『愛を注いで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ぷくぷくしてる君の小さな手
おもちみたいに柔らかい君のほっぺ
起こすのを躊躇うくらいの気持ち良さそうな君の寝顔
全部かわいくて、つい小さなお腹に顔を埋めたら、何故だか甘くて良い匂いがする。
ミルクの匂いかな?
さぁ、そろそろ起きる時間だよ。
今日もたくさん食べて、たくさん遊んで、たくさん笑ってね。
君にいっぱいの幸せが訪れますように。
そして、ママからも君に溢れんばかりの
(愛を注いで)
たくさん注がれた愛はやがてこぼれ落ちる。コップのように愛にも受け取れる量が決まっている。愛が少ないと愛を求め、愛が多いと重たく感じて愛を拒むだろう。
ギリギリまで満たされた愛はやがて他の人へ注がれる。でも自分の愛が減ることはない。それは注いだ愛が回りに回って自分にかえって来るからなのだろう。だから私は心から笑顔でいられる。もしコップのなかが少ない人がいたら、私はなくなることをためらわず注いでいきたい。そしていつか相手が他の人へ愛を注げるようになってほしいと思う、
愛を注いで
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今は、私に私の愛を注いでいる
以前は、友達や家族、たまたま会った人、画面の向こうの他人にまで、自分の愛を配っていた
ちょっとした事で幸せを感じられるから、それのお裾分けに
でも気が付いたら、自分の分まで渡してしまっていた
自分の分がない、すっからかん
挙げ句の果てに、自分そのものを削ってまで渡す始末
もはや、あげることが癖になってしまっていて、心のどこかでダメだ嫌だと思っていても、渡してしまう
渡したこと自体に対しては、後悔はない
それで少しでも助けになったり、喜んでもらえていたと思うから
とうとう限界が来て、目の前が真っ暗になった
希望がなに一つ見えなくて、自分がすっからかんで、胸の奥がひどく冷たかった
何が何だかわからなくなって、自分をひどく傷つけたくなって、言葉で散々自分をなぶった
なんとか立ち直って、今はボロボロになった自分をゆっくり直しながら、のんびり過ごしている
まだ、ついついあげてしまうこともあるけれど、先ずは自分の分、それから溢れた分を渡すことを学んだから、少しはマシになっているはず
だから、先ずは私に私の愛を注ぐ
すっからかんな心が満たされるまで
満たされて溢れた分を、貴方にお裾分けしよう
独白 2023/12/13
今私がこうやって文章を書きながらベッドに横になることは、どれほどの奇跡の上に成り立っているのだろう。
もし、今まで事故にあって、病気になっていたら。
当たり前のように享受している今はきっとなかった。
そうやってもしもの世界を想像して、恐れ慄いて、存在することに感謝と少しの諦念を感じながら、今日も眠りにつく。
どうかどうか、いつか終わるとき、心安らかであれるようにと祈りながら。
空になった自分の
小さい器に君に愛を注がれたい
何しても考えても
愉しくてもそんな時間は
君がいないと呆気なく無くなるの
何しても考えても
君との想い出ばかりが
忘れられなくなっているんだよ
贅沢な悩みで
平和ボケてて
本当にごめんなさい
でもまたあの日みたいに満たされたい
愛を注いで____
私はただ抱き枕が欲しいだけ。
恋人が欲しいんじゃない。
好きな人が欲しいんじゃない。
泣きたいときに、涙が止まらない夜に、
不安で苦しいときに、明日が来るのが怖い夜に。
話を聞いてくれて、ぎゅってしてくれて、
褒めてくれて、安心させてくれる人が欲しいだけ。
そんな都合のいい相手が欲しいだけ。
愛を注いで
私を見て。
私をだけを見て。
優しくして。
私だけに優しくして。
沢山沢山。
それだけで満たされたい。
そんな願望、あなたには言えないけれど。
あなたに貰った愛情を
たっぷり受けたワタシは
ようやく一人前になれたのかも知れない
本気で愛を注ぐあなたと向き合って
分かったことが沢山ある
今迄のワタシは随分幼稚でした
まだまだ拙いワタシは
そんな自分を自覚して
あなたの愛情を学びながら
落ち着きを取り戻す
【愛を注いで】
この空っぽの心にただ愛を注いで欲しかった。
それだけで良かった
私はどうしたらこの空白を埋めることが出来るのだろう
『愛を注いで』
あんなに大好きだったのに、時間の経過とともに君のことがどんどんどんどん分からなくなってきている。そんな自分が怖くて怖くて仕方がない。世界は君がいなくても平気な顔して回り続けるし、地球は公転したり自転したりしていつも通り正常に動き続けているのに、僕は未だ君との思い出に囚われ続けている。僕だけが君のことを忘れずにいる。そうずっと思っていたのに。いつのまにか記憶の中にそっとしまっておいた君は見ないうちにゆっくりと形を変えていき、終いには笑った時にエクボなんて作り始めている。いや、前からあったか。ん?だめだ。あんなに好きだった君の笑顔がいくら記憶を遡っても見当たらない。君は、どんな風に笑ってたっけ。どんな風に泣いてたっけ。僕が落ち込んでる時、君はいつもなんて声かけてくれてたっけ。君は酔っ払うとすぐ、なんて言ってたんだっけ。ほら、いつも口癖のように言ってたじゃん。高校生の時、帰り道でなかなか告白を切り出すことができず、意味もない話を続けていた僕に、君はなんて言ったんだっけ。ねえ、なんて言ったんだっけ。あれすごいドキってしたのにな。ねえ、なんだっけ。僕が今も記憶の中で愛し続けている君はもはや本当の君じゃないのかもしれない。どんなに愛を注ごうが、本当の君じゃないなら意味なんてないのに。意味なんてないって分かりきってることなのに。それでも亡くなった君を中途半端に忘れることができずに、今も僕は記憶の中の君に愛を注ぎ続けている。君が僕に、愛を注いでくれるのをゆっくりと待ちながら。
「たっくん!もう一杯!」
「ちょっともう飲み過ぎだって、これで最後だからね」
「はーい!たっくんはなんだかんだ言っていっつも付き合ってくれるね」
「まあ、そりゃあ、彼氏ですから」
「ふふふっ。たっくん!◯◯◯◯◯◯。」
愛はひとつじゃないって
最近知ったんだ
愛って「好き」とか恋愛で
扱われるものだけだと思ってた
でもそれだけじゃないって
知ったんだ
心が温かいものに包まれて
そっと抱きしめてくれるような
安心感
たぶんなかなか出会えるものじゃない
『愛を注いで』
あなたを大切にしないどうでもいい人からは離れて
いつか必ず美しくあたたかいあなたを
あなたのような人が見つけてくれる。
そんな言葉に出会って、
まずは私が美しく温かい人になるのが
きっと大切なんだろうと思った。
つい先日友達に言われた言葉がある。
「あなたは優しすぎるくらいに優しいし、そんなところも好き。だけど、それで壊れちゃうのが怖い。たまには自分軸でいいんだよ。私はそれを否定しないし、意見を言ってくれるの嬉しいよ。」
もっと自分軸で生きよう。
もっと自分を大切にしようと思った。
自分自身に愛を注げない人が、
他の人に愛を注げるわけがない。
いつか見つけてくれるその人に
見合う私になれるように。
昔、人に言われた事がある。
「人に愛を注いで注いで、自分が空っぽになったときに初めて人に愛される幸せを知れるんだよ」と。
振り返れば、どの人にも、愛を注いでいたつもりで欲を押し付けていただけだった。
あの言葉をくれた人には、自分のずるさを見透かされていたんだなと、そのうえで、優しい言葉に換えて助言をくれていたのだと、気付けなかった自分をとても悔やんでいる。
題目「愛を注いで」
【愛を注いで】
(※性的表現有🔞)
『いっぱい…
いっぱいあなたの愛で満たされたい…』
唇を重ねて 舌を絡めるたびに
そんな気持ちが湧き出た。
ベッドに倒され熱いキスをしながら
お互いの服を脱がしていく。
抱きしめて伝わる相手の体温が熱くなればなるほど
オレは興奮した。
『ああ…この人はオレで興奮してる
してくれてる…!』
オレは興奮した『オトコ』の表情を見るのが好きだ。
その表情を見て オレも更に興奮しだす。
オレの中で暴れる『欲望』は
『痛み』も『快楽』も心地よかった。
やがて終いには
ぬたりと熱のこもった『愛情』が注がれ
『印』が体に残された。
すっからかんのあたしに、
熱烈な愛を。
真っ黒い感情ばかり詰め込んだ私には、
純白の愛を。
一般的な量じゃ満足出来ないワタシには、
虹色の愛を。
愛を、愛を、愛を。
沢山注いで。
満たして。
〜愛を注いで〜
午前6時、アラームが鳴り響くワンルーム。
スマホのアラームを止めて
ベランダのカーテンを開ける。
眩しいくらいに、部屋中を暖かな日差しが射し込んでくる。
“おはよう、今日もいい天気ね”
そう声をかける。
キッチンに行き、先日オシャレな雑貨屋で買った
水差しに水を入れ、ベランダまでくる。
「おはよう、今日も天気が良くて嬉しいね!」
「今日在宅だから、午前中はカーテン開けてようかな…」
“今日は、沢山お話が出来る日なのね。嬉しいわ”
“んふふ、天気が本当にいいわね”
私は、ベランダ近くの
お日様がよく当たるこの場所が、本当に大好きなのよ。
あなたに見つけてもらえて、幸せだわ。
あなたからの、お水、お話、愛情が無くなったら
すぐに枯れてしまうよな、植物よ。
だから、今日も明日も明後日も
たくさんの愛情を注いで…。
かたちにあるものを
人にあげてしまうと
自分の分が減っていく
でもね
愛はどれたけあげても
減ってはいかない
どんどん増えていく
あげた分だけ返ってくる
愛を注ぎたい
あなたも 愛を注いで…
繋がってるよ。ずっと、ずっとね。
「はなれたくないなぁ」
舌ったらずな言葉が耳をくすぐる。
甘ったるい猫撫で声。ベッドの上でしか聴けない声。
「じゃあまだこのままでいる?」
含み笑いで尋ねてみると、わかってるくせにと拗ねた顔をしてみせる。
「じれったいシゲキじゃモノ足んないのぉ。いっぱいいっぱい、たぁっぷりの愛を注いで?」
蠱惑的な笑みを浮かべてゆるゆるとうねりながら強請るように熱情を搾り上げる様は、正に悪魔的。
堪えようと耐える姿を嘲笑うかのようにぎゅうぎゅうと締め付けて離さないかと思えば、急に力を抜いてぺったりと全身でもたれかかってきたので、その緩急にとうとう陥落した。
「あー…どくどくしてるー…」
耳元と下半身のどちらのことを言っているのか、それとも両方なのかはわからない。
わかっているのは、これでおしまいということだけ。
「はい、じゃあおしまい。次またお金出来たら予約ちょーだいね」
あっさり身体を離して簡単に身支度を整えると、からりと何事もなかった顔で笑う。
「心を込めた接客が自慢の信頼と実績のサービス業なので心はあげられないけど、お金がある限りずっとずっと繋がってるあげられるからね」
『心と心』『愛を注いで』
愛を注いで
「可愛い」「もっと一緒にいたい」「好きだ」
彼はなんというか、根気強かった。
疑り深い私に対して彼は言葉も想いも惜しむことなく注ぎ続けた。
ゆっくり、じわじわと。
多分、逃げられないように。
そうしてその結果…。
「でしょ?今日の私超可愛い〜」「もっと甘やかして!」「私もいっぱいちゅき♡」
色々ぶっ飛んだやべぇ化け物爆誕しちゃった気がするんだけど大丈夫これ?
(まあ彼が満足そうだしいっか!)
『エレクトロニカの夕』
眠れなくて泣き虫のサラウンド 夜風が季節をさらってしまう ミルクを注いで愛になる ホットミルクが好きなのは 小さな頃から音のシャワーを浴びていたから 今日の悲しみは無駄じゃない なぜだか強くそう思う