『日の出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
つくづく思う事がある
何処に行けばいいか分からない
何をしたらいいのかも見つからない
今自分がしている事が正しいのか
私という存在は何の為にあるのか
日出ずる国
こんなにも眩く恵まれた場所にいるのに
考えることが、守るものが、多すぎて
大切にしたい事が手から零れ落ちてしまう
零れ落ちてしまったものはそのままに
踏みつけられては消えていくだけ
今年こそは日の出を!
起きたら寒くて
無理無理無理無理
少し歩けば海
その気になれば
日の出は見られる
そんな場所で生まれ育ち
免許を取ってからは大晦日
夜中に岬へ向かってGo
爆音を立てながら何十台
ちょっとお派手な車が連なる
真夜中の海岸線
各方面から来る
この日のためにドレスアップした
車は駐車場に入り切らず
そのうちオマーリさんが
日の出と言ったら
思い出すのは
懐かしの竹槍マフラーと
今は高級外車を乗り回してるらしい
車好きだったあの人
「日の出」
「寝てた…」
居間のコタツで気づいたときにはつけっぱなしだったTVが勝手に消えていた。
天候と立地の関係で、家からは初日の出が臨めない事を知っている私は、TVで初日の出を見る為徹夜をするつもりだったが、お酒を呑み過ぎたようだ。
急いで窓の外を見ると幸いにも辺りはまだ暗く、TVをつけ直すとよくわからない旅番組がやっていた。
時計を確認すれば朝の5時半。
初日の出には間に合った。
私は、ポットからカップに白湯を注いで一口すする。
今年は中継でダイヤモンド富士が見られるか、少しわくわくしながらTVを見つつその時を待つ。
大晦日から初日の出までの時間は、一年で一番自由な時間だと思う。
日の出
あれは若かりし頃。
夜勤で朝日が差し込み、まだ動き始める前の静かな病棟で窓から差し込む朝日を感じるのが好きでした。見るというより少しずつ明るくなっていく病室の窓の景色が。
そんな静かな日ばかりではもちろんないけれど、もう少しで勤務が終わる安堵感と、もうひと踏ん張りだと気を引き締めるふたつの思いが天秤のように揺れてる感じ。
結婚し子供が産まれ、その子供が入院したことがありました。
消灯後からの不安な気持ち。何かあったらどうしようという焦燥感。
付き添っていた病室に朝日が差し込み始めた時、夜に何も無くてよかったと日をこえたことに安堵した気持ちを覚えています。
入院している時の日の出ってこんな気持ちになるんだと、ふたつの立場を思う朝でした。
いつもよりも早く起きた。頬には涙が滴っていた。
そんな私を救ってくれたのがあの空だった。
飲み込まれそうなほど美しい紫色がよりいっそうあの輝きを美しくしている。
あの宝石のような光、窓から見るあのヒカリ
どこか幸せになるような輝きを纏ってるんだ。あの、きらびやかな宝石は。綺羅やかで純粋で、美しい
ーあの朝日は。
私を一層強くしてくれた。
#1
【日の出】
日の出
朝とも夜とも言えないそのひどく曖昧な時間が好きだった。
まだ西の空は薄い紺色をしていて、東の空はピンクやオレンジがだんだんと広がり、グラデーションのようになっていた。
水平線から徐々に昇る太陽が、目に痛いくらいに眩しくて目を細める。朝が来たのに、まわりはまだ寝ているかのようにシン、としていた。
まだうっすらと残る白い月と夜におやすみを告げて、光輝く太陽におはようと伝える。
さあ、今日も今日という日が始まる。
年末年始、私は普通に仕事である。
早朝5時半、出勤のために車のエンジンをかける。
まだあたりは暗く、年始ともなると車通りも極端に少ない。心なしか空気が綺麗に感じる。
本来であれば、早番に回されることもないのだが、今の期間は時短営業でしかも従業員の人手も少ないため、これから仕事をぶっ通しで12時間程してくる。
(……さむっ)
車が温まるまで、私は体を縮める。早朝って、こんなに寒いんだっけ、久々すぎて忘れていた。
そんな時、山あいからうっすらと薄紅色の光が見えた。日の出の時間らしい。早番じゃないと拝めない光景である。
初日の出、ではないものの、透き通った空気にキラキラと輝いて見える。年始だからか神々しく感じられた。
綺麗だな、とは感じるものの、陽の光は夏の太陽のように温かさは与えてはくれない。でも--心は温かく感じた。
はぁ、と息を吐くと車内のはずなのに白くなる。
「さて、そろそろ行きますか……!」
日の出に元気をもらい、私はハンドルを握った。
【日の出】
君と見る
今年初めての
日の出
「幸せだなぁ」
隣にいる君も
私と同じ気持ち?
テーマ:日の出 #52
僕には魔物が見える。
僕自身、半分魔物なのかもしれない。
だから、人から恐れられている。
夜は魔物が多く活動する時間帯だったが、今は昼間と同じくらい明るい人間の街には、あまり魔物は寄り付かない。だから僕は夜に暗い丘の上で魔物たちと話す。
そして、僕は日の出になると魔物たちから離れ、人間が生活する街へと帰る。
そんな日常。
……僕の平凡な日常。
♡600ありがとうございます(_ _)
これからもよろしくお願いします
日の出を初めて見たのは社会人になってからだと思う。それ以前にも見たことはあったかもしれないけれど、記憶にはない。
夜勤の日に屋上で見た
あの光景が記憶を上塗りしているだけなのかも
日の出
日の出を見てない。
テレビも見ない。
幸せな人がたくさん映るから。
私は自分が不幸だとは思わないけど、
自分が自分を不幸にする考え方をしてるなとは思う。
日の出
わたしは日の出より
夕暮れがいいの…
やさしくゆっくり
日が沈む…
さみしさもあるけど…
やさしいきもちを
感じるの…
そんな夕暮れを
あなたと…
いっしょにしずかに
みれたら…
そうおもう…
ごめんね
また、テーマと
それちゃった
○
まるくてすてき
日の出
水平線を淡いオレンジに染める朝陽
だんだん姿を現して
あふれる光
日の出____
「明けない夜はない」
意味としては、
人生においてずっと悪い事ばかりが
続くわけではないということだ。
皆が名言だと思うこの言葉。
その意味がわかった上で言う。
明けない夜があってほしい。
初日の出を見に行った。
初日の出の写真を親に送った。
そしたら、親のスマホの待ち受けは
俺が撮った初日の出になっていた。
なんか嬉しかった。
日の出
東京の外れ 福生市に日の出町がある
学生時代、友人が住んでいた
とても気が合う友達で、もし男性だったら付き合うのに
なんて、いつも思っていた
しかし、彼女はもちろん女性で、
私も女性と交際する気はさらさら無く
しかし、学生生活も終わる頃
ふと、彼女が私にこんな言葉を‥‥
〇〇さんが男だったら付き合ってたのに
両思いだったんだハハハハハ
日の出と言われてもこんなことしか浮かんできませんでした
きれいだな なぜか感じる 美しさ 草摩信乃
日の出
「楽と日の出を一緒に見られるなんてね」
年末年始にオフなんてないふたりにとって、今日という年越しの日はあまりにも特別だった。2人ともに休みが取れて、天気は良く、急に入る仕事もない(ここについては、お互い周囲にかなり強く念押ししたというところもあるが。)。こんな日は、向こう何年と来ることはないように思われた。
「きれい。写真に撮るのが勿体無い」
「? どういうことだ?」
「目を離すのが勿体無いってこと」
「……そうだな」
電子の連絡もない。写真も撮らない。肩を寄せ合って体温を分け合い、互いの顔を照らす橙に釘付けになるこの瞬間を、幸福と呼ばずしてなんと呼ぼうか。
日の出文具店で買った鉛筆は、
日の入りになると書けなくなる。
宿題は、
日の出が昇ってからにする。