『愛を叫ぶ。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛しているのよ。
愛しているのに。
傾いていくあたしを見て、あんた笑っているんでしょ。
手を差しのべる振りをして、……抱きとめる気もないくせに!
あたしを受け入れないあんたも世界も、
…なにもかも途絶えてしまえばいい……!!
“愛を叫ぶ”
「愛を叫ぶ」
大きな声で叫ぶことはできないけれど
大きな愛を心のなかで叫ぶんだ
あなたのことが頭から離れない
どんな景色も
どんな音楽も
どんな場所にいても
あなたと共に全てがあること
どんな風に伝えたら
この叫びは伝わるだろう
でも、もう大丈夫
大きな声で愛を叫ぶことより
大切なモノを私は知っているから
目が逸れる、見栄を張る、カッコいいとこ見せたいのに、彼女が見てると思うと失敗する。
彼女を目で追う。
彼女が好き。
その思いだけが胸の中で膨らむ。
いつも通りの日常。
彼女にいつも通り挨拶する。
けど俺はその日。
彼女に向かって
『、大好き、、』
そう言った。
(愛を叫ぶ)
今日は2本立て
君と僕
共に歩むは
同じ路
一緒に居られる
三千万キロ
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60年を秒数に直すと約3千万秒なんですって。
3千万って聞くと一見長く聞こえるかもしれないけけど終えるときには案外短く感じるかもそれないですね。
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心から
好きだと言いたい
あなたには
ひねくれてしまう
素直になれずに
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素直になれない事ってありますよね。それが大切な人だとしても…
たまには素直になって甘えてみるのもいいかもしれないですね。
【愛を叫ぶ】
(好きだ!)心で愛を叫ぶ。しかし、その愛の叫びを口にすることはできない。彼女に伝えることはできないのだ。
映画を見たその帰りだった。
「いやー、俺も愛叫びてえわ」
「世界の中心で?」
「おん、エアーズロックで」
作品を見た人間にしか許されない会話と空間に二人きりで居られるのが嬉しかった。
学生服がコスチュームでない頃の話だ。
それから数年経って、私は定職についた。念願の演出係でなかなかに根を詰めていた。
そんな中での着信だった。
「愛叫びいかん?」
それがウルルへの招待だと分かるのにさほど時間を要さなかった。それくらい私の中では大きなことだったのだ。
しかし、私は肯定的な返事を返すことはなかった。今制作中の映画が佳境なことを理由として挙げるのは簡単だったが、実のところ今の彼に、昔の青春という名の盲目な褪せた幻想を壊してほしくなかったのだ。
「分かった。叫んでくる」
音通は途絶え、二度と繋がることはないかのように思われた。
「お台場で会いたい」
世界の中心よりずっと身近な場所設定で、私の足は自然とそちらに向いた。
彼のことはすぐに分かった。上等なスリーピーススーツの値打ちよりもはっきりと。
「久しぶり」
順当な挨拶だったが、彼はいつも私の予想を超えてくる。
「愛叫びに来た」
「俺にとっての世界の中心はお前だ。お前が居ない間もずっとお前のことばっか思い出した」
大げさな花束と差し出される手はあの頃の幻想から何も変わっていなかった。
【愛を叫ぶ。】2024/05/11
「すきだあああああああああああ!!」
うるっさ、と声がきこえたような気がして、すぐに笑いがこぼれてしまった。もう一度叫ぼうか、と思いつつも口を噤む。たった一度。たった一度でも、きっときみには届いたはずだ。
「――あいしてるよ」
そらへ。そらへ。祈りのように、そう呟いた。
なあ、いつかさ。いつかおれが、きみとおんなじところにいったらさ。
そしたらさ。
/愛を叫ぶ。
今日も、私は愛を叫びます。
「先輩!好きでーーーーーす!!!!」
山に向かって。
「先輩好きでーす!」って山から返ってきた。
「はぁ、はぁ…。」
朝イチで叫ぶとやっぱり喉に来る…
「おや、椛くんじゃないか。」
「せ、先輩!」
「朝から汗かいて…大丈夫かい?ほら、タオル。」
「あ、ありがとうございます…」
先輩のタオルだ…
こう思うと毎朝叫んでて良かったと思える。
「こ、これ洗って返しますね!」
「ふふ、ありがとう。じゃあ、私はこれで。」
「は、はい!剣道頑張ってください!」
「うん。頑張るよ。ありがとう。」
私の憧れの皐月先輩は剣道部の部長。
とってもかっこよくて憧れだ。
「はぁぁ…今日も先輩かっこよかったぁ…。」
それに…タオル借りちゃうなんて…
「今日の私ナイスすぎっ」
そう言って、自分で自分を褒めて、今日も一日頑張ろうと思った。
今私には熱烈に思う推しがいる。
出会えて本当によかったと思える、むしろあの時期に彼に惹かれたのは運命だったのだ、と半ば本気で思えるほどの推しが。
私と彼の間には「縁」があると感じている。
私はずっと前から彼自体は見知っていたが、彼が登場する作品を見たことはなかった。私がおもに好んでいるジャンルとは異なっていたし、家族を始め近しい人にも彼を見たことがある人間はいなかったから。どこかで彼を見かけることがあっても、作品を見るような機会はなかった。
私が彼の作品を見ようと思ったのは、とある博物館を見に行って、大きく形作られた彼の凛々しい姿を目にしたときだ。
そういえば一度も見たことがないんだよなと思って、私が会員登録している動画配信サイトを探ってみると彼の作品が何十と並んでいて、その多くが無料視聴できる状態となっていた。
これなら、見てみようかと思った。
そして。
私はまたたくまに彼に落ちた。
一作品二時間はある彼の作品を、三ヶ月ほどかけてほぼすべて見切った。
彼の尊顔に見とれ、その動きに、その声に魅了され、ときに畏怖し、ときに涙した。
彼は基本的に悪役のような立ち位置にある。
もっともこの悪とは物語の中での人間たちが定めた勝手な立ち位置にすぎない。
本来彼はただ「在るだけ」。彼自身にはおそらく人間への悪意も敵意もない。ただ本当に「在る」だけのものなのだ。
それを害なすものとして排除すると決めてるのはいつも人間たち。人間たちの都合だ。
ただこれは私も仕方がないと思う。彼はただ存在するだけのものだけど、どうしても周りに重大な被害を撒き散らしてしまう。さながら台風や竜巻のように。
台風と竜巻に攻撃ができて進路を変えられるなら、人類は当然その処置を取るだろう。
だから彼が人々に攻撃されて倒されてしまうのは仕方がないことなのだ。
そんな彼を可哀想だと感じた。
そんな怖くて格好良くて切なく感じる彼が大好きになった。
私が彼を好きになってまもなくのこと、私は行きつけの書店で彼のグッズにめぐりあった。
東京にある彼専門のストアが期間限定で出張してきていたのだ。
私は夢中で彼のフィギュアやストラップやビジュアルブック等を買い漁った。
ネットでしか手に入らぬと思っていた品々を実際に見て手に取って買えた喜び。この時期に彼のストアショップが私の行きつけの店に来たという偶然。
さらに来年には彼の生誕七十周年を記念する最新作映画がやるというではないか。
これを運命と言わずなんというのか!!
私と彼には縁がある!!
私がこのタイミングで彼にハマったのは巡りあわせだったのだ!!!
彼を推すようになって三年ほど経過した。
無論去年公開された映画は複数回見に行った。
映画のスクリーンで見る彼の姿はまさに感無量、館内に響き渡る彼の咆哮は最高だった!!
DVDも手に入れられる限り揃えフィギュアも大小数体買い揃え、俗に言う「祭壇」も作った。
今日も私は彼に夢中で、つい先日購入したBluRayを見ている。
声を大にして言う。
彼は私の運命の推しであると!
ゴジラアアァァ───!!!!!!
終
*お題「愛を叫ぶ」
『愛を叫ぶ。』
心の内からでしか愛を伝えることができない私が、いつか、声に出して「好き」「愛してる」なんて言える日が来るのだろうか。
テーマ「愛を叫ぶ」
好きな人に好きと伝えるのはかなり照れくさい。
言えないことがもどかしい時もある。
愛を叫ぶなんて言われても正直困る。
でも、たまにはそういうこともあって
いいんじゃないかな。
君に気持ちよ届け!!
【愛を叫ぶ。】
好きやあぁぁぁ!
諦めようかなって思った時に毎回来るの何ぃぃ?!
忘れたいと思っても夢に定期的に出てくるしぃ!!
もう一生恋愛できんやあぁぁん
『愛を叫ぶ』
愛を叫ぶ。
出来れば直接彼女に伝えたいけれど出来ないから、せめてより多くの人に聞こえるように人混みの中で。
道行く人たちに白けた目つきで眺められた。
気分はちょっと上野のパンダだ。
いや、それはもっと熱のこもった視線か。
それなら変質者を見る視線……って思ってて少し悲しくなった。
「愛してるんだ」
もう胸が、身体がいっぱいで、この愛を少しでも外に出さないともうパンクしてしまいそうで。
それでもいくら叫んでも、後から後から愛は溢れて、ちっとも減ってくれたりしない。
笑った顔も怒った顔も良い所も悪い所さえも愛しい。
こんなに人を愛したのは初めてで、どうして良いのかもわからない。
付き合ってほしいとか、アレやコレやも出来るならしたいけれど、手の届かない人だから、出来なくても構わない。
彼女が笑っていられるなら、それだけでいい。
いやでも出来るなら直接その笑顔が見たい。
自分の隣で笑っていてくれたら最高だ。
彼女の好きな人の話だって笑顔で聞いて、なんなら一緒に悩んで応援だって出来るから。
友だちとしてでも、彼女の心の一片で思ってくれたら幸せすぎる。
「あー画面の向こうに行く方法ないかな」
次元が一つ下の彼女へ、直接合う方法を思案した。
清木場俊介が大好きで、
何にも変えられない✨✨
ありがとう‼️
元気になって笑顔がたくさんみたい🥰🥰
大好きだよ😊😊
私は密かに君に恋をしていた。
君が死んでから私の視界は真っ暗だった。
ある日、それは突然のことだった。
「私ね、ついに結婚することになったの」
そう、私は結婚することになった。
あんなに好きだった君を諦めて。
だけど…
「最後に一つ、君に言いたいことがあるの」
私は死んじゃった君に届くような大きな声で、
君への愛を叫ぶよ。
「愛してた!」
↑展開急すぎてすみませんm(_ _)m
いやー、参ったね
愛は叫べないよ
好きな人いないし、ペットはみんな天国に旅立ったし
ぼっちにも優しいお題をください
そんじゃもう寝ますんで
好きな人に対して、心臓が跳ねる時。
あれは、心臓が「好きだ」って叫んでるんだと思うんだ。
ってことで、オレの心臓の音、聞いてみ?
結構早いっしょ。
今ね、めっちゃ叫んでる。オレの心臓。
そんだけお前のこと好きってこと。
「…それが君の告白?」
「……うん」
「独特な感性だね。しかも君、いきなりこういうことするんだ」
「…ごめん、それは、文脈的に、」
「そういうの、嫌いじゃない」
「!!じゃあ付き合っ」
「それは考えさせて」
「…」
【愛を叫ぶ。】
今まで通りに生きているだけじゃ知り得なかった感情を、叫びたいと思った。
ここで君に伝えるだけじゃ足りない。天まで届くように。ついでに世界中の人に知ってもらうんだ。
こんな馬鹿なこと言ってたら君は呆れるだろうけどね。
それでも僕は伝えたい。
仕事を蔑ろにすることが無いのに僕を優先してくれることとか、相槌を打って話を聞いてくれることとか…
挙げればキリがないが、おそらく君は気が付いていないから。
君がしてくれるちょっとしたことは、僕を救ってくれていたってこと。
それを、恥ずかしいからって伝えそびれた。
だから、もう遅いけど、今伝える。
聞こえるかな、
息を吸って、ありったけの声で、叫ぶ。
「今までありがとう!大好きだよ!」
願わくば、ずっと一緒に居たかったな。
[愛を叫ぶ。]
愛を叫ぶ。
なんて恥ずかしくてできそうにない
そもそも誰に向かって叫ぶのか
人相手なら
叫ばなくても聞こえるように伝えればいい
愛を伝える方法はたくさんあるはず
でも
たとえば深い深い穴があったとして
まわりに誰もいなかったら
叫んでみたいな
地球に愛を!
創作 「愛を叫ぶ。」
俺は原稿用紙を前に頭を抱えていた。国語の課題として出たのは俺が苦手とする小論文である。しかもテーマは「公共の場での愛情表現の是非」ときた。
捉え方によっては小説になりそうなテーマだが、これは小論文。情景描写も比喩も台詞も使えない。倒置法や体現止めといった技法も封じられる。
正しく自分の意見を主張するための文章である小論文は俺が持ちうる執筆スキルをことごとく奪っていく。俺はほぼ丸腰で原稿用紙と向き合っていた。
「ああ、小説書きてぇ……」
恋慕にも似た衝動を抑え、なんとか目標の800字を書き終える。時計を見ると書き始めてから数時間が経っていた。やっぱり俺には小説が合っている。俺は心の中で小説への愛を叫ぶ。
(終)