『愛を叫ぶ。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛してる。
こんな私が…あなたを傷付けるような
言葉…思ってない言葉を吐いちゃう私が
あなたしかいないと思ってる
心の底からあなたがいないとダメだと思ってる
「もういい」…愛してる離れて行かないで
「ほっといて」…愛してる放っておかないで
「大嫌い」…けど愛してる
ごめん…ごめんなさい…
素直に愛をあなたに叫ぶから
あなたの鼓動が聞こえる場所で
私を眠らせて
全身全霊で、死ぬほど
好きな人からでも。
叫ばれるより、囁かれたいのは
ワガママですかね。
声のボリュームは、普通で
良いんです。
大事なのは
好きな相手が、嘘つきじゃないかどうか。
そして、気持ちが届くかどうか。
目を見つめて
大好きだよって伝える事は
愛を叫ぶのと≒ じゃないのかな。
【お題:愛を叫ぶ】
身体の芯の奥底から愛を叫ぶ。
そんな情熱に、身を焦がしてみたい。
最近この辺りに引っ越してきたという彼女は、僕によく話しかける。図書館の利用者にとって司書という存在はNPCに等しいだろうに、愛想が良いわけでも面白い話ができるわけでもない僕にわざわざ。
最初は軽い雑談から始まり、次第に会話の時間が伸び、本の趣味を聞かれるようになった。貸出予約された本を取りに本棚の隙間を進むとき、返却された本を棚に戻しているとき、彼女は僕の姿を見つけると小走りで近づいてくる。その様が家で飼ってるコリーに似ていると思ったときから惹かれ始めたのかもしれない。十五も下の女性に抱く感情としては相応しくない気もして後ろめたく思ってはいるが。
オススメの本、ありますか?
やけに楽しそうに聞く彼女に、何冊本を渡しただろうか。確か最初に渡したのはツルゲーネフの初恋だ。それからも夢のような恋の話から捻れた狂愛の話など、愛を題材にしたものを多く勧めて、たまにはただ単に好みな本を勧めたりもした。彼女が好きそうな話だと思った本のタイトルはメモに控えて、棚に並んでいるか確認するようになった。
声にする度胸すらない、とんだ意気地無しだと自分でも呆れて笑ってしまう。
『愛を叫ぶ。』
【愛を叫ぶ】
愛と言われると、
好きな人あるいは恋愛関係をイメージする。
愛のつく言葉には、上記を彷彿とさせるものが多い。
けれど愛のつく言葉には、親愛、友愛、敬愛など、
家族や親しい人、友人などを愛する言葉も多くある。
また、割愛や貪愛など事柄についての言葉もある。
他にも自身の好きなものを愛でる事も、推し活する事も
また、愛の形である。
愛は目に見えない。
だから皆おもい想いに愛を叫ぶのだ。
外から見た地球はガラス玉のように美しかった。
太陽系を抜け出すと、広大な銀河が燦然と輝いていた。
漆黒の深淵に浮かぶ無数の天体たちに圧倒される。
果てのない宇宙はどこまでも静謐で、
私はじっと貴方の鼓動を聴いていた。
銀河を旅していると、小さな星を見つけた。
小さな島と小さな海のほかには何もなかったけれど、
仄かに碧く光る健気なところが気に入った。
私たちは小さな星に座り、宇宙を見上げた。
二人だけの景色が広がっていた。
言葉では足りないほど綺麗だった。
ようやく見つけた。
ずっと探していた場所。
誰にも迷惑をかけず、冷やかされず、
隠れる必要もなく、
ただ、ありのままを言葉にできる場所を。
私たちは目を見合わせて微笑んだ。
「愛してるよ」
静かなる宇宙の片隅で、私たちは愛を叫ぶ。
愛によく似た暴力で
死を招き入れる君だから
源の叫びさえ聞こえてしまうの
裸体をぶつけて谷に堕ちても
神に罰を。と歌ってしまうの
「はーい!ここに集まってるみなさーん!愛を叫びやがれくださーい!言い出しっぺの僕がいっちばーん!」
「水飴美味しい!愛してるー!」
白く広い空間で、一人のアホが叫んだ。
「好きだあああああああああ!付き合ってけろおおお!」
次に叫んだのは、エメラルドのアホ。最初のアホに飛びついて、殴られている。正常運転だな。
「私のロリポップ(ファン)愛してるよー!』
三番目に叫ぶは、ストーカーなクズ。いつもの上っ面だけの愛を叫んだ。本物の愛してるは、殺意に変わるらしい。
「I LOVE DasaT!」
「「金が好きだー!」」
「え、えっと、に、虹が綺麗ー!」
「シミめっちゃ落としてくれる洗剤愛してるー!」
「青ペン良いよな!愛してるー!」
4、5、6、7、8、9番目に叫ぶは、上から、ダサT愛好家、借金地獄の双子、言うことの決まらなかった異形、シミに悩ませれてるやつ、青ペンが勉強に向いてることを知った誰か。
各々好き勝手に叫んでいる。
自分もなにか叫んでおくか。
「1から9まで、叫んだ君達みーんな愛してるー!」
『愛を叫ぶ』
*よく分からないと思うので、解説(もどき)を書いときますねぇ
1から9までは、最後の10番目のこの創作物。
自分の創作物を愛する作者のお話でした。(多分ね、多分…)
愛を叫ぶ。
もし俺に…なんて無いものねだりをしてしまう。彼女が他の男性と談笑している姿が辛い。只々遠くから見つめるだけで、挨拶すらできていない。心の中では、激しい感情が湧き上がるのに…この叫び、言葉にできたなら…
愛を叫ぶ。
「愛しているわ!」
本心から出た言葉を、今日も演技にまぎれさせて、密かに愛を叫ぶ。
名前すらないこの役は、ただただ片思いをするだけで、振り返ってももらえない。それでもなお、切実に想いを寄せるのだ。
本当に変なところは自分にそっくりで笑ってしまう。ただ。その想いを向ける相手が違うだけ。
きっとあの人もそれが自分に向けられているとは思ってもいないのだろう。でも、それでいい。
せめて、この劇が終わるまでは演技にまぎれて、愛していると愛を囁くのだ。
最近好きな人ができた。
きっかけは同じ職場の先輩から紹介してもらった。
女の子の紹介なんてあるわけないと思っていたけど、人生何があるかわからないなと感じた。
この前初めてのデートに行った。
水族館に行った。めちゃくちゃ楽しかったし、緊張した。初めて手を繋いだ。心臓ばっくばくだった。
初めて顔を合わせたけれど、可愛かった。
顔だけじゃなくて、性格も優しくてめっちゃいい子だった。また会いたい。
それから毎日好きな人のことを考えるようになった。
また遊びに行きたい。会いたい。
riki
【愛を叫ぶ。】
クサいだろうか。おかしいだろうか。それならそうと笑ってくれ。でも、これしか知らないんだ。
「好きだ!」
この声があの人の元に届くように精一杯叫ぶ。ただ、愛を叫ぶ。不格好だろうと、失笑されようとめげない負けない貫き通せ。一言だけどもしかしたら伝えていなかったかもしれない言葉。ついさっき、あの人が後押ししたからだ。
「玉砕覚悟で挑んで泣きついてもいいんじゃない?」
泣きつく覚悟。気づけば、後ろ姿に向けて清水の舞台から飛び降りる気持ちで叫んでしまっていた。振り向いたあの人は不適で素敵な笑みを浮かべる。
「やっと言ってくれた。待ってたんだよ。」
この人はこれだから狡いんだ。
#愛を叫ぶ
好きだよー
愛してるよー
毎日言えて幸せ
毎日聞けて幸せ
ありがとー
恋愛って体に毒ですね。
久しぶりに気分が下がっています。
愛を叫ぶなんてこと出来る気がしませんよ。
本当に女性に生まれたかった。
自己投資頑張ろう。
自分が先に好きになることはもうないかもしれない。
もう、好きになってくれる人を好きになります。
そうします。自分から好きになってもいい事がないです.
僕が次に愛を叫ぶ時は、
僕の世界が魅力的に映えた時。
誰かが僕のことを好きになった時は、
自分が変わった時。
僕に残された手段は、
自己投資と性格とお金だ。
俺にはお金持ちになる以外に人生を逆転する
方法がないんだよ。頼む。奮い立たせてくれ。
頼む。負けたくない。人生に。俺の魂に。
#愛を叫ぶ。
あなたのためにひと針ひと針縫ってゆく。
健康的な献立を学びに料理教室へゆく。
お花もお茶も、多少なら。
時代遅れと言われても、主人を立てるのが私のつとめ。
結婚を公表できないあなただから。
大っぴらには愛は叫べないけど、
私の生活全てがあなたのためなの。
花嫁修行に費やした時間もぜんぶ、それはあなたへの愛の大きさなの。
#愛を叫ぶ。
あなたに会うことができない
あなたと話すことができない
眺めることしかできない
それでもいい
あなたが笑って
生きていてくれることで
私は幸せになれる
だから言わせてくれ
生きていてくれてありがとう
存在してくれてありがとう
これからも
もっと
幸せでいてほしい
そのためなら
給料なんて
溶かしてみせる
お題:愛を叫ぶ。
タイトル:ある一人のオタクより
傷付かない方法とか怒らない訓練とか
反応しない練習とか考えない思考術とか
人間であることを止めるのはもういいんじゃない?
僕たちはどうしたって
かっこ悪くて、みっともなくて、惨めな存在で
誰かの言葉に傷付いて心を乱すし
余裕をなくして八つ当たりすることもある
助けた誰かに裏切られて絶望することもあるし
頑張っても報われなくて不貞腐れることもある
道を外してしまうこともある
でもそれが、僕が生きている証拠だから
僕たちに愛が、心がある証拠だから
ねぇ、僕たちはAIじゃないでしょ?
ねぇ、僕たちは生きているんでしょ?
誰が愛を叫ぶんですかね?!
そんな人見たことも聞いたこともないです。
動物には居るようですが
人間ですよね?!
そんな小っ恥ずかしいこと出来ますか?
価値観も様々あるとは思いますが
わたしにとっての愛は
奥ゆかしく秘めたるものです。
コソッとしたところが
結構良いもんだなと思うのですが
皆さんのお話も是非お聴きしたいな
愛を叫ぶ
ポジティブに考えるのが苦手
性格とか、人間関係とか
良いところはなかなか思いつかないのに
悪いことは次々溢れてくる
人と関わることが苦手
考えてること全部を共有することは
できないのだと分かっていても
伝わらない想いがもどかしい
私は自分が嫌いだ
苦手がたくさんあって、
そんな自分にがっかりするのに
変わることを恐れてる
心を言葉にするって難しい
恥ずかしかったり
ほんのすこし怖かったり。
だけど声に出さないと伝わらないこともあるから、
私は苦手を、嫌いを、「好き」になりたい
目の前にうずくまる少年が、一人肩を揺らして泣いている。そんな彼を見て僕は、ああまたこの夢かと思うのだった。
僕は昔から夢を見る。夢の内容は単純で、真っ白な空間に一人の少年が現れるというものだ。その少年は僕に何かを訴えるでもなく、ただただ静かに泣いている。僕はそれが気味悪くて、苛立って、不快感を感じるから嫌いだ。
夢は少年がこちらを向いた瞬間に終わる。
その少年は、昔の僕にそっくり…いや、きっと僕本人だろう。
今回もいつも通り彼は泣いている。その様子に無表情ながらも僕は苛立つのだ。何故泣いている。と。
僕がこの夢を見るようになったのは兄さんに出会ってからで、一度目の喧嘩の後だった。その時は自分そっくりの子が泣いていたものだから焦って慰めようとしたものだ。
けれど彼は泣き止まない。僕が何をしようと、泣こうと怒鳴ろうと、慰めようと彼は泣き止むことがない。そんな彼に、何時からか僕は何もしなくなった。ただ単に傍観者になることにしたのだ。
そうなってから何年経ったのだろう。今日も座って少年を観察する日々。もうそろそろ飽きてきた。
いつまで泣いてるんだ。なんで泣くんだ。気持ち悪い。泣いたってどうにもならないのに。嫌いだ。
少年が顔を覆っていた手をゆっくりと下ろし始める。
あぁ、そろそろ夢から覚めるのか。と何となく目を瞑りその瞬間を待った。
「僕は君だから、全部わかるよ。」
「は?」
思わず出た声。だって、なんで、今までこんなこと無かった。瞑っていた目を見開いて少年の顔をしっかりと見てしまう。思っていた通り、あれは自分の幼い頃の姿だった。ただ一つ違うのは純粋無垢な頃の自分が無表情に僕を見つめていること。
「僕はわかるよ。愛されたいんだよね。だって僕は愛されてないんだもん。」
自分の心の嫌な部分に触れられて、先程からずっと感じていた不快感が倍増した。気持ち悪い。何が愛されたいだ。僕はそんなこと思ったことない。
「兄さん達との家族ごっこが癪に障るんだよね。いつか壊れるのに、意味無いって思ってるんでしょ。」
心臓がざわつき、自分の目の前が赤く染っていくのが分かる。そんなこと思ってない!思ったことない!と言いたいのに、僕の喉は凍ったように冷えて固まっていた。無表情の幼い頃の自分が首を傾げる。その様子は普通の子供のように無垢で、自然と苛立ちを募らせた。
「兄さんが本当の息子なんだ。兄さんの家族の両親が僕を愛すわけないもんね。」
そんなことない。彼らは僕のことをちゃんと愛してくれてる。久しぶり会えば彼らは笑って元気そうねって声をかけてくれる。愛してるわって頭を撫でてくれる。僕が愛されてないわけが無い。
「いつか壊れちゃうのに?」
純粋な笑顔で僕の方に一歩近づいた目の前の自分に、ゾッとした。背筋に冷たい手を這わされたようなそんな感覚が襲ってくる。目の前の子が本当に幼い自分なのか分からなくなった。
「愛しているなら、ずっと隣にいて欲しかった。」
遠距離でも手紙があれば安心できた。両親と兄さんから三通、毎週届く異国の切手が貼られた手紙が好きだった。
「僕が呼ばれる時は決まって社交の場だよ。都合がいいと思わない?」
思わない。少しでも僕に価値を見いだしてくれたんだ。僕をどう使おうとあの人たちの勝手だし、彼らは一言出なくてもいいのよって声をかけてくれてた。
「毎日不安と不満でいっぱいだった。耐えれば楽になると思ってた。でもそんなことは無かった!」
違う。ちゃんと兄さんが迎えに来た。僕を必要だと言ってくれてた。ちゃんと愛してくれてるって言ってた。
「でも、まだ足りない。愛して欲しい。ねぇ、愛してよ。愛して?僕を愛して。」
やめろ。愛されてる。僕はもう満足してるんだ。
「どうして?愛してよ。僕を愛して、愛して愛して。まだ満足してないんだ。」
黙ってろよ。お前なんか誰が愛すか。愛されるわけないだろお前なんて。
「うん。そうだよね。」
泣きそうな声で僕に問いかけていた少年は、突然凛とした声で言葉を紡いだ。知らず知らずに俯いていた顔を上げると、前に見た時よりも間近にいる少年の笑顔が目に入る。なんだ、なんで笑ってる。ニコニコと笑みを浮かべる少年は、僕の心の声が読めるのか。口元を歪に釣り上げて綺麗に笑って見せた。
「だって!僕は愛されてないってちゃんと君が自覚できたんだもん!」
ドンッと軽く少年に肩を押された。本当に軽く押されたはずなのに、少年の言葉がグルグルと巡り続ける頭は反射神経など無視して僕は見事なまでに床に倒れる。その様子に満足気に笑った少年が口を開いた時、これを聞いてはならない。と咄嗟に耳を塞いだ。
「本当はわかってるんでしょ?こんな僕を、君を愛してくれる人なんて一生探したっていないんだ!考えてみなよ。どうして僕だけ日本に残されたの?どうして彼らは一緒にいるのに、僕だけ離れ離れなの?どうして僕は養子なの?どうして兄さんは僕にお前みたいなやつが家に住むなんて目障りだって蔑んだの?どうしてあの後優しくなったの?どうして僕に笑いかけるようになったの?どうして珍しい瞳をした僕を彼らは引き取ったの!?」
口から出た吐息が震えて、ガタガタと奥歯が震え出すのを感じる。手のひら一枚では声を防ぐことなんてできないと、わかっていたはずの脳は機能しなかった。何から何までを叫び終わった少年、自分は笑っていた顔を醜く歪めて僕の上に跨った。
少年がこちらに手を伸ばすのが見えて、息が苦しくなっていく。足と指の感覚が遠のき、力が入らなくなったそれらは無様にも床に僕の体を打ち付けた。
段々と霞み始める目の前で、少年は何かを言っているようだが全く聞こえない。鳴り響く耳鳴りと酷い頭痛で意識が朧気になってきた時、頬に生暖かい水のようなものが落ちた。そして、意識が落ちる寸前。
「どうか愛して。」
と、小さな子供の泣き叫ぶ声が聞こえた。
【愛を叫ぶ】