『怖がり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
昔読んだ安部公房の本に、次のように書かれていたと思う。
「幽霊が見えるから怖いのではなく、怖がるから幽霊が見えるのだという。」
また、現在では「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい」という説が優勢なようだ。
そう考えると、ねるねるねるねは、練ったから色が変わるというのが定説だが、これにも疑問が生じてくる。むしろ、色が変わるのが先で、練りたい気分というのは結果(色)から生じた錯覚に過ぎない可能性だってあるのだ。
(怖がり)
人とは目に見えないものを怖がるものである
怪奇現象...人はそれをお化け、幽霊という
ひとりでに物が動いたり、一人しかいないのに物音がしたり...
異常なことが起こると人は怖がるものである
私もよく体験するものである
物が勝手に落ちたり、オルゴールが勝手になったりと...
怖がりの人であれば泣き喚くかもしれない
しかし、怯えなくてもいいのでは無いだろうか
お客さんが来たと思えば少しでも気持ちが楽になると思う
良いお客さんであれば...だが
怖い怖い。一人は嫌だ!
だが、その訴えは虚しく、泡の様に消えてい恐怖心は増すばかり。
君は怖がりだね。僕は君のそばにいるよ? そう無邪気に言いながら頬ずりし、優しく抱きしめ、君は私を暗い倉庫から助けてくれた。
何も怖いのは無いのかと逆に私は問う。
君の居ない世界が怖いよと、暗く、寂しげな笑みを見せながら君はそう答えた。
自分はなんかされるとビビりで怖がりになってしまいます
その怖がりをなんとかしたいなと思ってるけど
全然変わらない
性格だから仕方ないよね
怖がりを少しでも強くなりたい
強く!強く!生きて
ずっと怖がってばかりじゃダメだ
なんとか前に進まないと、、
前に進まないといつまでも前に進まないよ
頑張って怖がりながらも進んでいこう!
自分はそう思ってる
あなたも怖がりながらも少しは頑張ろ
じゃないと中々進まないよ?
⌜怖がり⌟
臆病な人は
この世界に沢山いる
怖いものが多いってことは
今まで怖いことや辛いことを
経験してるってこと
経験してるからこそ
人の気持ちや苦しみを
分かってあげられるんだ
生きてるものが怖いんだと。壊してしまいそうで。
動物とか、人とか。全部。
実際、あの人は、それが出来るんだろうよ。
心の健康を守れるってことは、逆も出来るはずだろ?
それをやりたくないあの人は、優しいワケじゃない。
怖がりな君のそばにいてあげる。
どんな寒さでもぎゅっと抱きしめてあげる。
どんなおばけにも勇敢に立ち向かってみせる。
一人ぼっちには絶対にさせない。
といい切れる、そんな相手がほしい。
「怖がり」
君の寝息だけ聞こえてくる
そんな静かな夜が
明日も明後日も続くようにと
がらにもなく
神様に願ってみる
暗がりが怖い君
君には暗くて常人でも不安になるような場所をあげる。
高所が怖い君
君には高くてどんな人も震えあがるような場所をあげる。
狭いところが怖い君
君には……そうだねぇ、
狭すぎて息もできないような場所をあげる。
……え?なんでこんなことをするのかって?
怖がりな君が
大好きだから。
世の中はこんなに危ないものが多いんだ。
怖がりな君を愛せるのは
俺だけさ
半信半疑で生きるのは、
その距離が一番楽だから。
安心と引き換えに、
それ以外の全てを犠牲にして生きる私は、
臆病な卑怯者だ。
「怖がり」
昔のトラウマ、いつかできてしまった恐怖。
誰にでもあるんだ。なにも怖くない人はきっとこの世にはいない。
何かが怖いていうことは、ちっとも悪いこととは思わない。
怖がりを弱虫と勘違いしてはいけない。
『怖がり』
あなたは昔から怖がりだった。小さな頃はどこに行くにも私の後をついて回っていたっけ。少しの物音にもびくりと金の巻き毛を揺らして、震える睫毛から覗く青い瞳も揺れていた。あの頃は私の方が背が高くて、人見知りで怖がりなあなたをよく背に庇っていたわ。しがみついてくる細い腕が、まるで弟みたいで愛しかった。
いつしかあなたが私の背を追い越して、輝くような金の巻き毛は落ち着いたダークブロンドに変わって、人見知りもずいぶん治って、貴公子様なんて呼ばれるようになって。あなたはずいぶん遠くに行ってしまった。社交界でも中心に近い位置にいるあなたは、私の背で震えていた小さな少年とは違うのに、私の目はまだあなたを追ってしまう。あんなに立派な青年になって、それでもまだ私の前では臆病な少年みたいに気弱なまま。えへへと幼く笑うその顔を、知っているのは私だけ?他の人といると疲れるなんて言うあなたは、私の前で見せる怖がりが素の表情だっていうの?私を見つけるとパッと笑顔になるのは昔から変わらないのに、昔と違って私の胸はときめいてしまう。
叶わないとわかっている想いを捨てられなくなる前に、どうか私から離れて行ってほしい。思うばかりであなたを拒絶できない私の弱さに、あなたは甘えているのかしら。本当は犬も雷も怖くないのでしょう?いじめっ子だった彼らにも簡単に勝てるくらい強くなったのでしょう?気付かないフリをしていることも、あなたは知っているのかしら。猫を被るのが上手になったあなたの本心は、私にだってわからない。このまま行き遅れになってしまったら、誰が責任を取ってくれるのだろう。それでも私は、訪ねてくるあなたを笑顔で迎える他はないのでしょうね。私にだけ見せるあなたの弱さだなんて、甘美な蜜を捨てられないのだから。
暗闇を恐れ 明るみに憧れを
爪先が独りでに 誘う
怯えは 溶けて中和する
体に満ちる 優越感に
手を伸ばし始める
嗚呼 この世界で独りぼっち
手を引かれるままに
お題【怖がり】
タイトル【さぁおいで】
人と深く関わるのが怖いと思ってしまう。
傷つくのが怖いのかな?
けど一人は好きだけどほんとうの一人はイヤだ。
なんてわがままなんだろう…(笑)
自分は強く(笑顔で)いるつもりだけど心は寂しい。
いつか、素を見せれるようになったらなー
(ボヤキ)↑
題名【怖がり】
レコードの針とあなたと
私はレコードをかける。
華やかな音楽が流れ、憂鬱な夜がロマンチックなものに変わる。
いつの間にか、あなたが部屋にいた。
私の手を取り、ダンスへと誘導する。
私は踊れない。
それでも構わないと、あなたは私をリードする。
あなたはとても暖かい。
あなたの温もりを感じていると、つい足を踏んでしまった。
気にしないでくれ、とあなたは微笑む。
レコードの針のノイズ音がとても切ない。
曲が終わってしまうことが悲しい。
でも、いつまでも踊り続けることはできない。
曲が終わりに差し掛かる頃、私は踊るのをやめて、あなたの腕の中へと身体を預けた。
あなたは微笑んだ。
私は何度も何度もあなたの名前を呼んだ。
素敵な夜だった。
レコードは、もう鳴らない。
針は折れてしまっている。
道路の真ん中で私は横たわっていた。
頭から血だまりができている。
遠くから救急車のサイレンが聞こえてきた。
あなたが誘導してくれるのを、待っていた。
「怖がり」
子供のころに怖かったものが大人に
なるにつれてそうで無くなってくる
ちょっと寂しいかも
# 怖がり
くだらない自分語りです。完全に自己満足。
私は、昔から頭がいいと言われ続けていた。
こう言うと決まって自慢だと思われるが、別に自慢したいわけじゃない。ただの事実だ。人の少ない中学校だったから、どうせ一位は貴方でしょ、と言われた。大して勉強などしていないし努力と呼べるようなこともしていないのに、みんなは必要以上に誉めた。
高校に入って折れないでね。私が進学する高校を卒業した姉には繰り返しそう言われた。高校とは自分と同じようなレベルの人がたくさん集まる場所で、中学のように簡単に高得点が取れるテストにはなっていない。格段に授業のスピードも難易度も上がって、今まで頭がいいと言われていた人だと心が折れてしまうこともあるのだと。私はそれを聞いて、驕るのはやめようと思った。私は所詮井の中の蛙でしかなくて、大海に出れば荒波に揉まれ、すぐに溺れてしまう程度なんだと繰り返し言い聞かせた。
結果としては、そこは想像していたより優しい世界だった。他の人に比べてそこまで勉強していないのにある程度の点は取れた。成績もまあまあだった。上の下辺りを彷徨っていた。
ある時、バス通の私は登校直後に吐いた。貧血のような症状が出て、吐き気と下痢が急激に襲ってくるのだ。それまでも何度かあったことで、受験前などはひどかった。慢性的な胸焼けのような吐き気が続いて、何をする気も起きない。病院に行ってもなんともない。緊張や不安が高まった時に起こるから、ストレス性のものだろう。この日はテストの朝だった。
失敗するのが怖い。失敗して失望されるのが怖い。
いっそ、高校一発目で大失敗した方がよかった気すらした。中途半端にいい点を取ってしまったものだから、今後もそれを継続して取らなきゃいけないという強迫観念に縛られた。
流石は自称進学校、最近はずっと進路についてしつこいほどアピールしている。受験勉強にフライングはないとかなんとか、耳にタコだ。進路のことを考えると、胃の中に鉛を十キロ分ほど投げ込まれたような気分になる。学びたい学問も見つかっていなければ、もちろん大学だって決まっていない。
私はプライドが高いから、良い大学に入れと自分で自分を苦しめている気がする。それを「他人が自分を必要以上に褒めるから〜」とかここでつらつらと述べて、責任転嫁とプライドの保護、両方を叶えようとしている。
青臭い悩み。傲慢にも程がある。こんなこと書いてる暇あったらさっさと勉強しろ。
自分が一番わかってる。だから自己嫌悪になる。悩んでる自分が滑稽すぎてまた嫌になる。
何をどうしたら良いかわからない。
嫌われるのは怖い。失望されるのは怖い。プライドがめっちゃくちゃに壊されるのは怖い。
でも、悩みを笑い飛ばされるのはもっと怖い。だから、誰にも言えないままだ。
お題 『怖がり』
友人の代わりに死んでいたら、大切な物を失うことに怖がらずに済んだのに。
友達は怖がりだ。
すぐに泣く。
みんなはその子をからかう。
まだみんなは知らない。
その子は大人になって警察官になることを。
怖がりな君は
ひとりで眠れないと
私に泣きつくことはなくなった
怖がりな君は
私を守るなんて言うようになった
怖がりな君は
私がいなくても怖がらなくなった
怖がりじゃなくなった君には
私の存在は必要ないかもしれない
いつまでも怖がりなのは、私のほうだ
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「怖がり」2023. 3. 16