『星座』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
死んだら星になるって言うじゃんか。
あれが本当なら、星座って長いことあるわけだから、
遠い昔の人達のことも知ってるんだろうなって。
もしあなたが星になっているとするのなら、あなたが知ることの出来なかった世界も、知ることが出来るのかな。
一緒に出来なかったことだって、あなたが空から見ていてくれるなら、私はそれだけで救いになるよ。
これは私のわがままだけど、せめて私が生きているあいだは、星座のように、変わらずに私を見守っていて欲しいな。
「星座」
星座
冬の夜、澄み渡った空。
冷たい手を擦り合わせながら、私は南東の空を見上げる。
真っ先に見えるのは、冬の星座の代表格であるオリオン座。
赤色のペテルギウスとリゲルという二つの一等星を持つ豪奢な星座だ。
その煌めく二つの星の間に斜めに並ぶ可愛い三つ子の下に、ぼんやりと霞みがかって見えるのはオリオン大星雲。
それは距離にして、光の速さで千三百年かかるという途方もなく遠い場所だ。
と同時に、日々新しい星が生まれている星の故郷でもある。
ガスが渦巻くこの星雲は、あのガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡を覗きながらのスケッチを諦めたという逸話が残るほど、夥しい数の星々が集まっている。
そこから目線を斜め左下に下っていくと、ひときわ鮮烈な光を放つ青白い星が見える。
その名はおおいぬ座のシリウス。
私が幼い頃、あなたから教わった初めての星だ。
全天で二十一ある一等星の中で最も美しく輝くその星の星言葉は、ギリシャ語で焼き焦がすものという意味を持つ。
あなたはその言葉通り、幼かった私の心を一瞬で焼き焦がしてしまった。
寒がりな私がこうして冬を待ちわびるのはそのためだ。
日一日と寒さが増してくる。
間もなく初雪が降るだろう。
いよいよ本物の冬の到来だ。
その頃になると、大層大袈裟な望遠鏡を担ぎ、我が家へとやってくる人がいる。
私が毎冬待ち焦がれる星好きのあなたと、今年も共に星を見よう。
お題
星座
「星座」
冬の夜は星が綺麗に見えるって知ってる?
冬は空気が澄んでるから綺麗に見えるんだよ。
あれは冬の大三角形だよ。
君も星が好きなの?
僕も好きだよ。
そう言って話してくれた君はもう居ない。
私は冬になると君を思い出す。
教えてくれた星座を見つけると胸がぎゅっと苦しくなる。
天国でも星座って、星って見れるのかな?
君に会いたいな。
でも、会えない。そんなの分かってる。
また冬がやってきたら君と星を見た丘に行って君を思い出すよ。
私の大好きな人。あなたが教えてくれた星座、また見つけるね。
【星座】
星を見るのは好きだけど十二星座覚えるのがギリギリじゃない?そんな事ない?記憶力良いんだね。クジラ座とかあれのどこがクジラなのさとか思ったよ。神話から来てるって知って読み始めると沼に嵌まってー。キリないよねぇ。何事もさこれとこれが作用しててこれをもっと知りたかったらこれを知る必要がーとかなってさ。知識ってあるだけいいけどさー過程がしんどい。資料探しとかのしんどさがね。そこまで楽しめる人間になりたかったよ。あ、星見るか。知識披露してよ。覚えただけとキチンと知識として培ってるのは違う?そっか。
夜空を見上げると、星空が広がっていた。星座を見つけようと思ったけど、なかなか見つけられない。星座を見つけるのって、難しいな。星がありすぎて、よくわからないよ。昔の人はどうやって星座を作ったんだろう。気になるな。今度調べてみよっと。
3.星座
———
コートを羽織るよう急かす風は
見上げた空の不純物をはらう
肺を充満させる冷えた空気は
少しばかり温めてから返す
天体観測というには大袈裟な
知らない私には贅沢すぎる
美しいことはわかるつもり
えも知れぬ何かを願い見る
こざかしい視線は
どこかに生きる星々を追う
地球では燃えて消える彼らの命を
線でつなぎ 何世紀にもわたり
神話の主人公する事にしている
作り話が彼らの輝きをもって
半分は現実に
地球もそちらでは
何らかの星座として輝き
何らかの神話の一部になれたら
私も星座の一部だなんて
こざかしい視線を落とし
冷えた手をこすり
愉快に踵を返す
《輝く一等星》
(刀剣乱舞/大和守安定)
冬の寒さが厳しい夜。
ふと夜空を見上げると、輝く星々がよく見えた。
「あ、冬の大三角」
一際輝く三つの星が見える。
あれを冬の大三角と呼ぶのだと審神者に教えてもらってから、冬になると夜空を見上げることが増えた。
こんなに眩しく光るあの星々は何光年という遠い場所にある。
「沖田くんも、あんな遠いところにいるのかなぁ....」
もしいるのなら、どうか僕らを見守っていて欲しい
※星座
たまには女性らしく星座について語ってみようか?
12星座の占いがあるね
北方神話のゼウス浮気録星座があるね
北斗七星があるね ????
星座なんて専門的なタイトルで
我々は何を試されているのでしょうか
星座
星座って
どういう意味があって
どういう経緯で
あんなに綺麗な形になったんだろう。
よく分からないけど
星座という
綺麗な星を作ってくれて
私たちに見せてくれて
ありがとう。
星座、皆にそれぞれの性格の星達が就任する。
私にも、貴方にも、同じ星座でも、変わる、
守り神、何でもかんでも幸せ、楽に星座は、
決まらない、決められない、。
今回の子は何を望むのか。
星座には分からない、分かったら終わるからだ。
毎年の祝い日忘れないように。
生誕おめでとうございます。
タヒ滅おめでとうございます。
終わりと始まりを感じつつ、人生を謳歌してね。
偽りには、騙されたら終わる。
この、物陰のように。
星座って、人間の身勝手だよね。
そのお星さまたちがどんな関係なのかも、
どんな思いなのかもお構いなし。
ただ人間が美しいと感じたり、気づいた繋
がりを共有したくなっただけでしょ?
そんな身勝手で創られた星座が嫌いなの。
そんな身勝手で創られた星座に救われる、
自分が大嫌いなの。
#星座
【星座の見つけ方】
子供の頃、田舎に住んでいた。
田舎は人間関係が陰湿で、噂話なんかすぐ広まっていた。
両親が喧嘩をすれば翌日には
「薫ちゃん、昨日お父さんとお母さん喧嘩してたでしょぉ〜」
と、近所のおばちゃん達から言われるくらい。
バス停もほとんどなく、あっても3時間に1本程度なので、自転車と車、バイク、鍛え抜かれた足などが必須だった。
当然、そこら中にお店があるわけでもなく、
小学校や中学校も歩いて結構かかるのだ。
だけど、悪いことばかりでは無かった。
何と言っても、自然が美しいのだ。
空気がおいしい。
水が綺麗(しかも美味しい)。
花が至る所に咲いている。
私のお気に入りは星だった。
夜になると、黒色の空一面にスパンコールが敷き詰められるのだ。
芝生に寝っ転がって星を眺めるのが好きだった。
冬は辺りが暗くなるのが早いので、学校からの帰り道で星を眺められた。
大学に合格した私は上京した。
初めに思ったのは、「星がない」ということだった。
建物や街灯がいっぱいあって、星なんか見つけられやしないのだ。
月明かりなんか役に立たない。
至る所に整備された花壇があって、道路なんかちゃんとコンクリートで舗装されているのだ。
暫くして大学内で友達が出来たり、バイトを始めたりして人付き合いが盛んになった。
みんな標準語だからか、次第に私も標準語になっていった。
少し秋の気配がする夜の街を歩き、駅へと向かった。
今年の正月、帰ろうかな。
地元の人達は陰湿であまり良く思っていないけれど。
やっぱり自然の美しさが好きだな、と思う。
地元に帰れば、
訛った言葉遣いではないことに驚かれて、
虫に怯えるようになって、
近くに何も無いことが不思議に思えて、
夜の暗さに目が慣れなくて、
月明かりがやけに眩しくて、
星座の見つけ方なんて忘れてしまっているのだろうな。
星座!
射手座
星座は色んな形をして色んな物語があり外に浮かんでいる
楽しい事や色んな妄想膨らみ安堵する
占いにも使われる
いろんなことが考えられるから良いことだ〜!
星座を考えた人ってすごいよね。
夜空を見上げて、「あの形はイヌみたいに見えるぞ!」とかやったのかな。かわいいね。
でも星座って変な形のときあるじゃん。蟹座とか。あれもう形とかじゃなく線だし。
予想だけど、補助線ってあったんじゃない?それを見ればちゃんとその星座に見える、みたいな。
そんな補助線、文明を経ることで見えなくなっちゃったんじゃないかな。オゾン層破壊といっしょにどんどん空が濃くなって、細かい星が見えなくなったとか。そんなだったらちょっと納得だよね。
#星座
「たっちゃんー。」
「うわ、その呼び方やめろって。」
ずっと前、俺らが幼稚園に通っていた頃の呼び名にドキッとする。
いつもは呼び捨ての遥香だけど、ニヤニヤ笑って時々そう呼ぶ。
俺の反応楽しんでんだろ。
全く、何が楽しいんだか。
「もう、昔は『なぁに!』って言ってくれてたのに。すっかり変わっちゃって……」
「そりゃそうだろ。いったいいつの話してるんだよ……」
「で? なんの用。」
「んー? 何だと思う?」
こいつはいつも急だ。
ある日は夕方に家に来て『今日泊めて!』と言い出したり、ある日は俺の腕を引いて授業をサボろうとしたり。
「知るかよ。」
「今日流星群なんだって! 私星詳しいんだよ? 行こうよ。」
「行くってどこに……」
「学校の裏山、すごい眺めがいいんだって。」
「……山登ろうって?」
「そう! 来るでしょ?」
「行かねーよ……」
もう眠いし今日は早く寝ようと思っていた。
星なんか興味ない。
「そんなこと言わない! ほら行くよ!」
「おばさんには私から言っとくから!」
はぁ、今日もこいつに振り回されそうだ。
今日の貴方の星座は16位!
何か大きな悩みを抱えている貴方
神に許されるまであとちょっと
頑張ってください!
そんな貴方のラッキーパーソンは…
異様に視力のいい人!
その類まれなる立体視力で貴方の悩みをどうでも良くなるところまで連れていってくれるかも!
今日も一日ゴーゴゴー
なんで星座なんて作ったんだ。
僕等が星見てもどれがどれかなんて分からない。
作った人の想像力がすごいとかじゃなくて。
あれとあれでこいぬとか無理あんじゃん。
今見えてるのは遙か昔に光ったのだったり、
爆発した跡だったり…
ただの丸い岩とか気体の塊が。
僕等の元に届いてるのか。
俺の人生をストーリーに
酒を飲みながら物語を作ってみた
よくある現実逃避である
綴った文字の量を数えようとすると
これがまぁ清々しい程の白だった
所謂白紙だ
星座の神話を見て
俺の物語を見て
まぁ星になるやつよりは余っ程マシな人生だろうと
確信のない物と比べて自分を慰めるほろ酔いの俺
気づいたのはゼウスも上司も
不平等に情けをかける残念野郎だという事だけだ
星座など、生きていた時の俺はその存在について考えもしませんでした。太陽と月は流石に意識しますが、星を観察することにどんな得があるというのだ、そんなことをしても何の意味もない、そう思っていました。ですので、それが織りなす形など、本当に興味の埒外でした。
一方、貴女は子どもの頃の夏休みの宿題として、星を観察することを六年間続けましたね。星座を指さして空を見つめる貴女の瞳が、きらきらと美しく輝いていたのを、俺はよく覚えています。
貴女が、生きていた時の俺のような、殺伐として浅薄な人間になることがないのは、俺たちにとって喜ばしいことです。
貴女には、生きるために必要な物事だけでなく、心の琴線に触れるような美しいもの、雅なもの、圧倒されるもの、そういうものに心を震わせ、感動に満ち溢れた生き方をしてほしいと、俺たちはずっと願っています。
星座占いとかってあるじゃないっすか。
めざましテレビとかで毎朝やってるやつとか。
あとはテレビでたまーにプロ占い師呼んで、星座ごとにあーだこーだ有る事無い事駄弁ってたりアイツは運がいいコイツは次の日槍の雨が降るだとかって話したり。
ああいうの見るたび思うんすけど、あれぜってー星座格差とかあるわ絶対ってなるんすよ。
いや多分ね、いて座おひつじ座やぎ座辺りなんかやたら扱い酷くないすか?
だってあそこらへん大体いつもあんま良い事書かれてないっていうか、いっつも不遇な扱いな気がするというか、なんというか。
しし座おとめ座アンドロメダ座辺りはなんか逆に優遇され気味な感じする。
なんでだろ。
個人的にはさそり座とかぜってぇー強そうだから、生まれ変わるならさそり座になりたいかなとかご所望してみたり。
でもよく考えたらさそり座ってなんかすげぇ悪党っぽくね……?