『快晴』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
朝ドラの 女弁護士 始まりだ
大谷よ 大変だけど 負けないで
空より
夜勤明けのまだ寒い朝方
外でタバコを吸っているといつもと景色が違って見えた
川の水が透き通っているように、桜が輝いているように見上げた空は快晴だ
自然と気分が上がる
快晴の朝方にタバコを吸う時間が私は好き
【快晴】
綺麗な緑の草原で(小さくて白い花が咲いているとなお良し)仰向けに寝転がって、快晴の空を見上げながら逝きたい。
そんな映画みたいな最期、実際には諸々の問題で難しいよねえ。
「快晴」
散り行く桜を見送るような青
また来年 此処でお会いしましょう
私は葉桜 しぶとく次の春を待つ
可哀想な自分は、花びらと共に昨日川に流した
堀に沿った並木道 其々の桜が ぞろぞろ店仕舞い
並木道が連なるこの川は 更に先まで街を横断し
田んぼに畑に水を与え 海へと続く
海を思い 春を思う
生まれ故郷の 海沿いの町も多分 今日は快晴
私は葉桜 しぶとく次の春を待つ
テーマ【快晴】
青い空が大好きなんだろうなぁ…
そう思わせる鳥がいる
それは雲雀
ほら、今だって
うれしくてたまらないみたいに
飛び上がっていくじゃないか!
今日は快晴
お出かけ日和
みんなが笑顔になる日
街中はとても賑やかでたくさんの人がいる
今日は笑顔になれる日だから私も笑顔をつくる
けど私の周りの人は笑っていない
周りにあるのは今にも泣き出しそうだったり苦痛で歪んでいる
それでも笑顔は崩さない
私のポリシーに反するからね!
○月✕日日曜日午後3時
△市□町の商店街で通り魔が起きた
犯人は終始笑顔で警察に取り押さえられるまで現場に笑顔でいたそうだ
犠牲者は10人以上に上り休日の昼を恐怖のどん底に陥れた
犯人はボブヘアーでセーラー服に返り血を浴び、手を真っ赤に染めた少女だったそうだ
いやはや、花粉やら黄砂やらもあるし
気温も上がって熱中症の危険性もあるとはいえ、ね。
この雲一つ無い青空には
元気をいつも貰えるんだ。
今日こそは、と体を奮い立たせた。
僕に迷ってる時間なんてないぞ。
「お、お帰り〜。その顔、今回も振られ」
「言うなボケカス」
お題「快晴」
雲ひとつない空に、白い直線が描かれる。
誰もいない川べりに座り見上げていると、校庭のグラウンドに石灰で白線を描いていた小学生の頃を思い出した。あれはラインパウダーと言うらしい。今は石灰ではない別のものを使っていると、何かで読んだ。
あの頃は夢を信じ、頑張ればいつかは報われるという教師の言葉を疑いもなく信じていた。
社会に出て、努力だけではどうにもならない事があることを思い知らされた。
飛行機がもう一機、空を横切る。
真っ青な空が白い線で切り分けられていく。
「·····」
小さく切り分けられた空は、そのまま剥がれ落ちてしまうのではないかと変な想像をしてしまう。
剥がれ落ち、めくれた空の向こうには真っ黒な夜が口を開けていて、いつかそこから〝よくないもの〟が溢れ出してくる気がする。
誰もいない川べりで立ち上がる。
ゆっくりと川面に近づいていく。
空を見ながら、一歩ずつ。
小さく切り裂かれた空は、幼かった頃の私だ。
夢も、努力も、塗り潰された私には、この青が眩しくて目に痛い。
もっと飛行機が飛べばいい。もっと空を切り裂いて、割れたガラスのように粉々に飛び散らせればいい。
そして溢れ出した〝よくないもの〟に、全て飲み込まれてしまえ。
END
「快晴」
快晴
初めてだよ。この気持ちは…
貴方と出会ってから世界は変わった。
私の心はずっと傘を差していた。
でも今は、空も心も光り輝いている。
貴方は私にとって「太陽」なんだよ。
いつか私も、貴方にとっての「太陽」になれたらいいな。
私の心は雲一つなく、澄み渡っている。
お題 快晴
快晴
「あら、彩陽ちゃん。今日はいいお日和だこと。」
シーツを取り込むために外に出ると、お隣の日和田さんが声をかけてきた。ひとり暮らしの日和田さん、やけに晴れやかな顔をしているな。
「こんにちは。今日は誰か来るんですか?」
「あらあ、目のつけどころがいいわね。うちの娘がね孫息子と娘を連れてくるのよ。だから張り切っちゃって。」
「そうなんですか。」
「えぇ。もう、ほんっと、雨空も快晴だわ!」
ぺこりとお辞儀をしてシーツを取り込み、縁側に座ってタオルや雑巾をたたむ。日和田さんによると、日和田さんは旦那さんとのあいだにひとりも子どもができず、養女を迎えたということだ。つまり、その「娘」は「義娘」であるということ。まあ、あのお優しい日和田さんは子どもだったらなんでもいいというわけだろう。日和田さんの旦那さんが不倫をして、自分よりずっと年下の女性と同棲を始めても何も言わず、旦那さんが出て行くというまですべての世話をするくらいの忍耐力があるような人に、あんな旦那さんはもったいないと思う。
「あのー、日和田さん、息子さんの方は?」
日和田さんの旦那さんとその不倫相手のあいだにはひとり息子が存在する。
キラキラと輝く街が僕は好きだった。いつも雨が降った次の日、濡れた草木が
日光に照らされて輝いている。そう僕は『大雨』の日の次の日の『快晴が』大好きだ
今日のあなたは
きっとご機嫌ね
こんなに天気が良いのだもの
下界もはっきりと
見えることでしょう
青空を見上げてあなたを想う
わたしの姿は
もう見つけたかしら?
降水確率は0%
陽射しの温かさに包まれて
今日はわたしも
笑顔の一日になる予感
# 快晴
君の心は曇り空
雨が降りそうな曇天
そんな人々の心を、快晴にする者がおりました
泣き出す人
苦しむ人
辛い人
そんな人々のところに、いつのまにかやってきて
たちまち心晴れ渡らせる
その人の名前は、快い晴れと書いて「快晴」
快晴がしてくれる心の天気、人々は『快晴』とよんだ
そして現代
泣く人辛い人苦しい人
溢れかえるこの世界で
みんなが支え合って、寄り添いあって
みんなの心が『快晴』になる
-----そんな時が、来るのかな
空を見上げる。
雲ひとつない真っ青の空。
僕はコンビニ弁当を片手に、ベンチに腰かけていた。
10分前に昼休みに入り、やっと見つけた1人になれる場所。
昼休みは残り20分。
本当は定食屋にでも行こうかと思ったのだが、とても混んでいて、並ぶのを諦めたのだ。
コンビニに寄り、会社に戻った僕はこのベンチを見つけた。
澄み渡る青さが気持ちいい。
会社の裏ということもあり、静かで落ち着く。
コンビニ弁当を開け、手を合わせ、小さな声で「いただきます」と言う。
今日も幕の内弁当にした。
卵焼きから食べるのが僕の食べ方。
うん、いつも通り、美味しい。
しばらく食べていると、誰か来た。
同じ部署の部下だった。
彼は不器用で、仕事も遅い。
その分、丁寧なやつだった。
彼は向かいのベンチに座った。
彼も昼ご飯を食べにきたようだった。
僕が食べ終わり、立ち去ろうとすると、彼は僕に話しかけた。
「あの」
「ん?」
「相談があるんですけど…」
彼は僕が1人になるのを待っていたらしい。
ポツリポツリと彼は話し始めた。
この青く澄み切った空に似つかわしくない、とても大きな悩みを。
「快晴」
曇りひとつない綺麗な青空。
休日にどこかへ出かけるならピッタリの天気である。
「「…」」
そう思う人が多ければ多いほど道路は渋滞する。
車のハンドルを握る手が無意識にイラつきを現す。
高速道路とは何だったのかという程の渋滞のど真ん中にいるのである。
「これ、下道で行った方がはやくないか…?」
「そうだよね…次で降りようか」
4/11「快晴」
快晴!
すっきりと晴れた気持ちのいい空は、どこまでも続いていそうだし、僕はどこへでも歩いて行けそうだった。小鳥は盛んにさえずり、暖かい風が心地よい。旅立ちにはこれ以上なくぴったりの日だ。
さあ、世界を救いに行こう。
(所要時間:3分)
4/10「遠くの空へ」
悲しいのは、哀れに思っているからかも知れない。多くの場合、多分、その対象は自分。
泣いている場合じゃないのがわかっていれば、泣かないはずだ。でも涙があふれてぼろぼろと頬を伝う。前向きになんてなりたくない。
30分ほど泣いただろうか。少し落ち着いた。
立ち上がる。そろそろ、手放してもいい頃だ。
涙をぬぐい、窓を開ける。そして、この悲しみを―――遠くの空へ、投げた。
(所要時間:5分)
4/9「言葉にできない」
あなたへの気持ちは、言葉にできない。
嫌悪。呆れ。侮蔑。悲しみ。反感。憎しみ。
それでも今、私は言おう。
「今まで育ててくれて、ありがとうございました」
父は、微かに笑ったようだった。
(所要時間:4分)
快晴…
快晴に雲を並べて教えたい
美しさと悲しさは似てる
【快晴】
今日は雲ひとつない快晴だ、そんな日には土手を歩いて、のんびりしようかな。
風呂から上がってリビングへ戻ると、不意に台所から物音が聞こえてきた。
気になって様子を伺えば、そこには部屋に戻ったはずの息子が居て、いそいそと何か作っているのが目に留まる。
「あれ、夕飯は終わったのに。どうしたんだ?」
問いかければ手の動きはそのままに、声だけで息子が「ああ」と返事をした。
「明日部活で弁当が要るんだよ。早起きしても良いけれど、時間なくなっても困るから、今から準備」
「へー。部活」
一歩引いたところまで近付いて、邪魔にならないように息子の手元を覗き見る。
ウインナーに人参、玉ねぎにピーマン。奥にある黄色いのはパプリカか?
俺がじろじろと見ている間にも、リズミカルな音と共に次々と具材が刻まれていく。
上手いもんだなあ。包丁さばきといい、手際も良いし。本当、器用なところは嫁さん譲り。俺に似なくて良かったわ。
「何作ってんの? チャーハン?」
「んー。そうしようとも思ったんだけど、ちょっと変更して、オムライスっぽいピラフもどき」
「オムライス? っぽいピラフもどき?」
駄目だ。息子の言っていることが分からない。戸惑う俺を置き去りにして、フライパンを取り出した息子は着々と炒め物の準備に取りかかる。
「コンソメとバターで味付けしてさ。塩コショウも勿論するけど。それで卵焼き被せたら、具沢山のバターライスオムライスにならないかなあ、と思って。半分実験だよ」
「へえー」
要するに、創作料理ってことか。実験と言いながらも迷いなくどんどん調理を進めていく様子を見るに、頭の中では完成した味のイメージが出来上がっているのだろう。まったく、我が息子ながらに大したものだ。
「それにしても凝ったことするなあ。随分気合いが入った弁当じゃん」
「まあ、食べるの俺じゃないし」
「うん?」
「桜が咲いて天気も良いじゃん。だから料理部の皆で花見かピクニックに行こうって話になって、明日の日曜日出掛けるんだよ。ペアの人と弁当交換して食べることになったから、まあそれなりのもの作ってかないとさ」
「あ~。なるほど」
道理で。普段買って来ないようなパプリカまで持ち出していて妙だと思った。張り切ったことをしていたのはそういう訳か。
合点がいった俺はにやりと笑う。
「ははあ。さてはおまえ、その交換する相手ってのはあの部長さんだな?」
「なっ! 何だよ急に! 」
明らかに動揺した息子が勢い良く振り返り、フライ返しで俺を牽制した。
「てか、何。何で部長のこと覚えてるんだよ!」
早口で捲し立てる息子の顔はトマトのように赤く、必死に誤魔化しても俺の予想が図星であることはばればれだった。
そりゃあ、覚えるでしょうよ。
去る二月のバレンタイン。
「部活で菓子を作るから持って帰る」
息子にそう予告されて、正直な俺はそれを楽しみに仕事を早く切り上げて帰宅したのだ。
それなのに、いざ帰ってみると件のチョコ菓子の用意はなく。
訳を聞けば、失恋した部長さんを慰めるため、俺宛てのお菓子はあげてしまったと言うじゃないか。
そんな甘酸っぱい青春のエピソードを聞かされて、息子の交友関係を記憶しない親がどこに居ようか。いいや居ないね!
慌てる息子の様子が可笑しくて、調子に乗った俺はからかい続ける。
「オムライスかあ。いいなあ。やっぱり、ケチャップで可愛くハート描いたりすんの? 俺も手伝おうか?」
「うっさい、馬鹿親父! 卵は心配だから焼くのは明日だし! 出番なんてないから、邪魔するならあっち行けよ。焦げたら、親父のせいだからな!」
「あっはっは! 分かったよ、ごめんって」
トマトどころかゆでダコとなった息子に追い立てられ、早々にリビングへと退散する。去り際に、冷蔵庫からビールを持ち出すことも忘れない。
ああ面白い。あんなに慌てる息子は初めて見たな。
突如女の子ばかりの料理部に入ると聞いたときは心底驚いたが、親が心配することなど何もなかったようだ。
きっかけは部長さんかもしれない。
けれどもこうして部活を続け、楽しそうに準備をしている様子を見るからに、おそらく今はそればかりでも無いのだろう。きっと他の部員とも仲良くやれているに違いない。
独り納得してビールを一口ごくりとあおる。ああ美味い。
それにしても、よっぽどその部長さんが好きなんだなあ。
息子には悪いが、先程のリアクションを思い返しては思い出し笑いが込み上げてくる。
まったく初々しくて、見ているこちらまで照れてしまう。青春って良いわ~。
ソファーに腰かけ、テレビの電源を入れると、丁度お天気お姉さんが明日の予報を伝えていた。
雲一つない快晴。絶好の行楽日和。
これなら明日の花見も問題なさそうだ。
「おーい! 明日の天気は晴れだって。良かったな!」
台所に居る息子に向かって呼びかける。
だがしかし。残念なことに、応える声は返って来ない。
おっといけない。これはからかいが過ぎたかな?
「親父」
今更ながらに反省し、早くも酔いが覚め出したとき。息子がひょっこりリビングに顔を出した。その表情はちょっと固い。
まずい、やっぱり怒っているのか。心当たりがあるだけに、ついつい構えて背筋も伸びる。
けれども、俺の予想は杞憂に終わる。
仏頂面のまま息子はこう告げたのだ。
「オムライス、親父の分もあるからな。家に居るなら、明日温めて食べろよ」
「え? ――えっマジで! あ、ありがとう!」
「はいはい」
言うだけ言って、息子はリビングからさっさと出て行ってしまう。
慌ててその背中を追いかけて、「ごめんな、ありがとう!」と伝えると、息子は一言「大袈裟だな」と、くしゃっと笑い、踵を返して戻って行った。
馬鹿な親父で申し訳ない。からかったりしてすまなかった。
普段は無愛想な息子だけれど、優しい子に育ってくれて、ありがとう。
翌朝。
遅がけに起きれば、息子は出掛けた後でもう居らず。
冷蔵庫を確認すると、昨日の話に違わず、ラップに包まれたオムライスが一皿入っていた。
添えられた、『ハートは自分で描けよ』のメモ書きに、思わず朝から声を出して笑ってしまった。
折角用意してくれたご馳走だ。昼まで待たず、早速朝ごはんに食べてしまおうか。
電子レンジにセットして待つ間、窓越しに外の様子を見る。空は予報通りの晴れ模様。日差しも輝いて気持ちが良い。
息子はもう皆と合流した頃だろうか。
「楽しんで来いよ~」
誰も居ない部屋で願うように独り呟く。それに相槌を打つかのようにして、電子レンジが「ピー」と鳴って俺を呼んだ。
中から取り出して、ラップを外す。
少し迷った後。冷蔵庫に戻ってケチャップを取り出し、ハートを描いて写真を撮った。
そうして『頂きます』のメッセージを添えて息子へと送信する。
さて、どんな反応が返ってくるだろうか。
「よーし。じゃあ、頂きます!」
今日も一日、良い一日となりますように。
(2024/04/13 title:023 快晴)
“快晴”
君を初めて見かけた時
目が離せないぐらいドキドキした
突然の雨に雨宿りをしていたね
君と2回目に会ったのは
新しいクラス発表の日
名前も知らなかった君が教室に入ってきた
その時初めて名前を知った
それから君だけを見ていた
毎朝の”おはよう“さえ言えず
声をかける勇気が持てなくて
いつも曇り空の僕の心
いつか言えるかな?
快晴の青空の下で
まずは“おはよう”の一言を