星が溢れるあの夜、貴方は私に想いを伝えてくれたよね。
「ごめん、貴方のこと好きなの」
ごめん、という言葉の意味が、悲しいけれど私にはわかってしまった。
貴方と私は友達。周りからはそういうレッテルを貼られているから、私と貴方が互いを好きになるのは、世間では『変』と言われることだから。
でも、貴方の目から1粒1粒溢れてくる星は、私が受け止めるべきだと思ったの。
「私も、好きだよ」
「どういう意味で?」
「もちろん、貴方と同じ想いだよ」
とうとう、貴方は泣き崩れてしまった。
そんな貴方を、私はゆっくり抱きしめる。
星が溢れるあの日、私たちは結ばれました。
3/15/2024, 10:08:52 AM