『恋物語』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「恋物語」
体育祭の応援合戦で学ランを借りた。
返す時、一瞬触れた好きな人の手にどきどきした。
私は山本あかり。友達ゼロでイケてない地味な高校2年生。
ある日、朝なのに流れ星が尾を引き空に消えた。
調べてみると、どうやらUFOのようだ。
後日、イケメンな男が転校してきた。
つづく
ステキな人だな。
うん、ステキな人だ。
・・・終わり
(恋物語)
舞台は古風な町の中心にある喫茶店。
主人公は優しい性格の青年、名前は樹(いつき)。
彼は喫茶店で働きながら、ひそかに店の常連客である美しい女性、名前は葵(あおい)に恋をしている。
恋物語
(本稿を下書きとして保管)
2024.5.18 藍
恋物語とねるねるねるね
たしかに、色に関するというところは、
共通点と言えなくはないだろう。
しかし、恋物語が願望であれば、
ねるねるねるねは現実だ。
その点においては、
恋物語とねるねるねるねは相容れないものなのだ。
夕焼けがきれいに見えるいつものお散歩道。
もう完全に日が沈み、空も黄昏色から濃い藍色になってきている。
寒くもなってきたが、私はまだ帰路につく気にはなれなかった。
一人の日は、久しぶりだなぁ。
今晩は、帰宅しても私一人。だから、夜のお散歩を始めようとしていた。
でも、帰宅しても一人だと再認識した途端、心が寒くなってきた。
おかしいな。一人でいるときって、こんなに寒かったっけ。
この私が、寒いと感じるなんて。
あんなに寒さには平気だった私が。
寒さなんて気のせいなんて言っていた、かつての私が今の私を見たら何て言うかな。
・・きっと、何も言わないだろう。
呆れて言葉が出ないか、赤の他人を見るように、全く眼中にないだろうな。
別の表現をするなら、信じないだろう。
そして、そんなかつての私なら、
こんな寂しさという心の寒さを知ることはなく、同時に愛のぬくもりと幸せを知ることもなかったのだろう。
私が初めて彼への想いを自覚した時、私は罪悪感でいっぱいだった。
誰かを好きになることは、その誰かを傷つけて不幸にすることだと思っていた。
そう思っていたのは、私に想いを寄せてきた相手が私のことを傷つけて、脅して怖がらせ、嫌悪感を抱かせる行動をしてきたからだ。
私と相手だけのことだったならまだしも、家族や友人にも波及し、金銭的犯罪や性犯罪的な不祥事にまで発展してしまった。
私は、全て自分が悪いと思った。
傷つけられたのも、怖い思いをしたのも、犯罪的不祥事にまで発展してしまったのも、私の人間としての技量や人間としての精神力が足りないからだと思った。
それからはひたすら努力を積み重ねた。とにかく今のままではダメなんだと、自分にムチを打ち続けた。でも、どこまでやればいいのかわからなかった。ただ努力をやめることが怖くて、ムチを打つのを止めるのが怖くて・・また、何か起こっても努力はしているという言い訳を失いたくなくて。その思いで、心身共にすり減らし続けていた。
だから、私の彼への想いを認めてしまったら、彼を傷つけてしまう。
不幸にしてしまう。
私は誰かを幸せになんて絶対にできない。本当に相手を大切に想うのなら、私は一人で生きていくべき人間なんだ。
一人で生きていくためには、一人で何でもできる人間にならないと。頼りになる人がいても頼ってはいけない。いずれ私は一人になる。なら、最初から一人になってしまえばいい。
彼は私とは別の世界にいるんだ。
より成果を得るため、食事や睡眠も削り始めた。だけど、その生きるための行為を減らしたことにより、私の体はいよいよ踏ん張りがきかなくなってしまい病院へ送られた。
結果、いくつか病気が見つかり、体の機能もずいぶんと低下してしまった。
夜のお散歩を始めた私の元に、彼から電話がかかってきた。
–––もしもし?今は何してた?–––
あっ・・お風呂に入ろうかなって。
と、夜のお散歩をしていると言ったら心配させると思い、嘘をついた。
–––そっか。なら、今すぐ家に帰れよ。少なくとも、いつも通りの時間には寝られるようにな。まだまだ夜は寒いんだから。–––
どうやら、夜のお散歩をしていたのがバレていたようだ。
どうしてわかったのかときいた。
–––君が一人になった時の行動はだいたい想像がつく。特に夜は、君の心の傷が出てきやすいからな。その痛みを感じたくなくて、良からぬことをしがちだ。今だって、気持ちが沈んでたような声がしたぞ。–––
私は返す言葉がなかった。
そして返事がないことは、彼の言葉が当たっていることを表していることになる。
–––オレが帰った時元気でなくてもいいから、君におかえりって、迎えてもらいたいからさ。せめて・・ちゃんと生きててくれよ。–––
軽く言っているように装っているけれど、その言葉の深いところには、真摯な願いがあるように感じた。
ねえ・・あなたは私と一緒にいて後悔してない?私に想われてて不幸になってない?
無意識に口から
ありのままのの気持ちが溢れていた。
その答えは聞きたいようで、聞きたくない。だけど、取り消す言葉は喉の奥に引っかかって出てこなかった。
彼は一拍おいてから
懐かしむような声で答えた。
–––そういえば、君は最初のうちは無視するわけではなかったけれど、オレが関わろうとするとすぐ心を固くして閉じこもってたよな。
口調は優しいし丁寧だけど、常にどこかで警戒して隠れている敵を探しているような感じで常に心の距離を取られてたなぁ。
あの時は、正直ちょっと嫌だった。
君に対して悪いことをしたつもりはないのに、オレの何に警戒しているのかもわからなかったから、なおさら。ずっと一方的に警戒されててさ。
でも、今ならわかる。
あれはオレを大切に想うからこその、あの時の君なりの思いやりの行動だったんだって。君は自分と一緒にいる人が不幸になるって思っている。だからあえて自分から距離を置いてたんだよな。–––
彼はフゥと、一息をついた。
そして、優しい声で続ける。
–––そういう行動を続けられるくらいの君の一途さっていうか、誠実さっていうか、強い信念は、オレはすごいと思う。その強い信念はそれだけ強くて優しい愛だとも感じるんだ。
オレはそんな君に想われて、一緒にいられて・・ずっとこうしていたいって思うくらいに、幸せだよ。–––
そっか・・そう、なんだ。
あたたかい涙が一筋、頬を流れた。
きっと、電話で顔が見えなくても、彼には私がどんな表情なのかわかっているのだろう。私も彼が電話の向こうで、優しく笑っているのがわかるのだから。
–––あのさ・・
君にとって、オレはどうなんだ?
君はオレといて、後悔したり不幸になったりしてないか?–––
珍しく不安そうな、弱い声だ。
やわらかくてもろい普段は隠れている心の深いところから、溢れてきたような思いやりと優しさを感じる声だった。
私は、その言葉を
大切に受け止めるつもりで答えた。
あなたのその大きな心は、私は最初、別世界の存在だと感じるほどに、とても遠くて尊くて手を伸ばしたいけど伸ばすだけおこがましいって思うくらいにあたたかく輝いていた。
その輝きには、ずっとそのまま美しく輝き続けてほしいって思った。
でも、ある時気づいたの。私はその輝きとぬくもりが満ちている世界に、行きたいって望んでいることに。
まるで、今まで読んだことのない物語の本を手に取りたいって思っているように。その物語は私に読める字で書いてあるのかとか、私が触るだけで燃えてしまわないかって不安もあった。だけど、私はその物語の世界が本当に求めていたものだったんだって思うの。その物語は、私の心にあなたと同じような光を与えてくれるから。
その光はとても安心するの。
そして、今はこう望んでるの。
このあたたかい愛と光の物語をあなたと一緒にこれからも作っていきたいって。
少し遠回しな台詞になってしまったかなと思いつつ、彼の言葉を待っていた。
彼は数秒後に、
ありがとう。と言ってくれた。
–––じゃあ、早く帰れよ。その物語の続きは君がいないと作れないんだから。–––
ふふっ。わかったよ。あなたもなるべく早く帰ってきてね。あっ、お土産に甘いものでもあったら、作業が進むと思うよ。
–––君が今すぐ帰るって約束したら、オレも買って帰るって約束する。–––
わかった。約束だからね。
すっかり暗くなってしまった帰路を急ぐ。
しかし、寒くなっていた心はいつのまにか
すっかりあたたかくなっていた。
きっと、明日からも作られていく恋物語は、この心のようにあたたかく輝いていることだろう。
「恋物語」
お付き合いをして初めてのクリスマス
彼氏と出かけたときに、欲しいものを聞かれたが正直に「フライパンくらいしかない」と伝えた
彼の方からは良いフライパンを3つ贈って貰い、料理が快適!嬉しい!
そんな話を幼馴染から聞いた私
「良かったね。でも次から返答に困ったらネックレスって言いなね。ちょっといいネックレスは自分じゃなかなか買わないけど、3つくらいあっても困らないからね。フライパンって多分初めてのクリスマスで買ってもらうプレゼントじゃないよ。3年目以降くらいのやつだよ」
そうお節介な事を言いながらも、彼女らしくて良いクリスマスだったんだろうなと思いを馳せた
⋆⸜♱⸝⋆
その横顔,髪型,声,仕草,口調,君の全てがとても愛おしかった。
僕は君のことで頭がいっぱいなのに君はまるで僕がいない人かのようなことばかりする。写真まで撮ってるのに目線するこっちにくれない。他の人には話しかけるのに僕には話しかけてくれない,きっと恥ずかしがってるだけだよね,
だから僕はある日君から話しかけやすい状況を作ることにしたいつもの僕の帰る場所ではなく他の場所に向かった,まだ君はいなかった,早く来ないかなずっと待ってる。
そして十数分後やっと君が帰ってきた、僕がドアまで走って駆け寄ると君は僕のことを見るなり絶叫して走ってまたどこかに行ってしまった。僕は急いで君を追いかけた。
「待って!なんで逃げるんだい?」
「嫌っ!来ないで!」
君が走っていったその場所とは交番だった,君の慌てた様子を見た警察官は慌てて僕と君との距離を作った、なぜ?
「不法侵入者です!助けてください!私はこんな人知らない!怖い!」
202405.19【恋物語】
「恋物語」
始まらなければ終わることはない、
そう思って抱えた爆弾は、
いつ不発弾になるだろう。
『恋物語』
おばあちゃんには推しがいる。
「この前デビュー20周年コンサートに行ってきてね、それが最前列だったのよぉ。お友達と一緒にきゃあきゃあ騒いで、これで長生きできるわねぇなんて言っちゃってねぇ」
もともと演歌が好きだったおばあちゃんはある日彗星のように現れた若手演歌歌手に心奪われる。おばあちゃん齢60の頃であった。
おばあちゃんの推し活動を見守っていたおじいちゃんはその演歌歌手に興味はなかったけれど、いい歌を唄う奴だと認めてはいたようだ。そんなおじいちゃんはデビュー20周年を見届ける前にこの世を去っている。先立たれて気落ちしていたおばあちゃんは推しのおかげで立ち直ったと言っても過言ではない。
「おじいちゃんがいなくなった年は悲しくてしかたなかったわねぇ。だからかしら、喪が明けてからのコンサートはそりゃもう骨身に染み渡ったのよぉ」
喪中の年を除いた19年、毎年欠かさずコンサートに足を運ぶおばあちゃんは齢80とは思えないほど若くてかわいらしい。
「最近思うのよ。私あの人に恋させてもらってるって」
20年に渡るおばあちゃんの恋物語はこれからも続いていく。
「この前コンサート会場でうちわ振ってる人見かけたの!私も真似してみようかしらねぇ」
大谷の グリコポーズ 愉快だね
でかしたぞ 5月17日 大谷デー
修学旅行で芽生える恋はどこまで続く
リュックサックと愛おもい
ご来店ありがとうございます。
本日はどのような物語をお求めですか?
恋物語ですね。
こちら種類が豊富ですので
ゆっくり時間をかけて選んでください。
昔の恋物語
今の恋物語
未来の恋物語
報われないバットエンドに
当人だけが幸せを感じるメリーバッドエンド
幸せいっぱいのハッピーエンド
恋物語なんて人の数ほどあるので
ぜひ手に取ってご覧下さい。
これは全世界の人間の記憶が
本になる世界線
─────『恋物語』
【君のそばで】
僕は初めて、全てを君に捧げてもいいと思った
そんな台詞は安っぽいかな?
相変わらず君ははにかみながらその顔を見せるだけだった。
でも、それでいいんだ。
いや、それがいいんだ。
晴天も
曇天も
豪雨も
豪雪も
君といたら何か特別に感じられた。
春の暖かい風も
夏の冷たい水も
秋の綺麗な山も
冬の積もった雪も
なんて事ないその全てが真新しく思えた
もしかしたら僕達の関係にケチをつける輩がいるかもしれない。
でもね、2人ならきっと。きっと乗り越えられるよ
これは恋だなんて一方的なものじゃない。
2人の、本当の愛だ
だって!
今日やっと!
僕のことを認知してくれたんだから!
『お題:恋物語』
俺の名前はG太郎。どういうわけか高校生だ。
いよいよ人生に飽きて、校舎の屋上から身を投げようかなどと適当なことを考え、実際に屋上で考え事に耽っていたところに、今年からのクラスメイトのF田が声をかけてきた。
「おいG太郎、百物語やろうぜ」
「ああ、F田か。今そんな気分じゃ…ん、百?」
「そう! 百物語やろう!」
「夕暮れの屋上でやるのは世界観が意味不明じゃないか?」
「しかもコイバナ縛りで!」
「話聞けよ。お前、百物語って知ってる?」
百物語ってのは複数人で暗室で行う耐久レース形式の怪談話大会…だった気がする。蝋燭を百本灯して、一つ怪談話を終えるごとに吹き消していき、百個の灯りがすべて消える時に本物のモノノケや怪現象が現れるだとか何だとか。
つまりF田と二人でその百物語を行うとなると、少なくとも五十個ほど、怪談話のストックがいるし、そもそも恋バナで縛るのが趣旨にまったく沿ってないことが前提としておかしい。
「G太郎、俺にコイバナを語らせろ」
「百物語形式で? 五十個も?」
F田、恋愛経験豊富すぎない? 恋の中に愛がなさそうですっごく怖いんだけど。
F田に気押されそうになってると、奴はカバンからなにやら白い棒状のものを二本取り出した。
蝋燭だ。
F田は俺にそのうちの一本を握らせ、先端にカバンの中に入れて持ち運ぶには危険そうな点火棒で火をつけ、自分の手元の蝋燭にも同じ手順を再度行った。
「では、始めるぞG太郎」
「参加するなんて一言も言ってないけどな」
夕日が色白な校舎を茜色に包み込む時間、誰もいないような寂れた屋上で、ラブ百物語が幕を開けてしまった。
「エントリーナンバー1、F田。いきまーす」
そこからF田は渾身のコイバナを始めた。
『怖い』から一文字抜くと『恋』になるのは何となく面白いけど、F田の話は面白いとは言い難いものだった。
「いやぁ、実は俺の家は古き良き日本家屋でして、中庭なんてものがあるんですよ。そして、婆やがその中庭にある池で魚を飼っていまして。エサを近づけると…なんと水面から顔を覗かせ、パクパクと口を…口を開くのです! 俺は恐る恐る手を差し出して、パンのかけらをその中に放り込んで…錦鯉、デカいからビビったのですわ」
そう言ってF田は蝋燭を吹き消した。
…あれ、オチは?
「いやー、今のは濃い話だった」
いや、薄いだろ。ペラペラだっただろ確実に。
しかし、そこであることに気づいた。
F田の言っていた「コイバナ」。
てっきり『恋』に関するトークをしてくれるのかと思いきや、自身曰く内容の『濃い』、『鯉』のお話だった。『鯉物語』、とでも言えば良いのか。
無理やり感が半端ないけど、こればっかりは先入観で決めつけていた俺にも非がある。
ただ、一つだけ百物語らしく恐ろしかったのは。
F田はこの後に、薄っぺらい『鯉バナ』のストックが四十九個あるという事実だ。
なんか、人生に対する飽きに拍車をかけられた感じがして、何となくどうでも良くなってきた。
しばらく魚料理は食べたくないかな。そう思えるF田トークであった。
16才。高校の入学式で初めて君をみた。遠くにいても君に気付いて目で追う、そんな自分に気付く。君の仕草、声、笑顔から目がはなせない初夏。
17才。同じクラスになった。私の後ろの席から、君が私の肩をトントンと軽いリズムで叩いて「ねぇねぇ、あのさ」と話しかける。同じリズムで私の心臓も跳ねた。ときめきが止まらない。
君からの告白にうなずいた秋。
18才。 初めて手をつなぎ、初めてくすぐったいキスをし、初めて君の体の温もりと熱を知った。
たくさん話し、たくさん笑った。
けれど、君と私の見ている未来が違うことを知った冬。
そして卒業式。
別れの痛みとともに私の恋も終わった。
早春の青空と君の第2ボタンを残して。
お題「恋物語」
紡ぐ運命の糸、響きあう。
愛の果てにある夢物語を信じて、私たちは恋をしているんだ。
その恋は、まやかしなんかじゃない。
『恋物語』
かつて私にもあった
今は遠い思い出
恋物語…
ありふれた時が輝く ふたりなら
長い映画も傘の下でも