『手ぶくろ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日の嬉しかったこと
悲しかったこと
もったいないけど
全部ばれないよう
手ぶくろに隠して
冬空を歩く
『手ぶくろ』
手ぶくろ
塾に行く時は寒いからいつもつけている手ぶくろ
でもあなたに会う時は絶対につけない
なぜならあなたと手を繋いで
冷たいね
繋いでたら暖かいよ
なんて話をしたいから
走馬灯のように、過去の記憶が蘇る。
学校帰りの土手。嫌いな先輩への愚痴。
転校していった友達の笑顔や、雨上がりの校庭。
昔、家で飼っていた猫がすり寄ってくる。
この子は、家の前の道で車に轢かれて死んだ。
夕暮れの田んぼ道。怪しげな風貌の男達に囲まれる。
「お金持ってる?」みぞおちに激しい痛み。
怒鳴りながら箒を振り回す母の姿。
あの時のヒーローはエプロンを付けてた。
降りしきる雨の中、道端に落ちてたミトンの手ぶくろ。
失くした子は、凍えそうな指先で捨て猫を抱き上げる。
この子は、家の前の道で車に轢かれて死んだ。
そして道端には、雨に濡れたミトンの手ぶくろ。
あれ、これはもしかして、ホントの走馬灯?
指先が冷たくて、感覚が失せてゆく。
私のミトンの手ぶくろはどこ…?
手ぶくろ
だらしがない私が一番無くす防寒グッズ
片方の靴下と同じくらい片方の手ぶくろが転がってる
ごめんなさい手ぶくろ
手ぶくろ
あの時の君のぬくもりを残しておきたいから。
「もう今年も終わりだね。ほんと一年早かった。」
この時期になると毎年と言っても過言ではないくらいにこの言葉を聞いているだろう。
教室に入るやいなクラスメイト達が盛り上がっていた。
皆朝から元気ですごいな。なんて感心しながら窓際の一番後ろの自分の席に座った。
「最近ほんと寒くて朝布団から出られないよ」
「わかる。朝の自転車も絶対手袋つけるもん」
「私も私も」
ふと校庭を覗くと一年生らしき女の子達三人組が盛り上がっていた。
「手ぶくろ」と聞くと私は去年の冬を思い出す。
君と出会ったのはあの坂道だった。
高校二年の秋、いつもと変わらず家を出て学校に向かって坂道を歩き始める。
すると突然後ろから『あの!』と声をかけられた。これが彼との出会いだった。隣町の制服を着た彼はどうやら一年の頃、私に一目惚れしたらしく話してみたいと声をかけてきたのだった。
それからというもの毎朝坂道からお互いの学校の分かれ道まで一緒に登校するようになっていた。最初は彼に対し何の好意も抱かなかったが次第に彼の優しさに惹かれていく自分がいた。そんな日々が続き二学期最後の登校日。今日はクリスマス当日だ。いつもの彼との分かれ道の別れ際、彼から『一年の一目惚れした日からずっと好きです。もし付き合えるならこの手袋受け取ってください』とこの中に入っているのであろう紙袋を差し出してきた。私の答えは既に決まっていた。
この手袋は世界で一番のクリスマスプレゼントだ。
友達が手袋を付け始めた
なんだろう
とても可愛らしい
その友達は小柄で
あまり人前に出るような子では無いけど
品があって
いつも私に話しかけてくれる
初めて手袋をつけた時
「みてみて!花菜!!」
と、にっこり笑顔で
私に見せてくれた
なんだこいつ
天使かよ
その手袋は
もこもこしてて
落ち着いた藍色
その友達のような
手袋
、、、、、、
いただきます
300字小説
雪夜の迷子
「肩まで浸かって、しっかり暖まるのよ!」
この雪の中、雪だるまの影でびしょ濡れで
『……双子のお兄ちゃんと離れ離れになったの……』
泣いていた子どもを風呂に入れる。
着ていた白いボンボンの着いた、真っ赤なセーターを洗い、乾かす。裾が引っ掛けたのか、ほどけ掛けている。私は家にあったピンクの毛糸を出すとほつれた箇所を繕った。
翌朝、ベッドに寝かせおいたはずの子どもが消えていた。慌てて捜す私の前を、小学生の女の子が走っていく。
雪遊びか、コートに手には白いボンボンの着いた真っ赤な手ぶくろ。
「今度は無くしてはダメよ!」
お母さんの声が追い掛ける。
「はーい!」
手ぶくろの端は、ほつれたのかピンクの毛糸で繕ろわれていた。
お題「手ぶくろ」
「手ぶくろ」
どんなに寒くても手ぶくろをしないのは
あなたにあっためてほしいから
手、繋ご?
手ぶくろっていい思い出ないんだよな
恥ずかしながら小さい頃はデブだったから要らなかったしそのせいかつける習慣なくてね
あと物を 無くす事多いから手ぶくろ無くしやすくて
つけるのもなってなるけど歳を重ねると手の寒さに我慢出来なくなるから辛いな
手ぶくろ
その暖かった手ぶくろの熱が少しづつ無くなっていく
あぁ、どうしてだろう。何故あんな事言っちゃったんだろう。ごめん。ごめんなさい。謝るから逝かないで
#手ぶくろ
冷めた手に手袋を
願わくば君の手で温めて
「うわっさっむー!」
冷蔵庫より冷たいんじゃない?てくらいの
悴んだ指先に動揺
出掛ける前の準備には
当然ながら手ぶくろも加える…が
「あれ?」
棚には片っぽしか無い
「あれあれ!?」
更にガサガサ漁るけれど
やっぱり無い!!
あたふたと
手ぶくろを探すその時点から
指先は温まっていく
#手ぶくろ
私が毎日てぶくろをはめて
学校に行っていた頃
軒下にはよくつららがあって
八ヶ岳おろしは
冷たい風が強く吹いて
もっと寒かった
湖は凍って
スケートや
穴釣りが出来た
雪の日は土手でソリをした
楽しい想い出は
引き継がれ
娘達と共に
家族で
雪遊びをした
びしょ濡れのてぶくろを
ストーブや
こたつで暖めるんだ
おばあちゃんが
ほら
乾いたぞって
渡してくれた
暖かい想い出
「手ぶくろ」
子どもは風の子、遊ぶの大好き!!
2人で仲良く厚着して
公園行ったり
雪だるま作ったり
手ぶくろ越しに繋いだ小さな手
懐かしいな...
こんなに早く大きくなるなら
もう少し大切に過ごせば良かった
あっという間だった、子どもとの時間
楽しくて幸せな、子どもとの思い出
今は赤い手ぶくろと一緒に
クローゼットの隅で眠ってる
【手ぶくろ】
どんな手ぶくろより
あなたの手が良い
いつまでも
手をつないでいたい
「てぶくろ、って反対から言ってみて」
「……? ろくぶて」
「分かった。いち」
「いてっ」
「に、さん、し、ご、ろく!」
「いて、てっ、て、ちょ、おい!」
「六ぶてって言った」
「ってーよ馬鹿! 今どき小学生でもやらねえことすんな!」
「やらねえか、最近の小学生」
「やらねえよ。暇なのかお前」
「暇じゃなかったらこんな事やらねえよ」
「くだらねえなあ俺ら」
「年の瀬に何やってんだろな」
「あ」
「んだよ」
「指、穴空いてた」
「くだらねえことやってねえで手袋買いに行こうぜ」
「お母ちゃん、お手々が冷たい」
「母ちゃんじゃねえ馬鹿」
「ほんっっと、くだらねえなぁ俺ら」
END
「手ぶくろ」
暖かくて
ふわふわしてる。
手を優しく包んでくれて
寒さから守ってくれる。
冬に欠かせないものの一つ。
私は手を動かすのが好きだからあまり手袋をつけないの。でも、とても手が悴んで学校に着く頃にはほとんど感覚がない。だけどたまにつける。気持ち的に寂しいと思った時に。手を寒さから守るように心を守るの。冷えきってしまあわぬように。
今日はポエムのようになった気がします。いや、いつもかな…
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。今日のお題は『手ぶくろ』でした。
今日も一日、お疲れ様でした。
「手ぶくろ」
かじかんだ手を温めてくれる彼はもういない。
別れたことに後悔はないけれど、
手に感じる寒さが勝手に寂しさを訴えてくる。
そんなことで寂しさを感じることが無性に嫌で、
今年頑張った自分へのご褒美に手袋を買った。
手袋をしてみた。してみたのだが…
「…寒さが原因の寂しさじゃなかったか」
本当の寂しさの理由なんか、知りたくなかった。
まやかしの杜 3。 カガミの中のホントの私?
私たちは、キュを終えて、また、歩き出した。
風景が色を失ったみたいだった。ーーどうやら
まやかしの杜らしい。⛩
寂しそうな冬、。凍てつている。さっきみたいな、鮮やかな緑色ではなかった。トーンを落とした。深緑色だ、きっと。
遠くの方で、烏も鳴いている。ーー打って変っての世界だな~。と、木田太一君がボソリと呟いた。
『ルフィー、負けるな。期待しているからな。😀』と、夏目ちゃんは、言った。
朱色の鳥居を抜け殻けると、長い階段が、あった。私は、どんな状況に、至っても昔から、階段が大好き💕(*˘︶˘*).。.:*♡息は切れるけれども、
頂きにつくと、どんな試練も、ヤッターに、変わる気がした。達成感だねネ✌
白い雪洞が、階段の両側に幾つか並んでいた。
高陽悟君が、言った。『この石段の数は煩悩の数と違ったっけかな〜🤔』と、髪の毛をかきあげた。私は、内心、そこは、金田一耕助なは、ワシャワシャしてしてほしいな〜🎓
れいん君は、ちゃっかりと、木田太一君におんぶされていた。霧が私たちを包んだ。いよいよだ〜、みんな自分自身をしっかりと持って負けないこと❢と、高橋悟君は、前置きを言った。
『みんな、右手を前に出してーー。』と夏音ちゃんは、言った。みんなの右手が重なっていく。『まやかしなんて、負けない!!オー❢❢』とみんなは誓った。
巫女のお姉さんがいた。
『あの〜すみません。ここには、桜かすみさんっておられますか??』と、高橋悟君は、丁重に尋ねた。
『かすみちゃんなら、本殿のカガミの前にいますヨ(*^^*)』と、巫女さんは言った。
『私は、この神社の巫女ので、斉藤しのぶで、桜かすみちゃんとは友達です。』
玉砂利をザクザク歩いた。一応、無事を願い、私たちは手を合わせた。
私たちは、阿国進んだ。
フワリとした。ドレスを纏った。長い黒髪の少女がいた。
『かすみちゃん、お客さんだよねぇ〜(*^^*)』と、巫女さんは、言った。
その少女は、くるりと踵を返した。
『何!?しのぶちゃん。!?』と、言ったんだ。
私たちは、一人ずつ挨拶をした。
最後に、れいん君が元気に挨拶をすると桜かすみお姉さんは泣き出した。
巫女さんの斉藤しのぶさんも顔色を変えた。ーー斉藤しのぶさんもが口を開こうとすると桜かすみさんが塞いだ。
『れいん君と言うんだねぇ〜。(´;ω;`)ごめんね。泣いて(´;ω;`)』と、桜かすみさんは、れいん君に言った。
『お姉さん、大丈夫ですか〜??泣かないで〜。痛いの、痛いの飛んでいけ〜。お姉さん夏音先生が言ったていたんだ。自分を見失なちゃっ、ダメ❌だから、しっかりね。(*^^*)♫
お姉さんは、キレイだから^_^♫』と、園児と思えないセリフだった。
『かすみさんは、まだ、泣いてくださいいるけれども『れいん君にありがとう(*˘︶˘*).。.:*♡💕』と言った。』
『それから、リハトと言う、天使👼みたいなのもお姉さんのことだと思い、心配していたヨ(*˘︶˘*).。.:*♡』と、れいん君は、頑張って言った。
『私たちは、まやかしの杜を抜けてから、サンタクロース🎅に元気を届けに行くの(*^^*)♫かすみさんと巫女のしのぶさんも一緒に如何ですか!?』と私は、誘った。
『リハトが大きいケーキを作っているんだヨ(*˘︶˘*).。.:*♡』と、れいん君は、言った。
かすみさんの涙が止まり微笑った。『行こう、しのぶちゃんと(*^^*)♫』と、かすみさんは、言った。『もちのろん!!』と、しのぶさんも言った。
暗い木々の間から、木漏れ日がさした。ーー終わり
続く