『愛を叫ぶ。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
可愛らしい彼等が好きだ。
哀しい彼等が大好きだ。
僕たちを襲う彼等が大好きだ。
それでも、人と歩いてくれる彼等を私は、
とても愛している。
「きみがすきだーとー、さけびーたぁい」
ひとりごとのように歌う。
急にどした、というような目で、私の相棒は見つめてきた。
もちろん「君」は相棒だ。というか相棒以外考えられない。2番目に「君」が当てはまるのは、やっぱり「彼等」かなあ。
「私はぁ!!相棒ちゃんに伝えたいことがあ!!あるんですけどー!!!!」
「なーにー!!」
「いつも無理させたり我儘に付き合ってもらったりしちゃってるけど!()
ありがとう!!
これからも相棒でいてください!!!」
ひと鳴き、それはよく響いた。
#2024.5.11.「愛を叫ぶ。」
しゃんでraちゃーん!!♡♡
いえ!!!!
しゃんdeらさま!!!!!
愛を叫ぶ。が・・・
返答無し
もう一度叫ぶ。と
どうなるかな?
題 愛を叫ぶ
私は隣の席の高田くんがすき。
すごく好き。
でも、好きだけどその気持ちをつたえられない。
だって恥ずかしいもん。
でも気持ちは溢れて溢れて仕方ない。
だから、どうしていいか分からないでいた時、王様の耳はロバの耳っていう本を読んだの。
王様の耳がロバって知ってしまった男が喋りたい衝動を井戸に叫ぶことで発散したって。
それで私は、帰宅途中に見つけた木にポッカリと空いた穴に向かって口をつけて叫ぶことにしたんだ。
「高田くん〜好き〜!」
何回か叫んだら気持ちが落ち着いたんだ。
それで気が済んで何日か過ごす。
でも、また少しすると好きな気持ちが溢れてくる。
そしたら、そうして木の穴に向かって叫ぶっていうことで気持ちをコントロールしていた。
そんなある日。
私がいつものように、「高田くん〜!好きだよ〜!」
と叫ぶと、コホンって咳払いが聞こえた。
「えっ?!」
私は急いで辺りを見回す。誰もいない・・・。木の反対側に回り込んでみると、そこには高田くんが木の下に座って本を読んでいた。
反対側は完全に死角だった・・・。
逆側から木のところまで来てたから分からなかった・・・。
「た、高田くん?!聞いてた??」
「・・・うん、なんなら、ここ大体来てるから・・・」
なんてこと!
全部高田くんに聞かれてたとは・・・!
「あの・・・忘れてもらうことは・・・」
「忘れられると、思う?」
「あ、ですよね・・・」
2人の間に気まずい沈黙が流れる・・・。
何で家で叫ぶことしなかったんだろうって後悔の気持ちが流れ込んでくる。
よりによって本人にバレちゃうなんて・・・まだ違う人なら口止めも出来るのに・・・。
「僕、何でずっとここに来てたか知ってる?」
「え・・・」
そういえば、何でだろう?私の声が聞こえてたなら気まずいよね、普通・・・。
「君に気づいてほしかったし、君の告白、毎日聞けるから」
そういう彼の顔は赤くなっている。
「はっ、えっ・・・」
私が動揺して言葉にならない言葉を発すると、彼は私をしっかりを見た。
「君のこと、好きなんだ。僕も。付き合ってほしい」
・・・夢見たい。
夢かも、とほっぺをつねると彼に笑われた。
「もちろん、よろしくねっ!」
私は当然そう返事をする。
王様の耳はロバの耳の話は、結局井戸は国中に繋がっていて、みんなに秘密がばれちゃったんだっけ?
私は・・・バレて良かったな。
そうじゃなければこの気持ちをずっと持て余していたと思うから。
私は愛しい彼の顔を見てにっこり笑顔で笑いかけた。
幸せの絶頂だ。結果オーライだよね!
子なし休職中の主婦の楽しみは限定される。
外遊びをするような若さも活力もない。けれど漫画やゲームを趣味にするにはお金も行動力も足りない。
そんな私の最近の趣味は、家事をしながら見るドラマだった。
私が堂々とテレビの前で寛いでも後ろめたくならない時間に放送されるそれは、青春や恋愛を打ち出した人気俳優主演の学園ドラマだ。アラサーには眩しい設定だが、雑然としたオフィスやお局、上司との飲み会のシーンでは胃がキリキリとする今の私にはそれくらいがちょうど良かった。
けれど正直なところ、私がそのドラマで一番注目しているのは今どきの顔の俳優でも、有名事務所所属のヒロインでもない。私の目を引いて止まないのは、視聴者にキャラクター名を覚えられているかも危うい一人の女優だった。
作風に合わせて少し大袈裟な演技をする彼女とは、高校時代の同期だった。
明るく顔のいい彼女はクラスの中心人物で、私は恐らく直接話したこともなかった。いつも友人と大声で騒いでいて、当時からそこまで好きでもなかったが。
ただ、私がこのドラマを毎週欠かさず視聴するようになったきっかけは間違いなくそれだ。私と同様にアラサーになった彼女が、惚けたモブ教師役で自分よりも若くて知名度のある役者たちに揉まれているのがなんだか面白かったとかいう、お世辞にも褒められたものでは無い動機だった。
相も変わらずそのドラマはさほど話題にもなっていない。SNSのタグには主演の顔の話や胸キュンシーンのつぶやきばかりで、載せられているスクショに彼女の顔は一枚もなかった。
前回の台詞よりも少しは抑揚がマシになっていたし、大袈裟な動きもやりたいことは汲み取れたのだけれど。一般の視聴者には伝わっていないらしい。
今日も自分の出演時間が5分もないドラマをせっせと実況する彼女の投稿への反応は、2桁に留まっている。
確かに酷い演技だ。あれだけ羨んだ彼女の顔も若々しい芸能人に囲まれると霞んで見える。成長だって微々たるものだし、そも、視聴者に演技の上達を察しろなんて無理な話だ。
それでも、頭で理解していても釈然としない。
彼女がこんなところで、こんな風に消えていくのは何かが違う。そうあるべきでは無いはずだ。
何日も家から出られなかった私を、テレビの前から動けずにいた私を、本人も預かり知らぬところで叱咤したのは間違いなく彼女なのだから。
私は悩みに悩んで、ネットの海から拾い上げた在り来りな手段を取ることにした。私の身元を明かさず一方的に感想を送り付ける方法。こんなことをするのは初めてで、本当に本人に届くのかも、そもそもこの行動に意味があるのかも分からないが。
「ねえ、この食器……ってあれ」
「あ、それ……」
「なにこれ、ファンレター?」
ファンレター。予想外の言葉に一瞬声が詰まる。この気持ちを、彼女への思いを形容する言葉は見つからないけれど。
何度も何度も書き直して、弾けそうな思いを纏めたその封筒を見やった。
「……うん、そうかもね」
『愛を叫ぶ』
2024 5/12(日)
ピンクが映えるカーネーションと1枚の手紙
互いの愛を確かめるのにはそれで十分だった
そもそも、母との愛は言葉なんかじゃ語れない
#22 愛を叫ぶ
私は愛というのがわからない。ただ、愛されているというのは分かる。この状況に対し自分はどう行動すればいいのかわからないし、するきもない。もし愛を叫べと言われたなら心の中で叫ぶのが1番だと思う
人目も気にせず、花に囲まれた君に向かって愛を叫ぶ。
大好きだ。大好きなんだ。愛しているよ。
知っている愛言葉を、これでもかと。
今まで言えなかった分、全て出し切ろうと。
煙で喉が痛んだって叫び続ける。
君に届くように。灰になる前に。
過去形になんてしてやらないよ。
棺に入った君も、愛してるから。
愛を叫ぶ。
とにかく
夢中で坂道を駆け上った
我ながら馬鹿だったと思う
何も考えていなかった
息が上がりすぎて
息ができなくて
むせそうになって
でも
今叫んでおかなければ
一生後悔する
そんな気持ちで
いっぱいいっぱいだった
丘の下を走る電車に乗る君
きっとこの叫びは聞こえないだろう
それでも君の名を叫ぶんだ
「ずっと言いたかったことを、今」
「しばらく行けないだろうから」
そう言って、子供の頃によく遊んだ河川敷を歩く。
会いたくなくても会える。
そのことが、どれほど幸運なことか。
もうすぐ、君に毎日会えなくなる日々が始まる。
耐えられるだろうか。
ふたりの関係も、この心も。
幼馴染という関係も、一番の友達という関係も、今日で終わりにしたい。
「近過ぎて届かないことってあるんだな……」
言うつもりがなかった俺の独り言。
泣きそうな顔をしている君に、息を呑む。
懐かしい風景は、気持ちをあの頃に戻すのだろう。
何も言わなくても思いはひとつだったあの頃。
成長するにつれ、言わなくてはならないこと、言わない方がいいことが増えて、本当に言いたいことだけが、どうしても言えなくなってしまったんだ。
だけど、今なら……
「ずっと、ずっと言いたかったことがあるんだ」
今言えなかったら、きっと一生後悔すると思った。
────愛を叫ぶ。
「愛を叫ぶ。」
あいは叫ぶものではなくて
あいは伝えるものでもなくて
あいはいつもそこにあって
あとから気がつくものだと思った
好きになって
大好きになって
特別になると、
想いが溢れて溢れて
伝えたくなるの。
君の好きなところ
何個だって言えるよ。
ねえ、何個言って欲しい?
大好きなの。
自分史上最高の笑顔で
今日も君に愛を叫ぶ。
#愛を叫ぶ。
「愛を叫ぶ」
おかーさーん!
産んでくれてありがとうね!
痛い思いをして産んでくれたんだと思うと泣けてくる
おかーさーん!
いつまでも元気でいてね!
野田東高校の三棟四階廊下には、女の絵が飾られている。真っ直ぐな黒く、宝石のような髪に紅い唇で虚ろな顔をしている女だ。
私はこの絵に一年前、惚れたのだ。
この高校は、総合学科で様々な教室が存在する。そのため、生徒によっては三棟四階に用事がない。私もその一人であった。三棟四階は実習室で、何故そこに女の絵画が飾ってあるのか学校の不思議の一つだ。
偶然、先生を探しているとき三棟四階まで行きこの絵を初めて直接見たのが始まりだった。
今では、部活終わりの遅い時間まで女の絵画まで行き、絵を見て満足して帰ることを繰り返している。
しかし私は最近は、周りに誰もいないことを確認して絵を褒めている。友達に言えば間違いなくキチガイだと言われるかもしれないが、既に習慣となり始めている。もう止めることはできない。
そんなことを思って、気がついたら卒業式であった。
今日が、高校生最後の日。
式が終わったあと、友達の声を無視して私は三棟四階まで駆け上がった。ついたときには、足がヘロヘロで息が切れていて春なのに汗をかいた。
最後にこの絵に言わなくてはいけない。
「ずっと綺麗だった!愛してる!」
野田東高校卒業式、三棟四階廊下で私は愛を叫んだ。
愛を叫ぶ。
君と出会って結婚して子宝にも恵まれて、
ぼくは本当に幸せ者だね。
結婚して何十年と経つけど、君と会えたことに感謝だよ。
「だいすき」「愛してる」「これからも一緒にいよう」
ぼくが虹になるまで愛を叫ばせてね。
ツバサくんはオレにたくさんの『スキ』をくれるけど、オレの『スキ』はちゃんと伝わってるのかな。
……オレは、ちゃんとツバサくんのことが『スキ』なのかな。
わかんないけど、ツバサくんがオレをスキって言ってくれるから、オレもツバサくんがスキ。
ツバサくんがスキになってくれたオレなら、オレもスキ。
オレがオレをスキになれるから、オレをスキでいてくれるツバサくんがスキ。
これってやっぱり、ツバサくんがスキなんじゃなくて、自分のことがスキなだけかな。
ツバサくんがオレにくれる『スキ』は、きっと全然ちがう。
ツバサくんは、オレのキモチとかかんけーなく、とにかくオレのことがスキなんだろーけど。
そーゆーのが『スキ』なんだとしたら、オレのは全然ちがうんだろーけど。
わかんないけど。
「オレもスキだよ」
そう言うと笑ってくれるから、つい言ってしまう。
「愛を叫ぶ」
両手から溢れそうなほどの大量の花束。赤、黄色、オレンジ、とても綺麗でたくさんの色が入った花束を抱えながら走っている男は汗をかいていた。
はたから見ればそれは、彼女にサプライズとして渡すかのように見えただろうがそれは違った。
この綺麗な花達は謝罪の意味を持った花束だった。花も、まさか謝罪に使われるとは思いもしなかっただろう。
だが、男はそれどころではない。何故ならば、待ち合わせに5時間というとんでもない遅刻をしていたからだ。
男にもそれなりの理由はあったのだが、悪いのは確実に己だと理解していた。
「…」
待ち合わせの場所に着いたとき、彼は寒空の下で待っていた。こちらを睨みつけながら。彼の手には手袋がされてあった。それは私が前にプレゼントした物だったので、少しだけ嬉しくなったが、被りを振って忘れた。
「すみません、遅れてしまって。待たせてしまってすみません。ですが、貴方との約束を忘れていたわけではないのです。」
彼はこちらをじっと見つめている。痛い。とても痛い。いっそ殺してくれたほうがマシだろう。
すっ、と彼の視線は私が持っていた花束に移った。これは好機だと思い、すかさず彼にこう言った。
「私のせめてもの償いです。貴方に嫌われたくはないから。これは私の気持ちでもあります。なにしろこの花達の花言葉やら本数やらを聞いていたら5時間も経っていましたが…」
「だから、どうか受け取ってほしい。」
「 。」
彼は面食らったように私を見た。その目には先ほどの鋭さはなかった。
怒られる代わりに、こんな公の場でそんなことを堂々と大きい声で言うな、と顔を真っ赤にした彼に言われてしまった。
恋人、家族、友人、等様々な人に対し、愛について描く作品は多い。
素敵な話が数多くあるが、
敢えて私は推しへの愛を叫ぼう。
愛といったら1番に想像するのは恋愛だろうが、
別に私は推しに恋愛感情がある訳ではなく、付き合いたい、結婚したいなんてことは思っちゃいない。
そもそも2次元に存在しているため、現実問題出来やしないが、自分が画面の向こうへ行くことがもし可能だとしても、そうなりたいとは思わない。
だが、推しには笑顔でいて欲しい、美味しいものを食べて欲しい、楽しい思いをしてほしい、なんて色んなこととにかく幸せになってほしいなんてことを思い願う。
これも飛び切りの愛であろう。
それに私はその愛する推しについて考えるだけで仕事も頑張れるし、日々楽しく、幸せに思えるのだ。
なんだコイツ、なんて思ってくれても構わない。
でも愛を叫ぶって本当に非常に、嬉しく幸せなことなのだ。
私は推しへの愛を叫ぶが、これって別に推しじゃなくたって、恋人や家族、友人であっても当てはまることではないだろか。
だから皆さん、愛を叫ぼう。
愛を叫ぶ。
愛を叫ぶとは、どうしたらいいのだろう。
家族に対しての愛はあるけど、やはり気恥ずかしい。
今、伝えてみようか。
伝えようと思うと、やっぱり難しい。
いつかは、気恥ずかしいや難しいと思うことなく、素直に伝えたい。
君の姿はもう見えない
君のことが好きだったのに
君は僕のことは好きじゃないみたい
ごめんねと言って去っていった
それでも僕は君に言う
愛している
と
大きな声で言う
愛してる
愛を叫ぶ。
愛を叫ぶのは
栄?
それとも広島?
明日は土砂降りでも
スキマジカンが
博多で
ストリートするって。
博多から
愛を叫ぼう。
32歳のお誕生日
おめでとう。