やん

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例年よりも全く新年感のない始まりを迎えて
でも変わりなく実家で家族と過ごせてることに
それなりの幸せを感じながら
年末年始特有の昼夜逆転生活のせいで
眠気から来るイライラと戦いながら
気付けば夕方

一旦切れたスイッチを戻すために
仮眠を取ろうと横になって10分経ったか
経ってないかぐらいに聞きなれないアラーム音
すぐに速報が写し出されて、でもまだその段階では
異変には気付かず
文字を見たからこそ感じとれた
寝ているのに目眩が起こったような
単純な横揺れではない、揺らされている
イメージで言えばお盆の上に乗っている
縁に沿わせて回されているビー玉

そこからは恐怖

文字と映像と音声からの想像の恐怖
次はこの場所にも来るかも
これからもっとひどい未来がやってくるかも

理性や我慢を一瞬でも緩めると
泣き叫べてしまうぐらい

繋ぎ止めるのは不安を煽ってはいけない
という怖がり屋さんへの愛

本来自分がそちら側でありたいが
それはしてはいけない
というより、すると収集がつかない

生きることを目標とした時の
最善の道ではないと感じた

この人たちと生きていくには
を考えた

ずっと心臓の鼓動が重い
いつもより速い訳でも遅い訳でもないはずなのに
とても身体に響く

観ても観ても何が変わる訳でもないのに
同じ情報と同じ映像を
食い入るように見るしかない

30分程するとあくびが止まらない

脳が身体の安心を感じとり
次はココロを安心させようとしている
解決にはならないとわかっていても
とりあえずこの現実から
逃れさせようとしている

1時間程して現在地点の安全を
これといった根拠もなく確信
というよりももうココロが持たないと
危険信号を出しているのを
無意識に感じ取ったのか
甘みが欲しくなり
同じ位置同じ姿勢で固まっていた
身体を動かせられた

そこからは時間
とにかく時間

ココロが正常に戻ったのか
逆に麻痺させているのか
判断は付かない

大事なのは正解を見つけることではなく
いかに日常らしい振る舞いを
こなせているか、ということ

1/1/2024, 5:28:34 PM