『忘れたくても忘れられない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「忘れたくても忘れられないことがあるんだ。」
ってなんだか、かっこよく言っている友達
それはなんだと言いたげな私
でも、大体想像できる。おまえが言いたいことは
だてに小学校から高校まで一緒だった私なのだから
友達は、膝から崩れて泣け叫ぶようにこう言った
まあ、この行動のせいで道を通っている人の目がこっちに向けられながら通りすがれるけれど。
「受けと攻めがやばすぎ尊い!!」
「マジで無理!!」
マジで無理は私の方だ。通行人に見られる目がいたたまれない。すごく申し訳なく思ってしまうよ。
「あんなの忘れられないのよ!!」「忘れたら私自身を恨んでやる」
もう一回読めば良くないか?そう思った。
でもその前に、こう言ったよねお前
「忘れたくても」って忘れたがってるやんけ
まあ、それはいいとして
私の友達は腐女子なのだ。
でも、大体わかっていただろう
ああ、小学四年生はあんなに純粋だったのに。
こうなったのは、小5の夏休みが明けてからだ。
まあ、別に聞いていて楽しいからいいけどね
まあ、これが私と腐女子の友達の会話
朝食の時、パンを落とすと、必ずジャムを塗った面を下にして着地する。
そして床にジャムがぶちまけられる。
そう必ず、だ。
普通ならば二分の一のはずだ。
だが必ずジャムと床が接触する。
はっきり言って異常事態だ。
困った俺は物知りな幼馴染みに相談した。
こいつが言うには、それはマーフィの法則なんだそうだ。
難しそうな法則が出てきたが、知りたいのはそんなことではない。
どうすれば解決するかということだ。
こいつが言うには解決方法は2つ。
1つ目は気にしすぎないこと、だそうだ。
俺は激怒した。
気にするな、だと。
パンが落ちていくのをスローモーションで眺め、そして床にジャムがぶち撒けられていく様子を忘れろというのか。
あの悲惨な出来事は忘れたくても忘れることはできない。
俺は話の続きを聞かず、その場を去った。
夜、家に帰り夕食を食べていると、だんだん頭が冷えて、今日のことはやり過ぎではないかと思い始めた。
せっかく力になってくれたというのに、お失礼だったと思う。
幼馴染みにどう謝るべきか考えていたところ、あいつからメールが届く。
『そろそろ頭冷えたか?お前は短気すぎる』
さすが幼馴染みだ。俺のことはお見通しである。
そして、2つ目の解決方法が書かれていた。
『お前、パン食べるのをやめて、ご飯に転向しな』
俺は戦慄した。
まさかそんな方法があるとは!
明日からご飯にしよう。
これでジャムは床に撒かれない。
俺が感動していると、メールには続きがあることに気づく。
『朝ごはんはちゃんと食べろ。お前は腹減ると怒りっぽくなる』
何もかもお見通しらしい。今朝食べていない。
『パンを落として大騒ぎして、朝ごはん食べるのを忘れるの、お前くらいだよ。普通、忘れたくても忘れられないぞ』
すれ違った人から君と似た匂いがして
咄嗟に振り返ってしまうような
あるいは遠くから聞こえた笑い声が
君の笑い方とそっくりで胸が詰まるような
そんな そんな脆い世界で
僕は遠くの君を想っている
そっちの天気はどうですか
嫌な思いはしていませんかって
多分きっと 君がいなくなってしまった後でも
君に問い続けて
僕は君の中で生きてしまうだろう
ただ遠くの影を追いながら
今の自分をここに置いたまま
「忘れたくても忘れられない」
私の失敗した、迷惑かけた数々
#11『忘れたくても忘れられない』
先生、お元気ですか。私、春から高校教師になるんです。先生に憧れたから、じゃないですけどね。だって生徒と教師であんなこと、間違ってもいけないでしょう?……でも、きっかけは先生との出会いが与えてくれました。
当時の私は容姿端麗で首席の皆のマドンナ。うまく学校生活を送っていたものの、何も楽しくはなくて。ただ、笑顔を貼り付けて仕事をこなして、クラスメイトや教員陣の気分を害さないようにしていただけ。それでも、こんな風にしてでも、私は誰かと繋がっていたかった。それくらいに内側は毒されていた。
放課後、図書館で閉館時間まで勉強して家に戻れば、きちんと着ていた制服を柄の違うもっと短いスカートに履き替えてリボンを付け替えたり、露出の多めな私服で出かけて、相手を待つ。いや、待たなくとも声はかかる。さすがのJKブランド。これはお小遣い稼ぎじゃない。いい大学に行って自立するにはバイトをする時間はなかった。荒んだ環境の中、生きるために自らを傷つけた。
でもあの日、夜遅く歓楽街からの帰り道で、先生に会ってしまって。こんな時間に何かあったらどうする、とか、家の人が心配するぞ、とか、教師っぽいこと言ってたけど、私にはどうしようもない。金曜日は母が誰かしら男を連れて帰るから追い出されるんだもの。宿泊代もくれないくせにいつも好き勝手する。
どうすればいいんだろう。いつも通りのいい子の対応はこの状況じゃ効きそうにない。でも素直に洗いざらい話したら、これまで積み上げたものが今度こそパーになる。考えた後にこぼしたのは「助けて、ください」なんて言葉で、惨めな気持ちになる。でも私はただ、寂しくて誰かに頼りたかった。
先生は私の腕を引き、合わない歩幅に速歩きになりながらついて行けば、そこは先生の家だった。担任だけど、朝のHRと数学の授業で会うだけ。行事も完全に生徒に委ねていて。気怠げで無表情でヘビースモーカーで、偶にノリが良いけど、生徒に人気って感じじゃなかった。
なのに、あったかいお茶を入れてくれて、うんうんと話を聞きながら優しく頭を撫でられた時、子どものように泣いてしまった。知らない人じゃない、心を打ち明けられる人の温もりが心地良かった。
それからすぐ、特定の生徒に肩入れするのは良くないのに、私は先生の家に住ませてもらうことになって。互いに惹かれ合うのにも時間はかからなかった。
満ち足りる、ってこういうことなんだと思う。毎日がキラキラしていて、周りの当たり前の生活がこれ以上にない幸せだった。偽物の笑顔が無くなったことでもっと皆と距離が近くなって年相応の女の子になれたし、先生もクラスによく顔を出すようになっていろんな生徒に囲まれてた。
修学旅行も夢のように楽しくて、誰かと同じものを一緒に食べれるのに感動してジーンとしていれば、先生に人間1年生だな、って笑われた。
進路については努力実って学費免除で合格できたので、母とはおさらばして一人暮らしをすることに決めた。
先生とも卒業式で最後にした。このまま関係を続けたかったけれど、先生は私のことを考えて、私は私でそれを前向きに捉えて、円満なお別れ。またいつか会おう、と桜吹雪の下で抱き合った。胸が苦しくて仕方がなかった。本当に大好きだった。
大学は、私みたいな子に気づいてあげられるように、と教鞭をとる道を選んだ。それだけじゃ足りないと公認心理師の資格も取った。勉強の楽しさをわかってもらえれば、何かの逃げ道になるかもしれないし、きっと将来役に立つ。誰かを救うことで私も救われるはずだ。一般企業に就職して社会経験を積んで、やっとこの春から、私も先生と呼ばれる。大丈夫、ひとりでもちゃんとやっていける。
予め先生同士の顔合わせで、職員室にお邪魔することに。簡単な自己紹介をしていたら、「すみません遅れました」と1人入って来て、目を見開く。どうしてここに。よろしく、と口パクする彼に体中が熱くなった。
いつもなら、起きた時とても良い気持ちだ。
でもその日は悪夢を見た。
忘れたい。その気持ち1つでその日を過ごした。
どんな楽しいことがあっても、どうしても
あの悪夢は忘れられなかった。
悪夢。それは、大切な友達にピストルで撃たれる。
そんな苦しい夢だった。
撃たれた時は、夢なのにものすごく痛かった。
どうしてあの大切な友達が…と、
夢でも考え込んでしまった。
この悪夢はどうしたら…
そう思っても忘れたいという気持ち一択。
今すぐにでも忘れたかった。
これ以上考え込んで自分に
嫌な思いをさせたくなかった。
トラウマになったらもうどうにもできないから。
今忘れたら…
この後、どれだけ幸せだろうか…
今は分からないけど、想像したい。「幸せ」を。
「忘れたくても忘れらない」
忘れたくても忘れられない
今まで生きてきた中で、そんな事は一つもない。
子供の頃、寝小便をチビッタ事。
幼稚園の時、卒業式で担任の女先生に「お前の顔なんか明日から見ないで清清する。」と言ったら泣かれた事。
お絵描きで自分だけ画用紙を沢山くれるので畳5~6枚ほど氷上のペンギンさんの擬人化した生活模様を書いたら、担任の先生に取られた。幼稚園の壁画にされた。幼児教育の本にも紹介された事。
ヨーロッパの童話を題材にした屋根上を少年が笛を吹きながらネズミたちを従えていく絵も取られた。府の展覧会に入賞した。その絵を写した写真1枚だけ帰ってきた事。
教育大学付属小学校進学を満員電車が嫌で断った事。ノーベル賞の山中教授と同級だったのに‥‥
小学生の1年の運動会のリレー徒競走で、自分のバトンに隣のコースの子の手が当たりバトンを落としてビリになってしまった事。その後、小2~高3まで、ずっとアンカーで1等賞を取った事。
小5まで女風呂に入っていて、女高生の天女の様なお姉さんを見て勃起したらその日から入場禁止になってしまった事。
中学の時、野球部で3年間頑張ってセンターで4番になった事。
高校の時、付き合った同級生の彼女と学校を卒業したら結婚して欲しいと言われたが、30才まで考えられないと言ってお別れした事。
大学受験で試験官の不正行為にとられる干渉行為で失点して合格を逃した事。幼稚園の時、断った同じ教育大学だった事。
大部後で高裁まで国及び文科省相手に裁判したが時効等で負けた事。
病気して死ぬかと思った事。
父母の介護して、順番に死んでいかれた事。命日忘れそうな事。
全部、忘れたくないけど、何時か忘れていくのだろう。
42作目
今いろいろ勉強中で、覚えたいけど、なかなか覚えられない 徳博😕
昔好きだった初恋を人の事を考えてしまう時がある
忘れたいのに忘れられない
忘れたくても忘れられない
あなたを忘れたいのに、あなたを忘れられない。
あなたはもうここにはいないのに。
四六時中あなたの笑顔が、泣き顔が 思い浮かぶ。
…なんでだろうね。
今まで一度しかあなたの顔を見たことなんてないのに。
去年の冬
私は妊娠を中絶した。
愛する彼と「一緒に育てていこう」って約束したのに
彼はそれを守ってくれなかった。
でも私は、それでも産もうと決心していた。
だってこの世に産まれてきてくれた
私達の
……私の宝物だから。
ある日
歩き疲れて、公園で休んでいると
女性二人が隣のベンチにやってきた。
そして耳にしたこんな会話。
「同性でも子供が産めたらいいのにね。」
「そうだね。かわいいだろうなぁ…」
「うんうん! 私が親になったら親バカになっちゃうかもしれないな笑」
「私も。超過保護にして…それから好きなものは何でも
買ってあげたい!」
…そっか
この二人は婚約者なのか。
この二人に子どもが出来たら子供も二人も幸せだろうな
ふとそんなことも思った。
それから半年経った頃
私は出産した。かわいい女の子だった。
私の出産に立ち会ってくれたのは
看護師さんと
それから…あの二人組。
二人は横で私の手を握りながら
「うわぁーん!!」
「おめでとうございますー!!よく頑張りましたね!」
と一緒に泣いてくれた。
やっぱりこの二人は純粋で良い子達だ。
私はあの日
二人にこう言ったのだ。
「私の子どもをあなた達が育ててくださいませんか?」
本当はこんな気なんか微塵もなかったけど…
この子を女手一つで育てたって
貧乏な思いをさせて、この子自身は幸せに
なれないと思ったから。
苦渋の決断だったけど
二人なら信頼できる。
ー「…本当にありがとうございます。
こんなにかわいい子を…」
「あの…時々会いに行ってもいいかしら…?」
すると二人は迷わずに受け入れてくれた。
「もちろんです!!」
それから私はずっと一人暮らしだったけど
寂しくはなかった。
今はもう彼女らのところには行ってない。
もうあの子達には
あの子達なりの人生があるんだから。
私は邪魔したくない。
…でもね
やっぱりね
忘れたいのに忘れられない。
『忘れたくても忘れられない』
あの時の孤独感。
あの時の虚しさ。
あの時の嫌な思い出。
あの時の辛い記憶。
全部忘れてしまいたいのに。
わたしに
実力が
足りないのは
分かってる。
だから
毎日
毎日
頑張った。
だけど
頑張りが
足りない。
本気でやって。
わたしたちは
これくらい
やったんだから。
そして
こんな結果を
出せたんだから。
あなたも
最低限
これくらいは
やりなさい。
そこから
練習時間を
増やして
途中
ほんとに
体が壊れるかも
と思った。
でも
なんとか
持ち堪えて
思うような
結果は
出せなかった。
あれ以上
どうすれば
良かった?
#忘れたくても忘れられない
小5小6でクラスメイトだった人にいじめられていました。
色んな先生に相談したんですが軽く流されてしまい辛かったです。
日に日にエスカレートしていきある日階段の上ギリギリで抱っこされて回転されたり机の角に思い切り押されて膝に未だに消えない傷があります。
忘れたくても忘れられない。むしろ今から謝られても許さないですけどね
階段を上っている時に強風が吹いた
ヒラッと前を行く女の子のスカートが捲られ
パステルカラーのピンク色が、ふわり
見えてしまった…(赤面)
運命なのか偶然なのか
その女の子は今、僕の彼女
「ね!わたしの好きな色、わかる?」
ショッピングモールで振られた会話にドキッとする
「あー。たぶん水色かな?」
正直に"パステルカラーのピンク色"だなんて
付き合い始めてまだ一か月
度胸もないし、言えるわけもない
#忘れたくても忘れられない
その昔。新婚旅行へ行ったのだが、
お土産をどのくらい買ったら良いか分からず、
多めに買った。
予想通り余った。
そのお土産(お菓子)が…まだある。
まだあるのだ。忘れ去られたように置いてある段ボールの中に。
密封されている為、ニオイも何もせず。
ただひっそりとそこにあるのだ…18年も。
忘れたくても忘れられない…
paki
記憶は美化されやすいってよく言いますよね
実際記憶って辛い苦しいというものよりも楽しい嬉しいというものの方が持続性があり、最終的に残るのは幸せなものなんだそうです
だからなのかな、忘れられない
事実いい思いしていないから忘れたいのに
残っている記憶が優しすぎて忘れられない
悲しいのに悲しいとひとり呟いたって仕方もない
忘れたいよもういいんだって
なんだかんだ私だけひとりぼっち
取り残されてこのまま
なにやってるんだろう
また嬉しい記憶を作ったって
悲しい記憶が無くなったって
事実はなんにも変わってない
忘れられたいいっその事忘れてしまえよ
幸せな思い出に埋もれて
私は面倒くさがりだ。
しなくて良いことは極力したくはないし、変化が嫌いだし、頭もそんなに良くない。
だからクレジットやキャッシュカードの暗証番号を決める時は困った。自身の誕生日は危ない。親兄弟の誕生日も、もしかしたら。
覚えやすく、且つ容易には解明されない、四桁の数字。
考えた末に、これなら、というものに決めた。
これなら、一生涯忘れないと思ったから。
十年経って、指すらその並びを覚えてしまった。
何も思い出さずに、今日もその番号を押す。
もはやとっくに意味なんて無くなった、ただの数字の並び。
貴方の誕生日。
変える理由なんて無い。
私は面倒くさがりなんだ。
(忘れたくても忘れられない)
「忘れたくても忘れられない」
毎日頭の中に浮かぶ。
卒業してから、1年がたったのに。
〇〇先生、会いたい。
私はもう社会人。
〇〇先生にどんだけ助けられたか。先生を思い浮かべるだけで救われてるよ。
でも、これは叶わない。
忘れたくても忘れられない。
「どうした?そんなところで。」
「あ、いや、考え事してただけ。…そっちこそ、何でここにいるの?」
「あー、彼女と喧嘩してさ。」
「そうなんだ。」
寒さで外に出るのも億劫になってきたこの季節。人気のない廊下でぼっーとしていたところを、よりによってこの男に見られてしまった。
「何で喧嘩したの?」
「それが、私のこともっと好きって言ってよ。他の人見ないでよって怒られてさ。俺はずっと伝えてきたつもりだし、彼女以外みてないんだけどな、って悲しくて。」
「…大変だね。」
自分はやったつもりなのに、相手はそうは思っていなかったって辛いよね。そう表面上で共感しても、心の奥底にあるずっと前に割り切ったはずの気持ちを思い出しそうになる。
「…俺、やっぱ戻るわ!話聞いてくれてありがとう。寒いからこれあげるよ。」
そういって渡されたのは、暖かいカイロだった。相手にとって何気ないことでも、好きな人だったらとても優しく見えたりする。
だって今も、ずっと前に諦めたはずのこの気持ちが忘れられない。
忘れたくても忘れられない
またそうやって、勘違いするようなことするから
忘れたくて忘れようとしている自分を
しっかり受け止めよう
忘れられなくて苦しい自分を
そのままでいいよと抱きしめよう
その状態をだめだと捉えないでね
その状態でもいいんだと思うと
その感情から少しだけ離れることができる
その時に手放す作業をしてしまおう
面倒だと思ったら
その面倒という感情も丸ごと手放そう
地道な作業
でも確実な作業
〜忘れたくても忘れられない〜