忘れたくても忘れられない』の作文集

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忘れたくても忘れられない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/18/2024, 12:50:01 AM

「それはできるようになりな。大人なんだからさあ。」
 悪気なく、笑顔で言われたその一言。えへへ、とはにかんで返した。笑って、別れた。
 帰り道は垂れ下がる。笑って笑った分、口角も、背筋も垂れ下がる。「大人なんだから」その言葉がリフレインして、親の顔を思い出した。
 私を「大人」にしてくれなかった人たち。忘れたくても忘れられない、みぞおちを蹴られる苦しみ、意識を失ったと気づいた時の恐怖。窓に脚をかけて叫ぶ母。タバコの吸い殻を家の床で消しては、そっぽむく父。
 「大人」なんていないのに。それぞれが生きて、その先で出会っただけなのに。なんでみんな、「大人」を求めるんだろう。
 「大人なんだから」と言えるあの人は、きっと「大人」になれたんだろう。私はいまだ、なり方すら、わからないままだ。

10/18/2024, 12:49:52 AM

湯船に浸かっている時だったり
 髪の毛を乾かしている時だったり
 動画見ながらストレッチをしている時だったり
 真っ暗な部屋の中で目を瞑った時だったり

 失敗したこと
 後悔したこと
 辛いこと
 恥ずかしいこと
 死にたくなったこと

 短い人生で経験したことが
 ふとした瞬間に蘇る
 どれも鮮明だから追体験のような感覚になる

 頭を振ってなんとか回避しようとするけど
 時間が経てばまた脳によぎる
 紙に書いたり「大丈夫」と言い聞かせたり
 片っ端から試したけど今のところ効果はない

 なぜこんなことばかり覚えているのだろう
 繰り返し失敗する私への戒めか
 ただ息が苦しいだけだから忘れたいのに

 なぜ楽しい思い出は全然思い出せないのだろう
 生きる糧にしたいから忘れたくなかったのに


『忘れたくても忘れられない』

10/18/2024, 12:45:27 AM

忘れたくても忘れられない

🐯と🐴になっている辛い記憶
ふとした瞬間に フラッシュバックする
またおかしくなるのではと……
不安と恐怖が襲う
怖い
怖い
思い出したくない

一生 忘れていたい辛い記憶
一生 思い出したくない辛い記憶

あれから10数年経つのに……

『忘れたくても忘れられない』は
辛い記憶じゃなくて
楽しい記憶だったらいいのにな

10/18/2024, 12:40:03 AM

忘れたくても忘れられない

 こういう記憶にこびりつく過去はいろいろあるけど多くは失敗とか恥だな。憎悪とか殺意は割りと薄れる。やっぱり羞恥心が最強よ。

 よくネタにされる布団の中で思い出してあー!ってなるやつ。不意にくるんだよなあれは。

 しかし今日のお題はいろいろ思い当たることがあるけどそのほとんどが書きたくない、思い出したくないことだから意外に書くことがないな。

 とはいえ一つだけ書ける程度の失敗談があるからそれだけ書いて今日は終わりにするか。

 この失敗談は昨日起きたことで多分これからも忘れたくても忘れられない出来事だ。

 昨日俺は冷凍庫を開けてアイスを取った。冷凍庫の構造はプラスチックの入れ物に冷凍食品を入れるようになっている。

 そのプラスチックの入れ物をアイスを取るために一回引き出してから元に戻そうとした。その時にうまく戻すことができなかった。

 どうにもうまく戻すことができなくて雑にガチャガチャやって戻そうとしていたらパキッという音がして戻すことができた。

 戻せたはいいもののその音に嫌な予感を覚えた俺はもう一度プラスチックの入れ物を引き出して入れ物が無事か確認してみた。

 すると嫌な予感は現実のものだったようでプラスチックの入れ物は一部が欠けていた。あの音は入れ物が壊れた音だったのだ。

 幸い機能的にはまったく問題ない。しかし買い換えたばかりの冷蔵庫の備品を壊したことは俺の心にダメージを与えた。

 この失敗は冷蔵庫を見るたびに思い出すことになるだろう。ああ辛い。

10/18/2024, 12:38:00 AM

その経験は自身への警告か
      これから出会う誰かの為に
      役に立つことかもしれない
      忘れたいと思うその先には
      何が見えるのだろうか何故
      そう思うのだろうか答えを
      探す見つけたら案外にすぐ
      忘れてしまうのではないか
      感情と繋がってる記憶の扉
      遥か遠くにある旅の始まり


     『忘れたくても忘れられない』

10/18/2024, 12:02:42 AM

忘れたくても忘れられないぐらい、
幸せに溢れた人生にしたいな。

10/17/2024, 11:54:26 PM

思い出のいくつか 重い鉛に変わって
言葉にできない思い 後追いかけるように
鉛を背負い行列を成す行進は
歩みを止める理由にはあまりに大きく

10/17/2024, 11:43:57 PM

わしは古物商をやっている。いらなくなった物を売ってもらって、キレイにして別の人に売る商売だ。今風に言うとリサイクルショップってやつだ。
最近、『思い出の買取始めました』って貼り紙を出したんだよ。それが結構な評判でよくお客さんが来るようになったんだ。
どうやるかって?そりゃぁ企業秘密ってやつだ。まあ、簡単に説明するとお客さんに思い出話をしてもらってその記憶を取り出して思い出の玉にするんだな。もちろん売ってもらった思い出はお客さんの物じゃなくなるから、記憶から消えてしまう。
さあ、お客さんがやってきた。早速お話を聞こうじゃないか。

なに、好きな女の子に告白したけど上手くいかなかったって。
そりゃ残念だったな。しかし、こりゃいい。初夏の白桃の様なきれいな色をしている。良い思い出の玉になりそうだ。
ところでお客さん、その子を好きだった気持ちやドキドキした気持ちもなくなるがいいかい?
おや、もう少し考えるって?わかったよ、売りたくなったらまた来てくれ。

次は小学生の坊主だな。
なになに、サッカーでレギュラーになれなかったって。そりゃぁ辛かったな。休みの日も返上して練習したのにな。これも良い色だ。真夏の空の色だな。
ところで坊主、思い出と一緒に頑張って練習した事やお母さんやお父さんが応援してくれた思い出も無くなっちまうけど、構わないかい?
それは嫌だって?それじゃあ買い取れないんだよ。すまんな坊主。

お店の中をちらちら覗いている女性がいるな。
奥さん、どうした?話だけでも聞こうじゃないか。
なに、詐欺に遭ったって?そりゃ災難だったな。しかし、金木犀の様なきれいな色をしているよ。
奥さん、詐欺に遭った後の警戒心や家族が助けてくれた思い出なんかも,なくなっちまうけどいいかい?
やっぱり辞めるって?そうかい、そうかい。

評判はいいんだけどな、売るって言ってくるお客さんがなかなかいないんだよ。困ったねぇ。
さて、次はお前さんの話を聞かせてくれるかい?

———————
お題:忘れたくても忘れられない

10/17/2024, 11:42:31 PM

お題『忘れたくても忘れられない』

 私は、いまだに何年も付き合った元彼のことが好きだ。
 けっして性格はよくない。思ったことがすぐ口に出てしまうし、不機嫌な気持ちを隠すってことをしないし、でも容姿は比較的いい方だ。一緒に歩いていると、自分がいいモノになったような気がするくらいには。
 好きなのに別れたのは、彼が何度目かの浮気をしてお互いに怒って罵りあって、売り言葉に買い言葉で「じゃあ、別れてやるよ!」と言われて私たちの関係は終わった。

 今、別の人と付き合ってる。見た目はよくないがいつも私のことを気遣ってくれて、不機嫌になってるところなんて見たことないし、私の話をじっくり聞いてくれる。一緒にいてストレスを感じない。
 近い内に私は、彼と結婚することになると思う。最初から結婚前提で付き合ってきたから。
 それでも元彼に対して感じていたときめきや恋心は、今の彼に対しては持ち合わせていなくて、時折申し訳無さすら感じる。『この人といれば幸せになれる』、『人間としては好き』という感情だけでこの関係を続けている。
 この人に対して誠意を持って向き合いたい。大好きだった元彼のことが忘れられない私に腹が立つ。

10/17/2024, 11:41:11 PM

ここ数日父の夢を見る
父は昨年他界した

今年の暑さはいつまでも続いていたため、高齢の母を伴ってのお墓参りは涼しくなってから…とお彼岸のお参りも出来ないままになっていた
その申し訳なさが、父の夢を見させていたのかも知れない


涼しくなってからと先伸ばしにしていたことは数多くあり、さすがに手をつけざるを得ないと不用品の片付けを始めた
すると、父の遺影に使いたいと散々探しても見つからなかったその一枚の写真が、思ってもみないところから出て来た

夢と言い、写真と言い、これはもう父からの「会いに来い」というメッセージに違いないと、早速昨日母と連れ立って父のお墓へ会いに行った


森林公園のような広大な敷地に恵まれた自然の景観を損なうことなく造られたているその墓地で、父の魂は永遠の安らぎを許され今穏やかにで眠っている

父の眠るちょうど上方には、うまい具合に木々の葉が重なり合って強い日差しが直接当たるのを防いでくれていた
ところが、私達が父になかなか会いに来られなかったことを詫び、あれこれ話しかけていると、葉の間からやわらかな光が父の上にだけ差し始めた
もちろん、たまたま風の具合いでそこに光が当たったに違いないのだが、
私も母も同じ思いが過ったようで
「じぃじだ!」
と同時に声を発してしまった

「お前さんたち、ようやく来てくれたか  ずっと待っていたよ」
と、そんな父の声が聞こえた気がした

特に霊感が強いわけでもなく信心深いわけでもないが、あのやわらかな光は確かに父の思いだった、と私も母も同じように心が動いた


昨夜は折しもスーパームーン
我々も宇宙の一部であることを強く実感する日
父は決して遠くに行ったわけではないと、あのやわらかな光が伝えてくれたような気がしている




『やわらかな光』

10/17/2024, 11:40:09 PM

「もう平気、大丈夫だから」

自分を納得させるために

何度も自分に言い訳した

隣にいるのが当たり前だったあなたを

どうしたら忘れられるの

どうしたら平気になるの

少し無茶して夜更かしして遊んだり

買い物が少し早くなったり

どこ行くのも車が当たり前な考えになったり

忘れたくても忘れられない

思い出も習慣も今のわたしをこんなに模ってしまって

こんなにも、こんなにも、

わたしの生活に染みついて離れない


#忘れたくても忘れられない

10/17/2024, 11:35:27 PM

忘れたくても忘れられない



記憶に残ること。

それがもし美しいだけの記憶ならば、忘れる必要などどこにもないだろう。

いつでも好きなときに取り出し、反芻して、一人でうっとり楽しめばいいのだから。


問題は美しいだけでは済まされなかったときの記憶だ。

たいていそれは美しいに対して、相(あい)対する感情が複雑に絡み合っていることが多い。

悲しみや苦しみや憎しみや怒りなど、おそらくそんなものがないまぜになって、本来の美しい記憶を別のものに変化させてしまっている。

残念ながら、今の科学ではまだ、過ぎた記憶を書き換えることは出来ない。

こうして、忘れたくても忘れられない記憶が脳に取り残されていくのだ。

でも、一方でこう考えることも出来るのではないか。

記憶の縁に焼き付いてしまうほどの鮮烈な出来ごとを体験し、それを受容することで今の自分が成り立っているのだと。

それが起きる前の自分より、起きたあとの自分が、より自分らしくなれていたらいいなと思う。



お題
忘れたくても忘れられない

10/17/2024, 11:20:35 PM

あ ここだったね
い 買ったの私だったけど!
あ ?
い 財布落としたって
あ だっけ?
い もう…
あ あれからか…
い …まあ、そうだけど…
あ あ、食べる?たい焼き
い …まあ
あ 俺が払…
い ありがとー

『忘れたくても忘れられない』

10/17/2024, 11:20:31 PM

忘れたくても忘れられない…




心が激しく動いたとき

人はその時の記憶を忘れないという。



生まれて最初の記憶はなんだろう?



私の場合は

食事の風景…

肉を食べている。

父親が口で噛んで柔らかくして私に与えている。


状況から察すると、1歳前後と思われる。


あなたはひとが先に噛んだ肉を食べたことがあるだろうか?


味が薄くてとてもまずいのだ。



非常に強い憤りを1歳の幼児は感じていた。



恩知らずな子でごめんなさい。

今は感謝しています。

でもあの肉は不味かったよ。

10/17/2024, 11:20:30 PM

忘れたくても忘れられない

あなたの優しさに
甘えてた
忘れたくても忘れられない
久しぶりの気持ちを
あなたに感謝を込めて
幸せは
きっとそういうこと

なな🐶

2024年10月18日2337

10/17/2024, 11:18:53 PM

静まり返った湖面に
僕らは小舟を浮かべて
釣り糸を垂らした

君と僕はずっとずっと
戦って来たのだから
これは必要な休息だ

君は言う忘れたくても忘れられない
誰かの言葉を
だけど今日は目の前の
釣果を気にするだけでいいんじゃないか

少し肌寒い秋の風に
手を伸ばせば届きそうな
君の横顔をそっとぬすみ見ながら

10/17/2024, 11:08:46 PM

『忘れたくても忘れられない』

もうすぐ受験だという事実が、忘れたくても忘れられない。
緊張して死にそう。

10/17/2024, 11:08:36 PM

悲しいことは案外直ぐに忘れてしまうものだけど

怒り。他者からの裏切りや理不尽を受けた苦しみや悔しさは何年経とうが忘れ去ることはないと思う

トラウマのように心の隙間に入り込んでは、根深く支配されていく

忘れたくたって忘れられない
少しでも信じた自分を責めてしまう
少しでも可能性に賭けた自分を馬鹿だと罵る

信じるのは自分だけだ。
人の意見を聞けない人に何を言っても無駄。
自分の考えが全てだと勘違いしている人達に
正論ぶつけても、返ってくる言葉は埒が明かないほどに意味不明で。正しいと押し切る様は心底気持ちが悪いものだった。

正義すら悪質な民意に話をすり替えられて、潰されてしまうのだから。

その悔しさを忘れることなんて出来ないだろう

10/17/2024, 11:07:24 PM

「待って今日小テストあるの忘れてた…!」
「やばw」
「えーお願い!教えて?」
「俺は自分の努力で勉強してきてるから」
「ジュース奢る!」「よかろう」「ありがとー!」
よし、これで何とか乗り切れるかな。
それにしたって小テストの存在忘れてた。
教科担当ちゃんと書いといてよ。
「小テストって赤点でも補習と追試ないよね」
「多分な」
よかった。
それなら、まぁ大丈夫でしょ。
0点さえ取らなきゃ勝ちだもん。

「んん、終わったぁーー」
手を前に出して伸びをする。
小テストだけでも精神削られるってなにごと?
って、あ、
「ピリオドつけてなかったかも、え、どうだろ」
「どんまい笑」
あれ?付けたっけ?
付けてて欲しいな。過去の自分。
「なんか、英語苦手なんだよなぁ」
「そう?俺は好き」
「いつも教えてくれるもんね」

『あぁ、一緒にいれる口実を作れるからな』

そう言って意味ありげに微笑んだ君が、
まだ頭に浮かんでいる。

10/17/2024, 11:03:57 PM

今となっては忘れたい記憶はない

忘れたくない記憶や当時の感情は
必ず薄れるから
書き残す

どんな気持ちで生きてきたか
未来の自分に残したい

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