『懐かしく思うこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
七夕はお願い事が絶対に叶うもんだと思っていたこと。
悩みに悩みで「かっこよくて金持ちな男の人と結婚したい」と書いた小1の私。
13歳の私でも懐かしく思うことはある。
幼稚園の頃の行事だったり、コロナ禍前の学芸会だったり...。
ふと考えると、あの時はこうだったな~って謎に浸るときがある。(?)
昔の思い出っていいよね。
【懐かしく思うこと】30 kogi
懐かしく思うことをもう止めたい。貴方が飛んで消えたあの時からずっとあなたと一緒に居た時を思い出す。その度に胸が痛み手が痙攣しいつの間にか息ができなくなっている。
懐かしめば懐かしむほど貴方が遠くに行き私が動けなくなっていく。もういい加減辞めたいのに、飲み込む薬と一緒に思い出を今日も飲み込んでしまう。
ひとりになると、考えることがある。
前は、ひとりでいても平気だったこと。
今は、ひとりでいると寂しくなること。
特に、広い家にひとりきりだと、オレはやるせなくなる。
だから、おまえらがいてくれると、昔みたいに賑やかで嬉しいんだ。
懐かしい思い出はいい思い出なんてほとんどない。
怒られたり、傷ついたり、悲しい思い出ばかり。
そんな思い出の棘が心に刺さって、修復できない。
後悔を抱えながら、その後遺症に苦しみながら生きていくだけ。
『懐かしく思うこと』
君と見た景色。
あの日の思い出。
全部、同じなはずなのに。
隣に君がいたのは、いつだっけ───────
なにせ極楽では全てが満たされていて、困ることも苦しいことも何一つない。
六道輪廻を巡り尽くしてやっと辿り着いたんですから誠に有り難いことなんですけれど…夜な夜な聴いてたメロディックデスメタルが突然ヘンデルのメサイヤに変わったみたいな、じんわりした居心地の悪さ…って言って伝わりますか?ははあ、やっぱり分かりにくいですよね。
満ち足りすぎて物足りないだなんて贅沢でしょうが。
でもどうしてだか昔を懐かしく思うことが増えてしまって、ついに「僕らあの頃は大変だったけどね」なんて、地獄の思い出話に花を咲かせた瞬間です。五色の彩雲が一瞬で真っ黒に濁ってぽかりと大きな穴があきました。
そこからもんどりうって真っ逆さま、今こうして冥府の穴へ向かって落ち続けてるってわけです。
永劫の時をかけてあんな高いところまで昇っていたのに堕ちるのはあっという間なんだなァ。
今度は鬼に追われながら「極楽に居た頃は大変だったね」なんて言ったらどうなるか試してみるつもりです。
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「懐かしく思うこと」
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所感:
懐かしく思っているだけじゃ戻れはしない場所があり、戻せもしない仲があります。上手くいくか失敗するか、ともかく何か行動してみて駄目だった人の話です。
|懐かしく思うこと|
懐かしいもの
家を掃除した時に見かけた、卒業アルバム
みんなの写真を見たり、最後のページのメッセージなんか読んだりして、学生時代を思い出す
正直小学の頃の記憶は薄いけれど、
見るだけで蘇るあの時の光景
いい思い出、悪い思い出
色々あるけれどそれらがあって今の自分がいる
過去の自分に色々言いたいことはあるけれど、
楽しかったな、学生時代
祖父母の仏壇に
祖父母が一緒に写ってるスナップ写真が飾ってある。
まだ、デジタルじゃない時代の写真だ。
昔の人だから、多分、二人で庭で写真を撮ることなんてして無い。
だから、遠方から親戚が、珍しく来たときに記念写真で撮った写真の一部をトリミングしたんじゃなかったかと思う。
祖父の自慢の大きな松の木をバックに撮った写真。
松の木は、祖父が亡くなって、しばらくして家を建て替える頃まであった。
子どもの腕でやっと抱えるくらいの大きな幹の立派な木だったが、害虫にやられて枯れたのか?家を建てるのに邪魔で移植したのか?
私は、すっかり忘れてしまった。
庭の松の木。
家の裏手にあった桧の防風林。
私の懐かしいものは、今は無い。
『懐かしく思うこと』
『思い出ぽろぽろ』
夏の始まりの夜が好き
何かこれからワクワクすることが
始まりそうな予感がするから
仕事帰りの地下鉄で
浴衣姿の女の子
窓に写る自分を気にしている
到着を知らせるアナウンスが流れたあと
昔の自分が足早に通り過ぎていく
ような気がした
#懐かしく思うこと
自分の両手に刻まれた皺を見て思う。
懐かしいこの感覚。
貴方の両手も私と同じでしわくちゃねって二人で顔を合わせて微笑み合う。
#懐かしく思うこと
この角を曲がって二軒此処だねと
心が騒ぐ君がいた場所
変わるのは思い出じゃなくて今の僕
お茶したカフェ泣き顔の君
懐かしく思うことは、しばしば後悔の隣に住んでいる。
左手にカゴを、右手にアルバムを持って一軒一軒ノックして回る。
時折懐かしい思い出が出てくる。そんな時にはひとしきり抱擁をする。いつまでもそうしているわけにはいかないから、後ろ髪を引かれつつ、次へ進む。
唐突に、ノックした扉の後ろから後悔が激しく顔を覗かせる。そんな時、他の家の窓窓も開き、静かに、あるいは激昂して、後悔がこちらに向かって叫んでいるように思われる。
もう後悔なぞしたくないと、思えば思うほどに未来は霧に包まれて、不安は募る。
両手を前に伸ばし、髪は後ろに引かれ、気がつけば今いる場所も定かでない。
......果たして地に足はついているのだろうか?
.......これは私の話だ。つまり、あなたの話だ。
太陽君が隣の組にいた それは
とても綺麗だとゆらゆらと 花が靡くみたいに
自然なこと 大勢歌ってた それは安らかか
いや多分 造花に咲いた
空から目玉が降っていた 沈むように その事を地面に
雫が垂れた それを誰かが涙というものだ
実はそれは尿だった のも
面白くないものだと言った 誰かが泣いた
面白くないものだと言った 誰かが殺した
面白くないものだと言った 誰かが死んだ
悲しいものだと言った
四角い手首が恐ろしい 全てにはまるような気がしたと
まるで冬にいるみたいだった 外はどうやらお祭りで
黄色い歓声が蟬を殺した 虹を思い浮かべるみたいにさ
尖りくねった物体で 全てをカクカクにして欲しい
作り出された物体なのに どこか汚く見えて仕方ない
あなたは文句ばかりなのね
今日はとても天気が良い。
夏の日差しと抜けるような青空。耳が痛くなるくらいのセミの鳴き声。
真上の太陽が色濃く影を作っている。
こんな日にはいつかの子どもの頃を思い出す。
さんざん走り回って疲れて日陰で涼んで、また走り回って。
この頃は今では考えられないくらい元気だった。
いやほんと。うらやましいくらいの体力である。
そういえば、あの頃は疲れたら山のふもとの神社に涼みに行っていた。
管理をしているおばあさんが、涼みに行くとよく飲み物やアイスをくれたのだ。
走り回ってへとへとな体にはよくしみた。
あのおばあさんは別のところに移ったのか、いつの頃からか会うことはなくなった。
代わりにたまに若い女の人や男の人を神社で見かけるようになった。
私も今では立ち寄ることはほぼない。
蝉の声は小さくなって日差しも弱くなってきた。
今なら外に出てもそこまで暑くはないだろう。
思い出したついでだ。久しぶりあの神社に遊びに行ってみようか。
【懐かしく思うこと】
君のことはもちろん大好き
でも心の中に忘れられない「君」もいる
何年経ってもきっと消えない想い出の人
朝6時ぐらいから始まる
子供向けのテレビ番組
小学校の準備しながら見てたなぁ。
懐かしいね。
小さくて細くて穏やかな祖母。
ほんとのことだったのか、嘘だったのか分からない程、わたしには不思議な、自分の幼かった頃の話を沢山してくれた。
同じ話ばかり、めんどくさかったろうに。
誰もお腹がすくことがないように、いつも、茹でた栗や、とうもろこしや、柿や、さつまいもを、食卓に置いてくれてた。
こんなのじゃないやつ。なんて、なんであんなことを。
寒い朝、ようやく布団から出てくると、こたつで温めておいてくれたズボンをはかせてくれた。
スカートはいていくつもりだったのに。なんて、雪の日なのに。
毎朝の学校への道。私がお寺の角を曲がって見えなくなるまで、振り返れば手をふってくれていた。
当たり前に思いすぎてて、めんどくさくなって、角で振り返らなかったこと、私、なかったっけ?
働き者の人が、急に起き上がれなくなって、直ぐだった。
誰にも迷惑かけたくないかのように、ただ、朝から、私の手を握ったままで。
昔話を一通りしたあと、意識がなくなり
誰かが迎えにきてくれたのか、
空を見つめながら、三度息をほっほっほっと吐いて、逝った人。
一度も叱られたことがない。
私が何やらしでかして叱る母に
そこは庇わないで。と、叱られても、やっぱり庇ってくれた人。
誰にも、ほんとは、お姫様になりたい。と言えなかったけれど、
スカートをはいてくるくる回る私を、いつも、みてくれてた。
やわらかい、信頼できる笑顔で。
世界でたった1人の、
完全なる私の味方だった人。
その記憶だけで、
この世から離れて1人になりたくなる私を、ひきとめてくれる人。
いつかの時は、
必ず、迎えに来てくれるでしょ?
がんばったね。って。
#なつかしく思うこと
懐かしいって
いい感情だな
ほっとするし
嬉しくなるし
じんとくるし
それから切なくなって
うるっときて
かみしめてる
2歳の娘と暮らしていると、毎日が新鮮で、毎日が懐かしい。
ジャックオランタンがついた紙の杖で「ちちんプイプイ」。
ママが小さな頃はハロウィンなんて知らなかったけど、
魔法の杖はたくさん作ったよ。
魔法少女ペルシャのバトンは本当に何本も作ったな。
貴方もいつかは魔法の杖を手放すのかと思うと、ちょっと寂しいけれど。
ちちんプイプイ!
ペルッ子ラブリー!
生涯幸せな貴方であれ。