『愛を叫ぶ。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛を叫ぶ、心の中で
何度も、何度も叫ぶ
部屋の隅にホコリのように溜まっていく
どれだけ叫んでも届くことはない
だけれども、留めておくには重たすぎる
だから吐き出す
心の中の防音室で
今日も独り、何度も君への愛を叫ぶ。
何度も、何度も
何度も何度も何度も何度も
数え切れないくらいの君への愛を叫ぶ
好きの2文字で埋め尽くされた防音室
いつの間にか息ができないくらいに溜まっていた言葉のホコリたち
苦しくて、苦しくて
「…好きだよ」
思わず溢れた涙と言葉
それでも君には、届かない
愛を叫ぶ…(゜゜)…世界の中心で?
困った…。
…。
それぞれのキャラに聞いてみよう。
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屋上にて。
「愛を叫ぶ?叫んでどーすんだ?」
学生服を着た青年は、意味がわからないと顔を顰めている。
「さあ?叫べば通じるとでも思ってるのかしらね」
青年の隣にいる学生服姿の少女は、表情も変えずに淡々とした口調で言った。
「人のこと言えねぇけど、お前って相変わらず冷めてるな」
「そうかしら?」
眼鏡の奥にある瞳は氷のように冷たい。
童話の金のガチョウで笑わない姫というのが居たが、その姫の目より絶対、目の前の彼女の方が冷めているという謎の自信がある。
「誰かがお前に愛を叫んだところで、お前には通じないんだな」
「五月蝿いから黙れとは言うわよ」
「怖っ」
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研究所にて。
「愛を叫ぶ?何だろう。こう言うとおじさんくさいけど、青春だね」
研究所の主は、のほほんと言った。
「青春ですねえ」
返事をする助手も、のほほんとしている。
「君は、好きな人に愛を叫ばれたいとか思わないの?」
「叫ばれるより、囁かれたいですね。うるさいのはちょっと…」
恋愛モノでありがちなシチュエーションなので、女性は好むものと思っていたが、違う人もいるようだ。
「なるほどね。これって、言ってる本人は気持ちが盛り上がっちゃってるだろうけど、受け止める側が冷静だとすれ違いそうだよね」
諸刃の剣だ。と研究所の主は苦笑しながら呟いた。
君が好きだ
どうしようもないくらい好きだ
どれだけ呼んだって
どれだけ叫んだって
もう君には届かないんだろう
でも、
それでも、
僕は今日も愛を伝える。
『愛を叫ぶ』
君を想う自分の気持ちが強すぎて、自分の発する一言一言が、。
君に引かれてはいないかと時に心配になるけれど、
この暖かい気持ち、ずっと持ち続けてたい、大切にしたい
いつもありがとう
愛してますは照れくさいから大好きで、w
愛を叫ぶ。
愛だの恋だの、オレにとってはなんだかむず痒い。
下手すれば寒気すらする。
高校生になったオレは、自分で言うのもなんだがモテる。
悪くないという自覚もあるが、だからと言って「付き合う」という自分が想像できない。
女友達は多い方だ。
そういう付き合いの方がいい。
まぁ、中学からの知り合いで、おそらくオレに惚れている奴がいるのは分かっているけど、今はそういう関係は……
と、ちらっとそいつの顔を見る。
まーた、男にチヤホヤされている自分にまんざらでも無い顔をしている。
やめとけ、やめとけ。
美人の類は入るとは思うが、かなりのじゃじゃ馬だぞ。
と心の中で思う。
その中に少しだけある、何か苛立つ気持ちがあることも自覚しているが、見て見ぬふりをする。
そいつがオレの目線に気が付いたのか、オレの顔を見て「あっかんべー」をしてきた。
ああいう顔が見られるのも特権だと思うと、心の中の苛立ちが少し引いた。
オレが愛を叫ぶ日は、まだまだ遠い。
「愛を叫ぶ。」
「愛を叫ぶ。」っと
よーやく小説書けたぁ
でもなぁ……ちょっとあそこの文章
おかしくなかったかな
うーん……
コンクールにだしても恥ずかしいことは無いけど
これからの僕の夢に1歩踏みだす
大切な小説だから
結果ももちろん大切
大変な事なんて百も承知
でも人間って好奇心には勝てない生き物
いつか君の事も書きたいなぁ
見守ってくれてると信じて
僕は前に進むよ
『愛を叫ぶ。』
叫ぶほど、枯れるくらいの涙が出るほど
誰かを愛してみたい。
求めるのではなく与えたい。
愛する喜びを感じたい。
愛される前に愛してみたい。
そんな勇気が欲しい。
愛を叫ぶ。
例え声が出なくなっても、
君に聞こえるまで....。
愛を叫ぶ。
愛を叫ぶ。
暗闇の中で。
私の恋人は”ヤミノカミ”。
たまに癇癪のようなものを起こすと、辺りが暗闇に包まれる。怖い。
でも、落ち着いて、落ち着きを装って、宥める。
そして、”アイシテル”というと必ず収まるのだ。
私は、ヤミノカミの癇癪が収まり、闇が晴れると、いつも怖くて泣いてしまう。
正気に戻ったヤミノカミは私を抱きしめ、頭を撫でて、謝るのだ。それが習慣となっている。
どうして否定する。
この世界で要らない人間は居ないなんて陳腐なセリフを吐くつもりはない。
お前が否定をするな。俺の気持ちまで踏みにじるな。
嫌になる。うんざりするぐらい言い続けてやる。
最後まで付き合うから全部くれって言ってるんだよ。
愛の形は人それぞれ
何度も踏みつけられても 罵られても 言葉にできなくても
変わらぬ想いを叫べる私でありたい
愛しさで猛り狂った絶叫をまぁるくまぁるくしてきみを呼ぶ
題-愛を叫ぶ。
泣かぬ蛍が身を焦がす
愛を囁くことも許されない身の上の
その軀の 1番空疎な場所で
ダイヤモンドの虹色の煌めきにも似た愛が木霊する
お題:愛を叫ぶ。
懐かしい風景。
「ふぅ…久しぶりに来たなぁ!小学生ぶりぐらいかな?めっちゃ懐かしいな!」
俺は小学生で転校してから一回も来なかった地元に大人になって久しぶりに来た。
「そういえば…、あの人も見なくなったな。」
小学生の頃に沢山一緒に遊んでたお兄さんもあの日から見なくなった。
何か…懐かしいんだけど、何か物足りない。
「やっぱりあの人が居ないとこんなにも物足りなくなっちゃうんだなぁ…。」
俺がそんな事を呟いていると、不意に肩をトントンと叩かれた。
「…久しぶりだね。元気、してた?」
俺は思わず目を見開いてしまったんだ。
そうだ、この景色だ。
この景色こそが俺の懐かしい地元なんだって。
「なんで俺の事わかったの…?」
「何でって、そんなのあんなに小さかった頃から見てたんだからわかるに決まってんでしょ?(笑)
大人になったね。」
愛ってなんだろう
わかんないから
愛を叫ぼう。
いつかみつかるかな
愛を叫ぶ。『ありがとう!!!!!』
優
『またな。』
貴方が言う。何度目だろう。貴方とは会ってはいけないのに、僕は次を期待してしまう。
「自分らしく生きろよ。」
あれは確か、僕が警察官だった頃。殺人鬼の僕に先輩が言ってくれた言葉だ。先輩は僕の、地獄に逝きたいという狂った願いを受け止めてくれた唯一の人だった。そんな人を僕は殺した。自分の夢のために。先輩が何故あんな言葉を僕にくれたかは分からない。そして、僕は答えを知るために、自らに刃を立てた。
今の僕は、地獄に住み着き、悪人に罰を与える悪魔だ。そして、先輩は天使となった。当然の事だ。誰よりも優しい貴方にお似合いだと思った。先輩は時々、地獄にこっそりと遊びに来る。来てはいけないと何度言っても聞く耳を持たない。そして今日も僕は先輩に連れられていた。
『何故こちらに来るんですか?』
『お前に会いに来てるに決まってるだろ。』
また、貴方はそんな事を言う。止めてくれ。期待してしまうから。僕は先輩が好きだ。口調が荒いのは照れ隠しな所も、お節介な所も、誰にでも優しい所も全部好きだ。性別なんて関係ない。それでも、どれだけ思いが強くても僕達は天使と悪魔なんだ。幸せにはなれない。
『先輩は何故、あの言葉を僕に言ってくれたんですか?』
先輩は当然のように言う。
『お前が俺に殺人鬼だって言った時思ったんだ。こいつはいつも自分の心も殺しているんじゃねーかって。だから、可愛い後輩には幸せになって欲しいと思ったんだよ。』
涙が止まらなかった。太陽のように輝いて見えた。そして、先輩への思いが膨らむ。気を抜いたら、告白してしまいそうだ。
『ありがとうございます。』
『おう。じゃあそろそろ戻るわ。またな。』
今日も僕は、天を仰ぐ。上には貴方が居る。この恋が実らなくたって、いい。貴方がいるだけで、それだけでいい。今日も僕は、届かない思いを叫び続ける。
声を失った僕は
心の声に蓋をして
逃げてばかりの人生だった
そんな僕に勇気をくれた
君に届けと
愛を叫ぶ
君には届かないであろうこの声を
伝えるために必死にもがいた
伝われよ、伝わってくれよ
伝え方なんてどうでもいい、良い悪いなんてあってたまるか
君は教えてくれたんだ
あなたらしくていいんだよって
愛を叫ぶ。音楽、大好き、好き、LOVE♥
音楽って最高だと思わない?嫌な記憶もくっついてくることもあるけど
難しくて、照れくさくて、何個もあって、正解がない。
これが正しい愛かは分からなくとも
僕から君へのこの愛が本物だということが
君に伝わりさえすれば、それでいい。
僕は叫ぶ
「僕と結婚してください、!」
震える手には3ヶ月以上の愛を
「…喜んで。」
はにかむ君の頬には一筋の輝き。
僕は叫ぶ
「娘さんと、結婚させてください、!」
汗ばむ拳を勢いよくぐっと見つめた
「私以上に、大切にしてくださいね。」
はにかんだ顔がそっくりで
ほっと胸を撫で下ろす
僕は叫ぶ
「…誓いますか?」
「誓います!!」
「ちょっと、!」
笑う君は誰よりも綺麗だ。
僕は囁く
「結婚してくれて、ありがとう。」
「生まれてきてくれて、ありがとう。」
【愛を叫ぶ】
あとがき
前回のお話の別視点と言ったところでしょうか。
「給料3ヶ月分の指輪」とはよく言ったものですが
愛はお金には変えられませんよね。
彼の真っ直ぐな愛が、色んな人に伝わって
結果彼が1番幸せなのかもしれませんね。
これを最後まで読んでくれたあなたにも、幸あれ。