『手ぶくろ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『手ぶくろ』
あなたの指の細さが
あなたの手の大きさが
あなたの手の柔らかさが
たまらなくあたたかくて
私を撫でるあなたの全てを
包み隠して仕舞いたかった
あなたの指輪に憧れていた
ただ、ただ憧れていたのだ
【手ぶくろ】
✦ coming soon !✦
【手ぶくろ】
私は背が高めだからか、手も大きい。毎年冬には今年こそ手袋を買おうかなぁと売り場を見たりするけど、女性用の手袋はサイズがあった試しがない。『大きめ』とか『伸びる』とか書いてあっても、大抵は窮屈で。ちゃんと買おうとするなら、最初から男性用のものを見ないとだめだろう。
私が手袋を買わないのは、サイズが無いことが理由じゃない。ほとんどの手袋はスマホが使えなくなるし、雪国に住んでいるわけでもないし、寒くてどうしょうもない時間帯に外にいること自体が少ない。なので毎年『本当に必要かなぁ、あれば使うけど耐えられないほどでもないよなぁ』と迷っているうちに、一番寒い時期はなんだかんだ乗り越えてしまっているのだ。
学生時代は自転車に乗ることが多くて、防寒しないと辛かったから、男性用の革の手袋を使っていた。風を通さなくて温かい優れもので、それなりに良い品だったはずだけど……捨てた記憶はないのに、いつの間にかどこかに消えてしまっていた。
覚えてはいないけれど、もしかしたらどこかで落としたのかもしれない。多いよね、手袋の落とし物って。
手袋が喋った。貴方は誰かと、確かにそう言った。
僕は僕です、僕は私です。私は貴方です、あなたはあなたの持ち主ではありません。僕はあなたの持ち主ではありません。僕は手袋です。ところで、貴方、そこの綺麗な手袋。私によく似ている貴方は誰ですか?
手ぶくろ
「ゴンギツネの息子、手ぶくろを買いに」
ゴンギツネは、人間に悪戯ばかりする捻くれたキツネの青年でした、「ロッキーチャック」のおばあちゃんの手編みのチョッキを何時も着ているおばあちゃん子の子ギツネと違って、自分を捨てたのか自分を大事に育てなかった親ギツネを怨む可哀想で孤独なゴンギツネは、いつか捻くれて悪戯ばかりしては、人間を困らせて喜んでいる実はとても寂しがりやの孤独なキツネでした。そのゴンギツネは、ある日村の十兵という男が川で釣った魚を逃がしてしまうという悪戯をします、十兵は病気の母親に鰻を食べさせようとしていたのですが、ゴンギツネはその鰻さえ逃がしてしまいました。十兵の母親はそのまま亡くなってしまい、十兵は母親の葬式を泣きながら出していました、それを見ていたゴンギツネは何故だか胸が痛み、自分は母親を憎んでいて、十兵のように病気の母親に好物を食べさせようとしたり、それが叶わず母親が亡くなってしまったからと泣きながら葬儀を出すという気持ちをはじめて知り胸が温かいような苦しいようなそんな気持ちにつつまれて、自分のした悪戯が酷く幼くみっともないことに思えて、考え込みました。償いにとゴンギツネは鰯を盗んで十兵の家に投げ込むも、今度は鰯を盗まれた魚屋が十兵が盗んだと十兵の家に捩じ込だと知るところとなりました。それを見たゴンギツネはこれは酷いことをしたと思い、今度は自分の力で償いたいと朝早くから森へ出て栗や松茸を集めては十兵に届けました、十兵は誰が届けてくれているのか分からずにいたある日、ゴンギツネが十兵の家に入ったのを目撃し、また悪戯か今度は盗みにでも来たのか!?とゴンギツネを追いかけ火縄銃で撃ってしまいます。ゴンギツネか倒れたあとに栗と松茸が転がります、十兵は駆け寄り「お前だったのか…」と問いかける十兵にゴンギツネは目を閉じたまま頷き息絶えました。ゴンギツネは十兵が病床の母親に食べさせようと釣った鰻を盗んだこと盗んだことを盗みで埋めようとしたことを詫びたかったのでした、それに気づけなかった十兵はゴンギツネを抱き上げ詫びました。十兵の火縄銃は地面に落ちて青い煙を天に向けてあげていました。
それから季節は巡りました。あの夜はるの朧月にゴンギツネが十兵の撃った火縄銃の赤い火と青い煙と火薬の匂いにつつまれて目を閉じた頃生まれた子ギツネがいました。母狐はゴンギツネの妻でその子ギツネはゴンギツネのただ一匹の血を引く息子でした。ゴンギツネの妻は一生懸命ゴンギツネの血を引く息子を育てました。ある寒い雪の夜、外で遊んでいた子ギツネが「手が冷たい」と母親に訴えました。見ると子ギツネの手は冷たい雪で遊んだせいで牡丹色になっていました。冷え切った子ギツネの手を温めながら母はこの子に手ぶくろを買ってやろうとおもうのでした。
キツネの親子は、人間の住む町へ向かいましたが、母は町に着いたとたん、ゴンギツネのことが思い出されて、恐怖で足が竦んでしまいます、どうしても恐怖で足が前に出ず腰が抜けてしまう母に子ギツネは「お母さんボクの手に魔法をかけて人間みたいにしてよ、ボク行ってくるから」と言いました。母は手ぶくろを売っているお店を教え、子ギツネの片方の手にだけ人間の手に化ける魔法をかけました。
町に着いた子ギツネは母に教えてもらった店の戸を叩き、母に化かしてもらった人間の手をした方だけを入れ「手ぶくろをください」と言おうとしましたが咄嗟のことで慌てた子ギツネはキツネのままの手を差し込んでしまいます。
「手ぶくろをください」
差し込また子ギツネの手を見て「またキツネが化かしに来たのか」と思った人間でしたが、子ギツネに黙って手ぶくろを二組差し出してくれたのでした。「えぇーっ」と、驚いた子ギツネでしたが、直ぐに母の分もくれたのと知り「一組だけしかお金がないけど、必ずボク払いに来ます」と礼を言い、母ギツネのところに帰り「人間は少しも怖くない」と話、母も「人間は結構イイものなのかしら」と思うのでした。
人間は夫を息子の父を撃ち殺したのかも知れないがそこには誤解が少なからずあり、思い込みや決めつけがあるのかも知れない、親の怨みを孫子で晴らそうとする性根の腐った人間ばかりではないというメッセージを伝えてくれた、有名なふたつの昔話を合わせてみました。
俺だけが特別に分かっているとか分かっていなくて何冊も絵本を何回も読んでも分からない子に限って言いがち、謙虚さが微塵もない。
きっと親の読み聞かせが出来ていないのだろう、大人になって身につくものではない、三つ子の魂100までた。
だから絵本は大事。
令和6年12月27日
心幸
手袋
落としましたよ
そう声をかけられた。
振り返ると、二十代くらいの男性だった。
ありがとうございます
そう言って受け取った手袋。
ふわりと香る男性の匂い。
何の香水だろう
きっと誰かと会うのかな
そんなことを想像しながら男性の顔を見ると笑顔でこちらを見ていた。
どうかしました?
いえ、すみません
何でもないです、それでは
手を振って行ってしまった。
私の顔に何かついていたのだろうか。
それにしても好青年だったなぁ。
またどこかで会えるかなぁ。
世界は意外と狭いって言うし。
拾ってもらった手袋ぎゅっと握りしめてまた歩き始めた。
【手ぶくろ】
「あんた、手寒くないの?」
「別に寒くない」
「赤くなってるじゃん。ほら、貸してあげる」
「いや、お前こそ寒いだろ」
「じゃあ片方だけ貸すね」
「もう片方はどうすんだよ?」
「……ん」
「え」
「あんたと、手繋げばいいでしょ」
「……仕方ねぇなぁ」
手ぶくろ
冷たい手…
あなたがわたしの手ぶくろ
温かいね…
そっと
温めてくれた
今日はいいと思える日だった。
でも、いい日が続くといい日が過ぎた時つらくなるから。だから、すぐに忘れちゃうようなありふれた毎日が続くように。
お題「手ぶくろ」(雑記・途中投稿)
ほぼ毎年買い換えるのやめたい。今年は保つかな保つよな保たせたい。
手ぶくろ
道端には色々なものが落ちている。
何か光るものがあるなと思い目を凝らして見ると、自転車の鍵だったり、どういう訳でそうなったのか道の真ん中に大人用の長靴が落ちていたこともある。
ずいぶん前のことだが、自転車で路肩を走っていた時、不幸にも車に轢かれて絶命したと思しき小動物に遭遇したことがあった。
それ以来、少し手前からそれらしき大きさや色合いのものを発見した時は、その物体を直視しないようにしながらも無意識にハンドルを握り締めている自分がいる。
大抵の場合、どこからか風で飛ばされ放置されたままの色褪せたタオルだったりして、ホッと胸を撫で下ろすことになるのだが。
割と頻繁に見かけるのは小さな子ども用の靴やくつ下だ。
この時期は手ぶくろもその仲間に加わる。
ただこれらの落し物は他のものとは明らかに扱いが違うように思う。
靴の場合、踏みつけられ汚されたりしないようにとの気遣いなのか、誰かの手によってそっと道の端に置かれていることが多い。
くつ下や手ぶくろの類は、駐車場の金網の隙間に挟まれているのをよく目にする。
何となく拾った誰かの善意が想像出来るようで、発見した時は一瞬胸が温かくなる。
どうかどうか、小さくて可愛い持ち主の元へと無事に戻れますように。
お題
手ぶくろ
お題『手ぶくろ』
みるみるうちに主様のお腹は大きくなった。適度な運動を……ということで、最近では旦那様とお散歩に出ることが多くなった。何か不測の事大が起こってはいけないので俺も着いて回ることも多いのだけれど、本当に夫婦仲が良好。
今更言っても仕方のないことなのだろうけど、前の主様はこういうことに本当は憧れていたのではないだろうか。勘違い甚だしいとは思うけれど、もしも前の主様が本当にそういったことを望んでいたとして、俺なんかを心の隙間を埋める存在だと認めてくれていたのなら、俺は少しでも役に立てていたのかもしれない。ifでしかない話だけれど、もしそうだったとしたら嬉しいな。
それから更に時は流れ、臨月間近となった主様はコンサバトリーでフルーレに習って編み物をしていた。何でも赤ちゃんが自分の顔を引っ掻いて傷をつけてしまわないように手ぶくろを作っているらしい。
旦那様はラムリと一緒に街まで買い出しに行っていて不在。そして、フルーレが別用で少し席を立った時だった。
主様は俺に向かってちょいちょいと手招きしたかと思うと、俺の腕を掴んだ。
驚く間もなく俺の手のひらをご自分のお腹に当てる。すると、ポコポコという動きが伝わってきた。
「今日はとびきりゴキゲンらしくて、ずっとこの調子。きっと私に似てヤンチャな子だと思う。それでも、私たち親子をよろしくね、フェネス。……フェネス?」
主様の言葉に、俺はみっともなく泣き崩れた。
それは、前の主様を思い起こすには充分すぎたのだ。
かつて、前の主様はコンサバトリーでフルーレに習って赤ちゃん用靴下を編みながら、フルーレが席を外したときに同じようなことを俺に言ったじゃないか。
結局俺の抱いていた前の主様への恋心は叶うことはなかった。なのに俺の胸の中ではまだその片思いが沸々と湧き立っていることを、まざまざと思い知ったのであった。
「手ぶくろ」
子供の頃
雪遊び後の手ぶくろを
リビングで干してくれてた。
あの頃
冷たくなった手を
しもやけの手を
握ってくれたね。
【あなたに手袋を】
「今日は寒いですね…あなたは寒くはありませんか?」
暖炉の前にいるあなたに声をかけた。でもあなたから返事はこない。
「昨日のことまだ怒っているのですか?」
昨日仕事でむちゃをしてからかあなたからは返事がこない。
「そんなにあなたが怒るなんて思わなくて…次は気をつけます…」
あなたは手や顔が赤くなっていた。
「そうだ、この手袋をどうぞ。以前あなたから貰った手袋のお返しです」
そう言ってあなたに手袋を差し出す。
でもあなたは受け取ってくれない。
「どうして…受け取ってくれないのですか?私のことが嫌いになりましたか?」
あなたの近くに行って話しかける。けれどもあなたはなんの反応も示さない。
「どうして…はめてくれないのですか…」
そんな声は私一人の部屋に寂しく消えていった。
「手ぶくろ」
すごく寒い日
手がかじかんで
自販機の前で
コインをぶちまけた
急いで拾い集める私の手を
貴方はそっと握って
ポケットに入れてくれた
だから私はもう
手ぶくろは要らないんだ
【手ぶくろ】
黄色い手ぶくろを1つ
右手にあたしが付けて
左手はあいつが付ける
手ぶくろをしてない手を繋いだら
ポカポカしてあったかい
この繋ぎ方にあいつは文句を言うけど
あたしから繋いだ手は絶対に離さないでいてくれる
これまでもずっとそうだったように
これからもこんな感じでいられたらいいな
繋いだ手はそのままに
もっと距離をつめたくて
腕にしがみつくと鬱陶しそうにする
いつものワンパターンでそれさえも楽しくなっちゃう
今日は家に帰ったらどんな歌を歌おうかな
そんなこと考えていつもの道を2人で歩く
2024-12-27
気になる人ができたんだ。
笑ったり怒ったりうるさかったりする人。
3回目のデートの帰り
歩いていきたいところがあるって
表参道の駅を過ぎて
通りの裏の自動販売機
ほうじ茶が飲みたくなったって言って
いつもブラックコーヒーばっかのくせに
1口飲んで、温かいよって
手ぶくろみたいにずっと暖かかった。
---手ぶくろ---
乾いた寒い日々の悩み
肌荒れあれ幸はない
冬風雪風手を痛め
先っちょから手首まで真っ赤っか
自転車走らせ寒さに耐えて
なんでもいいからお店に逃げて?
中を探し回って駆けてはならない
探せ、君のひと時の相棒を
――サメの言うことにゃ、
手ぶくろ
寒い外は雪が降っていていつでも雪遊びし放題だ。
タンスを開けて手ぶくろと耳あてとニット帽とマフラーを出す。暖かいジャケットはクローゼットに吊るさがっていたはずだ。
お腹の辺りにカイロを貼り付け、ふんわりセーターを着て先程取り出した物を巻き付け被りはめていく。
足首までしっかり防寒できる靴を履き外に飛び出す。
しっかりとした雪の感触を楽しみながら公園を目指し滑らないようにゆっくり歩いて行く。
公園の方からは賑やかな声がこちらまで聞こえてきている。
大勢遊んでいるのだろう。
公園に着いたらお友達がもう雪合戦を始めていた。
大きな声で挨拶しながら自分も雪合戦に参加する。
敵も味方もないバトルロワイヤル形式の雪合戦だ。近くからも遠くからも雪玉が襲ってくる。
こちらも近くの友達遠くの友達問わず投げ返す。
時間も忘れ、寒さも忘れ、疲れも忘れてたっぷり遊び、腹減りだけは忘れず帰ろうとなった時に手の冷たさが一気に襲ってきた。
手ぶくろがいつの間にか無くなっている。雪玉を作る時に外れたのか、雪玉と一緒に投げてしまったのか、見渡してもそれらしき物は見当たらない。
ポケットに手を突っ込み、カイロの熱で温める。
家に帰ったらお金貰って手ぶくろを買いに行こう。
(手ぶくろ)
手ぶくろを買いにのオマージュ、手ぶくろを買いに行く理由。
手ぶくろには人が住んでいる。
幼い頃の話。
落としてあった手ぶくろを拾おうとしたんだ。
だけど…すぐに手を引いてしまった。
私が腰を下ろした瞬間に、何かが動いたから。
あれは確かだった。
それからこわくて一ミリたりとも動かない私にその'影'は
「な〜んだ、見つかっちまったのか。」
って言ったんだ。
すぐに走って逃げようとした。
手ぶくろが突然喋るなんて怖すぎるじゃない!
でも、あの言葉を聞いたらそんなこと思わなくなっちゃった。
「仕方ない……見つけたあなたは幸運です。」
「あなたの望みを叶えましょう。」
って!
望みを叶えるなんてさ、言われたら気になってしまうじゃない?
色々頭を巡らせてたんだけど、
「どうして?」
って聞いたの。
やっぱり、子どもながらの好奇心からなのかなぁー、
まあ今のあたしでもそうしてるかもだけど。
影からの答えを待ってる間。
だんだん光が差して影の姿鮮明になったの。
全部見える頃には、小さいおじさんがいた。
それはそれは、
赤ちゃんの手でも比にならないくらい小さな小さなお手てで、頭ぽりぽりかきながら。
「…これは俺の先代から繋げてきた"まもり"…まぁ掟みたいなものだ。
『俺を見つけた人間の願いを叶える』っていうな。」
ファンタジーとか絵本の世界が大好きだった私は、もう大興奮!!
知識というか、前から心の準備ができていた私はすぐに信じたわ!
でもね、疑問はあった。
なんで私に視えたの? とか、
どういう願いごとにしよう? とか
わるいことされちゃうんじゃないか? とか
楽しさと恐怖で小さき脳みそを、フル回転させたんだけど、
その中ふと、思い出したんだよね…。
願いを叶える魔法が現れてから、
それに対する質問をしたらそれが叶ってしまった…お話を。
だから、ここはキッパリ言わなきゃもったいないかも!!と思って…
テストで100点取れますように。とか、
佐原くんと両思いになれますように、とか
色々思いついたんだけどね、やっぱりあたしだよね〜
私はこう言ったんだ。
「あなたの、小人達の存在を忘れたくない。
だから、この時の記憶も気持ちもぜんぶ私の脳にとじこめてっ!!!」
って。
ふふ、私負けん気つよいから、
自分でできることはやる!
だから今起きた奇跡的な出来事…
大好きな絵本みたいな、私だけの思い出をずーーーーっと覚えていたかった。
これを読んでる子は、
「えーなんで?
もっとおかねもちになるとか、泳げるようになるとかにすればよかったのにって思ってたりするかもしれない。
それも素敵だけどね、私はこうかいしてないの。
ふふ…小人さんの魔法も役に立ったでしょ?
だって私が今こうしてお話しできるのは、全部小人さんのおかげなんだから♪
おわり
あ、そうそう!
実はこのお話には続きがあって…
私が願いを言った後、
「むっ!人間やりおるなっ!」
「だが願いを叶えるのは先代からの……」
ってすごいしぶしぶ?って感じで、魔法をかけてくれたんだよね。
あの時はただめんどくさがってたのかなとか思ったんだけど…
ふふ!
後から聞くとね、
小人の記憶を鮮明に覚えられる人間はいないそうなの!
だからね、普通は
「…コンコン」
あ!ちょっと待ってて。
「はーい………」
あなた
((何か喋ってる?))
・
・
・
ごめんね!お待たせ…
そうそう、だから、みんな忘れちゃうんだけどね、
私、記憶消さないでってお願いしちゃったじゃない?
だから実は
(顔を近づける)
今も遊びにきてくれてるの。