『旅路の果てに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
やっと辿り着いたその先に
何が待ちうけていようとも
願ったものが 何も無かったとしても
握りしめていたものが 全てこぼれ落ちても
それでも
いい旅だったと思えるような
日々を 一歩一歩を
「旅路の果てに」
#318
ここはどこだろうか
人がいない
あれ?カレはどこ?
もしかして、迷子?
いや、カレ?カレは一緒にはいないはずだ
自室にいたのに何故カレがいると分かった?
なんでなの?夢…なのか?
違う、これは現実だ
私が人を二人探している
でもそのうち一人しかいらない
だから削る
私の前に立ちはだかるのは
カレに似た人だ
カレにそっくりだ
でも別人だ
だから私は削りにいった
でも返り討ちにされた
あ〜あ、最悪だよ…また探し直しか…
どこか違う世界にでも来てしまったのだろうか
カレは私を知らなかった
そりゃそうだ、カレじゃないんだから
朝カレに会って、話をした
そしたらカレは
私にそっくりな人を削ったんだって
本当にここはどこなの?
僕らは何のために生きる。何をして生きる。
よく人生を道に例えるが、道があるということは
既に誰かが通ったということではないのか。
道から外れて草原を歩き、海を渡る。
誰も行ったことのない場所へ行くのが旅ではないか。
見ろ。
お前が先頭だ。
自ら新しい道を作ったお前ならきっとできる。
その先にはきっと求めるものがあるだろう。
大丈夫だ。さあ、未知の旅へ飛び込め。
「旅路の果てに」
旅路の果てに
旅の先にはこの街が待っている。行き止まりの街に、様々な想いを抱えた人々がやってくる。
「こんにちは。」
一人の老人がヨロヨロと歩いてきた。
「こんにちは。旅の方ですね。」
「ええ。」
老人は虚ろな目で辺りを見渡した。
「……ここには、何もありませんね。」
「そうかもしれませんね。」
あえて、曖昧に返事をした。
「私は、もうすぐ死ぬでしょう。」
老人は思わぬことを口にした。
「なぜ、そんなことを……。」
「長いこと旅をしてきてわかるんですよ。年の功というかね。……この場所は私の人生みたいだ。こんなに歩いてきたのに何もなかった。何かを見つけてみたかった。」
「ここは、何も無いわけではありませんよ。」
そう言って、頭上を指差した。無数の星が光る。
「見えているのは同じ星なのに、こんなにも綺麗なんです。あれらは一つでも欠けてはいけません。」
「……ここで一生を終えてもいいですか。」
数日後、彼が息を引き取ったと聞いた。
次は、誰がやってくるのでしょうか。
私はよく近所を300円だけ握りしめてスマホも持たずに1人で散歩する。ただし、土地勘のないものだからすぐに迷子になる。でも、300円あれば母上に連絡できたり、美味しいものが食べられたり、なにか良いものと巡り会えるかもしれないと思い、いつもほっつき歩いている。
旅路の果てにたどり着くのはやっぱり家だから、家のすぐ横にあるコンビニで300円の残りを使い肉まんやコロッケを食べる。「旅路の果て」というテーマを見たとき、壮大だな!と思ったが、やはり私の体力で行けるのは近所だから、旅路の果てにたどり着くのは、とっても近いところにしかつかない。でも、ホットスナックはとっても美味しい。
私はコンビニのホットスナックは世界中の人に自信を持っておすすめできる。レジ横をつくってくれた人、私の散歩を、旅路の果てを色鮮やかで美味しくて、幸せなものにしてくれてありがとう。
ー旅路の果てにー
人生という旅、
最期、旅路の果てには、
とても素晴らしい、数々の記憶と、
人々からの想いがあった。
#旅路の果てに
地図を持たない僕の旅
僕に与えられたものは
時間と生まれ落ちた小さな世界
ひとつひとつ
夢を拾い集め夢をむさぼりながら
遠い明日を目指す
逢いたい自分に出逢う旅
泣き笑いを繰り返し
心の傷さえも誇りに変えて
歩いて行ける心を育てながら
at the end of one's journey
砂漠をいくのは誰のため?
煌めく星の下で凍てつく息
太陽の偉大さを見に沁みて感じる
たった一つの宝を探して
アルフ・ライラ・ワ・ライラ
その果てに待つもの
甘美で耽美な宝物か
はたまた
危険で身勝手な運命か
続けよう
この旅を
最果ての結末は誰も知らない。
私が誰か知りたいのなら
汽車に乗りましょう
ゆけゆけ汽車よ 何処までも
知らない田舎の夜桜
知ってる都会のよそよそしさ
私はただ眺めている
走りゆく汽車の
窓に私の顔は
ぼんやり浮かんで
それがもう誰か
誰もわかりゃしない
私は私は
何かにぶつかりたくなくて
りゅうりゅうと風を聴きながら
方向もなく
道もなく
闇夜と昼間の幻想をすり抜けていく
雪をかぶった山々は
あの白山に負けている
高慢さを感じる人々は
あの故郷の気性に似合わない
旅路の果てに
病に倒れ
一杯の野水を求める間に
命は枯れる
プラットフォームに
旅人は眠っている
答えてよ。ねぇ。
僕の臓器は本の中
栞を一枚挟んでみたい
助けてよ。ねぇ。
大気圏ほどではないけど
貴方の心は手に持っている
世界と呼吸する僕は
感傷する未来で
貴方と息を吸う
僕たち全員世界平和軍団
助けて助けられ
双方に交差して征く
助けて、たすけて、さぁ助けよう。
帰路は大綺麗で
世界と調和し会話を奏でるさ
さぁ、さぁ。
未来は君の手の中だ。
#18 旅路の果てに
テーマ:旅路の果てに
病気がちな友人、悠里を連れて、最後の旅に出た。
悠里も俺ももう若くは無い。小さい頃から、病気がちだった悠里。そんな悠里から「最後だから君と旅がしたい」と熱烈に思いを告げられたのが3日前。
そこから、まさかこんなスピードで悠里と旅をすることになるなんて。周りの人達からの応援や、調達のおかげなのは言うまでもない。
みんなには頭が上がらないな…。
旅の終わりは、悠里の故郷「モリーオ」へ。
そこできっと悠里は最後の言葉を放つだろう…
旅路の果てには、無数の風船が浮かんでいた。
下から上へ、不揃いな色が飛ばされては空に消えて見えなくなる。
手に届くヒモをつかめる限りつかむ。飛べるなんてことはなく、たくさんの風船を手に入れただけだった。
風船は足元の谷間から浮かんできている。
谷底には、地獄がある。
天国を求めて、死後の世界を旅してきた。
ふさわしいものは天国にたどり着ける。そうでないものは……。
そうか、と悟るしかない。
行き先は谷の下だ。そういう思し召しなのだ。
谷の底を見下ろしていると、上から呼ぶ声がした。
雲のそばで、誰かが手を振っている。
羽がはえ、布をまとい、頭には輪が浮いていた。
こちらまで降りてきて、手を握ってくれる。体が浮いた。
谷間から上がってくる風船が人へと姿を変える。
彼らは地獄で十分苦しんで、許されたらしい。
彼らと私は遥か空へと舞い上がった。
よかった。天国に行けるのだ。
人は人生という旅路の果てに
何を思うのだろうか...
『旅路の果てに』
この旅路の果てに、君は一体何を想うのだろう。
一足先に去った恩師への未練は、あの日の後悔は、無事に捨て去ることが出来たのだろうか。
いいや。きっと君は、それら全てを抱えたまま歩いていくのだろう。
それら全てに深い慈しみを持って、三途の川を渡るまでの長い長い時間を過ごしていくのだろう。
この旅路の果てに、君が想いを馳せる記憶。
その一欠片だっていい。そこに僕との日々が映り込んでいたのなら、僕はきっと、君と別れるその瞬間まで笑顔でいられるだろう。
「行こう」
振り返った君が、こちらに向かって手を伸ばす。
昇る朝日を背にして、君の黒い髪がきらきらと輝いている。
この旅路の果てに僕が思い出すのは、この光景なのかもしれない。いや、そうであって欲しい。
「そうだね。行こうか」
君の姿を、僕がずっと覚えていられるように。
シャッターを切る代わりに一つ瞬きをして、僕は君の手を取った。
旅路の果てに
幼稚園生や、小学生の時に先生によく言われていたことがある。
「遠足は家に着くまでが遠足ですよ」
旅行も家に着くまでが旅行なのだろうか。
やっぱり家が一番。
旅路の果てにも遠足の果てにも家がある。
我が家が一番。
愛してほしかった
でも、愛してもらえなくて、悲しくて
だから、わたしみたいな人を減らしたくて
私はたくさん愛を捧げて来た
そしたら、私が生きていていいって思える気がして
上手くできていたかは分からないけど、それでもよかった
たとえ私の一人よがりだとしても
それでわたしみたいな人が少しでも減るならって
でも………
シーマと出会って、他にもたくさんの仲間から愛をもらった
とても優しくて、暖かくて、苦しかった
私は、誰かに愛してもらえるような人間じゃないのに
でも、苦しくても、今までよりもずっと満たされている気がした
………だから、この旅が終わったら、打ち明けよう
わたしのことを、みんなに
私の心を、すべて
私は、本当は価値の無い人間なんだって
ただ、誰かに価値があるって思われたかっただけなんだって
嫌われるかもしれない
うざがられるかもしれない
………不思議とそんな心配が出てこない
きっと大丈夫
だから、向かっていこう
ーこの旅路の果てに
ー旅路の果てにー
リース・リリィーナ
「旅路の果てに」
果てが見えたとき、私には何が残っているのだろう。
私は十三年生きてきた。その間で切り捨ててしまったものは山ほどある。この前、私は小学生の頃にもらったバースデーカードを見返した。その中で、
「ずっと親友でいようね!」
というキーワードが書いてあるメッセージがあった。誰が書いたか確認した。中学生になった今、お世辞でもその子とは親友と言えないだろう。私は後悔した。
進学して人脈が一気に広がったことに気を取られ、本当に大切なものを見失ってしまった。うるさい学年主任の口癖、「一期一会」という言葉がとても刺さる。
果てが見えたとき、私には何が残っているのだろう。
黒い薔薇
私は花が好きだ。
花はそれぞれ花言葉がある。
アルメリアやチューリップは「思いやり」と言う花言葉を持っている。
それぞれ違う素敵な花言葉がある。
私は花を眺めに、1人で森へ行った。
それは綺麗で沢山の花が咲いていた。
「綺麗だな」と思いながら
眺めていると、1人の男の子がこっちに来た。
「花が好きなの?」と言う。
私は「好きだよ。貴方も花好きなの?」と言った。
「僕も花が好きなんだ!一緒に花について話さない?」と言う。
私はずっと一人ぼっちで友達もいなく、誰かと話したことが無かった。
だから私は凄く不安だったが、「うん」と答えた。君と話していくとその不安は無くなって話すのが凄く楽しかった。でも話していくともう時刻は5時。
「もうすぐ暗くなるね。帰らないと。」と男の子が言う。私は「もっと話したい。もう少し一緒にいたい。」と思った。
私はその時気づいた。
「私、あの男の子に恋をしている」と。
でも、もしこの気持ちを伝えて話せなくなったり会えなくなったりしたらどうしよう。嫌。。」と
思いその気持ちは心に塞いだ。
その子が歩いて帰るのを後ろから見る。
私は走って君に言った。「ねぇ、ちょっと待って。!」と。
「ん?どうしたの?」
「はい。これプレゼント!」
「え!ありがとう!大切にするね!」
と言う。
私はその時、黒い薔薇をプレゼントした。
、、、、、、、、、、、、、、、
後から男の子が言った。
「ねぇ、黒い薔薇ってなんの花言葉だっけ?」
社会での 荒波もまれ 我々の
目指す先には なにがあるのか
あ、これが世界の果て?
ふうん、結構つまんないの。
もっとさびれているのかと思っていたわたしは拍子抜けだった。まるで迷路の行き止まりのように、目の前に壁が現れたから。普通人が入れないような場所だというイメージじゃない? それなのに。
けどなんか、あそこに扉あるくない?
どうせつまらないものなんでしょ。
そう思いつつも手を伸ばして開く。
光が差した。
#旅路の果てに