『快晴』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
窓辺で鳥が歌う 朝を告げるやうに
雲間に照りつく太陽が
旅立ちを誘う
あの日みた夢
あの虹の向こうへ
旅は終わらない
いつかまた会えたら
名を呼ぼう
嗚呼 今日は快晴のち虹
お題【快晴】
タイトル【果てなき旅を君と】
どうして今日はこんなにも天気がいいの?
今の私の心ってば、土砂降りの雨なのに。
今日の放課後、好きな子を呼び出して告白したけど、
失敗したし。
帰る時、石につまずいて転んだし。
自分の家の近くの犬も、ワンワンうるさいし、怖いし!
はぁー……もうやだやだ。
あの眩しくて暑っつい太陽が、私のグズグズになった地面を乾かしてくれたらいいのに。
あのもふもふの雲が、私の雨を残らず吸収してくれたらいいのに。
〜快晴〜
あの日快晴だった
私は君に呼び出されて
告白された
不思議と空に気持ちを押されて
付き合うことになった
ありがとう快晴
あの日は快晴だった
僕は好きな子を呼び出して
告白をした
彼女と快晴をみて
僕はさらに好きになった
ありがとう快晴
あぁときにはそこに
存在するだけで
いいものもあるんだな
《快晴》
#18
見上げた先。どこまでも広がるのは、青く青く澄み切ったそらだ。
なににも遮られることなく注いでくる陽の光が、いっそ肌に痛いほど。まるで夏のような陽気にうんざりしながら、微かに浮かんでいた汗を拭う。
雲のひとつも見えない青空は、まさしく快晴と呼ぶに相応しいのではないだろうか。
『快晴』
快晴が気持ちいいのは
悔しさの雨を知っているから
曇りの心地よさを知ったのは
太陽の眩しさに
息苦しさを覚えることもあったから
慈愛の雨に触れられたのは
快晴だけでは知ることのできない世界があることを
教えてもらえたから
すべて、私には
必要で
大切なことなんだ
快晴のような男の子だ
涼しい眼をして
よく笑う
大きな口をあけて
笑って喋ってご飯もどんどん食べる
その声は…声はどんなかな
もう今の声とは違うね
大人の男の低い声だ
長い手足を器用に動かして
何をしてる?
野球やってる?
やっぱりお父さんと同じくピッチャーかな
楽しみだね
〇〇君、あと十五年くらい経ったら
君はそんな感じかな
この澄み渡った快晴の空のような
爽快で闊達でおおらかな男子になると思うよ
それを私もしっかりと見届けないとね
世の中矛盾だらけ
楽して働いている人のほうが
なぜかイキイキしてみえる
一生懸命遅くまで働いている人は
なぜだかモヤっとする
仕事は楽している人より出来るし
信頼も勝ち取れている
だけど、なぜだろう
幸せかって考えると
なんだかモヤっとする
快晴なのに
気持ちはモヤっとするの
世の中は間違いだらけ
本当はもっと自由でいたい
快晴の定義はゼロから雲1割以下、多少雲あっても快晴。2割はダメ、らしい。ゼロは日本晴れとも言うですって。
じゃ黄砂は? クソ霞んでるけど雲ない黄砂来てる日は? ビル霞んでるし空はなんか薄ぼんやりしてるし、水色にグレー足したみたいな、雲のない日だけど快晴とは意地でも呼びたくない場合は?
この場合の天気の呼び方を求めよ。ただし本日は黄砂、以外とする。
快晴
何処迄も何処迄も広がる青空。今にも落ち込んで溺れて仕舞いそう!
どこまでも、どこまでも。
ただ一色に染められたセカイ。
上も下もないような、右も左も解らないような。
そんなセカイが、突然現れたとしたら、きっと恐ろしくて仕方ないのかもしれない。
けれど、そんなセカイは意外にも身近で。
場合によっては、幾度も目にしているのかもしれない。
当たり前すぎて、恐怖も感じない。
ただただ、美しいと、素晴らしいと称賛して。
心が澄んでいくようだ、なんて、言われてるセカイ。
”快晴”
そのセカイに堕ちた時、きっと真逆の思いを抱くのかもしれない。
快晴
快晴
哀しいくらいに
澄んだ青空は
僕を嘲笑う
そうやって、僕に
貴方を思い出させる
快晴は気分を上げてくれる
雲ひとつない空を見ると
何かいいことがある気がして
少し嬉しくなる
普段は下を向きがちだけど
快晴の空を見るためなら
上を向くのもいいのかも
#快晴
雨の日はなぜだか憂鬱になる
今日もそうだった。
雨と一緒に涙を流した。
ぽたぽたと
一粒また一粒落ちていく
涙と雨水が混ざって足もとには
水溜まりができていた。
気づいたら傘の必要はなくて
灰色だった空は光が差し込んで
青色が灰色を違うところに連れ出して
顔を上げたらそこには
大きな七色の橋がかかっていた
それを見た私は
さっきまでの憂鬱さはどこにやら
吹きとんで
橋を眺めた。
快感ってこのことを言うんだな
お題[快晴]
No.26
「快晴」
僕の空はいつも暗く澱んでた
どんなに晴れた空でも
どんなに明るい音楽も
僕の心が晴れることはなかった
雨が降る時もあった
傘は持っていなくて
雨宿りする場所もなかった
そんな冷たい日々に
太陽は突然顔を出した
僕は言葉を失った
目の前に例えようのない
美しい君がいた
君は傘を差し出し
雨宿りもさせてくれた
君が僕に笑いかける度に
僕の心の雨は止んでいった
君が僕に話しかける度に
僕の心の雲が流された
君が僕の手を握る度に
僕に笑顔が戻ってきた
君のおかげで僕の心は
すっかい快晴だ
今度は僕が君の心を晴れにする
雲ひとつ残さない快晴に
快晴
泣きたくなるくらい辛い時
叫びたくなるくらい腹が立った時
考えるのが嫌になるくらい悩んでる時
ふと雲ひとつない空を見上げると
私が想うあの人は今何をしてるだろうか
こんな晴れた日には何をしようか
といつの間にか楽しいことを考えられる
そんな天気がずっと続くといいな〜
快晴
下を向いて歩いてきた。地面はかわり映えがなく、道端咲く花ばかり見慣れていった。
特段気分が落ち込んでいるわけではないのに、下を向いているからか、なんとなく心が晴れなかった。
少しえぐれたような地面に溜まる水が空を反射して映す。雲一つ見えないそれが本当なのか確かめたくて、顔を上げた。
広がる空は青空で、雲一つないそれはまさしく快晴で。
それだけで、曇っていた心が少しだけ晴れた気がした。なぜだか嬉しくなるようなそんな気持ちがじわじわと広がって、自然と口角が上がる。
ああ、たまには上を見るのも悪くないのかもしれない。
街を包む汚れた空気やモヤモヤした気持ちも、
昨晩の雨で流れてしまったみたいだ。
丸ごと洗濯したかのように爽やかで、
くしゃくしゃで汚れた自分の靴が逆に目立つくらいだ。
ここを離れて随分と経ったような気がする。
どのくらい帰っていないのかも、
なぜ出ていったのかでさえも
わからなくなってしまったのだから。
でもこの和菓子屋は変わらない。
通り過ぎてすぐの不動産屋も、その向かいの花屋も。
そうそう、古い薬局のある交差点を左、
二本目の路地をすぐ右に入るとそこに二階建ての我が家が
なくなっていた。
快晴の空が虚しく広がる更地。
…私はいったいここへ何をしにきたのだろうか。
そもそもここはどこだろうか。
老人と街
テーマ 快晴
快晴だな、今日は一段と晴れてる
いつも雨ばかりなのに
急にどうしたんだろう
洗濯日和だね、洗濯を干そう
いつもは家の中で干すけど
今日は自然の風で乾かせる
久しぶりに鳥が鳴いてる
動物たちも嬉しそう
動物達が嬉しそうにすると私も嬉しい
今日1日、いいことが起こりますように
東の空に朝陽がのぼり
新しい”今日”が始まった
昨日亡くなった人の”今日”でもある
空は快晴
深呼吸
気持ちいい
生きてる
”今日”に感謝
毎日、毎日。
悲惨な事件はニュースとして私の耳に入ってくる。殺人や強盗。聞かない日はないのでは無いのか?と言うほどよく聞く。朝、事件のニュースを聞くと私の心は暗くなる。
「快晴」
それでも天気は快晴で、鳥のさえずりが聞こえる。今日も自転車で目的地に向かう。あぁ、風が気持ちいい。