『快晴』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
澄み渡った空はどこまでも心地よく、気持ちを清々しくしてくれる。
……なんてお話の中の世界で、本当は花粉だったり黄砂だったり日差しだったり気にしなきゃいけないから
晴れもいい日ではないんだな。
‘’ 夏を探しにいこうよ ”
と君は言った。
確かに、桜はもう緑になってしまったし、
気温も以前よりかは暖かくなってきた。
でも ‘’夏” と呼ぶにはまだ早い。
それでも探しにいきたいという君が
僕の手を引いて行く。
ああ、今日は雲ひとつ無い快晴だ。
#快晴
快晴
「サトルおはよう。今朝はいい天気よ。」
「いってきます」
母から見えないように
制服の背中の汚れをカバンで隠しながら
玄関をでた。
立川さんちと山口さんちのおばちゃんたちが角で立ち話をしている。
「サトルちゃん。おはよう。今から学校?いい天気で気持ちのいい朝ね。」
「おはようございます」
まだ小さい頃から僕のことを知っているおばちゃんたちだ。
一瞬だけ目を合わせて視線を落としながら
そそくさと横を通り過ぎる。
ズボンについたスニーカーの足型を腕で隠しながら。
晴れた日が「いい天気」だなんて
誰が言い出したんだろう。
こんな日は奴等が一層陽気になって
教室の床にうずくまってすすり泣く
僕の声をBGMに
僕の上で高笑いしながら激しく踊る。
校門のところに奴等がニヤニヤしながら
僕を待っているのがみえた。
だから僕はこんな快晴の日が嫌いだ
第3話
草原に横たわり空を見る。
なんで…。
なんで心とは裏腹に、
空は…快晴なんだろぅ。
その時ふと思った。
この快晴の空は…
教えてくれているのかなって。
言葉にした瞬間
そよ風が吹き、頬を伝った。
自分を傷つけなくても良いんだよって。
あの人との、明るい未来があるよって。
頬を伝った風に励まされた気がした。
勇気を貰った気がした。
ねぇ。
人は簡単には変われない。でも、いつか…。
この雲ひとつない空みたいに。
僕や私の心は…晴れるのかな。
今感じたこの気持ち。
感じた未来。
いつか…全てをさらけ出して、
あなたに伝えられるかな。
全てひっくるめたあなたへの言葉。
心から、愛しています…と。
快晴
雲一つない日は、滅多にない。
毎日の天気は、予報ができるが、その通りにはならない。その時々で変化して行く。
人の心のように
異常気象が、増える時は、地球が怒っているのかも知れない。
青一色に映える白い雲さえ見渡しても何処にも見当たらない。そんな分かりやすい快晴の日は、まさに彼のLINEを追加するに相応しい。
…たとえ快晴だろうが雨だろうが台風だろうがそんな勇気はないのだけれど。
#快晴
せっかくの、せっかくの快晴なのに……
ニュースには黄砂だ花粉だと、私のアレルギーを刺激するはなしばかり。
「はぁっくしょいっ!」
かんでもかんでも鼻が出る。
せっかくの快晴なのに、この季節は出かけたくてもこわくて出歩けない。
「春、好きだったんだけどなぁ……。……はっくしょいっ!!」
見上げれば雲一つない空の、夕日にかかる雲一つを見つめているあなたはきっと金曜日のようなひと
『快晴』
快晴くんの顔が晴れない。
理由を聞いたら、ミドルネームが「クラウディ」だと知ったのだそうだ。
どんな空も、わたしは好きだよ。
晴れてると
気分が上がって「またがんばろう」とおもえるでしょ?
と先生に言われた。でも私はそうは思わない。
晴れてると暑くてむしゃくしゃするし、汗でベタベタして乾くと寒くなって、ひやけどめだって塗らないといけない。でもぎゃくに雨の日がいいとも思わない。雨だって湿気で髪の毛が絡まるしたしかに気分が下がるかもしれない。そう考えるとどっちもどっちかもしれないとか。
#7「快晴」
病院の窓から見える夕焼けの空は綺麗だった
満開の桜、遠くに見える虹
今日は大学の入学式に行く予定「だった」
入学式に向かう途中に車との衝突事故に巻き込まれたのだ
医者には命に別状は無いと言われたが、足首に違和感を感じ入院している
明日には退院できるだろうが、今は大人しくしなければならない。
「今日が雨や台風ならば、明日はきっと晴れ…いや、快晴だな」
きっと楽しいことが待ってると信じて
僕は大学生活を楽しみになった
「バカお前!はよ身を守れ!!」
「oh...」
隣の家のよっちゃんは心配性だ。
どれくらい心配性かと言うと、
「えっとね、今オレ、おはよう今日は快晴だね!って挨拶したじゃん?」
「ああ、だから早く身を守れと警告した」
「うん、そこの繋がりが分からん」
「知らんのか!快晴ということは日光を遮るものがほぼ無いんだぞ!光化学スモッグ生成し放題じゃないか!」
「あっふーん」
これくらいである。
マスクに帽子にゴーグルで登校しようとするもんだから、注意報も出てないしスモッグの方は大丈夫だ、それより不審者認定されて職質されるか補導されて遅刻する方がリスクがあるって説得して。
やっと玄関から引っ張り出したよっちゃんの青い顔。
「あんまり遅くまでネットしてたらダメだよ」
「あ、ああ、そうだな。ブルーライトで目をやられて失明しかねないからな」
「うーん」
心配ごとがあるからネットで検索して、関連ワードからさらに検索して……の繰り返し。もう中毒みたいなものだから、無理やり止めさせるのも良くないけど、良くないけど。
「よっちゃんさぁ……うーん」
「なんだ」
「…………空綺麗だよ」
「は?」
「ほら」
新興住宅地を抜けて、町を見下ろす坂の上。
ありきたりだけど、雲ひとつない青空っていいもんだよ。
「ま、まあまあだな」
「まあまあなら、良すぎず悪すぎずで、ちょうどいいでしょ?」
「………………そうかな」
「そうだよ。ほら、がっこ行こ」
「うん」
#快晴
快晴
今日はいい天気だなどんな出会いが待っているのかな?
今日も平和な1日になりますように
こんな天気にはお散歩したい。
きっといいこと起こるかも
運命の赤い糸で繋がった
あの人にも会える気がするの。
新しい出会いがあると信じて
「行ってきます」
─────『快晴』
「快晴」
いつからだろうか
快く澄みきった心を失って
陰を好むようになったのは
相手を想う優しさは利用され
個性は従順に揃えられる世界
いつしか心に積もった雪は凍って
曇った磨りガラスを通して人を見る
空は、美しくもない快晴のようだ
必ず戻ると手を振って旅立ったあの人は
現在、どこで何をしているのだろう
時は、あなたも変えてしまうが
時は、わたしも変えてしまうから
今更、清く澄みきった快晴でも
戻れる世界なんてどこにもないんだ
堪えていた
涙も 悲しみも 全部
吸い込まれていくような
『快晴』
" 今日もよき日でありますように
突き抜けるような青い空が
どこまでも飛んで行けそうなくらい広がっていて
清々しい世界の広大さを
明るく示してくれている
下を向いているのが勿体ないくらい
下を向いてなんていられなくなるくらい
【快晴】
快く晴れ 快晴
どこまでも澄みきってて
雲ひとつなくて
青が圧迫してくる
あの天気
暑いし
眩しいし
具合悪くなるし
日焼けするし
快晴だけは嫌い凄く
教室の窓の外で
ゆっくり動く雲たちを
眺める時間が好きなのに
あれじゃ 楽しみない
快晴は
きっと私よりも青春してる
青青しすぎると
悲しいぞこっちは。
_ ₂₄
ああ、今日は快晴ね!!
言える!
言える!!
昨日は曇天!!曇天!!
明日は、土砂降りかしら?
それとも、炎天下!!!
とにかく今日は快晴!!
快晴!!
ああ、太陽が気持ちいい。
今日の夜、旦那が出張から帰って来る。
普通の会社員のクセに、趣味で気象予報士なんてとりやがって・・・
正確な天気用語を嫁のワタシに求めるなーーー!!
#快晴
朝から気持ちよく晴れた日は…
会社の前…素通りしたくなる
山へ…
海へ…
気持ちを走らせる…
本当に行ってしまえたら
最高なんだけどなっ.❢