『新年』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
新年
あけましておめでとうございます?
誰からも
特に挨拶されない身として
それでもよろしくはされるので
疑問には思うけど、一応
新年だからって
特に書く事がない
翌年からの継続なのです
スイッチライトかスイッチ2で迷ってはいる
ニンテンドーソフトで
急いで欲しいソフトがない
ランキングを見たら
売れてるソフトも何故か過去作品
基本的に売れた台数の差なんだろうけど
月額を払ってるのに
読書のジャンルが広がらず
適当に読めば良いのにと考えながら
そこで思考が止まってたりする
新年も始まったので
気負わずに試しに探すとする
作品の数が多すぎて厄介なんだよね
新年
まぁそうくると思ってましたよ
昨日は良いお年をだったしね
失礼いたしました
新年あけましておめでとうございます
年を明けたからといってなにも変化はない
私は心の中で
うわぁ…
年が明けてしまった四日後仕事かよ…
と思ってしまった
娘は違った
ワクワクしていて
『なんかわからないけど楽しい!』
と言いカウントダウンをするために
友達とテレビ電話をしながら
その時を待っていた
ついに年が明けた瞬間
娘の部屋から
『きゃー!あけましておめでとう!』
っと聞こえてきた
羨ましいは無いが
ただただ微笑ましかった
確かに娘のようになぜかわからないけど
子供の頃は私もワクワクした
その時をテレビのカウントダウンを見ながら待っていた
きっと時間にワクワクしたのではなく
何か変わると信じていたのだ
大人になった私は
テレビのカウントダウンを見ながら
年越しを32年繰り返してわかった
何も変わらない
ただ時間をまたくだけだと
1年のサイクルは単純。
その輪廻の中に価値を見出す必要もないけど、
12ヶ月しかないんだから、直ぐに終わっちゃうから。
人生なんて、呆気なく終わっちゃうから。
1つでも、
「生きててよかった」「産まれて良かった」って、
思えることを探したい。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
僕は年が明ける瞬間の喪失感が苦手なので、
毎年、年が明ける前に寝るんですが……
今年は起きてましたね、2時くらいまで。
いや、まあやっぱり年越しは起きてたいですよね。
皆様も「こういう瞬間苦手だな」って思う時、ありますか?
その「嫌だな」という感情もまた、人生の醍醐味ですよね。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新年
願うことはやっぱり、勉強かな。
この前の定期考査はボロボロで、解説の時は思わず涙が出そうになった。
父も嫌いだし怖いし、
正直言うと母もそこまで好きではない。
だから、将来は私の方が上になれるように。
今と打って変わって、違う生活が送れるように。
ちゃんと勉強しましょう!!!
新年
新しい年になると、気持ちが引き締まる。
何かに挑戦しようとか、あれこれと目標を立てたくなる。
今年は…告白しようって決めてる。
バレンタインの日に想いを伝えようって思って。
もしかしたら断られて、最悪な年になるのかもしれない。
けれど『好き』って伝えたい、知って欲しいって、そう思ったの。
除夜の鐘が鳴って、新しい年になったその瞬間に、こうやって一緒にお詣りできてる。
少しは脈あるって期待してもいいよね。
昨日とは地続きなのに
今日は新年
目を凝らして探しても
裂け目も線も
見つからなかった
気づかないだけで
ほんとは
ワープしたのかな
………新年
*新年
新しい年。
嫌なことは全部去年に置いてきた。
去年できなかったことより今年なにをするかに目を向けるだけでこんなにわくわくする。
何をしよう、なにに挑戦しよう。
今この瞬間からなんでも始めることができる。
成就するか、続けられるかどうか、そんな不安はこの先考えればいい。
まずは新しく始まったこの年を全身で感じて、やりたいことを書き出してみよう。
新年
あけましたな。おめでとうございますです。
受験生です。頑張るます。
橋を渡ってあなたに会いに行く
競争が始まった
あなたのお供をさせてもらえる
順番を決める大事な競争
みんな一生懸命走った
中にはズルみたいなことをしてるのもいたけれど
みんながんばって走った
それからどんどん順番が決まって――
1番にはなれなかったけど
今日から僕の番
神様、1年よろしくね
1/1『新年』
明けましておめでとう。
今年もいい1年にします。
. .
何事もうまくいく年にしたいですね。
#新年
「新年」
毎年新年になると、ちょっとした目標を立てて、ほぼ毎年三日坊主になる。
そんな私が、1年以上書き続ける事が出来ている「書いて」は凄いな、としみじみと思う。
継続は力なり、と言うけど、ホントにその通りだと思う。
今年も頑張って続けて行こうと思います。
皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたしております。
『新年』
日記をつけていると書き間違えた箇所に気づく。
202"5"▶︎202"6"。これで良し。
まだ昨年までのくせが抜けていないようだ。
去年もやらかしていたのか2024の"4"部分が
黒く塗りつぶされて隣に"5"と書かれている。
毎年やっているようなそうでもないような...
なんて思いながらも今日の出来事を書く。
「新年が始まった。毎年のことだが.......」
今年はどんな年にしようか。どんなことがあるか楽しみだ。
今年もよろしくお願いします。
最後に新年の挨拶を添えて日記を閉じた。
語り部シルヴァ
お題適当打ってみた
今回は、(ひ)でいきます
人をこれから遊びに行ってきますも今日がついに開幕が買ってきたからで‼️
?😵
遠い日のぬくもり
冬の気配が近づく放課後。
蓮斗は返却カウンターに本を置き、
そこに立つロングヘアの女子をちらっと見ただけで、
すぐに興味を失った。
(図書委員か。地味だな。初めて見る子だ)
本当に“初対面”のつもりだった。
少女――遥香は、
蓮斗の返却カードを受け取りながら、
胸の奥がざわつくのを感じていた。
(……なんで……?
知らないはずなのに……懐かしい……)
理由は分からない。
ただ、胸が痛いほど締めつけられる。
「……ありがとうございました」
控えめな声。
蓮斗は軽く手を上げて返し、
そのまま踵を返そうとした――その瞬間。
「おーい!蓮斗ー!どこ行ったー!」
図書室の静けさをぶち壊す声。
友達の大地が勢いよく入ってきた。
「パン買いに行くって言ってたのに戻ってこねぇから探したんだよ!」
「ここ図書室だって……声デカいって」
大地に肩を回され、
蓮斗はそのまま図書室を出ていく。
遥香は、
去っていく背中を見つめながら胸に手を当てた。
(蓮斗……
どうして……名前を聞いただけで苦しいの……?)
---
翌朝。
蓮斗は廊下でロングヘアの女子とすれ違った。
ふわりと漂うシャンプーの匂い。
胸の奥が一瞬だけ熱くなる。
(……なんだこれ。
知ってる匂い……?)
振り返るほどじゃない。
でも、妙に引っかかる。
遥香もまた、
蓮斗の横を通り過ぎた瞬間、
心臓が跳ねた。
(昨日の……人……
どうして……こんなに気になるの……)
理由のないざわつきが、
二人の胸に残った。
---
放課後。
蓮斗は大地に頼まれたプリントを返すため、
再び図書室へ向かった。
扉を開けると、
昨日と同じロングヘアの女子がカウンターに立っていた。
(……またいるのか)
胸がじんわり熱くなる。
恋だなんて思わない。
でも、ただの“初対面の女子”に抱く感情じゃない。
遥香もまた、
蓮斗の姿を見た瞬間、
胸がぎゅっと締めつけられた。
(……会いたい……
でも……怖い……)
蓮斗がプリントを差し出す。
「これ、大地のやつの返却」
「……はい。預かります」
声が震えていた。
蓮斗は気づかない。
ただ、胸のざわつきだけが残る。
(なんでだ……
あの子……昨日より気になる……)
---
その日の夜。
遥香は部屋の隅に置いていた段ボールを開けていた。
(今日の帰り道からずっと胸が苦しい……
なんで……)
底にあったのは、
唯一捨てられなかった水色のアルバム。
震える指で開く。
幼い日の写真。
ショートヘアの自分。
隣で無邪気に笑う男の子。
夏祭り。
運動会。
帰り道の夕焼け。
どの写真にも、
その男の子は当たり前のように遥香の隣にいた。
最後のページ。
中学の終わり頃の二人。
その顔を見た瞬間――
遥香の呼吸が止まった。
(……れ……
蓮斗……?)
胸の奥で、
忘れていた記憶が一気に溢れ出す。
「……嘘……
なんで……忘れてたの……」
涙が頬を伝う。
幼い日の笑い声。
夏祭りで繋いだ手の温度。
「また明日な、遥香」
そう言って笑った横顔。
全部、全部――
蓮斗だった。
遥香はアルバムを抱きしめ、
声を殺して泣いた。
(どうして……
どうして忘れちゃったの……
あんなに大切だったのに……)
でもその涙は、
悲しみだけじゃなかった。
胸の奥に、
あの日のぬくもりが確かに戻ってきていた。
新年
みんなの願いが、
叶いますように
いや、叶えよう
【新年】
さぁそろそろ逝こう
そろそろ飛び降りよう
さてと飛び降りよう
もう限界
シューーー!
疲れる
もう疲れる
限界だよーーーーーーーーーーー!
「明けましておめでとう!」
かんっ、と釜の鳴る音。
あまりの煩さに目が覚めた。
「まだ…早い」
視線だけを向けて見た窓は、カーテン越しであっても暗さがよく分かる。
まだ夜明け前だ。起きるには早い。
「正月だぞ!年が明けたのだ。早く起きろ」
かんかん、と釜の音が鳴り響く。
頭まで布団を被る。だが間近で釜を鳴らされ続ければ、その騒音を防ぎようがなく。
これでは二度寝が出来そうにない。
「…起きる。起きますよ」
「最初から起きればよいものを。ほら、早くしろ」
もぞもぞと名残惜しげに布団から出る。
釜を持つ大男と、その隣に寄り添う女性に視線を向け、おはよう、と気のない挨拶をした。
「馬鹿者。新年の挨拶くらいはしっかりしないか」
「明けましておめでとう御座います。さあ、準備をしましょうね」
呆れる男に、やはり気のないおめでとうを言い。女に手を引かれ、部屋を出る。
向かう先が、普段行かない納戸である事に、密かに気を落とす。
分かっている。新年なのだから、それなりの格好をしなくてはならない。
着付けを含めた準備は、すべて任せてしまえばいい。
去年もそうだった。何かをしようとする前に、すべてが終わっていた。
小さく息を吐く。
納戸の扉が開けられ、その先にいた数人の女性達を視界に入れて、この先の面倒な神事を思い、鬱々とした気持ちで部屋に足を踏み入れた。
新年に限った事ではないが、神事とは長く退屈なものだ。
単調な祝詞。ゆったりとした神楽舞。そして吉凶占術の儀。
着慣れない衣装を着て、長時間の正座に耐えるのは苦行でしかない。
足の痛みに耐え、早朝と言う事も加わり、度々訪れる睡魔に抗う。
此方を監視するような男の視線を、半眼で見返す。半ば睨み付けている形になってしまうのは、眠気が強すぎるからで仕方のない事だ。誰にでもなく胸中で言い訳をして、一つ瞬きをする。
もう一度。さらにもう一度と瞬きをする度に目を閉じている時間が長くなっている気がするが、きっと気のせいだろう。
もう一度、目を閉じる。そしてそのまま、
――かんっ。
釜の音。びくりと肩を跳ねさせ、目を開ける。
視線だけで辺りを窺うが、見える範囲に釜はない。男の手にも、だ。
男と視線が交わる。呆れたようでこちらの反応を愉しんでいるような、にたり、とした笑みに頬が引き攣った。
逃げるようにして、男から視線を逸らす。すっかり冴えてしまった目を擦り、諦めて奉納される神楽が終わるのをただ待っていた。
「神事の途中に居眠りをしようとするな、この馬鹿娘」
頭を小突かれ、窘められる。
それに言い返す事はせず。一瞥しただけで、回廊の先を行く。
正論に言い返した所で、さらに正論が帰ってくるだけだ。
回廊の終わり。一つ置かれた大きな竈に、男が釜を置く。
一つ遅れて竈に火が点いた。近くで遊んでいた風が近寄り、火の勢いを強めていく。
「いいぞ」
男に促されて、釜の上の蒸籠に米を入れる。
蓋を乗せ、しばらくすれば聞こえるのは、低く唸る声にも似た音。
釜の音が形を成す。鳥や蝶、葉や羽など様々になり、四方へ去って行く。
必要とするモノの所へ、必要な言葉を届けに行くのだろう。
次第に形を成す音の数が減り。やがて釜は沈黙する。
ふっ、と詰めていた息を吐く。これですべてが終わった。
「上出来だ」
大きな手で力強く、優しく頭を撫でられる。揺れる視界で、男が笑った。
「さて。戻って飯にしようか。俺もそろそろ酒が飲みたい」
「朝酒は、さすがに怒られるのでは?」
「正月の酒は、許されるだろう。これから客も大勢訪れる事だしな」
呵々と笑う男の手から逃れ、乱れた髪を手で直す。
疲れて溜息を吐けば、男の笑みが柔らかくなった。
「今年こそは、探し人が見つかるとよいな」
「…はい」
探し人。誰かは分からない。ただ逢いたいと、その想いだけが身を焦がす。
そもそも、自身が誰なのかも覚えていない。
人か妖か。それすらも分からない。目の前の男にも、ここにいるモノの誰にも、それこそ常世に住まうモノにすら分からなかった。
ただ男は、己に似ていると言った。人が妖に成った気配に似ている、と。
男が妖に成った理由を詳しくは知らない。知っているのは、人でいた頃の名残で、こうして現世の神事の真似事をしている事と、妖と成るために禁術を使用したらしいという事だけだ。
「戻ろうか。朝餉の用意も出来ている頃合いだ」
男の差し出す手に、手を重ね。回廊に足を踏み入れる。
回廊を歩きながら横目で見る空は、どこまでも広く、青い。
「何故、神事を執り行っているのですか?」
「どうした?急に」
無意識に溢れ落ちた言葉に、男は立ち止まり首を傾げた。
聞くつもりはなかったが、一度口に出してしまったものは取り消せない。男を見上げ、答えを待つ。
「そうだな。最初は当てつけのつもりだったんだがな」
目を細め、遠い過去を懐かしむように、淡く微笑んで。
「釜の言葉を聞き取れぬ現世の奴らを、この狭間で真似事をして嗤っていたんだが。おまえが来て、真似事が本当の神事になったな」
手を引かれ、抱き上げられる。近くなった男の横顔はとても穏やかだ。
「急がんと朝餉が冷めてしまうな。しっかり捕まっていろ」
早足で回廊を戻る。落ちぬよう男の首元にしがみつきながら、過ぎていく景色を声もなく眺めた。
「新しき年だ。今は宴を楽しみ、目出度き日を祝おうぞ。直に釜の言葉を受け取ったモノらも訪れる事だろう。忙しくなるぞ」
速度が上がる。回廊を抜け、大広間へと駆け抜ける。
時折上がる、誰かの小さな悲鳴に声には出さずに謝罪した。
これは大広間に着くまで、止まる事はないだろう。
「何をなさっているのですか!」
「おっと。これは、まずいな」
悲鳴に混じり聞こえた声に、男が焦りを見せる。
慌て立ち止まる衝撃に、そのまま飛ばされてしまいそうになるのを必死に耐える。
きゅっ、と床を鳴らし、静止する。飛ばされぬ事に安堵していれば、そっと地に下ろされた。
振り返れば、怒りを露わにした女の姿。その矛先は男に剥いていると分かっていながらも、ひ、と思わず声が漏れる。
「子供ではないのですよ!新年早々浮かれすぎないで下さいまし」
「すまん。つい」
「つい、ではありませぬ!危ないと何度申し上げたら、殿はお聞き下さるのですかっ!」
男の妻である女の言葉に気まずさを感じていれば、横から手を引かれた。そのまま二人から離れ、手を引かれるまま納戸に向かい歩き出す。
「お召し物が乱れております。朝餉の前に整えましょう」
「ありがとう」
礼を言えば、仕えの女は淡く微笑んだ。
背後ではまだ、男を叱る声が響いている。当分終わる事はないのだろう。
新年とはこうも騒がしいものだったか。去年を思い返し、同じような光景を見ていた記憶に、溜息が出る。
「如何なされましたか?」
「酒飲みとは、怖ろしいなと思って」
疲れた笑みを浮かべつつ、首を振る。
切り替えなければ。今から疲れていては、この三が日を耐えきる事が出来ない。
出かかる溜息を呑み込む。顔を上げて前を見た。
――かぁん、と。
騒がしい年の始まりに、どこかで釜の音が響いた。
20250102 『新年』
新年を迎えた夜、町はとても静かだった。
駅の前のだだっ広い広場に、独りの少女がギターをかき鳴らしていた。
歌を歌っているというより、音を出しているという表現が近しい。小綺麗にしているわけでもなく、容姿も優れている訳では無い。
彼女の音が轟く中、独りの女性が千鳥足で少女に近ずいてきた。OLのように見えるが、所々スーツは着崩れされている。
メイクは崩れていて目は赤く見える。頬も赤く染っている。
女性を見た少女はお構い無しに音を鳴らしていた。
「んふふん、んふふん、らんららぁーん」
女性は少女の音に合わせて踊り始めた。
シラフだったらとても見苦しいだろう。
少女は女性を見て顔を強ばらせ、移動しようとした。
女性はそれに気づいたのかフラフラ少女に近づき、財布から1万円札を2枚入れた。
「これあげるから、まだここでうたって」
『え、でも、これ』
「あい、いーから。」
女性は少女に1万円札を握らせる。少女はそれをパーカーのポケットに入れまた音を出す。女性は少女の音を楽しんでいるように見えた。
しばらく時間が過ぎ、雨が降り始めた。
「んぁ、あめだぁ。けっこーふってきたねぇ。」
『…。』
「ぅはは!、ふははっ。」
無言で雨宿りしに行こうとした少女の手を女性は引っ張って走り出した。屋根の下に行くと、女性は少女に尋ねる。
「きみさ、ひとり?」
『…は?』
「あたしはひとり、きみは?」
『…ひとり、です。』
「いっしょだねぇ。」
「ねぇ、いっしょに、かえらない?」
少女は無言で女性の手を取った。
「あは、やったー。とりあえずー、かみきろうか。」
「新年だしぃ、おもちとかたべよぉ」
少女は女性の手を頑なに握っていた。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
この2人は後に、“OL女児誘拐事件”として世間に知られていく。私はその事件の【被害者】らしい。
私は、知りたい。
新年に、なんで私を連れてったの、
なんで私だったの。
教えてよ、【おねーさん】。
【新年】
39新年
始まった年の意味を考え
何もなかったことにした
まだ時間はあると思って
生きていますその日々を
「新年」
「ニンゲンしゃん!」「ニンゲンくん!」
「あけまして」「おめでと!」
「今年もどうぞよろしくお願いいたします。」
「よろしくお願いします。」
「ニンゲンしゃん、ごはんよういちてくれたの!これなあに?」「これは……おせちと雑煮。健康とか、真面目に暮らすこととか、色んな願いを込めて作られてるんだ。」
「おや、キミは丸餅派なんだね?」「本来は円い餅が太陽、つまり神様を現すんだ。角餅がある理由は、円い形に成形する手間がかかるからなんだって。」
「だからあるべき姿の丸餅を食べてるんだ。」
「へえ、よく知っているね!さすがニンゲンくん!」
「なるほど、勉強になります!」
……ついつい知識をひけらかしてしまった。
でも、みんなが温かいおかげで許してもらえてよかった。
「ゆっくりおせちとお雑煮を食べたら、初詣に行こうじゃないか!」「はちゅもうで?」「そう!初詣!!」
「……初詣っていうのは、鉄道会社による創られた伝統なんだ。」
「色んな神社が駅の近くにあるのは、鉄道会社が儲けるためで───」「アレだろう?!本当はお正月は年神様を迎えるために家で過ごすのが正しいんだろう?!!」「……うん。」
「まあ細かいことはいいじゃないか!!とにかく行くよ!!!」
こうしてひとりと3人(?)で初詣に行くことになった。
「どこの神社に行こうか?」
「近所の小さな神社なら人が少ないから、そこにしよう。」
「じんじゃー?」「神様が祀られている所だよ。」「へー!」
少し歩いたところで、お目当ての神社に着いた。
いろんな色の椿が咲いていて美しい。
「おはな、きれいだねー!」「本当だね!」
せっかく神社に来たから、何か願い事をしよう。
「そうだね!願い事かぁ……。」
自分の願い事は、平凡に暮らすこと。
ゆったり、何もせずに生きていきたい。
ただ、それだけだ。
「おや!!!願い事が質素すぎる!!!」
「もーっと!!!宇宙が元気に存在できますように!!!とか!!!もっとあるだろう?!!」
そんなことを言われても……。
「ぼくはねー、もーとおおきくなりたいです!おとーしゃんは?」「私は、ニンゲンさんと君達が元気に過ごせることをお祈りしておくよ。」「ありがとー!」
……こんなふうに、誰かの幸せを願うことができたなら。
そうだ。それなら。
みんなが、誰かが健康に、平和に、幸せに暮らせますように。
なんて心の中で思っていると、小さな機械ははじけるような、可愛い笑顔を見せてくれた。
今年もいい年になりますように。