『新年』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
新年
年末にやるべきアレコレをできず
それでも新年を迎えました。
初夢は見たのか見ていないのか
記憶にないけれど、寝入りも良く
寝起きも良く、良い目覚めでした。
良い眠りも、屋根と壁のある中で
いつでも電気が灯るなかで
いつでも御飯が食べられるなかで
居るからこそ。
一日も早い復旧をお祈りします。
【チョコ初め(お題:新年)】
カレンダーを新しくして、百均で買った鏡餅なんて飾っちゃって、表向きはお正月をしているが、実は机の引き出しには去年のアドベントカレンダーが残っている。
12月1日から始まって、一日一粒ずつチョコレートが食べられる。しかしチョコの食べ過ぎでクリスマス直前にニキビができてしまい、それきり食べなくなって年が明けてしまった。
よっぽど食べたかったけど。
昔から何よりもチョコレートが好きだったから、貧乏大学生には高級すぎる一万円もするこんなものを勢いで買っちゃって。
買った時は、今年も当たり前のように独りで過ごすものだと思っていたから。
でも、初めて付き合った彼と、初めてのクリスマスの時に、鼻の頭にニキビができて真っ赤なお鼻のトナカイさんになるなんて嫌だったから。
そして今、正月早々私の家へ遊びに来た彼に、しまっておいたそれを発見されてしまって、わけを話したところ。
「いやあお恥ずかしい。そのままそっとしておいて」
「食べないの?」
「うーん」
「またニキビできるから?」
「まあ、ね」
「残り何個?」
私は指を4本立てた。
「じゃあ、一緒に食べてもいい?」
「全部あげるよ」
「好きなんでしょ?」
まっすぐ見つめられて、どきっとしてしまう。
そりゃ、チョコレートが一番好きだったよ。あなたと付き合う前までは。
彼はチョコを一粒取り出し、私の口元に差し出した。
「これならどう?」
あああ。
この人はもう、こういうことをするんだから。
ままよ、と私は彼の指からチョコレートをついばんだ。
伝えたい言葉が出てこない
地震で
前向きになりたい気持ちや
希望が
砕かれ消えた
本当に大変なのは
災害に遭われた方なのに
ニュースを見ながら
自分が災害に遭い
避難したときのことを思い出す
本当に一歩を踏み出さないと
『新年』
巡回の為に伺いました。点検の結果異常は、認められませんでした、セットをし退出します。
明けましておめでとう。
おばあちゃんにとびっきりの笑顔で言った。
はいはい、おめでとう。
そういっておばあちゃんはぼくにぽち袋を渡してくれた。
中身を確認すると1000円。
小学生を舐めてるの?
思いっきり目の前で破り捨てて泣いてやった。
ぼくはまだまだ可愛い孫。
そうでしょ?おばあちゃん。
唖然として立ち尽くす彼女を挑発するように、泣き声を大きくしてゆく。
新年を迎えて一夜が明けた
元日に起きた
能登の大地震のニュースに
正月気分は一瞬で消え
TV画面を見続けながら
被災地の方々の無事と
被害の最小を
祈る事しか出来なかった…
日本は地震大国だから
いつどこで地震が起きるかは
わからない
新年の今こそ
もう一度
防災グッズの用意点検や
避難場所の確認など
身を守るための
防災意識を高めようと思う
# 新年
ご無事と安寧を
穏やかな日々を
備わっている力を
祈りが届きますよう
願いが叶いますよう
『新年』
新年
「あけましておめでとう!」
いつも話しかけられない私でも
鳴り止まなくなるのは新年早々の
LINE…(泣)
追記
案が思い浮かばず自分の本音を書いてしまった…
(すんません)
あ!安心して(?)個人じゃなくて、グループLINE……
どうぞお身体だけは
お大事になさってください
安心した日を
一刻も早く迎えられることを
心よりお祈り申し上げます
まったくおめでとうちゃいますけど、
新年あけましておめでとうございます。
さっきから自分の頭の中を、緊急地震速報のあの声がずっと陣取ってるんですよ。
好きな歌を聴いても流れてるし、
夢やと思った方が気が楽と言いますか。
新年早々お騒がせなやつやな、構ってちゃんやん。
もうたくさん遊んだやろ。
一旦帰り?お母さん待ってんで?
言うてみたいなぁ、こんな言葉。
怖いから言えんけど。
まだ余震とかあると思うので、
皆さんのご無事を祈ります。
僕は日本海側の震源地に近い場所に住んでます 笑
132テーマ【新年】
新年 あけましておめでとうございます
今年は自発的に年賀状を書きました。
と言っても、年賀状をもらってから返しているので世間から見たら遅い部類に入ると思われww
今日は昼前に起きたので(前日、4時まで起きてたww正確には11時半ごろ)、とりあえず初詣に行くため、あらかじめこの日のために買っておいた服と靴をおろして(遅いかな汗)朝ご飯におかんが作ってくれたお餅入り雑煮をもちもち食べて、その後お風呂に入って、着替えて、(言っても、気温20度くらいあるんかいなって言うくらい暖かいので、秋口みたいな格好で)外出。
最初におすわさんに行って、長ーい列の横をこそこそっと入っていって、横からすんませんって感じで参拝させてもろてきました。無病息災とか、 とりあえず病気とかにかからないように見守っててくださいって感じで参ってきま。の。した。全員参拝し終えたので、おみくじをひきにいった
タイトル【新年】
文字数 700文字くらい
「0時00分、境目を遂に超えた」
スマホの画面を見ながら、彼はそう言った。
「年が明けたみたいだが、どうもそんな気はしないな。まあ、23時59分が0時00分なって、日付或いは年が変わったところで、昨日の続きという感覚がなくなる訳じゃないから、当然っちゃ当然なのかな?」
何やら釈然としない様子の彼に向けて、「デジタルかアナログか、ってこと?」と訊ねてみた。
中途半端な物怪顔になった彼が答える。
「ちょっと違う──いや、そういうことなのかも。うん、面白いね。デジタルかアナログか、か………。考えもしなかったな」
広角を歪ませて微笑むと、更に続ける。
「いつも不思議に思うんだ。昨日と然程変わらないのに、年が明けると、途端に昨日までの1年間が過去になった気分になる。始まったという感覚はないのに、終わってしまったという感覚だけがあるのだから、どうも心地が悪くってね。でも、払暁にもなると年が明けたという感覚がようやく出てくる。これがどうも不気味なことこの上ない。更に心地が悪いったらありゃしない」
「あなたの感覚で話すなら、年や日付の変わり方はアナログだけれども、どこかデジタルみたいだと感じるってことかしら? 慥かに、人生は連続性。年の変わり目も本来はそうあるべきなのかも………。非連続的に感じると違和感よねえ」
町のあちこちから新年を祝う声がする。時計に目をやると、針は0時07分を指していた。
「happy new yearではないぞ、ちくしょうめ」
そう言って煙草に火をつけると、煙を吐き出してから「だから新年は嫌いなんだ」と彼は悪態をついた。それを横に見ながら、私はこっそりと笑った。
お題:新年(創作)
打倒新年
元旦早々に結婚報告をして来た知り合いのSNSをミュートにした。ブロックしてもよかったのだが、角が立っては面倒くさいため後々日が開いてからブロックしようと思う。いや、ミュートのままの方が良いか。悩む。
結婚自体は良かったねと思うが、わざわざ年が明けるのを見計らって、特別感を出そうとする演出に感情的だがイラっとしてしまった。私たちの結婚はサプライズの価値があると思っているのかな。それなら等しく皆そうである。それに今後元旦になるたびにこれを思い出すのは鬱陶しい。
年に最低一回は会うことがある子で言おうと思えばいつでも言えるだろうに、心は二枚目だったんだなと苦笑いしてしまう。
独身が少しずつ減って付き合いもかつてほどは圧倒的に減るのはもう慣れた。各々どうぞお幸せにである。あなたがたの幸せは喜ばしい。ええ、本音ですよ。
ただ、祝う方も時に疲れるのも事実。だっていつも祝う側だから。固定ポジション。入れ替えなし。祝った分お返しなんて来ない。私が祝われることはないし、まあ結婚するつもりもないから。
それは当然だから仕方ないけどこちらとて「おめでとう」と言われたくなる時が時たまある。
歳をとってから「おめでとう」と言われることって案外選択肢が限られていて、結婚かキャリアアップぐらいだが、私にはそのどちらも縁がない。
せいぜいあるとすれば「新年おめでとう」という年始のお決まりフレーズでこれはただの挨拶でしかない。
だから、自分自身で言っていく。
「ここまで生きてきてえらい。おめでとう」
「辛い時も1人で乗り越えてきたよね。おめでとう」
「いつも祝う側で頑張ってきたね。おめでとう、私」
新年、また私が始まる。自分の幸せを自分でミュートして蔑ろにしたりはしない。
私の新しい年はまだまだ続くのだ。
いや、続かせるのだ。
沢山の人が形成した長蛇の列を潜り抜けて、冷たい夜風が肌を愛でる。あまりの寒さに全身が粟立ち、身体が思わず縮こまる。周りも同じようなポージングを取っていて、その姿が情けなく、自分も同じような姿勢であることに恥ずかしくなったけど、姿勢を正すことを躊躇するほどに身体の芯まで冷え切っていた。
なるべく肌を寒さから隠したくて、手をポケットの中に入れる。1人分の手のひらは空っぽのポケットに入れてもまだスペースに余裕がありそうだった。カイロを持ってこなかったことに軽く後悔しながら、確か去年もカイロを忘れて凍えるような寒さに必死に耐えながら初詣にきたことを思い出す。
やった、大吉だ、と喜びの表情を全面に出す彼女はとびきり可愛かった。2人とも冷え性だったからお互いの指は血が通っていないんじゃないかというほどに青白かったから、御神籤を見せあった後は指を絡めてお気に入りのコートのポケットに温もりを求めた。小物ならすんなり入るポケットも、2人の手を入れると大きく膨らみ、自然と近づく彼女との距離に心臓が早鐘を打ってうるさかった。来年もまた行こうね、と嬉々として話す彼女。そうだね、絶対行こう。改めて、新年明けましておめでとう、今年もよろしくね。こちらこそあけおめ、ことよろ。
でも、去年のこの日、白い息と共に交わされた約束は冬の夜空に消えていった。
今年、横に彼女の姿はない。未だ脳裏にチラつく彼女の声と匂いと表情。女々しいと分かっていながら引きずり続けている自分に辟易する。そんな自分と決別するのが今年の抱負かもしれないな。そう思って、彼女のトーク画面に下書きされた文字を消していく。
新年明けましておめで
新年早々はじまって地震がくるなんて、最悪な気分だけど、
今年も1年頑張って行こうと思う。
例年よりも全く新年感のない始まりを迎えて
でも変わりなく実家で家族と過ごせてることに
それなりの幸せを感じながら
年末年始特有の昼夜逆転生活のせいで
眠気から来るイライラと戦いながら
気付けば夕方
一旦切れたスイッチを戻すために
仮眠を取ろうと横になって10分経ったか
経ってないかぐらいに聞きなれないアラーム音
すぐに速報が写し出されて、でもまだその段階では
異変には気付かず
文字を見たからこそ感じとれた
寝ているのに目眩が起こったような
単純な横揺れではない、揺らされている
イメージで言えばお盆の上に乗っている
縁に沿わせて回されているビー玉
そこからは恐怖
文字と映像と音声からの想像の恐怖
次はこの場所にも来るかも
これからもっとひどい未来がやってくるかも
理性や我慢を一瞬でも緩めると
泣き叫べてしまうぐらい
繋ぎ止めるのは不安を煽ってはいけない
という怖がり屋さんへの愛
本来自分がそちら側でありたいが
それはしてはいけない
というより、すると収集がつかない
生きることを目標とした時の
最善の道ではないと感じた
この人たちと生きていくには
を考えた
ずっと心臓の鼓動が重い
いつもより速い訳でも遅い訳でもないはずなのに
とても身体に響く
観ても観ても何が変わる訳でもないのに
同じ情報と同じ映像を
食い入るように見るしかない
30分程するとあくびが止まらない
脳が身体の安心を感じとり
次はココロを安心させようとしている
解決にはならないとわかっていても
とりあえずこの現実から
逃れさせようとしている
1時間程して現在地点の安全を
これといった根拠もなく確信
というよりももうココロが持たないと
危険信号を出しているのを
無意識に感じ取ったのか
甘みが欲しくなり
同じ位置同じ姿勢で固まっていた
身体を動かせられた
そこからは時間
とにかく時間
ココロが正常に戻ったのか
逆に麻痺させているのか
判断は付かない
大事なのは正解を見つけることではなく
いかに日常らしい振る舞いを
こなせているか、ということ
新年
新しい年を迎え、御不幸な方もおられるでしょうが。
謹んで初春の慶びを申し上げます。
旧年は八百を超える♡もっと読みたいを戴きまして有難う御座いました。
本年も暇を作っては色々と書いて行こうと思っています。宜しく御願い申し上げます。 通算79作目
令和六年正月 徳博🧑
『新年』
きみはとても優しいよね。
この“優しい”は、褒め言葉でも、決して貶し言葉でもなくてさ。人を初っ端から否定したり拒絶したりすることがないよねっていうこと。話して、関わって、知って、距離感を掴んだり、好き嫌いを判定する。自分の軸をしっかり持ってる。立派なことだと思うよ。
でもそのせいで、ちょっと変わってたり、めんどくさかったり、ひねくれた人からも好かれやすいんだよね。万人受けするから必然的にそうなるのかもしれない。そしてそういう人は、“優しくない人”に否定されたり、拒絶されたりした経験があるから、“優しい”きみと関わると、その心地よさになおのこと惹きつけられるんだろう。ゆえにきみの負担が増える。段々めんどうくさくなって、そのひねくれ加減にうんざりしてくる。余裕があるうちはまだいい。徐々に耐えられなくなっていく。そして、爆発する。
きみは、自分は冷たい人間だ、ひどい人間だと思っているかもしれないけど、むしろ逆だと僕は思うんだ。追い込んでいるのはきっと周りなんだよね。僕にはわかる。その追い込んでる人のうちの一人が僕だから。
心地よくて、甘えて、頼ってしまう。負担をかけていることはわかっているけど、あまりにもきみが好きすぎて。でも、きみが僕のことを好いてはいないこともわかってる。「きみのことが好きな僕」が好きなだけなんだろう。寂しいけど、それに関してとやかく言う資格がないこともちゃんとわかってる。
きみとの時間はとても楽しかった。新たな発見の連続だった。でも、僕もなんだか疲れてきちゃった。好きでもない僕のことを好きだと言って、どうでもいいのに大事にしようとするきみを見てると申し訳なさでいっぱいになる。
だから僕は決めたんだ。きみから離れて自立して、別の道を進んで行こうと思う。新年早々何を言っているんだと思うかもしれない。こんなに時間がかかってしまった。ごめんね、でももう大丈夫。きみのことを解放するよ。
新年
少し前のことでも、「去年」と表せる。
心や物事の区切りを少しでもつけておこう。
『新年』
揺れたからTVをつけた
言葉が見つからない