『放課後』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『放課後』
これは私の初恋の話。
卒業式が近づいていたある日、私は卒業を祝うためにクラスの仲のいいメンバーと黒板アートをすることに。その準備をするために放課後遅くまで残っていた。
その日偶然私の好きな人も放課後残っていて、私は準備が終わって帰ることができたけど、彼がいるので友達と話してわざと彼が帰ろうとするのを待っていた。
そして彼が帰ろうとしているのを確認して、私も学校を出る。彼とは帰る方向が一緒だけどさすがに横は歩けない。だけどね、彼が手を降ってくれたんだ!!
でもごめん。私恥ずかしすぎて手振り返せなかった。
今はそれを後悔している。進学してからも彼とは同じ学校。それからも何回か手を降ってくれたけど返すことができなかった。それから少しして付き合うことになった。初恋が叶ってしまったんだ。付き合っている時も手を降ってくれて、一度返すことができた。
でも今は別れてしまった。だから後悔してるんだ。私が振り返したあの時が彼が手を降ってくれた最後だったから。ごめんね、ずっと返せてなくて。
私が学生だったころ
まんが本 全盛期だった
月刊も週刊もあり
本屋も活気があった
私はまんが同好会に入り
放課後はまんがを読む日々
なんて素敵な日々
それでは飽き足らず
まんがの絵の上に
薄い紙を敷き
ひたすら写す作業
流れるような線にうっとりする
放課後はみんな好きな事をする
私は毎日 まんがで
うっとりしていた
ー放課後ー
受験が終わり、
卒業式も近づいてきた頃
ある男子友達から
「卒業式の放課後一緒に帰ろう」
と言われた。
私は、
「ごめん、他の友達と帰る約束してて」
と断った。
卒業式が終わり、
いろんな人と写真を撮った。
もちろん、
その男子友達とも写真を撮った。
2人でではなく、
他の友達と一緒に。
その1人が
「あいつお前と一緒に帰りたいらしいぜ」
とにひっと笑いながら言った。
一瞬言葉に詰まり、
「知ってる。」と私は答えた。
卒業式が終わり
しばらく経ったある日、
その男子友達から
LINEで告白された。
合格発表の直後だった。
どうやら
私と同じ高校を受けたけど
不合格だったらしい。
私は、
卒業式の日「知ってる。」と言ったように
全てを知っていた。
告白される
一年前。
私のことを話しているのを
たまたま聞いてしまったことがあるからだ。
私は、
心が痛くなった。
受験前で
あまり振り回したくなかった
というのは、
きっとうわべだけで
自分は好きじゃないのに
自分が相手に、まわりに
振り回されるのが
嫌だっただけだろう
離れようとすると、
相手が近づいてくるし、
辛い思いもさせるだろう
近づこうとすると、
今は良くても、
先がもっと辛くなるだけだろう
近づくこともなく、離れることもなく、
なんとか「友達」としての
距離感を保とうとするけれど、
この時が来てしまったんだ。
私は、高校が離れることを理由に
できるだけ優しく、
付き合うことを断った。
「気持ちを新しくして、
高校でお互い頑張ろうね。」
「友達としてよろしくね。」
気持ちのこもらない定型文。
同じ高校じゃなくて良かったと
思う黒い自分を
私達の関係を
冷やかしてきたやつと一緒に
呪ってやりたくなった。
ふと、
彼の投稿を見た。
「気持ちを伝えられてよかった。
高校から気持ちを新しくして頑張ろうと思えた。」
私の気持ちのこもらない文章で
気持ちが変わったなんて。
振られた側でもないのに
自分が惨めに感じられて
涙が出てしまった。
放課後
授業が終わりやっと一息
一番好きな放課後のはじまり
音楽室でこっそりピアノの練習
気づいたら時間を忘れ夢中になっていた。
友達の少ない私、いつも放課後になると
いきたきなる、音楽質。
放課後の部活帰り。小さな商店でお菓子や飲み物を買い、部活仲間数人で家のガレージに集まって、おしゃべりしたり、歌を歌ったり、ゲームをしたりしていた。あの頃しょっちゅう飲んでた缶のあったかいミルクティーの味、今も思い出せる。今では甘過ぎて全く飲まなくなったけど、飲んだら懐かしく感じるだろうな。
「放課後」
今日の放課後話がある.....
そう彼に言われた。
何を言われるのか全く分からなかった。
でも、そんな予感はしていた
あぁ、ドキドキするな...
放課後の時間が来た
そろそろ行かないと......
彼になんて言われるだろうか、
考えれば考えるほど色んなことが出てるく、
約束の時間、 行かなきゃ。
日記
自分の性向特徴がなりたい自分を裏切っていて俺は無力で悲しいと思う日だった うまく話せるなんて過度な期待で叶わない方が普通の願望なのに、1度緊張した瞬間にうまく話さなきゃ話さなきゃと焦るばかりで相手と会話のラリーを続けることが上手く出来なくなる 今日はそれであたりを気まずい空気にしてしまい本当に申し訳なかった。また、奇跡的に糸口を掴めればできるのだという経験もつめたけれど逆に言うと糸口を掴むのが本当に難しい これは相手ではなく自分の問題で、どんな形であれ(尊敬や憧憬であれ軽蔑であれ)心の中で隔てを置いた瞬間普通に話せなくなるのだと思う フラットに話したい…話せなかった、悲しい…でも話せた時もあった、難しいけどこういうのの積み重ねで話せていくんだと思う 隔てを取り払いたい 取り留めない日記終わり
最近できたコンセプトカフェに行こうと職場の仲間に連行された。
出来てから一週間経っているから、客足も落ち着いているからと言うことで、そういう場所と知らぬままに連れてこられた。
勿論、部屋によっては教室だったり、専門教科室だったり。調理場が家庭科室、スタッフルームは職員室と微妙にこだわりを感じる。
お客さんも学生になれるとコスプレ衣装も貸し出されていて、面白そうと思った。
俺は見た目的に童顔の部類に入るからと、学ランをコスプレしろと渡され、結局来たみんなでコスプレすることになった。
一人なら恥ずかしかったけれど、年齢気にせずみんなでやるから恥ずかしさなんてどこかへ飛んで行った。
写真を撮ったり、色々話しているうちにまあまあ時間が過ぎたと思った頃合いに、近くで盛り上がっている声が聞こえる。
聞き覚えのある声になんか心に引っかかって、俺はトイレに行くと離席して声の主を探した。周りを見て歩くと向こう側から、それこそ聞き覚えのある声が耳に入った。
「あっ!」
その声のする方に振り向くと、恋人が彼女の同僚と一緒にいて、俺と目が合った。
彼女が思わず零してしまった声と、視線の先に俺がいたことで、彼女の同僚はニヤニヤしながら俺たちを交互に視線を送る。
「ちょ、ちょっとすみません」
慌てて恋人が俺のいる方に出てきてくれると、俺の腕を引っ張って人気の少ないところに連れていかれた。
「な、なんでここにいるんですか!?」
「いや、そっくり返すよ。しっかりコスプレしちゃって」
「学ラン着ている人に言われたくありません」
お互いに声を小さくしながら、今の状況の説明を求めあった。でも、怒っていると言うよりは、驚いていたようだった。
マジマジと俺の全身を見て、目を細めて微笑む彼女はそっと耳打ちしてくれる。
「可愛いですよ」
「それを言われて喜ぶ男は少ないと思うよ」
「でも、可愛いですもん」
俺も彼女の全身を見つめると、ほんの少し唇が尖ってしまった。
「相変わらず無防備」
彼女はセーラー服に身を包んでいるのだが……スカートが短いのだ。
自分のプロポーションの良さと可愛さをもっと自覚して欲しい。
まあ、一緒に来ている同僚達は女の子ばかりだからか、どうしてもその辺の感覚が鈍くなっちゃうのかな。
「そんなことないですよ?」
納得がいかない彼女は首を傾げる。そういう仕草も可愛いんだけれど。
一つため息をついて考える。
「似合いませんか?」
「似合ってる、可愛い」
その言葉を聞くと、頬を赤らめながら笑ってくれた。うん、可愛いです。
彼女は俺の手に自分の手を重ねた。
「放課後、どうしますか?」
放課後……?
あ、この後ってことかな?
ここは学生をコンセプトにしたカフェだ。彼女はそれを楽しみ始めたようだ。
場所が場所だから、俺も乗ることにした。
「連れ去っていいなら、放課後デートしよ」
俺の言葉の意味を理解した彼女は嬉しそうに笑ってから、俺の肩に自分の額を乗せてくれる。
「嬉しいです。みんなに言ってきますね」
おわり
一四九、放課後
放課後
部活の時間のギリギリまで残っていたのは
あなたが教室に残っているから
少しでもあなたの視界に入っていたいから
あなたのことを知りたいから
あの日、放課後
私と全く違う系統の子が好きなことが知れたから
私はやっと諦めがついた
放課後の僕ら騒然衝撃ニュース
人気アイドルKM失踪!(1978年)
グラウンドを汗も拭わず走るキミを
友の肩越しに見てた放課後
#放課後
放課後
毎年母校を訪れている。そして今年も。
今はもう放課後。教室に生徒はいない。
昼間はたくさんの声で賑やかなのに、夕方は何だか寂しくなる。この感じが懐かしい。
といっても、私が訪れるのは夏休みだから1日誰もいないのだけれど。
たくさんの思い出がある。
眠かった授業。誰も真面目にしない掃除。そしてこの景色。昨日のことのように思い出せる。
窓から差し込む夕日を眺めながら、かつての自分の席に座る。その時スマホが鳴った。画面を見る。
『もう還らなきゃだめだよ。還ってこい。』
通知にかかれたそれを見て私は¿¿¿¿???
「あ、私、死んでるんだった(笑)」
眠かった授業。誰も真面目にしない掃除。そしてこの景色。死ぬ前に見ていた1日、これしか思い出せない。
窓から差し込む夕日、窓から差し込む夕日の時だけ。
毎年毎年毎年毎年お盆にだけ、地獄から帰って来られるのよ。この時間に。
私が窓から突き落とされたこの時間にさ。
返してよ。私の平和だった放課後を返してよ。
地獄に還りたくない。返してよ。
平和な放課後を返してよ。
返してよ返してよ返してよ返してよ返してよ返してよ返してよ返してよ返してよ返してよ返してよ返してよ
放課後
放課後デート
放課後プリ
放課後の委員会
放課後にコンビニ
何もすることない放課後
放課後ってこんなに思い出作れるんだね
学校の帰りの会が終わったらすぐに校庭に集まる。
いつものメンバーがどんどん集まって、今日はなんの遊びをするか相談が始まる。
放課後は宿題より遊びが優先されるのは当たり前だ。
ランドセルが積み上げられた校庭に夕日が射すまでの自由な放課後を遊び尽くそう。
(放課後)
電車の吊り広告を見上げる。
気まずい空気を誤魔化すために。
何か、話したいけれど、
何も思いつかなくって。
電車の中で揺られてる。
貴方の隣で、息をしている。
放課後
放つ課の後
どこかの綶に所属してる
そのことに違いはない
放たれた後でも所属はしている
家族や学校に地域など
日本に所属してることに違いない
ほとんどは国が所有してて
国により与えられた権利があるだけ
大概、一般的には困らないけど
意図された欠陥は無数にある
問題が見えていても
根幹に関わるから面倒で
問題から目を背けられてる
他の問題に出来るのは
他にも問題があるからで
要約すると私は悪くないって話
出来ない理由はあるけど
やらない理由はそこにはない
個人には限界が確かに存在する
しかし問題は個人だけではない
個人にある問題は他の個人にもある
1人だけの問題ではない
ネットで調べたら出てくる答えは
他の個人にも問題になってたからだよ
放課後なんて
そこから解放された気分になるだけで
関係は継続している
放課後。ずっと好きな子に告白したい。思うような結果にならなくてもいい。気持ちだけは伝える。仲良くなりたいなぁ。クラスも違うし、クラスが遠いから話きっかけがないけど。ラップでオススメの曲があるから聴いてもらいたい。知りたいし知ってもらいたい。そもそもあまり女子と話さないタイプだから嫌かな。1日1回は話せるようにしたい。何でもいい。皆にそうなんだけど話しかける時とか通り過ぎる時にめっちゃ避けてくるの傷つくよ〜、でも最近は気のせいかもしれないし、たまたまだろうけど、あまり避けなくなった気がする。皆にもそうかもだけど。放課後、君は皆んなよりも早く帰ってしまう。そんなに早く家に帰りたい?私もそうだけど。誰もいない玄関で話しかける放課後。少し身構えてるけど、話してくれたの嬉しかったよ〜!もっと話したいなぁ。放課後は特別な時間
先生も友達もクラスメイトも教室にはいない
一人教室を掃除している私
放課後の静けさは世界に
私しかいないのではないかと錯覚させる
今ここに君がいたならば、
そんなことを考えてしまう
お題 : 放課後 #54
【部活帰り】
さっきまで眩しかった太陽が
水平線に消えていく
そんな時間
私はある人に会いに行った
そこは旧校舎
こんな時間でもそうでなくても
人は寄り付かない
その旧校舎にある空き教室に
私は向かった
一つの人影があった
ロングヘアーをたなびかせてその人はいた
「、、、」
彼女は栞
普通の高校生
平凡で、普通で、
飛び抜けて大きな個性も無く
クラスでも目立つような人ではない
私の先輩だ
「、、、」
その人には一つだけ秘密がある
私しか知らない秘密
「、、、帰らなきゃ」
そう呟いてこちらを見た
そしてニコッと笑った
栞は私の待つ廊下に出て
にやにやしている
「また会いに来たの?
先輩の秘密を知って思い上がっちゃってない?」
すこし意地悪な口調で話しかけてくる
私は少しだけ笑顔になれた
部活で疲れていた足ももうすっかり元気だ
【校庭】
「、、、いつも見てますよね、夕日、
好きなんですか?」
すこしキョトンとした顔をして
また意地悪に笑った
「そう見えた?」
栞は軽い足取りで私の前を歩く
タンタンッっといった擬音が似合いそうだ
栞さんとは帰り道が違う
だから正門でさようならをする
そこまでの時間が私は好きだ
栞さんと一緒にいれるから、、、
本人には言えないけれど
【正門】
「後輩ちゃんっ」
少し大きな声で私を呼ぶ
「また会いに来てくれる?」
少し照れたような表情でこちらを見てくる
、、、夕方だから、気のせいかもしれないけれど
「、、、もちろんです!
栞さんと話すの楽しいのでっ」
好きだからなんて言えない
「、、、こんな私に、?
ふふっ 後輩ちゃんは優しいね」
だって栞さんは
「じゃあ、また会おうねっ!」
だって、
「はい、また会いましょう、優しい幽霊の栞さん、」
もう何年も前に死んでしまっているんだから、
放課後
たった2人だけで試験の勉強をしていた
自分の気持ちはバレバレだったけど
それでも良かった
ほんの数時間の思い出だったけど
気持ちが実ることはなかったけど
青春の1ページにちゃんと存在していて
時が経った今でも鮮明に思い出す
部活終わり
他愛もない事で盛り上がって
真っ暗になるまでおしゃべりしてた友達
今何してるかな
#放課後