『愛と平和』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛があれば平和になる?
互いが互いを愛せば争いはなくなる?
一人残らず全員を愛せるならそうかもしれない。
一人でも嫌いな人がいたら、成立しなくなる。
愛する人を守るために、全力で戦うだろうから。
愛と平和
愛があるから平和なのか
平和だから愛があるのか
あるいは
その両方かもしれない。
この世を構成するのは
悲しいことに
善だけでない。
災害、戦争、環境変化等
その悪があってこそ
"愛と平和"が
ようやく際立つのでは
ないだろうか。
「お母さん!今日、ドッチボールの試合で勝ったんだよ。すごいでしょ!」
「まぁ!〇〇は運動得意だものね。お母さん〇〇の将来が楽しみだわ〜」
そんなありふれた会話が、風に揺られて私の耳を掠る。その音色は、至って何処にでもありふれる声であり私にとっては特別だと感じることはない。
けれど、確かに私はその時不思議と笑みをこぼしてしまった。それはきっと、かつての思い出とこのありふれている出来事が重なり合う瞬間だったと言えるだろう。
もし、私が天から彼らを見て言葉を発せられたなら平和だと溜息混じりに言ってみたいものだ。
愛は薄れない、その記憶は刻まれている。
お終い
小さな身体で、小さな手で。しっかりと、少年は1発で人を殺せてしまう火器を握りしめていた。
その目には紛れもない恨みと憎しみと恐れが浮かんでいて、後ろで震える妹を俺から守るように少年は立ちはだかっていた。
なんのために戦ってるんだ。
この光景を見て俺は思った。
俺は母国の家族を守るために戦ってきたはずだ、そしてきっと、目の前の少年も後ろの家族を守るために今戦おうとしている。
確か、義務じみた行動の根底にあるのは家族を守りたいという愛だった。
目の前の少年も、妹を守りたいと言う、妹への愛が彼を突き動かしてるんだろう。
でも、現実はどうだろう。たとえここでどちらかが生き残ったとしても、家族を守れたとしても、人を殺したという事実は二度と消えない。きっとその事実は、罪としてどちらかの肩に一生重荷として乗り続けるのだろう。
なんともバカげた話だ。
最初は母国への愛だとか、責任感とかいうものに動かされて、母国を守るために働いて来たはずなのに、目の前の戦場が繰り広げる現実は、惨憺たるものになっている。
敵国だと言い聞かせて、何人もの軍人を殺した。
でも、後になって考えてみれば俺が殺した軍人も国にいる家族を守りたくて、愛する母国を守りたくて前線に立っていたのかもしれない。
そう思うと、人を殺した罪の意識が鮮明になって、背中に罪悪感という名の重りがずしりと乗った気がした。
そういえば、この戦争の始まりは、我が国の王女がこの国の人間に殺されたことが始まりだった。
王女を殺した人間は、確か我が国の政策によって生活に影響を与えられて、家族を失った苦しみから報復として王女を殺したんだった。
あぁ、結局始まりも、他者への愛が故の復讐が原因だった。
人の恨みは終わらない。大切なものを奪われたら、怒りを抑えることは難しい。
人の欲も終わらない。国の上に立つ人間は、富や地位に目をくらませて、戦争へと走る。
国が戦争に走るなら、国民は家族を守るために動かないといけない。
時には大切な人を守りたいと言う、純粋な愛のために人を殺さなければいけない。
酷く馬鹿げてる。あまりにも醜い。
小さな子供が銃を手に取り人を殺さなければならない。愛のために。
平和な世であればその手は違うものを手に取っていたかもしれないのに。
そう思うと、もうこれ以上、母国のために動く気にはなれなかった。
ゆっくりと俺は少年に近づく。
震える手でもしっかりと彼は銃口を俺に向け続けていた。
攻撃の意が無いことを示すために俺は持っていた銃も防弾チョッキも全て外して手を挙げながら彼の元へと歩き出した。
そうすると、彼は震える手をゆっくりと下ろし始めた。
俺の思いが伝わったようだった。
少年の目の前に着くと俺は彼の目線に合わせるようにしゃがみ込んだ。
震える彼の手を握って、そっと俺は小さな身体を抱きしめた。
その行動は懺悔をするようでもあった。
誰かを想う気持ち、愛のために、もう誰も傷つけたくはなかった。
そして俺はただただ、この愛が俺たちに少しでも早く安寧をもたらしてくれることを願った。
―――誰がための戦
お題【愛と平和】
ただ、生きていたいだけなんだ、
愛されなくてもいいよ
高望みはしない
これ以上も求めないよ
このままでいいんだ、
このままの平穏を
この静けさを奪わないで
愛と平和
愛と平和は繋がっている。
自分から愛や感謝の意を込めて、周りの人たちと接するように努めよう。
すると、周りはあなたの優しさ、慈愛に包まれて気持ち良く過ごせることに気付く。
それを自分で感じたからこそ相手も同じように返そうとするし、自分の家族や周りの人達にもそうしようと行動するだろう。
そうやって、見返りのない愛は自分だけじゃなく周りにも拡がっていく。
平和は、愛を込めてこそ叶っていくのだから。
「愛と平和」
僕は鳩である。
平和や愛の象徴だと、勝手に決められた鳩である。
僕は馬鹿だけど、ちょっと誇らしい。
ちなみに、なぜ平和の象徴なのか知ってる?
くく。君は知らないのか。
僕のむかーーしの先祖がね、神様の怒りによって起こされた洪水が引くのを人間に伝えたんだ。
オリーブの小枝を銜えて、もう世界は平和だよって。
ノアって人間がちゃんと広めてくれたはず。
それと。
なんで鳩は九に鳥って書くか君は知ってる?
僕は知らない。馬鹿だから。
なんだかカラスが「自分の声も知らないのか」
なんて、ガァガァ騒がしいな。
僕は同類だと思うけど。
愛があれば平和なんて嘘だと思っていた。今は愛があれば平和なんて要らないと思う。
僕の恋人は少し変わっているけど、僕のことを凄く愛してくれる。暇さえあれば僕の体に傷をつけて「俺のもの♡」と喜んでいる。そんな君のことが最初は怖かった。いきなり殴ってくるし、切ってくる。でも最近では増えた傷を見つめてにやけが止まらなくなる。君に傷つけられるのが好きになって、自分から求めることもある。
そんな僕を見て、君はたまに涙を流してなんとも言えない表情で僕を見つめてくる。僕の頭の中は?でいっぱいだった。
ただでさえ混乱してるのに、君は目に涙を溜めて僕に抱きついて「ごめんな。」と何回も言っている。何に対して謝っているのかは分からない。でも僕は胸が締め付けられた。何か忘れている。何か違和感がある。
20##年2月
今日、殺人事件があったらしい。
なんとも物騒な話だ。しかし、その場にいた探偵による見事な推理で解決したとか。偶然居合わせたらしい友人が興奮気味に言うには、その犯人とやらが近頃世間を騒がせている連続殺人鬼であったのだから驚きだ。
被害者の年齢層も、性別も、犯行方法だってバラバラ。唯一共通しているのは、被害者を異常な執着で精神的に追い詰め、結局は自分の手で命を奪っていること。 ある時は恋人になったものを追いかけ回して、ある時は子どもを閉じ込めて、またある時は自殺を引き止めて無理やり生かした後…ということもあったそうだ。
そんな残酷な犯人は名を『愛』と言うらしい。
20--年8月
最近は変な宗教が流行っていて困る。自殺したというこいつもきっと例のとこのだろう。あったこともない教祖のために身を尽くすなんてバカみたいだ。教祖のために殺人も、自殺だって喜んでしてしまうみたいだから、信仰心というのはやはり恐ろしい。
やつらがこう好き放題しているのが不思議なくらいだが、もしかしたらもうほとんど人間が心酔してるのかもしれない。あの『平和』とかいう教祖に。
全く、1度くらいはこの目で見ておきたいものだ。
『愛と平和とかいう殺人鬼』
LOVE&PEACE
ってことでしょ?
愛があれば平和になる
平和なのは愛がある
どちらが欠けても
成り立たない定義
愛と平和
愛と平和を皆が望めば
美しい世界が出来るだろう
嫉み妬み僻み憎しみ合う必要は無いだろう
でも考え方は人それぞれだ
たとえ家族であってもバラバラだ
皆が同じ理想を描くとは思えない
力こそが全てだ
そう考える者がいる
綺麗事は意味を成さない
世界がそれを証明している
悲しいけれどそれが現実だ
好きだった
心にぽっかりと、穴が
穴を埋めようと、色んなものを詰め込む。
友人との時間、美味しい食事、音楽、お絵かき、そして忙しい仕事
それでも、それでも、何か埋まらない
どんどん心が焦る
焦る、焦る、焦る
落ち着きをくれるものを、探している
人は愛し合って子孫を残す。
その子孫たちも愛し合って子孫を残す。
このサイクルを何度も繰り返すことで人類は繁栄してきた。
しかし、愛し合って出来た人間たちは互いの些細な違いから憎しみあい、争い合うようになった。
愛ゆえに争うことも少なくは無い。
愛が人類を繁栄に導いたが、愛は人類を滅亡にも導いた。
愛なんて平和なんて簡単な事でない
簡単に口にする事はできない
難しく考える必要もないけど
簡単な事でない
穏やかな日々が当たり前な事を忘れる愚かさが俺にも…
明日は東日本大震災から13年
私は忘れない
痛み 哀しみに崩れ落ちる人の姿 覚悟した消防士の家族
神戸からの応援 何もできない自分の体 希望とこれから
………
昨日NHKで八王子の滝山病院の特集が放映されてた
1年前に世の中にリークされ拡散した映像と思う
患者の頭やらをタコ殴りしてる看護師の映像
1年が過ぎて れいわ新撰組参議員と都の区議が東京駅辺りで
集会を開いた記事に触れ…
私は東日本大震災時の福島の病院の記事を思い出した
東日本大震災の時に福島の病院で何十年も
閉じ込められた普通の男の話だ
若者が年寄りになるまで入院させられた話だ
東日本大震災があったから
病院建物損壊したから
転院で世の中に帰れるきっかけが
もし震災がなかったら40年の入院が続いてた…
恐ろしい事ではすまされない事が
非人道的な事が罷り通るメンタルヘルスの現実現状
俺は思う
明日は我が身と
傷を負った人や寄り添う人達が言うけど
だが…
人は傷を負わないと気づかない事がある
自身で負わないと見えない痛みの世界がある
人は忘れる忘れないと生きれないから
現実現状はどの世界も厳しい
だか…
人が虫ケラ同様とされて生きるでも惨いのに
法人が医療費を得る都合のみでの横行入院処置
命と倫理的の尺度の低さ
その間で苦痛な叫びを無視する利権構造がある
誰かの命が医療施設内で命は保証もなく床に繋がれて…
明日も知れずに闇の中を彷徨う…
それは…
誰かか
誰かが守る人を落とし入れる歪みとして
貴方の生活の隣に有るかも知れませんが…
………
生活の柄
とどを殺すな
あの街に生まれて
希望の歌
誕生
I LOVE YOU
幕 間 そして、妃は火蓋を切った
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「凡その見当はついていましたが、ジュファ様の命を狙ったのは帝で間違いないようです」
「取り敢えず、お命頂戴してきます」
「落ち着きなさいお馬鹿」
今にも笑顔で人一人葬ってきそうな殺気を放つお馬鹿の頭を撫でる。これが忠犬なら、存分に尻尾を振っていると思うくらいには、それだけで機嫌はよくなった。
「ジュファ様も見当が付いていたみたいですが、一体何をやらかしたんですか」
「あら。私のせいにするの?」
「それで間違いはないと思うので」
「失礼しちゃうわね」
ただ、あんたの命を狙っている輩がいるから精々気を付けておくことねと。わざわざ予言の巫女が、有り難いお言葉を言ってあげただけなのに。
「帝が消えるにしろそうでないにしろ、内情や弱みを知りすぎているジュファ様は、真っ先に狙われるでしょうね」
「そう仕向けたんだから問題ないわ」
「どうしてわざわざ危険を犯すようなことをするんですか!」
「奇襲って、言葉は嫌いじゃないけど、ちょっと面倒じゃない」
相手の間抜けな面は拝めるかもしれないが、その間に乗じて蜥蜴の尻尾切りをされてしまっては元も子もない。
「どうせなら、芋蔓式で一気に全員ヤりたいじゃない?」
「なんか、ちょっと“ヤ”が怖いんですけど」
「つくづく、味方でよかったなと思いますよ」
「奇遇ね。私もよ」
前以て、言っておいたでしょう。
「さあ。愛と平和を守るため、悪い奴らをやっつけるわよ」
「……僕だけかな。この上ないほど正しい台詞なはずなのに、全然似合ってない気がするのは」
「完全に悪者顔だからじゃない? おかげで今にもこの世の終わりになりそう」
「あら。お望みとあらばさせてもらうけど」
「「遠慮しておきます」」
これは、やられたら気の済むまでやり返す、破天荒女の話なのだとねえ。
#愛と平和/和風ファンタジー/気まぐれ更新
「愛と平和」
生きていれば色々なことがあるけれど、
私は日々、
そこそこ自由に生活ができ仕事をこなしている。
時に欲望や不平不満も募るが、
平和に暮らせている日々が本当にありがたい。
どんな事があっても、
最後は愛する人達と微笑むことができたなら
いい人生かもね
愛と平和
これさえあれば
ショコラ
「愛と平和」
美味しいものを食べたとき、あなたを想う。
雨上がりの空に虹を見つけて、あなたを想う。
心が重くなってしまったとき、あなたを想う。
夜、眠る前にあなたを想う。
こんな日が、続きますように。
「愛と平和」
愛と平和。愛があれば平和になる?
どうだろうか?
世の中にはいろいろな人がいる。
愛されない人も辛い思いをしている人もいるのに。
愛があって平和な優しい世界だったら、もっと生きやすい世の中になるかもしれないと思う。
世界に一つだけの花があるらしいので、それを取りに行こうと思い、馬と旅に出ました。
しかし、みんな同じことを思っていたのか旅路はとても賑やかなものでした。
あるグループと一夜を共にした時は荷物が重そうだったので全部馬に乗っけてあげて、僕が花を見つけた時に返そうと思いました。
同じく1人旅だったダンディな老人とつるんだ時は、いつものように寝てる間に荷物を運んであげようとすると、急に床ドンをされてしまいました。
慌てて万が一のために準備していた香辛袋を投げつけて、なんとか馬と遠くまで離れることが出来ました。ちらっと見えた老人の二の腕の刺青は、2本の刀剣がクロスした上にバラの紋様が刻まれていました。
バラは確か王の家紋だったはず。じゃあ守るようにクロスしていた刀剣は───
グガンッ
急に世界が反転して体が地面に叩きつけられた。
これまで感じたことのない激しい頭痛と、何故か鼓動も早くなって段々意識が遠のいていく。
やっと見つけたわい。
罪人さんよ、これで牢獄送りにできるってもんだ
ついでに持ってた6人分の花も回収させてもらうわ
おっと危ねぇ貴重で新鮮な花を踏んじまう
怖ぇわ怖ぇわ血を吸収して育つ花なんざ
こいつの色はちいと気色悪ぃ。罪人だからかあ?
でもこれで救われる命もあるってことにゃあ感謝しねえとな
.愛と平和
愛と平和
あなたを 待つ 風は凪ぎ
降り止む 雨は つんざく 音を立て
それでも 君を 包んだ 愛は 今でも
胸の 中 染み込んだ 闇色を 背負って
それでも 夜の 中 見つけた 光は 何色?
ビイドロに 写った 世界の 果てて
貴方は 何を 見たのだろう?
吸い込んで 消えて行った 煙みたいに
立ち上っては 歪む きりのように
向こう側 見えなくて
先が 見えない 森の中に 怯えて
それでも 愛や 平和が この世を 救うならば
偽善や 詭弁や 毅然よりも
優しく 包む 雨降りの 街明から
仄かに 見える 光 目指して
僕らの 体温が 薄れて 行く前に
僕らの 情熱が 霞んで 行く前に
あなたを 探して 歩いた 道は まだ 途中
手のひら 伝わる 熱く 燃える かけらが
まだ 残るから
どんなとき 燃え上がる
どんなとき 燃え尽きる
まだ 旅の 途中