『日常』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
6:30 起床
7:12 出発
7:26 電車に乗車
8:26 下車
8:32 バスに乗車
8:43 下車
8:55 学校着
9:30 授業開始
17:00 学校終了
ここまでが私の日常。
ここからは私が決められる非日常。
自分が主役だと思い込む、そんな家に帰るまでの約2時間。
少し在り来りなことを言う。
日常は意外と簡単に、非日常になり得る。
本当に、些細なことで変わるのだ。
それを忘れてはいけない。絶対に、絶対にだ。
「日常」
「個人的にさ。『連載は日常ネタ職場ネタとかが長く続けやすい』と思ってたのよ。生活してるだけでゴロゴロその辺にネタが転がってると思ってたから」
3月11日のお題が「平穏な日常」だったわ。某所在住物書きは過去の投稿を辿り、当時を懐かしんだ。
「実際書いてみるとほぼ砂金探しなのな。
生活して仕事して、その中にハナシのネタは川の砂ほど有るんだろうけど、じゃあ、実際にネタの砂をふるいにかけて、そこに『コレ投稿したい!』と納得できるハナシの砂金は、何粒残りますか、っていう。
なんなら、眼の前に明確に書ける砂金が有っても、絶対何割か見落としちゃってますよねっていう」
まぁ、だからなに、ってハナシだがな。「多分それお前だけだよ」って言われても反論できねぇし。
物書きはため息を吐き、天井を見上げる。
――――――
今日も、ようやく仕事が終わった。
自分のルーチン片付けて、上司に決裁だのお伺いだのたてて、新しい厄介事もといお仕事割り振られてそれ片付けて。その間に休憩で、お弁当食べたりして。
あと◯ヶ月で△のノルマ捌けってさ、って愚痴る。
それが私達の仕事。私達の日常。
なお面倒な仕事を平気で部下にガンガン押し付けて、自分は楽な作業だけしてる上司は全員滅べばいいと思う(※個人の感想です)
仕事が終わったら、職場の先輩と一緒にマッケに寄って、今週あと1日頑張りましょうのご褒美にマッケシェイクのバニラとストロベリーを、Sサイズで。
ネット情報だ。マッケシェイクは、Mを1個買うより、Sを2個買う方がお得らしい。
ホントかどうかは分からない。
「これからもさぁ。ずっと、続くのかな」
ちゅーちゅーちゅー。先輩の糖質量チェックの視線を感じつつ、でも飲みたいものは飲みたいので、まずストロベリーのシェイクから。
「春にノルマ来て1年でさばいて疲れて、その間クソ上司にこき使われて、また春が来て……って。
それが、ずっとずっと、日常に、なっちゃうのかな」
「この職に就いている間は、そうだろうさ」
なにを今更分かりきったことを。そう付け足す先輩は、プレミアムコーヒーのブラック。
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、いつも感情ほぼ平坦な先輩の機嫌が今日は良い。昨日数年ぶりに甚平を新調して、それをすごく気に入ったからだって。
「嫌なら転職した方が良い。合わない仕事を無理矢理続けて、それが恒常化して、ストレスを溜め込み過ぎては、事実として心にも脳にも、すごく悪い」
つらつらつら。海馬が云々、血中コレステロールが云々、先輩は相変わらず、難しいことを解説するけど、そのすべてが相変わらず、なんていうか、他人事だった。
クソ係長に仕事振られて、疲れてるのは、先輩も一緒なのに。ストレスかかってるのは先輩も一緒なのに。
いつも先輩のアドバイスは、私ひとりだけに向けた表情で、言葉で、抑揚だ。
これも、ずっと、日常であり続けるのかな。
「不服そうな顔だ。どうした」
「べっつにー。なんでもないでーす」
ちゅーちゅーちゅー。ごろごろごろ。
ストロベリーシェイクをスッカラカンに飲み終えて、間髪入れずバニラに口をつける私を、先輩は少し不安そうな目でチラ見した。
その後バツの悪そうな顔で視線を外したけど、多分、自分が何か悪いこと言っただろうかって考え中なんだと思う。
『日常』
最近毎日学校が楽しい
好きな人に会えるのが幸せかも
蝶々結び
「幼なじみの男の子と距離近すぎない?いつか彼にも彼女ができるんだろうし邪魔しちゃダメよ」
その“彼女”というのはあなたの息子ですよと言ったら母はどんな顔をするだろうか。
まだまだ同性愛に対しての偏見が強いこの国で僕たちが手を繋いで歩くことは難しかった。
幼稚園の時からずっと一緒の彼に対する恋心を自覚したのは小学生の時だった。彼はかっこよくて性格もいいからもてる。彼女が出来たという報告をきく度にベットに潜ってひとり泣いた。
感情を抑えきれなくなり、泣きながら伝えて縁を切ろうとしたら向こうも同じ気持ちでいてくれていることを知った。友達がパートナーになったけれど四六時中一緒なのは変わらなかった。それなのに、母親の感というのはなんと鋭いものなのだろう。
問い詰められて言わざるを得なかった。異端視されるのは覚悟していたけれど実際にされるのは辛かった。
「好きなら相手の子の幸せを願いなさい。」
そう言われてはっとした。何となく避けるようになった。学校も部活も一緒だから話しかけてくれるけれど、そうするしかなくて辛かった。けれど相手はその方が幸せになれると思ったから別れる決心をした。
家を5時に出る。少し早めにグラウンドについて体を温める。今日の放課後言おうと思って緊張して寝付けなかったからか、体がなかなか温まらない。
寒い。震えが止まらない。寒さからだろうか、きっとそうだと信じたい。彼が隣にいてくれなくて自分はこれからどうしたらいいんだろう。そんなことを考えてしまって気が落ち込んだ。イヤフォンからは一緒によく聞いていた曲が流れて楽しくて幸せな日々を思い出してしまって、いつの間にか地面に小さな池が出来上がっていた。
「おはよう」
はっと顔を上げると、大好きな人がいた。
「泣いてるの?」
そう言って涙を拭ってくれるから余計に止まらない
もう触れないでって思わなければいけないのに、優しい手つきが嬉しいとしか思えなかった。
「あのね、別れよう」
「どうして」
「幸せになれないよ、同性婚は認められてないし子供も作れない。子供大好きなの知ってるよ。それに周りから気持ち悪がられる。この後もこういうの続くって考えると耐えられないんだ」
「靴紐、解けてる。」
僕が放った言葉に触れることなく彼はしゃがみ込んだ。
いつも解けてしまう靴紐を結んで?と頼むと結んでくれた、それもこれで最後なんだ
自分から別れを切り出したくせに哀しくて仕方がなかった。別れて、女の子と前みたいに付き合っていつか結婚して子を成すのだろうか。
どうして男に産まれてきてしまったんだろう、
どうして出逢ってしまったんだろう
どうして、好きになってしまったんだろう。
「解けても何度でも何回でも結び直すよ。不器用だけど綺麗な蝶々結びになるように。」
いつも一緒に聴いている曲だった。
「一緒にいたい。周りから認められなくてもいい。隣にいてくれることが何よりの幸せだから。ずっと結ばせて欲しい。」
起きたお日様の光を浴びて輝く蝶々は、今までの蝶々の中でも1番綺麗でゆっくりと羽を休めた。
「また結んでくれる?」
そう尋ねると優しく微笑みながら頷いてくれた。
#日常
どれが好き?と聞かれたからあれが好き、これが好きと答える。
だけど、私の好きは他の人にとってはおかしいものらしく、意味わからない。気持ち悪い。どういう趣味してるの?と否定の嵐。
それなら聞かなければいいのに。とは思うけどきっとそれで自分の鬱憤を晴らしているのかと思うと少し哀れに思える。
けどね、毎日毎日否定ばかりされては私だって疲れるの。
だから決めたよ。私はもうここから居なくなる。
遺書を用意して、住んでる地区の中で一番背の高いビルに登る。
ビルの屋上で靴を脱ぎ、遺書を置き、フェンスを越える。
さぁ、最期は誰にも否定はさせない。
自分の運命は自分で決めるんだ!
――バイバイ今世。こんにちは来世。
題名日常
日常はだれもが当たり前だと思っているものだと思う
だけどそれも突然と崩れるものだとも思う
みんなは日常はどんなものだと思う?
「こんにちは。」
学校からの帰り道、ガードレールのそばを歩いていると、男に突然声をかけられた。
「少しお時間よろしいですか。」
その男は、流暢な日本語を話すが、背が高く、整った顔立ちをしていて、金色の髪に褐色の肌、マリンブルーの瞳と、まるで異国の王子のような容貌であった。
その姿は、私にとって、このありふれた世界に、あまりにも浮いた存在に見えた。
おれいまなんもできねえや
先に進めない
ねる
以上、明日の私へ今日の僕より
朝起きて、顔を洗って朝食の準備。カフェオレとトーストとヨーグルト。一人暮らしを始めて早数年、私の朝は必ずこのセットだ。テレビから流れるニュースをBGMに、スマホでSNSを開く。10分ほどで朝食を平らげ食器はシンクに。洗うのはめんどくさいから水に浸け置きだけ。歯を磨いて着替えたら、メイクに30分と髪は軽くアイロン通して寝癖直し。時間があったら食器洗おうと思ったけど、帰ってきてからでいいか。
「行ってきます 」
誰もいない部屋に声をかけ、私は玄関の扉を開ける。夏になりきらない風が、玄関の扉を押した。
体質的に雨が降ると頭痛がひどくなる。
それはもう何年も付き合っているから、慣れてはいるのだけど、好ましいものではない。
自然と俯く頭に、頭痛薬の副作用が拍車をかける。
要は、眠い。
この時期の湿度の高い空気と眠気で、不快指数がかなり高いのに、どうして仕事などしていられるか。
など思ってしまうことはしょうがないと思うのだ。
それはそれとして、雨音はいいものだと思う。
いっそバケツをひっくり返したような豪雨も、
さやかな霧雨も、聞いている分にはとても。
夜になれば、カエルの鳴き声が加わって、穏やかな賑やかさを感じることができる。
だから、この時期は夜更かしをすることが多いのかもしれない。本末転倒感が否めないけれど。
そうして、さらに睡眠時間が減るおかげで、仕事に身が入らないのは非常に問題なのだけど、上記の理由で心待ちにもしている。
少し気が早いが、どうか穏やかな季節を今年も楽しめますように、と短冊でも作ってみてもいいかもしれない。
君との喧嘩は日常茶飯事だ。
だけど、特に今回の喧嘩は酷く、
僕もかなり言い過ぎてしまった。
怒って帰ろうとする君の手を取ろうと
手を伸ばす。
その手はすり抜け、君は走った。
その瞬間ドンっと鈍い音と共に
視界に入ったのは血まみれになって
倒れている君。
細い道を出た君と一時停止を無視して
走ってきたトラックがぶつかったのだ。
君は即死だった。
僕は謝りたかった。
本当はあんなこと思ってないよって
言いたかった。
だけど、それはもう君には届かない。
君との喧嘩をして、仲直りして、
一緒に帰るのが好きだった。
あの日常は戻ってこない。
だだただ、君がいなくて、
あの日のことをずっと後悔している
嫌な日常を僕は今日も過ごしている。
【日常】
#58
日常を当たり前だと思うな。とか
今の日常を大切にしろ。だとか
そういう名言あるじゃん?そういう言葉に対して言いたいんやけどさ
日常を当たり前だと思うな、、それが当たり前だろ
だって、日常は当たり前じゃないから。
たったそんだけっす
メリハリをつけていない日常は、すぐに穢れる。
ハレがなければケが溜まる。祓わなければケは溜まる。
祭り、祝いごと、様々な行事。
それらは基本ハレごとだ。ハレの日を楽しんで穢れを払う。
日常と、非日常を楽しんで、
ハレとケにけじめを付けて生きていく。
それが大事だと気付いたのはつい最近。
……そろそろ一年の折返し。夏越の祓(大祓)の時期ですね。
茅の輪くぐりに人形流しなど色々ありますが、
とりあえず水無月でも食べることにしましょうか。
何気ない日常。授業中、隠れて同級生と内緒話をして、先生に怒られたり。
休み時間には、他愛もない話や、好きな人の話で盛り上がって。
放課後には、部室で何でもない話に花を咲かせたり。
あれから何年経ったのだろう。それでも、今も私は夢にみる。そんな、何でもない日常を過ごせる毎日を。
『日常』
日常が非日常であることに気づく
同じ日など絶対にない
日常
日常の中に死はある。
決して特別な日じゃない、
日常にポロっと転がり落ちる。
毎日死ぬことを考えて生きてる。
せめて髪切ってから死にたいな。
日常…
私の日常は毎日地獄のようだ
叱責されるために会社に行き、披露困ぱいで家路に着く
それが私の日常だ。
楽しいことなんてない
生きるために叱られ、生きるために疲れるのだ。
何のために生きているのだろう
生きるために死にそうになり、生きるために絶望する…
ようやく気づく
死よりも生のほうが苦しく、辛く、苦難の連続だということに…
すんなりと死を選べたらどれほど楽だろうか…
こんな状態の私を一体誰が褒めてくれるのだろう…
お先真っ暗な人生を歩むだけ…
とても惨めだ…
朝、起きて
おはようと言う
朝ご飯を食べ
家を出る
学校に行き
友達と話す、先生と話す
授業を受ける
部活に行く
給食を食べる
学校を終え
家に帰る
ただいまという
友達と遊びに行く
塾に行く
習い事に行く
夕ご飯を食べる
少し遊ぶ
おやすみという
夜ぐっすり寝る
そんな当たり前のような
日常をあと何回、過ごすだろう
あと何回、親、先生に怒られるだろう?
あと何回、先生、友達親に、おやすみ、行ってきます、ただいま、おはようといえるだろう
あと何回、親と先生と友達と話せるだろう
私たちは忘れがちなのかもしれない
友達、先生と親と話せるということ
学校に行くということ
そんな日常がいつまでも続くとは限らないのだろう
始まりがあれば終わりがある
出会いがあれば、別れも必ずくる
あと何回その日常を過ごすだろう
あと何回でその日常を過ごせるんだろう
お題[日常]
No.42
【日常】
朝7:00 アラームで起きる。SNSチェック。
朝8:00 出勤しながらSNSチェック。
昼1:00 お昼休み ご飯を食べながらSNSチェック。
夕方7:00頃 帰宅。SNSチェック。
夜8:00 夜ご飯を食べながらSNSチェック。
夜9:00 お風呂に入りながらSNSチェック。
夜10:00 就寝準備。SNSチェックしながら寝落ち。
これが無自覚SNS依存症の日常。
日常
多くの人は日々の中で楽しい事が10個あっても悲しい事、マイナスな事が1つあるとどんどん沈んでしまう。
最近の人は私含めてそういう人が多い。
時代なのか、育てかたなのか、元々のメンタルの問題か
昨日は朝からいい事があった。
明るい気持ちで女性専用車両に乗った。
もう少しで降りると言う時に男の人が走りながら入ってきた。どうやらその人は間違えたらしい。
でも、私にぶつかってきた。胸の辺りに。
怖い。そんなことよりも先に前を見ろ。下を見るな。上を見ろ。気持ち悪い。謝れ。
そこから朝いいことなんてあったっけ、なんだっけと何も思い出せなくなり最高なスタートだったはずが最悪なスタートになった。
私の日常生活はほとんど嫌な事で構成されている。
悲観的に考える人間なのか、そう何度か言われ考えたけれど、少し自分に優しくして言葉を発すると。
私は男性恐怖症だ。ぶつかられて相手に悪意がなくとも私が気分を悪くするのは当然だ。
本人に何を言っている訳でもない。
パニックを軽く起こしても演技が上手ければ真顔で済ませられる。はたしてそれを我慢する必要があるのか、間違えたとしてもしっかり謝罪はするべき。
そもそも駆け込み乗車が禁止されているのだから次の電車に乗ってくれ遅刻してでも、ととても思う。社会人に遅刻は通用しないんだよ!という意見はあるとおもう。
いや、遅刻しないように時間に余裕をもて。
電車に乗り遅れたのはお前の責任だ。それこそ、社会を舐めてんじゃねぇぞ。たこ。そう言いたい。
とにかく私の日常は暗くて痛い。
もう少し楽観的に考え、楽しい日々を送れるようになりたい。誰のためでもない私のために。
明日は少しだけ、頑張ってみようかな