『快晴』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『快晴』
天を埋め尽くす明日の色
今日が僕にとって最後であるように
おまえも一緒に祈っておくれ
端から侵食する昨日の世界は
誰かが置いていったものだから
何もない
何もないよ
よかったね。
今日も快晴!!
昼休み終わり…
後半日!!
がんばります!!
心も快晴!!
今日は週末金曜日
仕事終われば…
今夜こそ逢えるかもしれない…
恋こがれて…愛おしい…あの人に…
勇気を持ってあの場所へ
あなたにただ逢いたいから…
いけないことですか?
逢いたいから
ただ…その思いを…
あなたに…
逢いた
《昨日と打って変わり 本日、東京は快晴となりました
この時期の快晴って 黄砂とか
花粉とか 色々気になりませんか?
花粉症の方、辛い時期ですね》
朝から 軽快な音楽と共に ラジオパーソナリティの声に癒されている
このラジオを聴く様になって
もう2年程経つ
「今日もいい声だね」
僕の声など彼女に届かない事は理解した上で 話しかける
《 ここで おハガキを紹介します
… ペンネーム 君の声が好き さんから頂きました…》
あぁ、僕だ!
僕の出したハガキが採用されたんだ
嬉しい 朝から 幸せな気分に包まれる
空は快晴 彼女はいい声
明日もこんな一日を過ごしたい
…
朝、目が覚めてカーテンを開けると 外は雨が降っている…
《昨日と打って変わり 本日、東京は快晴となりました
この時期の快晴って 黄砂とか
花粉とか 色々気になりませんか?
花粉症の方、辛い時期ですね》
朝から 軽快な音楽と共に ラジオパーソナリティの声に癒されている
このラジオを聴く様になって
もう2年程経つ…
いや、5年かな…
「毎朝、聞いているけれど
やっぱり 今日もいい声だ」
明日も 君はいい声だろうか?
#快晴
空は晴れ渡っている
だが何かがスッキリとしない
これは何なのだろう
紫外線が強くなったせいだろうか?
そうならば肌にダメージがある
それもあるが他には ?
自分の浮き沈みする心が
ぱっくりと空いたように
空とは裏腹にため息をつく
快晴
雲一つない青空を見るのは気持ちがいい。
自分の心の中も、これくらい広かったら。
私は貴方を許せただろうか。
#快晴
ふと空を見上げると、雲が全くなかった。
忌々しいほどの快晴。今の俺の気持ちを爽やかな風が逆撫でていく。
なんでこんな日に俺は謝罪しなきゃなんねえんだよ!!
心の中でそう叫んではみるが、一向に気が晴れることはなかった。
今俺が向かっているのは、都内の貸オフィス。
通称「謝罪部屋」。
部屋に入ると、無数のフラッシュが俺を出迎える。日本の記者だけでは無く、外国の記者も多数来ているのか、知らない言葉もたくさん聞こえてくる。
一体俺が何をしたって言うんだよ……。
そう心の中で呟くが、心当たりはひとつあった。
「えー……、本日は私の軽率な行いから、皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを心から謝罪いたします。本当に申し訳ありませんでした。」
そう言いながら頭を下げると、再び無数のフラッシュと罵声が俺の頭上に降り注いだ。
「あんた自分が一体なにをしたかわかってんのか!!」
「謝罪だけで済むわけがないだろうが!!」
辛うじて聞き取れたのは日本語による罵声だけ。他国の記者もまるで家族を殺されたかのような形相で何事かを叫んでいる。
「……誠に申し訳ありませんでした。こんな辛い毎日、せめて1日くらいは雲ひとつない快晴にして、皆様の気持ちを少しでも晴らそうと」
と、ここまで話して今までの喧騒が嘘のように静まり返っていることに気がついた。
何事かと訝しんでいると、その表情に気付いたのか、一番手前にいた記者が話しかけてくる。
「おい……あんたまさか気づいていないのか?」
なんの話だ?軽く首を傾げるとその仕草に気付いたのか、この場にいる全員が殺気立った表情を浮かべる。
「あんたは!世界中から雲を消したんだぞ!!!」
「……?えぇ、ですからこの場を借りて謝罪を」
「あの日から!一度も雲ができねえんだよ!!」
一瞬、何を言われたのか分からなかった。
だがすぐにその言葉が意味することに気づく。
全身から血の気が引く。立っていられなくなり、足元から崩れ落ちた。
窓の外を見る。俺の気持ちとは真逆の快晴。
しかしその色は、俺の顔と同じく青かった。
「うそ、晴れた……」
目蓋の裏から眩しさを感じてゆっくり身体を起こした。
思わず洩れた呟きとともに、窓を開ける。
曇りか小雨が降るかも、との天気予報は完全に外れたらしい。ヴェールのような雲がところどころの青空に敷かれているものの、気持ちのいい天気だった。キャミソールを身につけただけの格好でも寒くない。
「ねえ、起きて。晴れたよ、出掛けよう?」
隣で布団にくるまっている彼はわずかに唸り声をあげただけで、ぴくりとも動かない。こっちだって疲れているのに、などとつい考えてしまう。
「んー……はれ……?」
諦めず揺さぶっていると、絶対理解していない返事が来た。
「そう、晴れ。すごくいい天気だから出掛けようよ。昨日は家でごろごろしようって言ったけど、ほんとは出掛けたかったんだもん」
先週も先々週も天気のせいで引きこもらざるを得なかった。室内も悪くはないけれど、ずっとは飽きる。
買い物もいいし、春の花たちを堪能もしたい。昨日会社帰りに見た桜はそこそこ咲いていたし、まだ間に合うはず。
「っちょ、んっ!?」
いきなり寝ぼけているとは思えないほどの力で引っ張られ、唇を塞がれた。図らずも彼の剥き出しの胸元にダイブするような格好になってしまう。
「な、なによいきなり」
「寝てるが吉だ」
寝起きのガラガラ声で、外出拒否の言葉をかけられる。
「ええー! 出掛けたいよ~」
「明日だ明日。明日も晴れだったろ」
「そうだけど、二日連続でもいいじゃない」
「お前が今すごく色っぽいから誰にも見せたくない」
さらっとなにを言うのかこの寝惚け男は。素直に出かけたくないと言えばいいのに。
「今バカなこと言ってんなって思っただろ」
背中を緩く撫でながら、睨むように見つめてくる。微妙にくすぐったい。
「そうに決まってるでしょ」
「いいや、色っぽいさ」
首元を軽く舐められた。
「お前、ハイネックの服、今ないって言ってたよな?」
「え? うん。結構寒い日が続いたでしょ? 洗濯しないとないのよね」
「ストールだっけ? 巻くやつもないんだったよな」
「う、うん。うっとうしいから……ってなんなの?」
「つまり、首を隠すものがないってわけだ」
謎かけのような物言いに数秒頭を悩ませ、短い悲鳴が漏れた。
「ちょ、ちょっと! まさか首に!」
「ご名答」
着るものが限られるからあまりしてほしくないのに、油断してた!
「い、今から洗濯しなきゃ!」
文句を言いたいところだが防御用の服の確保が先だ。慌てて起き上がると「ぐえっ」という醜い悲鳴が聞こえてちょっとすっきりした。
「明日は私の行きたいとこに付き合ってもらうからね! 罰よ!」
「へいへい」
「所有の証」を残してもらうこと自体は嫌いじゃないのだが、このぶんだとまだまだ黙っていた方がよさそうだ。
お題:快晴
#快晴
7年間雨が続く村、もうみんな快晴など拝んだこともない
原因は村の神社にあった。
神社の神様は感情を天候に変えてしまう
7年前に神様は泣き続け、天候を雨に変え続けた。
このままだと村は湖に沈んでしまう
あらゆる場所から泣き虫の神様を笑わせようと人が集まった。
誰が何をしても神様は笑顔にならない
いつまで経っても神様は泣き止まない
みんなが諦めかけて村を手放そうと考えていたとき
村におばあさんが訪ねた
おばあさんはたいへん聞き上手で村の人の苦労話を親身なって聞いた
おばあさんに話すとみんな辛い気持ちが軽くなった
村の人は一度神様とおばあさんを会わせるように提案した。
おばあさんは話すわけでもなく泣き虫の神様の近くにいた3日目あのある日神様はおばあさんに自分の話しをした
その日雨は降らなかった。
どうしよう。
どうしようどうしようどうしよう!
今日は雨だって言ってたのに!
要らないはずだった体操服を掴んで荷物の中に突っ込んだ。
「体育」という授業がそもそも嫌いなのに、次は隣のクラスと合同授業だー、なんて先生が言うから。
あたしの運動音痴っぷりを彼に知られるなんて、考えるだけで恥ずかしくて死んでしまいそうだ。
だから予報で大雨だって聞いたときはすごく嬉しかった。サッカーの授業だから、グラウンドが使えないなら延期だ。そうなると合同授業もなくなるかな、とも思っていた。それなのに。
準備を終えてもなんとなく立ち上がる気になれず、そのまま床に倒れこんだ。
と同時に、部屋の向こうから母の呼ぶ声がする。
「……行くかぁ」
憎いほどの快晴があたしを出迎える。
今からでも土砂降りにならないかな。あたしの心みたいに。
『快晴』 125
カーテンの隙間から射し込む春の陽気に誘われて、散歩へと出掛けることにした
小鳥が鳴き、花が咲き、蝶が舞う
まさしく春を感じられる散歩道を歩いて行く
歩く度に心地よい風が髪を撫でた
少しの眩しさを感じながら空を見上げてみれば、そこには雲一つない青空があった
「……今日は快晴か」
見惚れるほどに真っ青な空
そんな空へと手をのばす
春の快晴が優しくその手を包んでくれた
『快晴』 陽キャVer.
カーテンの隙間から覗き込む春の陽キャに誘われて、散歩へと出掛けることにした
空を見上げたらデデーンッ!!
めちゃくちゃ青いの!
青色しかなくてマジヤバって感じ!
雲一つないんだよ!
ヤバくない?!
普通こんなことってある??
いやマジで!
満員電車の中で急な腹痛に襲われた人の顔色ぐらい真っ青なんだって!!
……マジやばいっしょ?!
※初めに陽気を陽キャと打ち間違えたのが面白かったので、ついでに書きました!
……春の陽キャとはなんぞや?
快晴
むかし好きだった人の名前は「かいせい」だった。
漢字は違うが読み方が同じなせいでお天気お姉さんの言葉にいつも反応していた。
私は雲のいない空を見るたび
好きだった人をおもいだす。
嗚呼、今日の空はまっしろだ、
いつからだろう
澄み切った快晴の空より
光の少ない曇り空の方が
落ち着くようになったのは
#快晴
慌ただしい日常
押し寄せる黒い波
心に靄がかかっていく
全部忘れて旅に出ようか
そんな勇気もないくせに
逃げることを考える
下を向いて歩いていると
ぽつんとみつけた一輪の花
ああ、生きている
立ち止まってもいい
逃げてもいい
下を向いていてもいいんだ
きっと正解なんてない
今見つけた小さな幸せが
心の靄をとっぱらって
一気に視界が晴れ渡る
もう大丈夫
きっと明日は快晴だ
雲ひとつない 晴れた空
風に揺れる桜を指差して
笑う君が眩しい
これからを君はどう過ごすのかな
きっと楽しいだけじゃないよね
それでも今しかできないこと
忘れないで
いつか君の背を押す
大切なものだから
#快晴
空が綺麗な水色になっている。
(ずっと、こんな快晴だったらいいのに。)
雨を待つ僕の横で君は言う。
(そう、思わない?)
(そうだね。)
また、話を合わせる。
僕が待つ雨は綺麗な灰色をしている。
灰色が綺麗なら水色も綺麗だから。
快晴
本日ハ晴天ナリ。
ラジオからひび割れた声がする。燦々と降り注ぐ陽光は眩しくて、蝉の声は相も変わらず喧しい。
あの子達もね、命を繋ぐことに必死なのよ。
大好きだったおばあちゃんの声が聞こえる。こめかみを伝って流れる汗が、畳に新しいシミを作る。ぜいぜいと響いている音は私の喉からだ。
おばあちゃん。おばあちゃん。私もね、私も生きることに必死だったの。死にたくなかったの。
「だから、許してくれるよね」
たくさんたくさん振り下ろした腕が痛い。お母さんの血で汚れたワンピースはもう着れない。
「お父さんが帰ってくる前に家を出ないと」
喚き続けているラジオを消した。
#快晴
うなるように地響きする電車音。
細々と聞こえてくる日本語の羅列。
見知らぬ他人からの視線や声を気にする自分。
すべてにおいて、障害だらけの環境。
でも、それに適応できない自分が1番悪いのだろう。
なんてネガティブ思考に拍車がかかっている今日この頃である。
突然だが、4月の新生活の始まりは、見事に私の期待をあざ笑った。事実、私という存在を奈落の底へと叩きつけた。ストレス社会に生きている私たちは、ストレッサーを理解して、ストレスの対象から極力離れて生活するのが理想であろう。
だがしかし、すべての社会環境において、何もかもがストレッサーな人間風情はどうしろというのだろうか。
ああ、【 快晴⠀】なんてテーマから、かけ離れた話ばかりで申し訳ない。
私の心を表す天気は、灰色がどんよりと積もった曇り、もしくは台風の前日であろう。
私は、嵐の前の静けさを私の心に感じている。
何を言っているのか理解できないと思うが、それこそ理解出来ない方が幸せだ。こちらに足を踏み入れるな、と忠告しかできない私をどうか、許してほしい。兎にも角にも、私は電車が大嫌いだ、というシンプルな話がしたかっただけなのである。
/快晴
新しいリップを一本買った。
するどくカットされた瑪瑙(めのう)のよう、
なめらかに真新しいリップの先。
ふらりと寄ったはじめての店で
千円もしないリップを買った。
新色だってさ、季節の。
黒いボディのばかり使ってたけど
白いのを買った。
はじめて──
それだけで空が
さっきよりかがやいて、青い。
春休み
母親からお留守番を頼まれた私は
窓の向こうから聞こえる
鳥のさえずりに誘われて
広いベランダに出た
今日も絶好の日向ぼっこ日和だな
そしていつものように
子供部屋から持ち出した掛布団を2つ折にして
ベランダに敷き、仰向けに寝転んだ
布団のぬくもりと
太陽のあたたかさとの間で
私は地球と一体になった
これでいいと思った
目の前には
画用紙の端っこまでうす水色で染めたような
張り付いた空が広がっている
じっと見ていると
段々と上下が分からなくなってくる
このまま重力が逆さになれば
私は空へ落ちてしまう
高いところから下を覗き込んだような
そわそわした心地が大好きだった
自分だけが知っている世界だった
しばらくすると
母親の「ただいま」の声が聞こえた
私は慌てて布団を戻し
何事もなかったように「おかえり」と出迎えた
𓏸︎︎︎︎𓈒 𓂃快晴
洗濯かごから溢れるぐらいある洗濯物を持ってベランダに出る。
空は眩しすぎる太陽と一面の青。
耳を澄ますと、爽やかな風に乗って遠くから街の喧騒が聞こえる。
日常から非日常へと入った世界が洗濯物の量を視界に入れた事で現実世界へと帰ってきた。
深い溜め息をついて、洗濯物を干す。
まあいいか…。
今日は快晴。
心地よい風と一緒に1日を過ごそうじゃないか。