『恋物語』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
キラキラと輝いてるものも、ドロドロと醜いものも、全て同じ感情から始まる物語。
人生は
物語のようには
いかない。
物語は
大抵
何かトラブルがあって
それを乗り越えて
ハッピーエンドだ。
でも
リアルは
違う。
出来れば
トラブルは
少ない方がいいし
乗り越えられないこと
乗り越えなくてもいいことは
いっぱい起きるし
ハッピーエンドかどうか
なんて
誰にも
分からない。
わたしの人生の
執筆者は
わたし自身だ。
物語のような
起承転結のある
恋じゃなくて
安心して
わたしらしくいられる
恋をしよう。
#恋物語
恋物語
好きなライブに1人できた。左隣は友達同士できてて、
右隣は男の人が1人できてた。
私は、いつものように始まる前はペンライトやら準備して待っていた。
「1人ですか?」と隣の人が声かけてきた。
そうだと答えたら、嬉しそうに誰ファンなのかとか
始まるまで盛り上がった。
コンサートが終わったあと、楽しかったですねといいあった。
最後帰り際にライン教えてくれない?と言われた。
今日は休みだけどふと私は
考えたこの平和な日常も
いずれ無くなってしまうのか
ただ怠慢に生活するだけで
いいのか・・・私は常日頃
から、ありとあらゆる事を
妄想してる、ある日突然
無人島にでも遭難するとか
ある時にはホームレスに
なってる・・・と言う妄想に
度々耽る事がある
出来れば今の平和な日常が
続く事を日々願うばかり
である
「ラブコメって主人公が好きになれるかみたいなところあるよな」
「剛田猛男好き」
「わかる」
「愛城恋太郎好き」
「あれは嫌いな奴いないだろ」
「デルウハ殿好き」
「Thisコミュのことラブコメだと思ってる読者いたんだ」
"恋物語"
ただ一目見ただけだった。
突然、そう突然に。
私は恋に落ちてしまったのだ。
あの人は、全てが完璧だった。
性格も、成績も、顔も。
あの人は、不細工で、何もかもダメな私にも気軽に話しかけてくれた。
あの人は、私が誰かにいじめられていた時は、必ず助けてくれた。
あの人は、私の事が好きだと言ってくれた。
あの人は、私に勉強を教えてくれた。
あの人は、あの人は、あの子は……
そう、彼女は。
最近、私と話してくれることが少なくなった。
彼女は完璧でなければいけない。
私と一緒にいてはいけない。
だからだろうか?
(でも彼女は私の事が好きじゃない。)
そうだ。彼女は私のことが好きなのだから、私には彼女をどうするか決める権利があるんじゃないか?
「ねえ、なんで私を見てくれないの?」
「ねえ、私のことが好きなんでしょ?」
「ねえ、どうなの?」
彼女は私の事は友達として好きだった、ということを私に言った。
「ねえ、それがどうしたの?私の事が好きなのは変わりないでしょ?なら、同じじゃない。」
「ねえ、ねえ、ねえ……!!」
そこから少し記憶が抜けている。
気付いた時には、顔には大量の汗をかき、手には何かを強く掴んだような感触が残っていた。
気付いた時には、私は顔が青白くなり、頸にくっきりと赤黒い手形が残った彼女を抱いていた。
一体何があったんだろうか?
考える必要は無いな。これで彼女は私のものになったのだから。
私の恋物語はまだ続く。
お題「恋物語」
追いかければ追いかけるほど彼女とかけ離れて行って
話せば話すほど友達としか見られなくなって
愛を注げば注ぐほど女たらしって思われて
好きな人がいるって言われれば自分かもなんて考えたりして
でも、それは相手からしたら嬉しかったりした時 あの態度は何だったんだろうてなって恋はお互いの騙し合いなんだってきずいたんだよね
人は別れる時には理由が必要だけど
好きになる時にはなんの理由も要らないんだって。
誰かの受け売りを自分の言葉のよう言ってみたけど
確かにそうだよね。
私があの人に夢中になったきっかけとか理由を考えてみてもすぐ言えないし。
でもこの気持ちを手放そうと決めたことには理由がある。
“恋”は終わった。“愛”にはなれなかった。
恋は1人でできるけど、愛は1人じゃ進められないから。
私の恋の物語はこれでおしまい。
めでたしめでたしとはならなかった。
そんなにうまく、いかないもんだな。
恋物語ぃ!?
オレはそんなのより友情!努力!勝利!
そんな冒険物語の方が好きだぜ!!
……ま、まぁ?お前がどーしてもっていうなら読んでやってもいいけど??
恋をすると生きるのが楽しくなる。
そして時には生きるのが辛くなる。
そのために他人に危害を加える人もいるし、
自分の命を絶ってしまう人だっている。
恋なんてしなけりゃのんびり生きられるのにな、そう思っても人は恋をする。
不意に人を好きになってしまうんだから仕方がない。
あの人が自分の隣で微笑んでくれて、個人的な話や悩み事なんかも相談してくれて、好きだよって言ってくれて、体を寄せ合って唇で触れ合って、その先を想像なんかしたらもういても立ってもいられない。
バカみたいだね。
発情期の猫と一緒。
もうそれしか考えられなくなって、猪突猛進の日々。
後から考えれば赤面するしかない黒歴史にもなり得るが、その時の自分はそんな未来を微塵たりとも思い描かない。
しゃーないね。男も女も、そーなるように出来ている。
そんな黒歴史を美化するために、数多ある恋物語が作られるんだと思う。
恋に恋い焦がれるようなストーリー。
そんな訳あるかい!とツッコミを入れたくなるようなストーリー。
そんなもんで溢れ返る世界。お金がどんどん流れてゆく。
バレンタインやクリスマスは、格好の稼ぎ場。
少なくとも、我々日本人には単なる平日でしかないはずの一日が、何か特別なものであるかように思い込まされる。
昔、クリスマスの夜に友達と街を歩いていたら、彼が目の前にあるホテルを見上げながら言った。
「なんか、建物全体が揺れてるように見える」
何も悪いことじゃない。
愛で遊ぶのはどーかと思うけど、人は、いや生き物はそーやって命を繋げてきたんじゃないだろうか。
だから、本来の恋物語は、決して二人だけの世界ではなく、そこから広がっていく人間の繋がりを描くべきなんじゃないかと思う。
赤面するような黒歴史はたくさんあるけど、そのおかげで今があるんだろうな。
猪突猛進の日々が、少しでも未来への存続に貢献してるなら、まあ、人間として生き物としての本懐には違いない。
人に話せるような美しい恋物語はなくとも、ここまで積み上げてきた人生の物語は、胸を張って話せる自分でありたい。
他人を好きになる気持ちが分からない。
それでも恋をしてみたくて、クラスの誰かを好きだと思い込んでいた。
いつか心の底から好きだと思える日は来るのか。
始まらない恋物語
終わりの無い夢物語
【恋物語】
「恋」という文字を「変」に変えて仲間とケラケラ笑っていたあの頃の自分に言いたい。
油断するな。
そいつはめっぽう手強いぞw
恋物語
貴方も私も
甘い砂糖菓子の奥にある苦味を
存分に知っているでしょう
きらきらの子供時代は
とうの昔に過ぎてしまった
その手は、取れないかな
“恋物語”
「いつだったかな。先日は『愛があれば』だった」
某所在住物書きは過去投稿分の題目を辿りながら、小首をひねる。
このアプリにおいて、「恋」と「愛」は月例のお題と言っても良さそうな出題頻度であった。
「愛と平和」、「愛を叫ぶ」、「初恋の日」、「失恋」「本気の恋」。「秋恋」は何月だったか。
似たお題の頻出はネタ枯渇の危機こそあるものの、ひとつの言葉を多角的、多方向的に観察し直す練習としては丁度良さそうであった。
「続き物っぽい文章を1年以上投稿して思ったけどさ。やっぱ、『付かず離れずな日常風景の相棒もの』な物語って、ハナシ続けるのラクな気がする」
ベッタリ恋愛ものは続かねぇの。恋愛皆無の仲間ってのは俺の好物なの。
心の距離感便利。物書きはポツリ結び、今日も文章を投稿する。
――――――
昨日の猛暑から一転、今日の東京はいい具合に過ごしやすい気温に戻った――気温に関してだけは。
昨日と一昨日でろんでろんに溶けてた、雪国の田舎出身だっていう先輩も、今日は通常運転。
雨の湿度と気温の乱高下でぐったりしてる私の代わりに、先輩の故郷のソウルフードを、つまり簡単でサッパリしたお手軽冷やし麺を作ってくれた。
「なんていう料理だっけ。冷やしラーメン?」
「ざるラーメン、あるいは、ざる中華や中華ざると呼ぶ地域もある。基本的には、冷水でしめた中華麺をめんつゆで食う。今日は胡麻ダレも用意した」
「ふーん」
今朝は、去年辞めてった元新人ちゃんから、バチクソ久しぶりにDMが届いた。
去年の4月1日で左遷されたウチの本店の前係長、名前通りのオツボネ係長にいじめられた心の傷が酷くて、最終的に辞めてった。
今はすごく元気にしてますと。
ホテルのレストランで仕事をしているので、ぜひランチでもディナーでも、食べに来てほしいと。
向こうの上司や先輩と一緒に笑ってピースしてる画像を添えて、送ってきた。
元新人ちゃんは先輩に恋をしてた。
オツボネ係長にいじめられてたとき、元新人ちゃんの悩みと苦しみを聞いてくれた先輩に。
そして、それはどうやら、初恋らしかった。
暑さが落ち着いたら、近い内に、先輩のお宝情報でも持って。当時の苦労話でもしながら。
「私のお宝情報?」
お昼ごはんの最中、元新人ちゃんのハナシを「初恋さん」に渡したら、冷やし麺を突っつく手を止めて、首を傾け口をあんぐり開けた。
「何故、私の情報が要る?」
「だって元新人ちゃん、ゼッタイ恋してたし」
「こい?……だれに?」
「先輩以外いないでしょ。去年の4月4日か5日頃に1回先輩に相談して、その後も先輩に相談して、どっちも『オツボネ係長がトラウマで、今すごく弱ってます』って話だったじゃん。忘れた?」
「忘れるものか。……たまたま、係長への密告リスクの低い相談者が私だっただけだ」
「ああいう社会に出たばっかりのバンビちゃんってね。追い詰められてるときに優しくされると、キュンしちゃうんだよ」
「はぁ」
「てことで、交際決まったら呼んで。『ウチの先輩はやらん!』の頑固オヤジ役やりたいから」
「私はお前の何なんだ」
そもそも恋なんてものはだな。
所詮不勉強の付け焼き刃知識でしかないが、
前頭前野の活動鈍化とドーパミンの活発な分泌と、血中コルチゾールの上昇等々による、ただの生理現象であってだな。
照れもせず顔を赤くもせず、ただ淡々と、先輩はいつもの心理学&脳科学講義を、つらつら。
「先輩」
びしっ。私が人差し指を伸ばし、突き立てて、小さく左右に振り、
「恋の前にはね。ゼントーゼンヤは無意味なの」
恋物語は学問云々じゃなく、多分ハートから始まるんだよ、って意味でポツリ言うと、
「その通り。前頭前野は無意味だ」
なんか全然違う、ちゃんとした学問の話で意味が完璧に通じちゃったらしく、一度、深く頷いた。
ちがう。そうじゃない。
初恋の日の続き
恋物語
不遇の扱いを受けた主人公がお城の王子様と結婚する。
身分違いの恋 幼馴染みとの恋
遠距離恋愛 年の差の恋
世の中には、色々な恋物語が溢れている
ロマンス小説 恋愛映画 ドラマ
そんな恋物語を見るのが
シズクファーラムと言う少女は好きだった。
確かに恋が叶わない失恋の物語もあるけれど きっと恋は楽しい事ばかりでは
無いのかもしれないけど でも仲間である
ミーナやナイトの仲良しぶりを見ると
心が温かくなり微笑ましくなる。
二人の幸せを心から願いこれからもその
幸せがずっと続く様に祈る。
シズクにとって仲間達が幸せそうにして
居るのが大好きだった。
いつまでも皆と一緒に居たいけれど
でもいつかは皆と一緒に居る時間は
終わってしまう事もシズクは
分かっていた。
ミーナとナイトはきっとこれからも一緒に
居るだろう
ハロルド局長やマリアさんも帰る家や
帰りを待つ家族が居るだろう
そしてきっとハイネにもいつかずっと居たいと思える人が現れるのだろう
その時シズクは実家に帰らなければ
ならなくなるだろう
シズクはそれを思い気持ちが沈んだ。
実家の事を思うとシズクは
申し訳無い気持ちになる。
『ごめんなさい.... ごめんなさい
お父さん お母さん 弱くてごめんなさい』
治癒術を使えても大きい怪我は治せない
力は弱いし戦う力も無い
いくら術の練習をしてもシズクの力は
それ以上 上がる事は、無かった。
私は、いつも誰かの足でまといにしか
なれない
それでも自分の出来る事を頑張ろうと
決意したばかりなのに....
また気持ちが揺らいでしまう....
『君は誰かを不幸にする君に向けられた
好意を台無しにする だから君は
誰も好きになってはいけないよ
特別を作ってはいけないよ』
シズクは頭を振る。
(私は....皆が....好き.... 皆が....幸せ...
なら.....私も....幸せ)
恋と言う物はまだ分からない
いつか分かる日が来るのかも知れ無い
けど.... でもそうなっても私の恋は
叶わなくて良い.....
そんな事をシズクが考えて居たら....
ドアが開く音が聞こえた。
「あんた こそこそしてないでいい加減腹決めなさい!」
「そうだよ せっかく此処まで来たんだから会いに行けば良いじゃない!!」
ミーナとナイトの声が聞こえる
何だろうとシズクが首を傾げていると
ミーナとナイトに押されて前に出て来たのはハイネだった。
シズクはいきなり目の前に現れた
ハイネに目を丸くする。
何だかハイネと会うのは久しぶりな気がする。
体調が良くなったみたいでシズクは
ほっと安堵した。
「ハイネ....良かった....元気に....なって...」シズクはハイネにそう声を
掛けたがハイネは無反応だった。
しかも目を逸らしたままだった。
しかしシズクにとってハイネのそんな
態度はいつもの事なので特に気にしてなかったのだが
ハイネの腕が自分の頬に伸びて来た
元気になったのは良いがまた頬を
つねられたり髪の毛を引っ張っられたり
意地悪をされるのかと思ったら
シズクの肩はびくんと上がり
身構えた。
しかしシズクの予想に反してハイネの手が
シズクの頬をつねる事はなかった
それどころか優しく髪の毛を指先で梳き
頬にそっと手を添えられる。
「テメェ何で泣いてんだよ!」
「え....」そう指摘されシズクは初めて
自分が涙を流している事に気づく
そうしていつの間にかミーナとナイトの姿は無くハイネと二人きりだったと言う事にも....
「な....何で....だろう 分から...無い
目に....ゴミが....入ったの....かなあ....」
「ちっだったらもっと大声で泣けよ
分かりづれェんだよ!」
ハイネにそう言われてもシズクは大声では泣けなかった。
しかし意識してしまった涙は拭いても拭いても流れてきて止められなくて
シズクはどうすれば良いか分からなくなって居た。
するとハイネに突然腕を引っ張っられ
引き寄せられ気付けば自分の体がすっぽりとハイネの体に包み込まれていた。
シズクがびっくりしてハイネを見上げると
ハイネは口元を上げてしてやったりの笑顔を浮かべた。
「お返し」とハイネが呟く
シズクはお返しって何の事だろうと
疑問符を浮かべたが ハイネの暖かな
腕の中に居る今だけは何も考えず
ただ自分の涙が止まるまでハイネの腕の力は緩む事は無くシズクはハイネに自分の身を預けたのだった。
シズクファーラムと言う少女の恋物語は
まだ始まってはいない
いやもしかしたらこれから始まるのかも
しれないそれは誰にもシズク本人にも
まだ分からない事だった。
恋物語②
ハイネは久しぶりにバインダー局に顔を
出したもののさっきからロビーの辺りを
うろうろしてるだけで一向に中に
入れなかった。
(やっぱり辞めよう....)と心の中で何回も
思ってそれでも踵を返す事が出来ず
立ち止まってはうろうろを繰り返していた。
(いきなり入って顔を合わせたらどうしよう....) いやでもだいたい部屋に入ってる
だろうし 出入り口で本人に会う確率なんて低いはず.....
そう思いなけなしの勇気を奮いドアを
開けるハイネ
其処には目を吊り上げ腕組みして
怒ってるミーナと苦笑してやれやれと首を振るナイトの姿があった。
ハイネは、二人の表情を見てたじろぐ
「あんた一ヶ月も休んで何やってんの!」
「まぁだいたい休んだ理由も想像付くけど
シズクも心配してたよ....
何回も様子を見に行った方が良いか
聞いてきたし まぁ今シズクに会うのは
ハイネには酷かなあと思って大丈夫だよって言って止めといたけど.....」
「今シズク呼んで来るからちゃんと
シズクにも顔見せなさい心配してたんだから!」ミーナがシズクの部屋に行こうと
したのでハイネはミーナの腕を引っ張り
止める。
「呼ぶな....」それを聞いたミーナは
「はあ!っ💢」と声に怒気をはらむ
しかしハイネはもう一度懇願するように
「よ....呼ばないで下さい お願いします...」
それを聞いて二人は呆れる。
此処まで来といて何言ってんだこの男は
最早恋愛下手を通り越してただのヘタレだった。
二人はハイネに任せていたら埒が明かないと二人でハイネの腕を引っ張り
「あんたこそこそしてないで良い加減 腹
決めなさい」
「そうだよせっかく此処まで来たんだから会いに行けば良いじゃない」
二人でシズクの部屋のドアを開け
ハイネを押し出しドアを閉める。
二人に押し出され出るに出れなくなったハイネ
おまけにドアが閉まり際に二人に
「ハイネ 君そろそろ....」
「シズクに告白しなさい!」
なんて言われたものだから
ハイネの心は落ち着か無かった。
「ハイネ.....良かった....元気に....なって...」
シズクの声が聞こえハイネの体は
びくんと固まり何も返せなかった。
目線もうまく合わせられなかった。
(はぁ....っ こっ告白とか なっ何言ってんだあいつら....)
ハイネは、シズクの表情に少しだけ
目線を合わせた。
するとシズクのその表情を見て....
ハイネは思わず腕を伸ばす。
シズクの髪の毛に指先をかけ優しく梳く
様に髪の毛を撫でる。
そうしてそっとシズクの頬に手を添える。
「テメェ何で泣いてんだよ!」
「え....」ハイネの指摘にシズクは今自分は
気づいたみたいに目尻の涙を自分の手で拭く 「な....何で....だろう....分から....
ない....目に....ゴミが....入ったの....かなあ....」
そんなシズクの言葉に何だかハイネは胸が
痛くなり腹が立った。
(何だよ今まで一人で泣いてたのかよ...
今気づいたみたいに分からなかったみたいに言うなよ 無自覚で泣くなよ
何でこいつはいつも人の事は嫌になる位
心配するくせに自分の事は無頓着なんだよ)
「ちっ だったらもっと大声で泣けよ
分かりづれぇんだよ」
そうハイネが声を掛けてもシズクは涙を
拭いて静かに泣くだけだった。
(もっと俺がお前を泣かす時みたいに
大声で泣けよ 嫌いでも馬鹿でも良いから
俺を拒絶した時みたいにわがままでも
やつあたりでも良いから俺を捌け口に
しろよ クソっ馬鹿シズク)
ハイネはたまらなくなりシズクの腕を
引っ張り自分の体でシズクの小柄な体を
包み込んだ。
あんなにシズクに触るのを躊躇していたのに....
(何だかあの時と逆だなあ....)
シズクに優しく抱きしめられたあの時と....
ハイネは思わずしてやったりの表情を
浮かべ「お返し」と呟いた。
シズクは混乱した様に目を丸くしていたが
そんなシズクの顔を見てハイネは抱きしめた腕に力を込めた。
シズクが泣き止むまでハイネの腕の力が
緩む事は無かった。....
ちなみにハイネは結局シズクに告白は
できなかった。
しかしシズクの部屋に入る前と後では
入った後の方が明らかに落ち着いていて
無言だった為 何か良い事があったなと
察したミーナとナイトは 今日の所は
ハイネをこれ以上急かすのを辞め
またいつもの様に二人を見守るのだった。
色恋を扱った作品は嫌いだった。絵空事に夢を見る不毛さときたらなかった。現実の孤独が浮き彫りになるばかりで。
今は違う理由で大嫌いだ。甘い恋の夢を見せられればそれだけ、現実の凄惨さを知らしめられる。
小説よりも奇なるもの。
私が理解したノンフィクションはそんな具合だった。
お題:恋物語
【恋物語】
ラギーさんと出会って、色々な話をするに連れ、だんだん彼女と親しくなっていきました。
その中で、彼女が話してくれた、ある恋の話をお話しましょう。
まだ黒い世界に行けなかったある日、私はラギーさんとお話をしていました。
いつもは「仕事」が終わると、直ぐに帰ってしまうラギーさんでしたが、たまに残って、私とお話をしてくれるのです。
「今日はちょっと話でもしてこーかなぁっ」
ラギーさんはそう言うと、私の前に腰をおろします。
私たちは向かい合う形で白い床に座っていました。
「今日はちょっと残っていくんだね」
「うん、ちょっとのんびりできる日だからねー。ってか、いつもこんなとこに居なくちゃならないなんて、つまんないでしょ?誰も居ないんだから、せめてあたしが話し相手になってやんないとね」
歯に衣着せぬ物言いに苦笑しつつ、「気遣ってくれてんだね、ありがとう」と、彼女の真っ直ぐな瞳を見つめます。
「あー、とは言ったものの、何にも話題思いつかないなぁ……」
「じゃあ、恋バナしようよ」
「え?恋バナ?君、恋してんの?」
「してねーわ」
「何だよそれ」
こんな軽いやり取りができることが嬉しくて、私は笑っていました。
ラギーさんの方も、口角が上がっていたので、少し安心しました。
「だからさ、私は何にもないから、ラギーさんの恋バナ聞かしてよ」
「はあ!?そんなのフェアじゃないじゃん!」
「いいからいいから」
「何それぇ……まあいいけど、君が望むような、楽しい恋愛じゃないよ?」
「いいよ、全然」
ラギーさんは、どこか腑に落ちない様子で話し始めました。
あたしさ、人を好きになったことないんだ。
でも、昔、ずっと愛するって決めた存在はいるんだ。
その存在ってのは、ヤナカっていう喋る木なんだ。喋る木なんて言われても混乱するよね。
それに、人以外のものを、人のように愛するなんて、おかしなことだと思う。でも、私はヤナカ以外の存在を、これほどまでに愛したことはない。
ヤナカは、一見すると普通の木なんだ。静かに人間たちの暮らしを見守っている。
ヤナカが死んで、初めて知ったんだけど、ヤナカが口を利くのは、ヤナカが話したいと思った人だけなんだってさ。
ヤナカも人と同じように、意思を持ってるってことなんだよね。
で、あたしがヤナカと出会ったのは、12歳を迎える年だった。
あたしには家族がいなかった。6歳の頃に、知らない人が来て、その人の家に住むことになった。学校でも、友達なんか出来なかったし、作りたいとも思っていなかった。
でも、「家」に帰るまでの道に、神社があって、その神社の森で一人でいるときが一番楽しかった。
ある日の夕方、あたしはその森で木に登って遊んでたんだ。けど、足を踏み外しちゃって。落っこちたんだ。
幸い大きい怪我はなく、かすり傷程度だった。
痛いとか、そう言うのよりも、また怪我の言い訳考えないととか、そう言う、面倒くささの方が勝って、ため息吐いたんだ。
そしたら、
「おい、大丈夫かい?」
って、突然声がしたんだ。
いきなりのことでビックリして、キョロキョロしてたんだけど、
「ああ、私なら後ろだよ、後ろ」
と、また声がして、振り返ると、そこにはデッカイ気があったのよ。
木が喋る訳ないと思っていたけど、声はその木からするみたいで、
「少し擦りむいたようだね」
何て言うわけ。
木なのに喋れるのかって聞いたら、
「私はヤナカと言って、喋れる木何だよ」
と教えてくれた。
あたしは、喋れる木が珍しくて、その日は結構長い間ヤナカと喋っていたんだ。
その日から、あたしはヤナカの所へ話しに行くようになった。
ヤナカはあたしよりもうんと長生きで、色々と生活の知恵を教えてくれた。
辛い時とか、寂しい時は、あたしの話を聞いてくれた。
もしかしたら、あたしがヤナカに抱いていたものっていうのは、ただの恩情なのかもしれない。
それでも、日に日に、ヤナカの存在は、あたしの中で肥大化していった。
「ヤナカがもし人間だったら、あたし、ヤナカと付き合いたいなっ」
ある時、私が言うと、ヤナカは、
「気持ちは嬉しいけど、私みたいなおじいちゃんなんかより、もっといい人はいっぱいいると思うよ。」
と、苦笑いして言った。あたしは、ヤナカの濁すような返事が気に食わなくて、「本当にそう思ってんだからね〜」と、頬を膨らませた。
すると、ヤナカは何かモゴモゴして、
「ありがとう……その、私もそうだったら嬉しいよ、なんて……す、すまない!ただの老いぼれの戯言だと忘れてくれ!」
とか言って。表情ないのに、こんなわかりやすい人いるんだって、何だか愛おしかった。
「ふふっ、ヤナカもあたしと同じ気持ちなんだぁ……嬉しいなあ」
「うっ、恥ずかしいな……なあ、ラギーちゃん、もう別の話をしよう」
「へへっ、やーですぅ」
こんなくだらないやり取りさえ、あたしは大好きだった。
でも次の日、朝のニュースであの神社の森が放火にあったって知った。
あたしはリュックも背負わずに、家から飛び出した。
神社には警察がいて、森の入口は、キープアウトのテープが巡らされていた。
あたしは裏道を使って、ヤナカの元へ走った。
黒焦げの木たちを見る度に、ヤナカももしかしたらって、気が気じゃなかった。
いつものところに来て───
そこにはヤナカが立っていた。ほとんど焦げて、今にも倒れそうな状態で。
「ヤナカああああああっ!!」
あたしはヤナカに駆け寄って、黒く焦げた皮膚に手を当てて叫んだ。
「ヤナカっ!ヤナカっ!!ねえ聞こえる?!ヤナカあ!」
視界がぼんやりとしている。涙だ。
次々に溢れてくる涙がうざったくて、あたしは乱暴に目を擦った。
すると、
「あ……ラギー、ちゃん……?な、んで、ここ、に……」
「!!ヤナカっ!」
「も、しかして、心配し、て……?」
「ヤナカ……!どうしてっ…!」
言葉すら上手く出なかった。ヤナカはふっと笑った。あの優しい声で。
「ごめん……ラギーちゃん、わたしは、もう……」
「いやだ!!そんなの、許さない……!」
そうは言ったものの、あたしも彼も、もう分かっていた。
「なあ、ラギーちゃん、最期に、わたしを、抱きしめてくれないか……」
でも、そんなことしたら、倒れてしまうんじゃないか。
そんなあたしの不安を分かってか、「大丈夫だよ」と、あたしを呼んだ。
あたしは、ヤナカを抱きしめた。ヤナカはこう言った。
「ラギーちゃん、わたしは、君のことが好きだ……こんなことを言うと、困らせてしまうかもしれないけど……もし、わたしが生まれ変わって、ラギーちゃんの前に現れたなら、どうか、わたしと連れ立ってくれないか……?はは…わたしは、何をいっているんだろうね……でも、君のことは、誰にも譲りたくない。この気持ちだけは…どうか、きみに、とどいてほしい」
あたしは、ヤナカをすがるように抱きしめた。
「あたりまえだよ!あたしだって、ヤナカがいい。ヤナカしかありえないっ……!」
そしたら、ヤナカは満足気に笑った。
「わたしは、しあわせものだ、な……」
それから、喋らなくなった。
あたしはずっと、ヤナカを抱きしめていた。
しばらしくて、あたしは腕を解いて、ヤナカを見つめた。
「ずっと、愛してる」
ヤナカの、まだ焼けていない皮膚に、あたしはキスをした。
皆さん今恋してますか??私は今好きな人いないんですけど、やっぱり好きな人いると楽しいですよねー!!ね!!!!!
恋愛の曲とか聴いてると、私もこんな恋してみたいなーとか思っちゃうんですよ。私怪盗に連れ去られたいです(現実を見ろ)
恋愛小説を読んでても、私もこんな恋してみたいなーって思っちゃうんですよ!!
私が主人公orヒロインの恋愛小説があったら売れるかな。
どんなオチになるんでしょうね。
恋愛小説って、結ばれて最後ってことが多いじゃないですか。
私今までに恋をしたことはあるけど、そのー、小説で言う起承転結の結?のことろまでは一回も行ったことないんですよね。いや転かな??
自分から告白することもなければ、相手から告白されることもなくて、会えないうちにだんだん忘れていく。
だから、私の今までの作品は書き途中で終わっちゃってるんです。
いつか完結できる物語が始まる日が来ますかねー!!
うひゃーー!!!←
もっと可愛くならないとダメですね。現実を見ます。頑張ります。
皆さんの恋が叶いますように❤️🔥❤️🔥頑張ってください💕
それでは!!
2024/05/19【恋物語】
恋物語
2人でいれば、全てが特別になる。
憂鬱な雨も、コンビニまでのあの坂道も。
2人でいれば、世界が輝いて見える。
君がいなければ、こんなこと知らなかったなぁ。
この先のことなんて分からないけど
私はあなたの隣で日常を感じていたいよ