『新年』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
新年 #21
毎年毎年、新年を迎えるのが早くなってる気がします。
もうGW?
もう夏?
新米がきて
クリスマスで
バタバタしてたら年末…(笑)
そして
あけましておめでとーございます。
新年明けましておめでとうございます。
皆さんは紅白見ましたか?私は、小5のガキなのですが、先日の紅白に推しが出ました!!皆さんご存じかわからないのですが、「すとぷり」というYouTuber歌い手、エンタメグループです。私の推しは、莉犬くんという赤色担当の方なのですが、とってもかっこ可愛いです!!
と、その事はおいといて、今年はどのような年になるのでしょうか…。ちょぴっと不安です。でも楽しみだなぁというのはあります!
「また君と年を明かせるとは思っていなかったよ」
マフラーに埋もれた口元で、彼はもごもごと呟く。
自信の無い瞳は元日でも健在だ。
「来年もその次も、ずっと一緒に新年を過ごせるさ」
僕もなんだか照れ臭くなり、明後日の方角を見つめながら彼を安心させてやろうとした。
まったく、世話が焼ける友人を持ったものだ。
彼のネガティブさはいつも少しズレていて、それがなんだかおもしろい。
僕はしばらく彼の返事を待った。
「…うん」
ようやく小さな肯定が聞こえた。
そっと彼に目をやれば、耳まで真っ赤にしている。
これは友人としてはからかわなければ。
「寒いのか?」
「ほっとけ」
やっと君と目が合った。
わかりにくい笑顔が目元に浮かんでいる。
今年も良い年になりそうだ。
山に登った。
暖かく染まっていく空の中で、初日の出を見た。
山頂までは登れなかったけれど、それでも十分綺麗だった。
日の出なんて毎日あるのに、
これからも飽きるほど見るだろうに
私は新年の一日に、この人生に、何か意味を残したかったのかもしれない。
「新年」
あけましておめでとう
今年もよろしくお願いします
いつもならたくさん言ってたのに
今年は誰にも言えなかった
「今年はずっと一人ぼっちなのかな」
そう考えて泣いている
泣いても何も変わらないのに
新年
あたらしい一年のはじまりに
いつものように
お腹が空くこと
おいしく食べたあと眠くなること
会話する誰かがいるということ
ネットを通してでも
同意見の言葉を知れること
甘んじてはいけない
けれど
この一年も
得られますように
新年
寝正月
コンビニ
仮眠からの地震
住処があれだから
一応は自主避難した
タバコが吸えないくらいで
まだ数時間だから
特になんともないかな
地震が止まってからも
寝てても背中が揺れてる感じが
揺らされてるのか揺れてるのかは謎
その避難所で
片側に頭がおかしな奴らだけいる
誰も見事に近寄らない
棲み分けは大切だけど
こんなに露骨になるとはね
当人らには判らないぽい
私は私で
相変わらず
どちらにもいない
「もう目の前に来年が立ってますよ。」
死んだ目で街を見下ろしながら隣に投げかける。
「大晦日まで仕事で、やっと終わったと思えば職場のビルの屋上で後輩と過ごすなんてね。」
「いいじゃないですか」
イヤイヤな感じを出してるけど、後輩思いなのが透けて見えるから憎めない。
「職場で年越しは僕も不服ですよ。でも、飲もうって誘ったのは先輩です。」
コンビニまで買いに行かされた不満を少しぶつけるように、ツマミの袋を肩に押し付ける。
「サンキュ」
そう言ってノールックで受け取る先輩は夜が似合う。
寒空の下、ビールを飲むのは案外初めてで、頬を緩ませながらプルタブに手をかける。
「ちょっと待って。まだ。」
「え?」
サビ前で曲を止められたかのように、腑抜けた声を白い息が運ぶ。
「今いいところだった。なんで止めるんですか。」
「いいから、あと少しだけ。」
僕を見ずに先輩は左手に目をやる。
「…先輩?」
疲れて働かない頭で考えても、先輩の行動は読めなくてただ先輩の横顔を見つめるばかり。
視界のネオンがボヤけてきた頃、先輩が動き出す。
白くてすらっとした指先で缶ビールを掴む。
頬を片側だけ上げて、こちらを向く。
「0になったら、一緒に開けて。いい?」
新鮮味を覚えるそのイタズラな瞳にますます意味がわからない。
一瞬だけ左腕を見る先輩。
「ちょっとどういう…」
「10、9、8、7、6、5、4、3、2、いくよ?ゼロ!」
カシュッ、カシュッと決して同時ではない音が耳に届く。遅れてしまったのは僕の音だ。
「あけおめっ。」
手早く缶をコツンと当て、新年の挨拶も早々に缶を口へ運ぶ先輩。
「あー、年越しと共に飲みたかったんですね。」
遅れをとりながら僕も口に含む。
「今年もよろしくね。後輩。」
良い年にしていきたいです。
今までは
良い年でありますようにと
願ってきたけど
それは違う
良い年にしていきたいと
自分の力で築いていかないと!
努力していかないと!
新年に気づいた大切こと
【新年】#56
「新年」
こんな紙くずで今年の運が分かるわけない。
ゴミ箱に捨てて自分で運を集めよう。
【#13】
「新年新年って言うけどさ、ぶっちゃけ年明けって実感ある?」
ソファーに寝転がり、スマホを片手で操作する同居人が、突然そんなことを言い出した。
僕は明日の雑煮の準備をする手を止めて、んー、と唸る。
「ないかな」
「だよね! 結局、いつも通り日付が変わるだけじゃん? それなのに、新しい年になったって、人類がみんな認識してるの怖くない?」
「一種の洗脳みたいな?」
「そうそれ! さすが分かってる!」
ぐるんと仰向けになって、スマホを持っていない手で親指を立てる。そりゃあ、十年も一緒に住んでいれば、ある程度言いたいことは分かるってものだ。僕も親指を立てて、笑ってみせる。
「だから、元日を迎えても私はあの言葉、言わないから! 洗脳には屈しないぞ!」
「どうぞご自由に」
テレビではもう年末番組の司会者がカウントダウンを始めている。
3、2、1……クラッカーが鳴り、画面がキラキラのテープで埋まる。「あけましておめでとうございます!」と司会者が歯を見せて笑った。
僕は同居人に近付く。
「あけましておめでとう。今年もよろしく」
同居人はスマホから僕へ視線を移した。
「うん、あけおめー。よろしく…………ってああ! 言っちゃった!」
「ははっ、見事に洗脳に負けたね」
「くそー……わざとでしょ!」
「さあ?」
来年こそはっ、と頬をふくらませる同居人。
実は毎年似たようなやり取りをしていて、毎年洗脳に屈しているのだと、そろそろ教えてあげた方が良いのだろうか。
新年の地震、とても驚きましたし、心も痛みました。
皆さんの無事を心からお祈りしています。
寒い日が続いているので、体調にはどうぞ気をつけて下さい。
新年あけましておめでとうございます。
今年もいろいろな話を書いていこうと思います。どうぞよろしくお願いします。
…と清々しい気持ちで言いたかったのですが、こちらは、それどころではなくなってしまいました。
年が明けたばかりに災害。結構な揺れでして、ネットやテレビで情報収集ばかりしていました。
怖くて、今日はお風呂に入れません。もうそろそろ寝ます。
今年は…このアプリを変わらず続けることを目標とします。細く長くで、ぼちぼち頑張ります。
「新年」
年があけたが、だからといって何か特別なことがある訳でもない。これまで同様、いつも通りに過ごすだけである。
おせちも食べないし、年賀状も送らない。特別なところへ出かける訳でもないし、帰省もしない。一人で普段と同じ生活をする。そういう新年があったっていいはずだ。
【新年】
新年そうそう大地震
心がざわざわした。
東北大震災を経験しているので、その日の夜のことをまざまざと思い出した。
2階で寝ることが怖くて家族みんなでこたつに入りながらその日は休んだ。
うつらうつらしている目に赤い光が映って、なんだろうと外に出ると
何台もの消防車が音もならさず赤色灯をギラギラと光らせて家の前を通って行った
原発が危機状態だったことは後で知った。
新年の大地震
被害が少ないことを祈ってる。
一番は人々の命が守られることを、そして心に大きな傷を残さないで、と願ってる。
本当なら1年の明るい未来を願うべき今日、人々の命と心の無事を願う日になるとは…
どんなに科学が発展しても、やはり人類は自然に勝つことはできないのだろう。
一歩ずつ、積雪で足場の悪い山道を登っていく。この山を越えた先に、目指す砦があるのだという。
だいぶ標高の高いところまで来たようで、酸素が薄いのか呼吸が苦しい。
ただ――背後に振り返って見下ろすと、一面に広がる景色は見事としか言いようがなかった。
ぼんやりとフィエルテが眼下に広がる景色を眺めていると、頭上から声が降ってきた。
「おい、何をしている」
彼女は振り仰いで口を開いた。
「ミラさま」
彼は不機嫌そうに彼女を見下ろしていた。まるで突き刺さりそうなほど尖った視線だ。
「足を止めるな、辛いのなら進め。進まねば楽にはならんぞ」
「あ、いえ、そういうわけではないのです」そう言いながら、彼女は景色に視線を戻すと、ふっと頬が緩ませた。「……きれい、と思っただけなのです」
そうつぶやくと、フィエルテは再度、彼を振り仰ぐ。
「足止めして申し訳ございません。もう、大丈夫です」
はあ、と彼は溜息をつくと、少し口許を緩めた。
「足を止めたついでだ、構わん。そのまま、前を見ていろ」
彼はそう言いながら、前を――フィエルテの背後を指し示した。
言われたとおりに彼女は振り返った。
すると、山の奥がほのかに明るい。空の色が深い紺色から青みがかった橙色へと移り変わっている。
思わずフィエルテは息を呑んだ。言葉もなかった。
しばらくすると、どんどんと明るくなって山の向こうから大きな丸が姿を現した。
空がにわかに明るくなっていく。丸は徐々に上がっていって、やがて辺り一面がぱあっと明るくなった。
日が昇ったのだ。
「年がまた一つ明けたな」ぽつりと彼は続けざまに独り言を漏らす。「……だからこそ、急がねば」
それは彼女の耳に届く前に、辺りに紛れて消えてしまった。日の出に夢中になっていた彼女には、どちらにしろ届いていなかっただろうが。
「さあ、行くぞ」
彼は日の出に見惚れる彼女の肩を一度掴んで揺さぶった。彼女がうんともすんとも言わぬ間に、さっさと放して踵を返して行ってしまう。
はっとフィエルテが我に返ったときには、ざっざっと雪を踏み分けていく音は既に遠ざかってしまっていた。彼女は名残惜しさを覚えつつも、見失わないうちに彼のあとを急いで追いかける。
どうか、彼が安息できる日々が早く訪れますように、と祈りながら。
あけましておめでとうとかいわないで私うさぎのほうが好きなの
皇室の女性陣のティアラが四年ぶりに解禁となり、年新たにして誰も彼もが祝いに興じると思っていた。
「は?!地震?津波!?」
数時間前までは、お笑い番組で笑っていたはずなのに。少し移動している間に、テレビの画面は何度も見かけた災害の知らせに変わっていた。
けたたましい警告音が何度も部屋に響き渡った。
「フォロワーさん、大丈夫かな」
料理の片手間にSNSを開くと、激しく揺れたと書き込みがあった。
幸いなことに、連絡は取れた。
帰りに見上げた夜空は、私達のことなど知らぬかのようにオリオンを引き連れて輝いていた。
※被災者の方の一刻も早い救助、被災地の復興をお祈り申しあげます。余震等まだ油断はできません。
できる限りの防寒と防災対策をし、安全に夜をお過ごしください。
あけましておめでとうございます!今見てる君元気ですか?地震がすごいみたいで最悪のスタートを切ってしまった
あたたかな思い出だけを携えて
いつもと同じ今日のはじまり
【新年】