『星が溢れる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
Day.10
つらくてくるしくてかなしくて星がこぼれた。
なぜ星というか。それは希望も含まれてるから。
希望も込めて星の屑、それが涙
私は東京に住んでるから。星は見えないの。
でも1度だけ、大切な人と見た事がある。
溢れんばかりに輝いていて、これからの人生が開けたような気さえした。あの時がずっと続いて欲しかったと、何度願ったでしょう。あなたと共にすごした日を、渡さは今でも大切に心の奥に閉まっているのに、きっとあなたは忘れている。今は、もう、あなたはいない。
-溢れる星‐
♯10
星が溢れる
初めての街。初めての景色。初めての空気。初めての学校。
地元を離れて大学に通うことになった。
オシャレなカフェ。広いデパート。高いビル。様々な服装。
都会の表と裏。満員の電車。大きな交差点。
田舎育ちの私には、初めてに囲まれた生活だ。
星も見えない。
……地元で見た星空をいくら探しても、見つからない。
高いところから見下ろせばいくらでも見れるのに、見上げた途端になくなってしまうのだ。
それはそれは綺麗な空だった。黒い背景にびっしりと並ぶ白い斑点は、一時期流行ったスマホカメラのフィルターを思い出させる。
目の煌めきが止まらない生活もつまらなくはなかった。星のような夜景を眺めるのも、様々なものがあるのも、退屈はさせなかった。
─それでも私は、暗闇に溢れる星をもう一度みたい。様々な星を…
私の目から溢れたのは星なのだろうか。
流星雨を眺めながら、あんたは言った。
「星たちが死んでくね」
情緒がねーのか?
いや、むしろ文学的なのか?
相変わらず、あんたのことは面白いと思う。
星が溢れるように涙も溢れる。
そんな綺麗な涙なんて、
アニメや漫画にしか存在しない。
現実じゃほんとに辛いと、
涙も出ないし何も感じない。
なのに私病んでますってアピールする奴や、
自分勝手で自己中で人を振り回す奴がいっぱい。
こんなこと言ってる自分も、
病んでますアピールになるかもだけど。
友達に相談する時、『大丈夫だよ、、、笑』
なんてことしない。
『話したらスッキリした!』
みたいに私は明るく終わる。
私の感性だけど、
『、、、笑』をつける人が苦手かもしれない。
私にとっては病んでますアピールになるし、
自己中に感じるから。
でも本当は、辛いのに、
無理に笑ってほしくないから。
#『星が溢れる』
No.69
瓶いっぱいに詰まった輝き
重さで傾き
灰に散らばる
星が溢れる
ー星が溢れるー
星の光が溢れる宇宙の舞台に
私はただ一人立ち尽くす
深い闇に包まれた世界に
星々が煌めく様子に魅せられる
天に輝く一つ一つの星たちは
遥かな過去を伝えてくれる
一つ一つの輝きはまるで
人々の物語のように感じる
星の光が溢れる宇宙の舞台に
私は夢見る者となる
星座が織りなす幻想の絵画に
心の奥底で耳を澄ます
星たちは希望をもたらす存在
暗闇を照らし、未来へと導いてくれる
私たちの願いや祈りを受け止めながら
どこまでも輝き続ける
星が溢れる それは
私たちが互いを照らし合い
助け合うことの美しい象徴
星の光に包まれながら
心を込めて歩んで行こう
星が溢れるほどこの世界には希望と未来が詰まっている
「星が溢れる」
溢れるような、満天の星。
この都会では、見ることのできない絶景。
写真やテレビでしか見たことのないそれを、私は誰と眺めたいのだろうか。
答えなど決まっている。
一番大切なあの人と。
隣に座って、共に星をいつまでも眺めていたい。
電話をしながら、各々の場所で同じ夜空を眺めるのも趣があっていい。
いつか、そんな日が来るだろうか。
私もあの人も、まだ高校生。
門限はどちらも早い。
「思い立っては吉日」とはいかないだろう。
それでも。
もし、あの人と溢れるくらい空いっぱいに広がった星空を見られたなら。
きっと、泣いてしまうくらい幸せなのだろう。
いつか、その日が来たならば。
胸の内で、未来の自分に願掛けをする。
「彼と一緒に、星が溢れるくらいいっぱいな空を、共に眺められますように。」
星が溢れる
プラネタリウム
星が溢れる場所
でも
本物の流れ星を
見たことがない
生きてるうちに
見てみたい
なな🐶
2024年3月15日750
星が溢れるあの夜、貴方は私に想いを伝えてくれたよね。
「ごめん、貴方のこと好きなの」
ごめん、という言葉の意味が、悲しいけれど私にはわかってしまった。
貴方と私は友達。周りからはそういうレッテルを貼られているから、私と貴方が互いを好きになるのは、世間では『変』と言われることだから。
でも、貴方の目から1粒1粒溢れてくる星は、私が受け止めるべきだと思ったの。
「私も、好きだよ」
「どういう意味で?」
「もちろん、貴方と同じ想いだよ」
とうとう、貴方は泣き崩れてしまった。
そんな貴方を、私はゆっくり抱きしめる。
星が溢れるあの日、私たちは結ばれました。
星が溢れる
星が溢れるくらい両手一杯に掬って眺めていたい。
ずっと見てると眩しくて目が潰れそうになるけれど。
それでも、道標みたいにキラキラずっと輝き続けていると思うから。
夜空を見上げてみませんか?
黒く塗りつぶされたスケッチから溢れるような星の数々を
見てみたくはないですか?
目が悪くなってしまった。
目の前がずっと暗い、
子供の頃はあれほど空に星が溢れていたのに。
大人になった今、星が消えたかのように、希望が見えない。
♯星が溢れる
「星が溢れる」
長い長いドライブの末
少し冷えた指先ごと
君の手を握って
食い入るように暗い空を見続けた
いくら手を伸ばしても
私の手からすり抜けていく
夜空に満天の星
ひとつだけでいいの
たくさんはいらないわ
流れ星の行方は
私じゃなくて
あの子の処へ
どうかまた落ちてきますように
溢れる星にそっと祈って
また 朝が来る
星が溢れる
死んだ人は星になる
そう言われた言葉を思い出し空を見上げる
真っ暗な世界、溢れる星の一つに
あなたがいると考えると
不思議ね、この闇に包まれてもいいと思えてしまう
―星が溢れる―
満天の星空が映った君の瞳から
星が溢れる
そのひとつひとつが輝いて
君の柔らかな白い頬を
伝って流れていく
「星が溢れる」
初めて流れ星をみた夜。夜空に輝く星。
嬉しくて、なんか寂しくて、よくわからないまま夜を過ごした。
願いはちゃんと叶うかな?
この街には星が降る呪いがかかっている。
否、その星は優しい呪い。
この街には愛し合う人と結婚することを許されずに心中する他なかった者、優しさに付け込まれ騙され殺された者、大切なモノを守り最終手段として命をなげうった者……命を絶った、絶たれた善人だった者が集まるのだ。
この街では星が降る。優しい呪いの星。
愛し合う人と結婚できなかった2人にはには結婚できた世界線を。
優しさに付け込まれ騙された者には騙した者と和解し、仲睦まじく過ごす世界線を。
大切なモノを死ぬことでしか守ることが出来なかった者には共にただ平穏な日々を過ごせる世界線を。
星が見せてくれるのだ。辛い過去を星が呑み込んで、幸せなことしか見せないようにしてくれる。そんな呪い。
それがいいのか、悪いのか。それは分からない。けれど。
今日もこの街は優しい呪いで。星が溢れる。