しないからか少し明るい。
月と星の明かりのおかげだろう。
そこは広場のようになっていて、遠くには大きな城が見える
きっとあそこで美しい姫や王子が踊っているのだろう
そしてその広場の真ん中には、小さな湖があった
私はそれを覗き込む
綺麗な顔が見えた。私の顔だ
そしてその背景には、沢山の星座が映っている
もう一度城の方を見る
オーロラが光っていた
雪がよく映えている
城の鐘が深夜零時を告げた
目を覚ました
自分の部屋
こんな夜中に目が覚めるなんて、運が悪い日だ
もう魔法は溶けてしまったみたい
窓の外を見ると、魔法で見た幻覚と同じように夜空に光っていた
美しい星座が
今日誕生日の人の星座はてんびん座
12星座は火/土/風/水のエレメントに分けられるが
てんびん座は社交性のある風のエレメント
行動傾向を表すクオリティと呼ばれる区分は
活動宮で、積極的かつ行動力があるとのことだ。
勿論、同じ星座でも性格はみんな違うし
所謂星占いの結果とは全然違うことも多い
話題として、いつもと違う切り口での
自己分析の参考として
見てみるのも面白いのではないかな?
誰かさんへの誕生日プレゼントの
参考にも、なるかもだね
「星座」...
ひとつひとつの星が結びつき、
空いっぱいに光を放ち
1つの星座がうまれていく
毎日は見られないからこそ、空を見上げれば
気持ちも一緒に幸せを運んでくれる...
人も空=星座のように、きっかけがあれば
繋がりが生まれ、幸せが生まれると思う日々
【星座】
カシオペア座と柄杓と北極星
授業に出てきたそれをセットで覚えて
あと分かるのは
オリオン座くらいか
12星座は水瓶座だけど
どれかは分からない
たまに晴れた夜空を見上げると
田舎住まいの利点と
下ばっかり見てた事に気付く
アホみたいに
上ばっかり眺めてた頃が懐かしい
星座。綺麗。羨ましい。誇らしい。星座になれたら。星になれたら。1つ1つの物語があるのいいよね。夜の空に浮かんで、皆に見上げられて。憧れの場所で綺麗にキラキラ輝く。多くの人に見てほしい。長い時間見上げられたい。見つけてほしい。たくさんの星から見つけられるのかな。わからない。星座になりたい。星になりたい。1つは寂しいし仲間が欲しいよね。 そして、綺麗にキラキラ輝くんだ!見つけてもらえるように。だから今はそんな星になるために頑張ろう。
「星座」
あの時 あなたに声をかけていたら
間に合ったのか 私は
光と光をどう結んで何に見えるかなんて
先に結んだもの勝ちじゃあないか
初めから星の導きで
私達の運命が決まっていたとしても
あの時もしもと
後悔するのは もう沢山なんだ
光と光を結んで 夜空にでっかく
「ゲンキ デスカ」と線を描く
元気でいてくれたらいい
もしも貴方が何処かで気付いたら
「オカゲ サマデ」と結んでください
「星座」
「そんな勇敢なお前は星座にしてやろう。」
神様はそう言って私を空に羽ばたかせました。
人々が私と目が合う度、「綺麗だね。」
そう呟きました。
でもまさか私と目が合っているなんて
思ってもいないんです。
誰が誰だか分かんないけど、
とりあえず褒めているんです。
私の隣の星さんを見て「これは𓏸𓏸なんだよ。」って、
私の名前を言ったりするんです。
ちゃんと私を見て、私を褒めて欲しい。
私はなんのためにここにいるのでしょう。
神様はなぜ私をここに連れてきたのでしょう。
それでも今日も、ここにいなければなりません。
神様がそう仰ったのだから。
私を助けたいのなら、私の名前を呼んで、
そして褒めて。
ここにいることを。そして綺麗だって。
【#93】
好きな星座ある?なんて聞かれたから、
私は空を仰ぎながら、「牡羊座かな、」なんて言う。
でも彼女は「ふーん」って。
あんまり興味がないみたい。せっかく答えたのにね。
「███ちゃんは?」
聞いてみたけど、応えてくれない。
そうだよね。
私は彼女の好きな星座なんて知らないんだもん。
空を見上げ思う、独りぼっちの夜。
題_14_星座