『日の出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
カーテンの隙間からこぼれる光に目を開けるとすぐ目の前に太陽の光に照らされて滑らかで柔らかいチェルシーの頬が照らさらていた。
まだまだ起きそうもない閉じられた睫毛に見とれながら昨日の愛しい彼女に想いを馳せる
静かで柔らかな時間が流れているけれど今日は2人の新しい始まりの日。いつまでもこうしている訳にはいかない、いそがしくて幸せな日になるのだから。
「チェル、起きましょう?」
肩を優しく揺すると、少し身じろぎをしてくれる。あともう少し。
「私のドレスのベールアップをしてくれるのは誰だったかしら?」
ぱっちり、私の一番好きな青が輝きだした。
「日の出」 HPMA side. T Happy wedding
初日の出
城での年越しパーティーを終え、姫始め後、初日の出を見るアサプラ。
「綺麗」
「…あなたの方が綺麗です」
どちらからともなく交わすキス。
首に回された細い手にビクッと体を震わすアサ。
「こんなに冷たいじゃないっすか!こんなとこいちゃダメです!」
すぐに横抱きに抱えられてベッドへと運ばれる。気分よくキスをしていた不満が残り、もう一度首に手を回して耳元で囁く。
「アーサーが、あっためて?」
当然二回戦に突入。
「……あ」
こたつで寝落ちてしまっていたらしい俺は、スマホに手を伸ばして、小さく声が漏れた。
やば、日の出まであと30分もない。
ぼんやりとした頭で少し考えて、まあいいかとこたつにもそもそともどる。風邪引きそうだけど、今はここから出たくない。
「……んぅ、啓にぃ…」
「……」
お、ま、え、も、か。
お前もここで寝落ちてたのか。
すやすやと気持ちよさそうに眠る横顔に、ふっと笑みが漏れる。
日の出見に行くからちゃんと起こしてね!と何度も言われた昨日の記憶がよみがえる。
…このまま起こさないと怒られそ。
幸せそうな寝顔に、起こすのもなんだかもったいない気がして、まだいいかと眺めていた。
日の出を見に行けずに、目が覚めた弟が目に涙を滲ませながらながら怒ってきたのは言うまでもない。
日の出 #159
(不定期に襲ってくるこの、もう何もかもどうでもよくなる
現象、まじで何。なにも手につかないんだけれども)
日の出
あおーい冬の空、透き通った風、波の音、温かい人の手の温もり。最高の新年の始まりだ。
「そうは思いませんか?」
チラリと彼の顔を見ると、普段はキリッとしたつり目が、今は眠たそうに、眩しそうに目尻をさげていた。
「そーだなあ。でもこういうのって初日の出見に来るんじゃねえの?もう昼になりそうなんだけど」
彼はジャージの袖から腕時計を出して確認する。
「いいんですよ。新しい年を二人で迎えることが出来たって思えたら何だっていいんです」
「そーいうもんか?」
「そーいうものです」
我が家の初日の出は毎年1月2日。
1日はみんな起きられないから、2日に見に行く。
生きやすいのか、傲慢なのか、どちらにせよ勝手である。
日の出は映像でしか拝んだことがない
人には向き不向きがある。
今年の初日の入りも、美しかった。
(日の出)
真っ黒な部屋
透明な涙
もう何も見えない、見たくもない
そんなことを考えてみるけど
結局日はでる
わたしの気持ちもわからずに
ただ光っているだけの日が嫌い
みんなには光って見えるけど
わたしにはただ霞んだ光にしか見えなかったりする
まじで感情だけで書いてみたけど
ゴミすぎるかも
神が考察したらきっといい文にみえてくるんだろうな
▶64.「日の出」
63.「今年の抱負」
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
---
日の出を堪能し終えた人形は、
ほら穴の入り口から奥の焚き火の跡まで戻り、
「情報を整理しよう」
頭ひとつ振り、そう言って座った。
出るはずのないもの、感じるはずのないものを消し払うように。
ナナホシは飛び立ち、人形の肩に止まった。
「まずナナホシ、動力は」
「ンー、モウ少シ欲シイ」
「分かった。火を起こす」
火起こしは人形にとって何年も何回も繰り返しやってきた行為だ。
てきぱきと進んでいく。
「私たちの知らない情報は」
「博士ノ素性、✕✕✕ヲ作ッタ動機」
「それから、ナナホシが目覚めるはずだった80年前から、私が目覚めるまでの間の国の動き。大きくはこの二つ。では、どこから調べるか」
「研究施設ノ地下通路ハ?」
「あそこはイレフスト国と繋がっている、ということだったな。ただ、出た先の情報が何も無い。そのことによるリスクは大きい」
「火、アッタカイ…フランタ国ノ首都」
「そもそも人から隠れるために、ここに来たんだが…となると」
「戦乱デ、モウヒトツノ相手ダッタ、サボウム国」
「ここからだと、かなり南に行かなければならないが。南は基本的に温暖だ。丁度いい」
ぴょん、とナナホシが人形の肩から飛び降り、
より火に近いところに位置どった。
「サボウム国、情報少ナイ」
「研究施設にも殆ど資料が無かったな…ひとまず国境付近まで行って入国できるか調べることにしよう」
「イツ行ク?」
「明日の出発にしよう。今日はメンテナンスに徹する」
水平線を金色に染めて、太陽が顔を出す。
輪郭すら分からなかった人や車が、明るくなるにつれ服の色まで分かるほどになってきた。
意外と近くに他人がいた事に僅かにたじろぎ、後ずさる。肩がぶつかった方を振り返ると、同居人が晴れやかな表情で昇る朝日を見つめていた。
「――」
何の感慨も湧かない。
歓声をあげる恋人達。
手を合わせる老人に、シャッターを切る男。
彼等は広がっていく金色の光に心を動かされている。
この国ではあの光に神を見出す者もいるだろう。
そこまで大きな動きでなくても、何らかの波を起こす力があの光にはあるのだ。――少なくとも、彼等には。
「綺麗だね」
同居人がコーヒーを飲みながら小さく呟いた。
「そうだな」
彼が言うならそうなのだろう。それ以上何の感慨も湧かない。ここにいる何人があの太陽を本当に美しいと思っているのか。
「綺麗だけど·····」
彼が振り向く。
太陽を背にしたせいか、顔が見えない。
「それだけだ」
車に戻る彼の足取りは、どこか軽やかで。
何かに別れを告げたのだと、私は思った。
END
「日の出」
日の出の煮溶けたコーンクリームスープをいただく。
富士山の八合目あたりにある小屋で暖を取っている。
ドアを開ければ、山の雪化粧。マイナス何十℃の凍てつく息が頂部周辺を鋭く見廻りしている。
天然の化粧水も、この温度にはたまらず凍結せざるをえない。それのせいで、岩肌はアイスバーンになっており、数年前には滑落崖から滑って下山して肉体が大根おろしのようになった哀れな犠牲者が出てしまった。
それでも新年の登山客はご来光を見に、この小屋で宿泊をする。大半の者たちは夜明け前より小屋を出発して、すでにいない。
元旦から数日。それでも人は来る。数日経ってもめでたい正月だからだ。
賀正の、自然の静けさ。
日が昇り切る頃には登山客が戻って下山客になる。日の出がそうさせたように、目的意識がガラリと変わる。それがなんか、不思議だと思う。
それまでに味わうこの自家製の黄色いスープは、作った本人である主人からしても、そうでなくても、たまらなく美味しい味だ。
喉の奥と舌が鳴る。銀のスプーンが沈み、掬い取る。
日の出の色。
日の出
夜と朝の境目に
空の上を転がって
星々を消し去る悠久の光
日の出を見て決心する。
今年こそ、ダイエット成功させようと。
そんなこんなで今日は1月4日。
やってしまった。
食べて、寝て、また食べて寝るの繰り返し…
自分のお腹が日の出のようにまん丸になってしまった…
わたしは地球の上で 太陽をつかって縄跳びしてみたい
太陽の光をこえて 跳んで 跳んで 二重跳び
今日もいい天気だっ
昨日、近くの小さな神社にお参りに行ったら一匹の黒猫に会った。手水舎で水を飲んでいた。丸みを帯びていて毛がふわっとしている。私たちが手を洗っていると、ゆっくり降りて向こうの角へ消えていった。
参拝を終え、おみくじを引いた。結果は大吉。幸先いいぞ。黒猫を探すと大きな灯篭のそばにじっと座って日向ぼっこをしていた。冬の気温だったが、そこは日差しが注いであったかそう。よく見ると黒い毛に茶色が混ざっている。ちょこっと舌が見えていて可愛かった。外で猫に会うのはかなり久々だったので、新年早々嬉しい出来事だった。
こんなに遅くまで起きていたのはいつぶりだろうか
年始の朝、知らない芸能人のテレビを観て、
こたつの微睡みに身を預ける
猫に弄ばれていたみかんを拾い、爪を立てて皮を剥く
つまらないくらい愚鈍な時間
堕落した泥濘のような温かさ
薄いカーテンの向こう側が少しだけ
明るくなった気がした
年末はいつも
カレンダーを探す
本屋には
手帳とカレンダーのコーナー
風景 花 建物
「美しき世界の絶景」や
「富士山と初日の出」やら
次々めくってみる
私が来年 飽きずに毎日
このカレンダーを見るのか
自分がこれまで見た
何万何十万の写真と
この写真を比較する事が
選ぶという事
なのだと思う
日の出
今年も無事初日の出を見ることが出来たな
「本当、いつ見ても綺麗だよね」
お前とまたこうして見れて嬉しいよ
「なんだか照れるねぇ」
そっちは、元気にやってるか?
「もちろん、元気だよ!」
お前と一緒にいられた時間は、とても居心地が良かったよ
「僕もそうだよ、君といられて良かったって思ってる」
また、来るよもう会えないとしても
「また、会えるよ
いつか、きっと僕たちは出会えるよ」
日の出
こんなにも空は美しかったのか。
掃除も兼ねて書類を整理していたら
学年だより卒業号が出てきた。
とても長い文章でいつも読む気がしなかった。
就職、結婚したら連絡することって書いてあった。
当時は余裕がなくて卒業なんて気持ちにならなかったけど、やっとあの日々は終わったと自覚した。
少し寒い風、清々しいほどに晴れている空
私は変わっていく
#日の出
澄み渡る空気。
霧に包まれる山々。
呼吸をすると、肺の中がひんやり。
薄暗い空を見上げ、山々の間に目を向ける。
そこから顔を出したもの。
それは、先程まで薄暗かった空を――
淡い朱色に染めた。
あぁ、ここからまた新しい1年が始まるんだ。
うるさく鳴り響く鼓動に、自分の生を自覚する。
何度見ても、心を豊かにするそれは――
日の出という。
「日の出」
太陽を見つめる。
そんなことさえ、僕たちには、夢物語になってしまった。
僕は昔、ある村に住んでいた。
青く美しい水に囲まれ、青々とした木々が広がる、たった一つの村。
そこにいた、たくさんの友達たちと遊び、踊った。
毎日が楽しかった。
だから僕は、日に日に強く思うようになった。
死ぬのが怖い。
僕は体が弱かったから、他の子よりも、早く死ぬんだろう。
なんとなくわかっていた。
もっとみんなと一緒にいたい。
僕の願いは、それだけだった。
森の奥にある薬を飲むと、不老不死になれるらしい。
そんな噂を聞いた。
バカみたいだけど、僕は信じた。
本当はその森には入ってはいけない。
知ってる。
わかってる。
でも、生きたいと言う欲望に、僕は勝てなかった。
みんなが寝静まったころに、村を抜け出した。
死に物狂いで森を駆け抜ける。
辿り着いた先には、小さな小瓶があった。
疲れ果てた体で、小瓶の中身を口に含む。
その途端、目の前が暗くなった。
目を覚ます。
朝だ。
早く戻らなきゃ。
怒られちゃう。
森を出る。
じゅっと音がして、肌が焼けるのがわかった。
あれ?
どうして?
肌を冷やそうと、近くの泉にしゃがみ込む。
なにこれ。
信じられなかった。
そこに写っていたのは、
一匹のゾンビだった。
僕は今日も、森の中にいる。
いや。
僕たちは、森の中にいる。
あの日、いなくなった僕のことを、村総出で探しに来てくれた。
ありがとう。
ほんとに優しいね。
みんなと一緒にいたい。
だから。
僕はみんなに噛みついた。
僕らは日の出ているところにはいけない。
自我のある僕と違って、
みんなは自我がない。
でも大丈夫。
そんなみんなでも、僕は大好きだよ。
歪んで、
つぎはぎだらけになった体で、
僕はみんなを、満面の笑みで抱きしめた。