『新年』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「お正月だからっていつまで寝てるの!!」
突然、鬼の形相で私の部屋に入ってきたお母さんの威力に寝起きながら面食らった。
びっくりして思わずは、はいっ!!なんていい返事を新年からくりだしてしまう。
「わかったから……そんなにおこらないで、」
もう、なんて部屋のドアを閉めて1階へと降りていったお母さんを見送って何とか布団から出ようとする。
冷え込んだ冬の寒さは肌をさすようだ。
今更このぬくいベットを出るなんて想像しただけで鳥肌ものだ。
どうせならもう一眠りしちゃおうかな。
どんな夢を見たかも忘れてしまったし、初夢が先生だなんてちょっぴりロマンチックじゃないか。
現実で会うことが出来ないならせめて夢の中では恋人同士のような夢がみたい。
この後また部屋に乗り込んでくる鬼の形相を知らずにまた夢の世界へと旅立った。
2024.1.1『新年』
非日常を慶んでいたはずなのに
こんな非日常は望んでないのに
/お題「新年」より
『新年』
暗闇から徐々に光が上る。
眩しいのだろうか、薄く目を細めながら初日の出を見るあいつの顔を見て、俺は思わず吹き出した。
「お前今凄い顔してる。」
俺の言葉にあいつはすぐに剥くれっ面を見せて、ぽかぽかと俺の胸を叩いて抗議してくる。出会ったときよりは遥かに短くなった水色の髪の毛がさらさらと揺れて、そんな姿までが可愛いなんて思うのは明らかに惚れた弱みだ。
「なによー!こんなに可愛い私に酷い!」
可愛いなんてこれっぽっちも思ってないくせに、わざと虚勢をはって、自分は一人でも大丈夫だなんてボロボロの心を持ったまま他人の心配をしていたこいつの本質に気づけなければ、今こいつはどうなってたんだろ。
「って、なんか言いなさいよーっ」
俺が黙って見てたら、ほらもう不安になってる。
不安になると眉を下げるのが癖なんてもちろん知ってる。
だから頭を撫でれば剥くれながらも、安心した表情を浮かべた。
一度親に捨てられたこいつは自分は役立たずだなんてずっと心に傷を付けたまま誰にも言わないつもりだろうか。
俺も、こいつのお兄さんに聞いたから初めてしったのだ多分何かないと俺にも話すつもりは無いのかもしれない。
「ほら、初日の出見たんだから、一回家帰るぞ。
後でお兄さんに挨拶もいくんだろ?」
「うん!お兄ちゃんがちゃんと新年迎えてるかな心配…。
なんか急に一生懸命頑張ってて怖いんだ」
最初はうざいやつなんて思ってたけど、ちょっとずつ話してけば考えもしっかりしてたし、何よりほっとけなくなったのは誤算だった。安心しきった可愛い表情を浮かべるこいつの手を握りながらお兄さんの心配をする顔を見る。
お兄さんが不安定なのは多分俺のせいだと思うがまだ言えない。
新年を迎えたこの日。俺はこいつにプロポーズをしようとしてる。
それを一足先にこいつのお兄さんに言ったから、護るものがわからなくなったお兄さんがちょっとだけ不安定になってしまった。
けれど、『ありがとうございます。君が妹と結婚してくれるならもう何も心配はないんです。ただ一つお願いがあります。妹も僕も少し壊れてしまってるので、どうか必ず愛してあげてください。』
なんて素直に微笑んでくれた姿を見ると、お兄さんからこいつを護るという重荷を取れたのかもしれない。
重荷が取れたお兄さんがどう生きるかはお兄さんの問題だから、俺はこいつとたまに見守ればいい。
「お兄さんなら多分大丈夫だろ。たまには会わないとすねそうだけど…。
それより帰ったら凄い大事な話が有るから、ちゃんときいてほしい」
「えー?改まってなに?凄い気になる!」
俺がやることは、お兄さんの代わりにこいつを護ること。
多分プロポーズに答えてくれる自信はある。
後はかっこよく決められるか。
どうかタイミングを邪魔されませんように。
そう新年のお祈りをしながら二人手を繋ぎ帰宅するのだった。
良いお年をお迎えください、と書いた矢先に。
皆様どうかご無事で……。
END
「新年」
新しい年が始まった。
朝方はおめでたい報告も多く、
一粒万倍日、天赦日が重なった
最大の吉日と言われるこの日。
忘がたい天災も訪れた。
辰年ということもあり
龍神様が張り切っていたのかな。
ともかく少しでも多くの人が
無事でいられますように。
新しい幕開けは世の中にとって、
そして自分にとって、どのように進むのだろう。
後悔のない日々をできるだけ多く送りたい。
新年になった。なにを思う?
今年の抱負。これからの予定。新年にやりたいこと。
人それぞれ。十人十色。
僕は、君の顔を思い出したよ。
元気かな?大丈夫かな?
そうやって考えていたら、新年早々地震。
怖いなぁ、という思いより先に、君は大丈夫かな。という焦燥感に駆られた。
急いでメッセージを送った。返事はすぐに帰ってきて、ほっとした。
君が無事なだけで、今年は頑張れそうです。
これを読んでくださった皆様、新年、あけましておめでとうございます。今年も、このアプリを続けていきます。ぜひ、読んでください。
2024年も、みなさまの人生が、明るいものでありますように。
「新年」
新年早々、日本中が不安の渦に包まれました。
テレビを通して見た映像は真っ赤な火の海でした、
家族と過ごした家、友達と歩いた道、学校。
当たり前の景色がどんどん崩れていく。
多くの人が今日怖い思いをしたでしょう。
そして、震源に近い方は津波や火事などで
今日の夜は不安で不安で仕方のないことでしょう。
無力な自分に絶望しました。
どうか、命を落とす方がいませんようにと願うばかりで。
そんな時私に出来ることは、私の創る言葉で誰かを
励まし、希望を与えることだと思い出しました。
辛いときほど、自分に優しく、人に優しく。
どんなに辛くても、生きていればまた日常が戻って来る。
最後まで希望と冷静さを持ち続け、貴方が誰かの心の光に。
優しさと、希望は心のリレーです。
それをどんなときも忘れずに、私が繋げたこの言葉は貴方の心のなかで生き続けて欲しいです。
どうか、貴方の尊い命が明日も、何ヶ月も、何十年も、続きますように。
また皆様に幸せな日常が戻って来ることを、心から願っています。
新年明けましておめでとうございます
今年も目標を立てて頑張ろう、そう思ってます
新年
新しい朝 新しい一日
新しい一年が始まる
何をする?何をしたい?
抱負は 野望は
膨れ上がる
やりたいこと
行きたい場所
欲しいもの
全てをリセットして
新しいページに書き連ねる
〝新年〟
新年を迎え、ポストを確認する。
思っていたより多くの友人から年賀状が届いていた。
心のこもったメッセージに、頬が緩む。
せっかくの休みだが、休みが明けるのが待ち遠しい。
早くまた会いたい。
位置について、よーい、どん!
「あけましておめでとう」から始まる
リスタート
#新年
「だいすき」
その言葉は彼を苦しめた
あなたは好きな人から「だいすき」と言われたらどう思いますか
大体の方は「喜び」だと思います
けれど、絶対に好きになってはいけない人(例えば、もうすぐ寿命を迎える方、身分的に結ばれてはいけない関係の方、年齢差が激しく好きになってしまったら世間から批判されてしまうような方)からの「だいすき」ならどうでしょうか
「だいすき」と言われてうれしいのに心の底から喜べない、つまり苦しみになると思います
みなさまが苦しまず心の底から喜べるような恋をするのは難しいと思います
忘れられない恋もあると思います
それでもその体験を乗り越えて自分の幸せのために前を向いて生きていきましょう
PS,途中から何書きたいか分からなくなって文章変になってます😿💧
今年もよろしくお願いします(*.ˬ.)"
来年の目標を立ててください、と10歳年下の男に言われた。
新年が玄関ドアをこじ開けて今にでも押し入ってきそうな23時過ぎのことである。
酔い心地のまま好きなYouTuberのカウントダウンLIVEを観ていた矢先のことである。
この男はまた...、と思いながら逡巡していたら、今と何も変わらない状態でいいのですかと更に追い討ちをかけられる始末。
ははは、今更そんなこと言うのと掌をひらひらさせてやりたい心持ち。
こちとら無駄に10年早く生まれてませんぜ。
貴方より命の体感が過敏になりつつあるアラフォーを見くびらないでいただきたい。
時間の流れは等しくあるように思えるけれど、受け止める身体の違うこと。
さぁ今年の目標は?
貴方に教える気はないけれど、そうね、大きな目標を達成するための小さな目標を立てたの。
いちいち何かに書き留めなくても自分の弱点を認めた私は去年とは違うから。
教えてあげてもいいけれど、まずは貴方から発表してくれないと。
そうそう、今と何も変わらない状態でいいのかって?
今と何も変わらない状態なんて無いと思っていますと答えました。良くも悪くもね。
何も変わらないなんて考え、ある意味傲慢よね。
今年の大晦日、来年の目標を立ててくださいって貴方に直接言うわ。何も変わらない状態でいられないんだからってね。
「新年」
新年。
新しい年がやってきた。
ほのぼのお正月気分で
のんびりしてた。
何気ない時間。
何気ない幸せ。
今はテレビの前...
祈るばかり。
「『どうせこのアプリの傾向から、今日のお題は「新年」とか「正月」とかなんだろ』と思って投稿の準備してたけどさ……」
うん。みなまでは言わん。某所在住物書きはテレビとアプリで情報を追いながら、今日投稿分の予定だった文章に修正を加えている。
時折手を止め「お気に入り」を確認するのは、そこに登録している面々の安否・無事を確認したいから。
さすがにまだ、投稿は少ないらしい。
「……明日投稿分どうしよう」
三ヶ日、今年の目標、初詣、初夢。年間行事ネタの多数登場するこのアプリで、新年直後のお題は予想がしやすい。が、
「今年のこの状況」で、明日、何が書けるだろう。
――――――
都内某所の某アパート、新年の朝。
部屋の主を藤森といい、近所の参拝客少ない稲荷神社で早々にお参りを済ませて、
防音防振設備の整った比較的静かな自室で、1月1日を過ごしていた。
テーブルの上のスマホからは、グループチャットアプリのメッセージ受信通知が吐き出され、
すなわち、藤森の職場の後輩が某カフェの正月限定メニュー(にランダムで添えられる非公式概念アクリルチャーム)を一緒に楽しもうと誘ってきたり、
職場の同僚が儀礼として新年の挨拶をしてきたり。
ひいきにしている茶葉屋からは、三ヶ日限定で使用できる10%引きクーポンが。
つまり、「消費税分を負担するので、急須だの湯冷まし器だの、買い替えませんか」の誘いであろう。
「……去年買い替えたばかりだが」
茶器と茶葉を置いている棚を見て、藤森がポツリ。
諸事情あって、一度部屋の家具家財のほとんどを手放したのだ。その諸事情が予想外に「解決」してしまい、藤森は再度、多くを買い直すハメになった。
去年の11月、16日頃のことである。
「宇曽野に茶香炉でもくれてやれば良いのか?」
宇曽野とは藤森の親友、既婚の野郎のことである。
戸棚から茶筒を出し、賞味期限を迎えた分を取り出して、香炉用を保存している容器へ。
空になった方の筒の中に、新しく封切ったものを――香りたかく余韻の甘い川根茶を詰める。
スンスン、すん。
鼻を近づければ確かに感じる緑茶の甘香に、その優しく穏やかな清涼感に、藤森はsh
ピンポンピンポンピンポン!!
『おとくいさん、こんにちは、こんにちは!』
「なんだ。元旦の朝っぱらから、騒々しい」
雰囲気急転。ぼっちで茶葉の詰替えをしていた藤森の部屋に、インターホンの連打が響き渡った。
「あけまして、おもち、買ってください!」
ドアを開ければ藤森の予想どおり。
去年3月からの付き合いの、稲荷神社在住な餅売りが、年齢一桁後半か10代前半あたりの子供が、
それはそれは、目をキラキラさせて、「狐の尻尾など高速でブンブン振り回して」、藤森を見上げている。
「おいしいおいしい、ウカノミタマのオオカミサマのご利益ゆたかな、正月おもち、今ならご利益ぞーりょーちゅー!」
一部非現実的なトンデモ描写が挟まったが、気にしない。どうせフィクションである。
「すまない。今日は結構だ」
藤森が訪問販売を断ろうとすると、子供は「耳と尻尾を絶大な驚愕にピンと立てて」、目を見開いた。
「お正月におもち、たべないの……?」
「『今日は』、結構だ、というだけだ。ともかく、まぁ、今年もよろしく」
「明日おしるこお持ちしますか?明後日おしるこお持ちしますか?しょっぱい方がいい?」
「あのな」
「海のおそとの、アニョハセヨな9本尻尾おばちゃんは、『ハツキムチとかレバーキムチとかと一緒に炒めてチーズ入れるのも、意外と美味しいのよ』って」
「待て。それ、『何』のハツとレバーだ」
「おばちゃん、『ただ無言でニッコリ笑って、相手を見て、相手が顔面真っ青になってから、ブーブーブヒブヒって、正解を教えてあげなさい』って」
「あのな……?」
年明けというのはそんなに良いものなのだろうか。
面白いテレビもなく。特別何かをする予定もない。一人だから節も雑煮も蕎麦も作らない。その時食べたいものを食べて、ゲームしたければゲームをする。映画を観たければ映画を観る。
いつもと同じ日だ。
寒いから初詣にも行かない。福袋もこれといって欲しいものはないから、単品で欲しい物を通販で買う方がいい。
いつもと同じだ。
何でそんなに騒ぐんだ。
と、思っていた。
君に出会うまでは。
「あけましておめでとう!」と笑顔の君を見ていたら、こんな風にゆっくり一緒に過ごせる年末年始も良いと思った。
2024/01/01 _ お題「新年」
ゴーンゴーンと言う、鐘の音と共に
2023年と言う幕が下がり
2024年と言う名の幕が上がった。
さぁ、来年のこの時も
幕を下げられるように、新たな旅路を歩もうか
---二作目---
新年、明けましておめでとうございます。
今年も貴方と、幸せな時間を共有出来ますように
#新年
167作目
新年 某都内の神社で
おみくじを引いたら
凶でした。
でもそれは悪いことのどん底であって
それ以上、下はなく
これから運気が上がるしか道がないってこと。
『新年』(テーマ)
あけおめでございます。
みなさん抱負はきめましたか?
私はジョジョのアニメを全て見終える です。
内容は知ってるんですけどね、アニメはまだ見てなかったので最近見初めまして..今4部が見終わりました。凄くグレートでした。
はい、実は私いつも「おやすみだ..アリーヴェデルチ! 」と言ってるわけなんですが、5部まだアニメで観てないんです。これからなんです、残念!
今マイクラやってたらエラーでホーム戻されて、
もう1回開いたら作業結構頑張って途中まで出来てたのにほぼ最初からになりました..。オワタ\(^o^)/
寝ます..いや嘘です、なう(2024/01/01 19:41:29)です
さよならだ....アリーヴェデルチ....
新しい年が訪れる。
今年は、どんな新しい風が吹くのだろう。
嵐のように激しい風だろうか?
それとも、そよ風のように穏やかな風だろうか?
どんな温度の風だろう。
吹雪のように冷たい風だろうか?
それとも、春一番のような暖かく涼しい風だろうか?
それが楽しみで、愉しみで、仕方ない。
どちらにしろ、帆船のように風に乗り、その風の分だけ進めるだけ。
そして、私の座右の銘『悠々自適』に従い、今年も努めてゆこう。
之からも精進して参ります故、今年も宜しくお願い申し上げます。