『手を繋いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰かと手を繋いだ記憶を辿った。
高校3年生の冬、なぜか分からないがクラスのある女の子と妙に仲良くなったことがあった。仮にAちゃんとする。仲良くと言っていいのか、よくわからない距離感だった。Aちゃんは所謂陽キャと分類される子で、かわいくていつもいい匂いがした。それまでは会話すらしたことがなかったのに、急に話しかけてくれることが多くなった。
3年生の冬の授業なんて、ほぼ暇つぶしのようなものだろう。授業で映画を見ていた。
前の席にAちゃんが座っていたのだけど、映画が始まる直前に私の手を繋いできたのだった。そのまま映画が始まって、私は手を離すタイミングがわからなかった。徐々に手汗をかいてきて、引っ込めようか、いや、ここで手を引っ込めたら彼女に失礼かな…など悶々としながら寝たふりをきめていた。Aちゃんは前に座っていたので、本当に意味がない行動だったが。
いつまでそうしていたかわからない。結局自分から手を引いたと思う。手は汗で湿っていた。もちろん映画の内容は頭に入っていない。
彼女もいつ手を離そうか悩んでいたのか、それともなんとも思っていなかったのか今はもうわからない。
短い冬の出来事。この記憶を思い出すたび手で顔を覆いたい気持ちになる。今もだ。
うぁあああ…。
Aちゃん!Aちゃんは何も考えてなかったと思うしもう覚えていないだろうけど、私はあの冬いっつも心臓バクバクしてたよ!ばーか!もう会うことはないよね。Aちゃんの真意もわからない。でも幸せでいてくれたらうれしいよ。
この記憶とも早くお別れしたいな。
あなたと大好きな街を歩きたい
これからも一緒にいられたら
同じ景色を流れる時間を過ごしていけたら
一歩踏み出して言葉にしてみようか
「ね、手を繋いでもいい?」
あなた今どんな顔してるかな
いいよ、って笑ってくれるかな
#手を繋いで
貴方はいつも、人混みの中で私と手を繋いでくれるよね。
「だって、背が小さいからどこにいるか分からなくなるんだもの」
「なにそれ。背が高いのが悪いんじゃん」
「はいはい。ほら、こっち」
私は方向音痴だから、貴方のそばにいないとすぐに迷子になっちゃう。
「それに、貴方急にどっか行っちゃいそうで怖いんだよね」
「どういうこと?」
「いつもぼーっとしてるし、色々溜め込んじゃうし。そのうち夜逃げしそう」
「それとこれとは話別でしょ」
「ううん、違くないよ。これで貴方はひとりじゃないって、思えるじゃない」
なにそれ、私はまた小さく笑いながら言った。
今度は私から、手を繋ぎたいな。
メガネとかに触るとかなり汚れるじゃないですか、そして初対面の相手だとけっこう緊張するし、だから手を繋ぐこと以前に、握手ですらこちらからかなり気が引けてしまうんですよね、こちらからですよ。
とくに夏場でも当たり前に握手してくる外国の人とか、あ、自分の手いま汗だらけやん、どないしよ...
メガネと一緒でなるべく触らずにおきたい。
「暗いのは怖いから手をつないで」
なんて言えない可愛げもない私のことを
読み取ってくれる彼が好きだった。
何事もないように
手を繋ぐのが当たり前とでも言うように
行動に移してくれる彼が好きだった。
「もう手を繋がなくても平気だよ」
もう子供じゃないからね
─────『手を繋いで』
知らない場所で置き去りにされて寒空の下何時間も放置
それでも別れるのが怖くて縋り付いた
今は振り向いてちゃんと待ってくれて並んで歩いてくれる人が側にいる
当たり前のようで得難い幸せ
「手を繋いで」
〜手を繋いで〜
差し出された手を
握りしめて
歩いていきたい
人に頼るのが怖くて
誰かを好きになるのが辛くて
自分の存在を肯定できなくて
迷惑なんじゃないかって不安で
そんな私に手を差し出してくれた
きっとその人は見返りなんて求めてない
きっとその人は純粋にわたしと居たいのかな
だからこそ嬉しくて
だからこそ不安で
でもその手を握り返した
今はまだ不安でも
きっと一緒にいるうちに気づけるから
あなたといたい
どんな私でもあなたがいい
私はあなたと手を繋いで歩いて行きたいって
あ ぎゃー
い 大丈夫だって
あ 苦手って言ったよね
い 手握ってるから
あ お化け屋敷は特に…
い 先行こう
あ あ…置いてかないで
い …
あ …
い ほら抜けた
あ …どこ?…まだココだよ〜w
い …手を握ってる…から…?
『手を繋いで』
手と手のあいだに
いつもあった
見えない秘密を
ほどくわけにはいかない
むすび目は眠る
あの頃の笑顔に
無邪気なさよならを
2度としないために
きみのとなり
ひとりで歩く
温度を感じながら
【手を繋いで】
つまずきそうになったら
咄嗟に手を
差し伸べてくれる 君
転びそうになった君を
今度は僕が 手を伸ばす
君とならきっと
どこまでも 行けて
何にでも なれる
【手を繋いで】
『手を繋いで』
一生離さない。
そう言われて結婚した。
ずーっと心の中では手を繋いでいる。
嬉しい時も悲しい時も、二人で分かちあって、
毎日がとにかく幸せだった。
なのに、、
彼は私を残して天国に行ってしまった。
辛かった。
彼は余命申告されていたらしい。
心配かけたくないから隠してた。
そう最後の日に言った。
なんで隠してたの。
私がサポートしたのに。
泣きながら独り言をつぶやく。
離された私の手はキンキンに冷たい。
いままでポカポカだった心も手も、
一気に冷えきってしまった。
ここだから言うけど
かわいい女子高生と×××
したいねそしてその女の子お目目ぐるぐる
にしてやりたい🤤
もちろん妄想だけど
手を繋いで
手を繋ぎたいのに誰かと手を繋ぐのは少し恥ずかしく感じる。
手を繋ぎたいけど、冷え症だから手先が氷のように冷たくて相手に申し訳なくなる。
だけど、うぉ!って驚くリアクションを見たいから、わざと繋ぎたくなる。
千切れた腕の先が痛い。
幻肢痛と、いうらしい。
這いずって歩く床は、想像していたよりもずっと固くて、冷たい。
荒れ放題の光景が広がっている。
いろんなものが散乱して、不規則に道を塞いでいる。
障害物だ。
赤い、生ぬるい何かを引きずりながら、前に少しずつ進んでみる。
だいぶ軽くなったはずの体が重い。
目には見えない手がまだありそうな気がしていた。
だから、前に進んだ。
約束を果たそうと思ったから。
あなたは臆病で、怖がりだった。
飛行機に乗る時も、どこか、新しいところへ行く時も、一歩を踏み出す時も。
何かあると必ず、手を握ってほしい、と私に手を伸ばした。
そして、一歩歩き出せば、あとは自分で進んでいける。それがあなただった。
一歩踏み出してしまえば、あなたは生きていけるから。
あなたは、踏み出す一歩目の勇気にだけ、私が必要だから。
だから。
だから、手を繋いで。
最期に手を繋いで。
私が動けなくなった後のあなたの人生の一歩目を。
私がいなくなっても、歩けるような一歩目を。
体を動かす。
障害物が腹這いの体の下で、ゴロゴロ痛む。
私は手を伸ばす。
あなたの方へ。
さあ、手を繋いで
指深く組んだら未知のストレッチ
初めての幸せな衝撃
ポケットの中手を繋いでそのまま行こう
赦すよロックな人生
♯手を繋いで
「「せぇの」」
小さく笑い合う。
僕らにとっては唯一の希望である、闇夜にふたり、駆け降りてゆく。
繋いだ手は最期まで離さなかった。
─手を繋いで─ #136
手を繋ぐと人のぬくもりを感じられて安心する。これから先自然と手を繋ぎたいなぁ…そう想える人と、想い合える人と出会い幸せな日々を過ごせますように。冬は寒いだけじゃない。手を繋ぐ口実も作りやすいですよね笑ぜひ、好きな人や大切な人との心の距離も縮められるといいですね。
「手を繋いで」
実際に手を繋ぐこともないけれど、見えない所で、手は繋いでる。
手紙やハガキに宅配便にライフラインなどで。
手を繋ぐ。受け取りと引き渡しで。(正しくは繋ぎではないが)
手を繋いで(機械操作/遠隔操作だけど)作動させる。
工場と販売店に物品を受け渡す。食を繋ぐ
配線/配管を繋ぐ。手作業で繋ぐ。梯子車と繋ぐ。
ワタシたちの暮らしは見えない所で
大勢の人たちの手を繋ぎ渡しで支えられている。
ふいに手を握られた
びっくりして君を見るとちょっと照れくさそうに笑っていた
私は苦笑して手を握り返す
でも嫌ではなかった
むしろ嬉しかったんだ
君から手を繋いで来てくれることは今までなかったし、私もそれは理解していた
恋人どうしでは当たり前のようなことかも知れないけど私達はどこか違った
手を繋いで歩くことは今の私を世界一幸せな気分にさせた
このまま時が止まればいいのに、と思った日であった
「手を繋いで」