『愛情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛情はいろんな愛情があり、
いろんな愛情表現がある
【愛情】
愛情
愛憎
字面は似てるが、意味は違う
でも、気持ち次第で簡単に変わる
「愛情」
恋
愛
愛情
どう違うのか?
恋は自分のため
愛は相手のため
愛情は2人のため
かな?
愛情
とっても素敵な感情であり、
恐くもある。
受け止め方によって、
大きな差があって。
一方的に与え過ぎも、
求め過ぎも、辛くなる。
適正な愛情って、どれ程なんだろう。
説明なんて難しいけど。
大切な人に、届いて
受け止って貰えてたら良いな。
愛とか 恋とか 嘘とか
どうでもいい
どうでもいいから
背中を搔いてください
カイカイ
【愛情】
愛。
その一言では片付けられない、この気持ち。
【愛情】
私は常々、仕事をするうえで絶対に必要なことは、愛情だと思っています。特に多くの人と仕事をするときには、うまくやっていかなければなりませんし、なによりも自分自身がその中で心身が安定していることが一番重要です。トラブルがあった時、同僚がミスをした時、そんなときには、愛情というアイテムを使うのです。相手に対して愛情を抱くようにするのです。これが私の経験知です。
産まれてから今まで、たくさんの愛情を注がれてきた。
望まれて産まれてきたもの。みんながわたしを愛している。
そういう意味では、わたしはきっととても恵まれているんだと思うの。
なんて幸せなんでしょう。だけれど、だからこそ自分が最低で嫌になる。
醜くて卑劣で、臆病で。傷付いていると世界の正しさに安堵さえ感じるわ。
わたしをはっきり言えないの。本当に、ただただ申し訳ないと思って息をする。
親から子へ
子から親へ
言葉にしなくても伝わるものがある
抱きしめた腕のぬくもり
叱った後の沈黙の中に
友達同士で
何気ない笑い声が響く
遠く離れても、想いは続いていく
あの時の言葉が心のどこかを照らしてる
恋人同士で
目と目が合うだけで
全てが分かるような瞬間がある
触れる指先に、未来の約束を込めて
人生みんな、愛の表現者
【愛情】
【愛情】
想うだけで世界が色を変えるような
刻一刻と止まっていく心臓を
見返りなしに捧げられるような
固く閉ざしていた内側を曝け出せる存在で
ただきみの存在を願うばかり
どんなに苦しい思いをしても
そばを離れたくない
そんな感情
きみからゆっくり時間をかけて教えてもらったもの
2024-11-27
先生に奥さんのことを聞くといつも照れる。
「なんで照れるんです?」
そう聞くと
愛してるからだよ、と返事される。
また違う先生に奥さんのことを聞くとライブに一緒に行った話をされた。
なんか友達みたいだな。
でも、そのアーティスト別に先生は好きな訳じゃなくて奥さんがずっと行きたがってたアーティストだったらしい。
曲聴いても、分かんないだろうに。
愛って測り知れないね。
色んな形があって、色んな重さがあって、
ほんと不思議。
愛ってすごいって思った。
ラブソングを歌う時いつも目をつぶるのは、
誰への愛情?
人を憑依させることができるロボットがついに完成した。単語を思い浮かべるとその単語と関係が深い人物がロボットに憑依するのだ。僕の場合、"尊敬"を想像すると父が、"感謝"を想像すると妻が憑依した。ロボットが完成してからはいろいろな単語を想像し、その結果を記録し続けている。
今日は"愛情"を想像してみようと思う。
・
・
・
・
君だったんだね。てっきり妻や息子が憑依するものだと思っていたよ。愛情、深く愛し慈しむ心のこと、だそうだ。君と付き合っていたのは何年前だったかな。7年、8年前か。なぜ今こうして現れるんだ。研究の成果ではあるが、本当に君にそっくりなのが私には酷だ。
ともかく、記録に付け加えておかないとね。「強い気持ちによって死者をも憑依させることができる」と。
おにぎりがラップに包まれて、横たわっていた。
すっかり太陽が昇った昼過ぎに起き出して、食糧を漁りにきたキッチンに、それはころんと置いてあった。
握る力が弱いのか、完全に三角にならずにやたら厚みのある、歪なおにぎり。
隣にはメモ用紙が添えてある。
ちゃんとメモを見なくても、読まなくても分かる。
お昼ご飯に、姉ちゃんが作ってくれたものだって。
忙しい出勤前の朝に、急いで、でも僕のために、握ってくれたものだって。
具もきっと、僕の好きな梅干しとおかかで。
パリパリの海苔が好みだといつか僕が言ったから、今も海苔は袋に入ったまま、横に添えられているのだ。
泣きたくなった。
なんで、僕の昼ごはんなんて…
今日もだ。
最近は忙しい、早く家を出なくては行けないのだ、と言っていたのは、他ならぬ、昨日の晩の姉ちゃんだった。
でも、おにぎりを置いて行った。
今日も外に出られない、学校に行けない僕に、姉ちゃんはこんな愛情の塊みたいな昼ごはんを置いていく。
些細な僕の好みを満たす、僕の大好きなおにぎりを作って。
母さんが死んだのは、もう一ヶ月も前のことだった。
母さんが死んで、葬式で色んな人が色んなことを言って、周りの好奇の目が怖くて。
そうして僕は、外に出られなくなった。
姉ちゃんは、何も言わずにいつも通り接して、学校に通って、何もしない僕のための家事も全部やって、そうして生きている。
当たり前のように。
それはきっと、姉ちゃんにとって、母さんはいても居なくても変わらない人間だったからだ。
母さんは病んでいた。
身体が悪くて、それが精神にも障っていて。
ここ三年は、何もできない母だった。
だから、母さんが死んでも、僕が何もしなくても、姉ちゃんは、家事をして、愛情を込めて料理して、学校へ行く。
姉ちゃんの作る料理は完璧だ。
僕の細かい好みを把握して、美味しくて変わらない味の料理を作る。
愛情がこもったお袋の味ならぬ、お姉の味。
でも。
でも、本当にこれに愛情はこもっているのだろうか。
このおにぎりに込められた姉ちゃんの愛情は、真っ当な愛情なのだろうか。
いつもそこまで考えると、急に気持ちが悪くなる。
食欲が湧かなくなって、寝るまで治らない。
でもこれを食べなくちゃいけない。
姉ちゃんが悲しむから。
だから僕はいつも、姉ちゃんの作り置いた歪な愛情を、大人しくテーブルまで持っていって、食べる。
苦しい胸と喉に押し込む。
水やお茶で流し込む。
そうやって無理やり食べると、好物の味も分からない。
だけど、僕は言うだろう。
姉ちゃんが帰ってきたら。「ご飯ありがとう。美味しかった」と。
姉ちゃんは、ちょっと笑って言うだろう。
「いいのよ」って。
僕は姉ちゃんへの愛情のためにそう言うのだろうか。
姉ちゃんは僕への愛情のために家事をするのだろうか。
分からない。
僕と姉ちゃんの間にあるのは、本当に愛情なのだろうか。
込み上げる吐き気と一緒におにぎりを齧って飲み込む。
もちもちとしたご飯が押し寄せる。
お茶で一気に流し込む。
ご飯粒たちは、ざらざらと喉の奥を流れていく。
酸っぱい味だけが微かに舌に残った。
僕の好きなカツオ梅の、しょっぱい味が。
友人の結婚式に行った。
家族、恋人、友人色んな形の愛情があることを知った。
その愛情が自分に向けられていなくても、
他人から他人への愛情であっても
愛が持つパワーはとんでもないらしい。
これが友達だなんてアンパンマンはそりゃ強いや。
(愛情)
貴女に愛を仄めかす
まだ夢見るばかり 焦がれるばかり
2人手を取る 優雅な円舞曲で踊る
その橄欖石に2人魅入られ
まるで運命のように
貴女は桃と紅の鬱金香を
私は青と桃の薔薇を送る
貴女の愛に心は揺らぐ
もう届く夢 焦がれるばかり
貴女の手を払う 悴む体に目を逸らす
窓外は吹雪
まるで白魔の心の氷のように
貴女は真の愛を見つける
何を夢見たのか 何に焦がれたのか
貴女に渡された黄玉の和蘭石竹
貴女達は手を取る 桜唇が弧を描く
祝福の諧謔曲 皆が踊る
心臓の凍った哀しき者を嗤って
お題【愛情】
タイトル【408,500,503】
【愛情】
愛し方を知っているよ。
愛してくれたから。
人のためならできる。
もらってばかりで申し訳ないと
言ってくれたけど、
私からすれば
そばにいてくれるだけでありがたいのだ
気づいていないだけで
自分も何かを与えられているなら
幸せだと思った。
愛情って長い紐みたい
ここから先は貴方だけ
そこから先は他人だよ
遠い世界の遠い出来事
愛しいひとは
お入んなさい
『愛情』
「愛情」が今日の作文テーマだ。「自分が日常の中で最も愛情を感じるのは、どんなタイミングか」と考えてみた。すると「自分が食べようとしているお菓子や料理を、息子にねだられて分け与えているタイミング」だと思った。ちょっといいお菓子を食べようというときに、目ざとく見つけた3歳児が駆け寄って来て「〇〇くんもたべるー!」という。自分は笑って「〇〇君も食べる?じゃあ半分こしようか」と言い、自分が食べるつもりだったお菓子を半分に切り分けて与える。なんなら、半分より少し多めにあげたりする。そういうときに「ああ、自分は息子を愛しているんだなあ」と思う。常識のある立派な大人から見れば、「そもそも最初から、自分だけ食べようとするなよ」とか「大人のくせにお菓子ぐらいで恩着せがましいぞ」とか思われるだろう。でも自分は立派な大人ではないので、「自分が食べるつもりだったのにぃ」という気持ちがある。自分にとっては「自分の分を減らしてまで、美味しいものを食べさせてあげる」というのが、最大級の愛情表現らしい。
愛情
これも愛情なんだよ。好きだから構いたくなるんだよ。
大嫌いな言葉だ。
小さい頃から自分は兄のオモチャだった。
自分が本を読んでいると取り上げて本を踏みつける。
テレビを見ていると耳元で大声で叫ぶ。
映画だったりするとネタバラシも加わる。
夜風呂に入ってると電気を消す。トイレでも構わず消す。
ぬいぐるみを窓から捨てる。
育てていた花を抜く。
捕まえて観察していた虫を逃す。
兄はその度に泣いたり怒ったり自分を見て笑っていた。
そしてあなたのことが好きだからやるんだよ、と諭される。
好意だから、愛情表現だから、あなたに相手をして欲しいから。
だから許してあげなさい。
そう言われるのが大嫌いだった。
親の後ろで許されて当然という顔をしている兄も大嫌いだった。
家の中で兄は王子様で、なんでも許されたし、
許さないと執念深い、心が狭い、捻じ曲がっていると叱られた。
家の中には味方がいないことを早々に学んだ。
自分はやがて反応しない、感情を出さない、家族から背中を向けることを覚えた。
背を向けてるのに、ウザ絡みしてくる兄と、
兄の取り巻きとして援護する妹を無視しながら、
早く大人になりたい、ここを出たいと思いながら
勉強をしていた。
勉強して勉強して勉強して。
第一志望に落ちた。
そこに受からなければ学費を出さないと親に宣言されていたので、
奨学金を借りて第二志望の大学に入り、家を出た。
第二志望の学校は遠く離れた場所にあり、
安くて小さな部屋を借りた。
初めての一人ぐらし、家の中に自分しかいない。
安堵感で爆睡した。
そして社会人になった。
今家に通ってくる猫がいる。
ボロアパート故ペット可なのだが、いかんせん狭い。
こんな狭いとこに閉じ込めて飼うのは可哀想で、
しかし可愛いので構ってしまう。
一度捕まえて避妊手術をしてワクチンを打った。
それでも遊びに来てくれた。
ノミ取り薬は定期的に首に落としてやり、
体は来るたびに拭く。意外と嫌がらず好きにさせてくれる。
部屋の中に餌スペースとトイレを用意してやると、
わりと簡単に覚えてくれた。
今日も家に帰ると窓の外から開けろと鳴くので入れてやる。
飯の前に足をふけ、と抱き上げて濡れたタオルで足を拭く。
ついでに体全体も拭く。
ゴシゴシと体を揺らしている間、猫は気持ちよさそうに
目を瞑って喉を鳴らす。
自分を信じて身を任せてくれる猫を眺めて思う。
俺はこいつを大きな音で驚かせて楽しいと思わないし、
期待させてがっかりすることもさせたくない。
イタズラしたいとも思わない。
餌を取り上げることなんてとんでもない。
そばにいてかわいいな、暖かいな、
もっと居心地のいい場所用意してやれたらいいのにと思う。
怪我をしてないから心配になる。
病気になってないか心配にる
雨の日に来ないと寒くはないか気になる。
美味いもん食わせてやりたい。
広いところに引っ越せるように金を貯めている。
一緒に着いてきてくれるか不安になる。
時々、涙がこぼれそうになる。
自分と家族では愛情の形が違ったんだ。
だから受け取れなかった。
どれほど嫌だと言っても、理由を説明しても、
言葉を尽くしても、態度で示しても向こうが変わることはなかった。
これは愛情なの、わからないお前がおかしい。
受け取れないお前が捻じ曲がってる。
お前が悪い。
ずっとそう言われてきたからわからなかった。
自分と家族では愛情の形が違ったんだ。
そのことが時々辛い。
にゃあと猫がなく。
メシだな。
涙を拭いてカリカリを皿に盛った。