『怖がり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【怖がり】
何かが起きたわけではないんだ。
今日も今日とて僕の日常は至って平和そのもので。
正体を隠しているヒーローではないし、もちろん悪の組織に所属していたりもしない。
変わり映えのしない日常がいつもどおり過ぎていく。ほんの少しも変わらずに。
それがいいのか、悪いのかわからないけれど。
変化を求めていない僕はそれでいいはずなんだ…。
—終—
彼は怖がりで、どんな小さなことでもすぐにびっくりしてしまう。彼女は彼のそんな一面に惹かれ、彼を守ってあげたくなった。
ある日、二人は一緒に映画を見ることになった。彼は恐怖映画が苦手で、彼女はそれを知っていた。しかし、彼女は彼を守るために、彼と手を繋ぎながら映画を観ることに決めた。
映画が進むにつれ、彼は少しずつ怖がりである自分を忘れ、彼女との時間を楽しむことができた。そして、映画の終わりには、彼女から「一緒にいて楽しかった」と言われ、彼は初めて彼女の手を握って、彼女に恋をした。
以来、彼女は彼を守る存在として、彼を支えていく。彼は彼女の優しさに触れ、自分自身を少しずつ変えていく。そして、彼女との関係が深まるにつれ、彼は彼女に勇気をもらい、自分の怖がりを克服していくのだった。
怖がりの彼が、彼女との出会いをきっかけに勇気をもって成長していく愛の物語である。
『怖がり』
怖くて、すぐに逃げてしまいたい。
こんな臆病な自分が大嫌いだ。
自分が自分のことを一番許せない。
挑戦、経験、結束。
怖がらずに関われていたならば、
得られたものはきっといくらでもあった。
それでも私は動けなかった。
見ているだけで十分だからって言って、
曖昧ながらも笑い返してみちゃったりしてさ。
相手の顔色を伺っては言葉を選んで自分を消して、
相手の望んだ通りに従っておく。
そうすれば無駄に怒られることはないと知ったから。
一番精神的に辛い時なんかは、
友人相手ですら目を合わせるのが怖いけど。
怖がりは、私の処世術だった。
……
場面、状況、人、食事。
初めてのものは誰だって緊張する。
相対するそれが人ならば、自分と同じく経験を積んで今がある血の通った人間だと言える。
知識と経験は尊く、ネガティブの経験だって可能だ。
否、ネガティブからだって経験は得られるのだから、一概に悪とも言い切れまい。
これらは強かで怠惰な私の憧れから学んだことだ。
恐怖や警戒心といった感覚だって、元は生存率を上げるための本能的な仕組みなんでしょう。
現代においては不利に働くことはあれど、本来これは弱さではなかったはずなのだ。
今はまだ借りた言葉で武装して飛び込む日々だけど、
適切に勤勉に経験を積めば良い。
怖がりを打破する方法は、きっと見つかる。
怖がり
このお題で、お化け屋敷とコラボしている水族館に彼と行くことになったときの事を思い出しました。
髪の長い女のマネキンが複数並んでいる所を通る必要がある場面がありました。
怖がりの彼は先に行こうとしないので、私が前を行く羽目に。笑
(これって、1体だけ本物パターン?)と思いながら通りましたが、全部マネキンでした。
なーんだ。と思って後ろの彼に、全部偽物だったね笑と、言おうと振り返ると…
彼は後ろに居ませんでした。
怖くて遠くから私の様子を見て、確実に大丈夫だと分かってからついてくるつもりだったようです。
呆れましたが良い夫婦の思い出です笑
過去のことを未だに怖がり
自分の罪を過剰に怖がり
起きぬことを怖がり
何にでも怯える人
全ては自分の罪から生えるもの
自分の罪をどうやって駆除すればいいのか
根っこのように強く張り巡らされた罪はしぶとく
引っこ抜いたとて多少なりとも残りまた生える
怖がりとは要らぬことまで想像する
だから怖がりなのではないのか
ある男の子が友達同士で高層ホテルに泊まったんよ
その子達の部屋は100階やって、すごく眺めが良いわけ
夜ご飯は外に食べに行き、食べ終わって
部屋に戻るって時に、エレベーターが壊れとる
しょうがないから、腹ごなしも兼ねて階段で登ることに
その時1人が『ただ登っててもおもろないから
一階登るごとに1人が怖い話しよ』
って提案して、みんなそれに乗っかった
1階ずつ怖い話をしていき、ついに100階目
『最後は俺の話やな、これはほんまに怖いから
トラウマになるかもしれん、、覚悟してな』
『部屋の鍵 1階の受付に置いてきた』
PS、意味がわかったらおもろい話やな、
『怖がり』
サークルの旅行で立ち寄った宿で、近くに心霊スポットがあるらしいという話を小耳に挟んだ。男ばかりの5人中、盛り上がったのは3人。俺を含めて2人は絶対行かないという派閥に分かれた。
ノリが悪いだの、協調性がないだの、日和ってんじゃねぇだのと冗談交じりの悪口を言う3人をあしらい、部屋に戻る。
「あいつら迷惑掛けずに戻ってくるといいけど」
「そだね。生きて戻ってくるといいよね」
「その言い換え怖くない?」
「までも、そのときは自業自得ってやつだね」
残ったうちのもう一人は部屋飲みで買い込んだ缶チューハイを傾けながら聞いてくる。
「そいえば、君はなんで行かなかったの」
「うーん。行っても良いことなんもないし、」
俺も缶ビールに手を伸ばしてつまみもついでに取る。
「まぁ、俺がただの怖がりってのもあるかな」
照れ隠しに笑ってビールを傾ける。
「僕は行っても良いことない、って考えは賢いと思うよ」
缶チューハイを一気に飲み干した彼はため息交じりにゲップを吐くと、にわかに声の調子を低くした。酔っ払いの戯言として聞いてほしいんだけど、と前置きをして。
「今夜もし3人が戻ってこなくてもそれは君のせいじゃない。僕らは怖がりで、あの3人はそうじゃなかった。それだけだから」
酔っ払いにしては真剣味を帯びた話に笑うことはできず、わかったと頷いた。
日付を越えても3人が戻ってくることはなかった。
【そうぞうりょく】が豊かなほど怖がりになる。想像、イメージで止めておけばそれは実体化することはないのに創造、形にしそれを呼び出す。形にしなければ壊れるのを怖れることもないのに人も神も色んなものをつくり出す。怖いけどそれが楽しいから、まぁ好奇心だ。
怖がり
「お兄ちゃんいる?」
「居るからさっさとすませろ!!」
と俺はトイレのドア越しに叫ぶ
と俺は今弟のトイレに付き合っている
昼間テレビ画面に何の気なしに流れていた
心霊番組の幽霊スポット特集や
心霊写真特集をたまたま側に居た弟も
一緒に見てしまい今になって怯えて
しまい一人でトイレに行けなくなって
しまったからだ。
俺は弟とは正反対でそのての番組に夢中に
なっていたので怖がって居る弟に気付け無かった。
弟の怖がりの性格は、俺なりに熟知して
居たので遠ざける事も出来たのだが
気づいた時には、もう遅く弟は
完全に固まり隣のテレビが無い別の部屋に
逃げ込むと言う考えも思い浮かばず
ましてやテレビから視線を逸らすと言う
簡単な方法すら思い浮かばないらしく
番組が終わるまでテレビを凝視ししていた。
そうして今に至っているのだが.....
弟がもう一度トイレのドア越しに
心配そうに聞いて来る。
「お兄ちゃん居る?」
「だから居るからさっさとすませろって」
「お兄ちゃんが幽霊って事ないよね?」と
弟が唐突に馬鹿な事を聞いて来た。
「此処まで手を引いてトイレまで連れて来てやっただろう? 幽霊は生身の人間には触れないだろう?それが答えだ」
それを言うと弟は安心した様に
「そうだよねぇよかったあ~」と水を流した音と共にトイレから出て来た。
そうしてまた安心させる様に俺は弟の
手を引いて自分達の部屋に戻る為
暗い廊下を歩き始めた。
途中暗い廊下にぼわっと軽く仄かに薄く
火の玉みたいな物が俺と弟を取り巻いて
いたが それを弟に言うと今度はトイレに
行けなくなる所か眠れなくなるので
俺は静かに黙って弟を部屋へと連れて行った。....。
「ねえ平気なの。」
「私だって平気じゃない。でもやるしかないだろ。」
そりゃそうだけど。ああ情けない。
いい歳した男がこんな小さな虫に振り回されて、
大声あげて、女の子に頼って。
でも怖いよ。虫もだけど
君に情けない、って嫌われることが。
そんなこと気にするな。
男だ女だで役割を決めるべきじゃないし
出来るやつがやればいいだけだ。
そんなことであんたを嫌いになるわけないだろ。
でもすまない。
実は怖がっているあんたは可愛くて面白い、って
ちょっと思っているんだ。
怖がり
怖がりを言い換えると臆病になる
でも臆病って
他の人に気をつかえるし、
想像力があるんだよ
だから決して悪いことでは無い
怖がりなキミに、その提案はとても酷なことかもしれないね。
だけど、だからこそボクはキミに提案する。
キミが心から願うのであれば、ボクらはその気持ちに応えてあげることができるんだ」
だから、心配しないで。
ボクにその心を委ねてほしいんだ。
「怖がり」
怖がりで臆病ってのはなかなか難儀な性格だけど
そうだから見える世界もあるし、あっていいと思うのです
怖がりなキミ
「わっっっっ!!!」
「ビビリだもんね」
「もう〜〜!びっくりさせないでよ!」
「んふふ。かわいい」
「そういうの、いいからぁ……」
お化け屋敷やジェットコースターで泣いちゃう幼馴染。怖がりで臆病で泣き虫で。でも、慰めると「ありがとう。」そう言ってとびきりの笑顔を見せてくれる。本当は僕もお化け屋敷やジェットコースター怖かったよ。君と同じ怖がりだよ。
書けない。今は。
定義したり理屈を組み立てることをやめてみて、自分にしがらんでいるものの現況を掴もうとしているからだ。些細な枝分かれか、分水嶺か、霧に巻かれていることに気づいたから、ただ見つめてみる。
直感が何かを決めれば、また理屈っぽい思考回路がアクティブになるだろう。
私の目に映る『人』は恐ろしい姿をしている
おんなじ形をもっているようで
時として得体の知れない化物となる
私の言葉ひとつで笑みを消すあなたも
大切なあなたを自分のためなら
簡単に見捨ててしまう私も
わかりあえているようでなにもわかってない
あなたのこころが解らない
理解できないものはとても怖いのだ
小さい頃、心霊写真の特集番組を見てトイレに一人でいけずに親についてきてもらったことがある。それが続くたびに、親は夜中にそういった類いの番組を見ることを注意された。そんな私も大きくなってネットなどでやらせ行為などを知り安心して怖い番組をみれるようになった。それを通じて「怖がり」は人間が作り上げた感情なんだろうなと思った。
君と出会ってから、今のこの時間を失うのを恐れてしまうほど、僕は怖がりになったらしい。
怖がりな君。
2cm開いてる扉でさえ怖がっている。
そんな君を僕は面白がって沢山心霊スポットやお化け屋敷に連れて行った。
途中で帰りたいと泣き喚く君を引っ張って色々な場所に行った。
でも不思議なことに。
怖い所に何度も連れて行く僕のことは怖くないんだね。
ふと気づいて君に言ってみた。
君は言った。
「本当は心霊スポットとか、最早怖くて入り口にすら立てない位。
君が"怖い"を和らげてくれているのかもね。」
怖がりな君の表情を見るのが楽しいのに僕が怖いのを和らげじゃ意味ないじゃないか。
さて、次はどこに行こう?
これは僕と君が"怖い"を求めに行く冒険。