『忘れたくても忘れられない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どうしても思いだせない
なんだったかなー?景色はでている。
思い出せないことを
忘れたくても忘れられない
忘れたくても忘れられない
今でも鮮明に覚えている、
2011年3月11日。
被災はしてませんが、忘れられません。
実際に被災された方もいらっしゃるかも。
それを考えると、詳しく書く気にはなれません。
水が流れる音がする。白いシンクは、ほんのりと赤みを帯びている。拳には血豆。
血はとっくに止まった。傷は大きくない。骨も問題ない。それなのに手を洗い続けている。
棒立ちで、無表情。狂ったように、見えない血を洗い落としている。
消えない。
忘れたいのに、身体の芯から離れない。手の皮膚から自分の中に入り込み、身体の一部と化した。
手にはまだあの感触がこびりついている。手の甲の痛みと、温かい鮮血。鼻の骨が折れる、あの独特の音。
『忘れたくても忘れられない』
嫌な記憶が蘇る。
脳裏を苛み、叫びたくもなる心情。
「忘れたくても忘れられない」
映り変わる風景。打ち付ける波。
息を潜め耐え続ける。
嫌な事は全て、
一度に来てくれたらいいのに。
思い出しきれない何かが、
きっとまだあるんだろうなぁ。
忘れたくても
忘れられない
初恋の
貴方の顔
貴方の瞳
貴方の声
貴方の髪
貴方の息遣い
貴方のにおい
貴方の雰囲気
まだ鮮明に覚えているわ。
「忘れたくても忘れられない」
恋は上書きされるものだと思ってた_
いつも通りに吹く冷たい風と
いつも通りに私たちを照らす夕日と
いつもとは少し違うあなた
珍しく私の目の前に立つあなたに
少し違和感を覚えながらも
いつも通りにしていた
あなたの方を向くと
あなたの顔はやけに真剣で
今から改まった話でもしようとしてるのか
と思ってしまうほどだった
ふと固く閉ざしたあなたの口が開いた
言われる言葉は分かっていたのかもしれない
いや、分かりたくなかったんだよな
どうかいつも通りでいようとした私は
笑いながら聞き返した
それであなたの言葉が変わる訳もなく
私の瞳から溢れるものが
あなたの心と私の心を引き離した
ひとりぼっちの帰り道を照らす夕日が
私たちの別れを静かに告げている
もう影は私ひとりだ
いつもと同じはずの買い物袋が重く感じる
いつか思い出になってしまうのなら
せめて最後は笑いたかった
綺麗に散りたかった
なんて昔の記憶を思い出しながら
またこの道を歩く
久しぶりに帰ってきたよ、ただいま
忘れたくても忘れられなかった
この道。
一度触れてしまったら最後。
その呪いからは逃れられない。
全てを見透かしてしまいそうな鋭い瞳も。
私を焦らすかのようなその態度も。
全てが愛おしい。
忘れたくても忘れられないあなたの姿。
離れたくない…、けれど離れなければならない。
だから私は、あなたから手を離して駆け出した。
『はぁ、はぁ…すいません、遅れました』
「遅刻の理由は…?」
乱れた呼吸を整えた後、私は先生の瞳をまっすぐ捕らえて言った。
『…猫を、触ってました』
また逢えるなら
教えて欲しい
独りで何を思い
飛んだの
あの子犬は
傍で見ていたの
あの夜
もう
決めていたの
私のせいなの
「忘れたくても忘れられない」
#9 あの日から、ちょうど1年が経った。
あの言葉は一生忘れないと思う。
頭が真っ白になって、
この先の未来も真っ暗になったようだった。
絶望。そんな言葉が浮かんだことを昨日のように覚えている。
もう、何も考えたくなくて、全部が嘘だと、思いたかった。
全て忘れたい。
でも、忘れられないのだ。
どうしようもできない。
目を逸らしたくても、そらすことができない現実。
今、自分に起きているとも思いたくないけど、
それが本当だから。
だから、一人で抱えて過ごそう。
必死に隠して生きていく、そう決めた。
___忘れたくても忘れられない
忘れたくても忘れられない。
忘れたくても忘れられないのは
いた気配。
香りもうっすらと。
何年経っても
忘れたくても忘れられないのは
心が痛むから。
忘れたくても忘れられない
昔々の一番ひどい時の話。
私は本棚の本を落として暴れた。
その後寝ていたら父が起こして
「これ直しとけよ」
と言った。
その後頭がおかしいんじゃないか?と、
首を傾げた。
その光景は今でも思い出す。
その頃から父が苦手だ。
光沢のあるビーズが縫い付けられた煌びやかな鞄、動く度ふわりと揺れるドレスの裾、裾から伸びるすらりとした腕、しゃんと伸びた背、そしてー·····
ゴンっ!!と鈍い音がして重い瞼を無理やり開ける。投げ出した私の腕、その先の脱力しきった手の甲に熱を感じる。動く気になれずただじっと見ていると、じくじくと痛みを感じ始めてしまった。
それからも私は動かなかった。数十秒·····数分?とにかく何をするでもなく時間を浪費している。ああどうしよう。はあ、と体に溜まった空気を勢いよく吐き出す。それまで私の体は空気でいっぱいで苦しくて、しかし空気を吐き出しても苦しさは消えない。なんなのだ。ああ、違う、こんなことをしている余裕は無いのに。
忘れたくても忘れられない
ふと手にした写真
手を引くその力も
後ろからかけられる声も
あの頃のふたり
しめつけられる感情と
切なさが混ぜあって
またやってくる感覚が
私を振り返させる
忘れたくても
忘れられない
会いたくても
もう会えない
思いと現実は
逆行してばかり
込み上げる感情の
行き先なんかないのに
何も知らないように
またここにやってくる
行き先がないのに
追いかけていきたい
それをとどまれるだけ
大人になったのかな
私の持つ意味を
私自身が押し返す
成長という名の臆病
結果を予想できないドキドキに
期待しなくなっていた
苛立つほどの悲しさを
あの頃のふたりは
知らないように
手を取り合って
笑っている
今の彼氏と付き合って2ヶ月
今の彼氏は、好きな訳では無い、
でも、私を満たしてくれる
私があの人を忘れるために
名前も、顔も、匂いも、
全部、全部
忘れたくても忘れられなかった
だから人に助けを求めた
『忘れたくても忘れられない』
忘れたくても
忘れられない思い出が
誰にでもあるはず
くやしい、悲しい、
つらい、恥ずかしい
これらの感情が
思い出にくっついているから
忘れられない
そんな思い出は、
教室に迷い込んだハチ
追い出そうとしても
なかなか出ていかず
ともすると刺される
じっとして、
見てるようで見ないでいると
いつの間にか窓から出ていく
そういうもの
題「忘れたくても忘れられない」
忘れたくても忘れられない
それはそれは憎い人がいたのですが
新たに憎い人が現れたので
前の憎い人の事は忘れられたんです!
呪いの儀式は要らないと思います
ただ憎い憎いと一心不乱に念じていれば
相手にそれなりの不幸は訪れるようです
ねえ、あなた、お暇でしたら
私に憎まれてみませんか?
私に危害を与えてみて下さい
なかなか無いでしょう?どんな形でも
ここまで誰かを想い、想われるなんて事
私はあなたの事を、ほぼ1日中、365日、
たえずたえず、繰り返し繰り返し、
ひたすら想い続けます
最初はあなたも怯え、憤り、許しを乞い
それでも駄目なら あなたも私を憎みはじめる
そしたら両想いですね!
どうです? 少しは楽しそうでしょう?
昔付き合ってた女なんだけど
すげえ 綺麗でさ
そいつが眠ってから
そっと 観察するのが
俺の趣味?みたいなもんだった
髪の毛の先っぽから
額 眉頭 鼻
唇 顎 喉 鎖骨
胸 臍 腿
脛 脹脛 爪先
って毎晩辿って
その綺麗さを堪能してから
俺も眠ってたわけ
あの晩も
同じように髪の先っぽからはじめた
爪先まで行ったとき
ふと気がついたらさ
右の親指の爪先が
黒く汚れてたわけ
そんなの初めてで興奮しちゃって
でさ
よおく見ると
ちいさい 文字だったわけ
…Und wenn du lange in einen Abgrund blickst, blickt der Abgrund auch in dich hinein.…
ドイツ語ってやつ?
驚いてさ それを一生懸命読んでたら
その女
起き上がって
こっち見てたのよ
顔皺皺にして
にんまり笑ってたわけ
あの女
顔が別人みたいになってて
怖くて逃げ出して
それから一度も会ってない
俺、忘れたくても忘れられねぇわ
あのドイツ語も
長いのに忘れらんないのよ
せんぱいは のこったビールを
のみほして
おかわりを たのんだ
そのこえは すこし
ふるえていた
わたしは せんぱいの
はだしの あしのつめを みた
あなたに恋をした
仲良くなった
そして休日に遊びに行った
楽しく遊んでいたけど
急激に冷めて
あなたのことを思い出すと嫌悪でしかなくなった
この恋は忘れたくても忘れられない
私の中にシミを残して去ってった
誰か私に、漂白剤をください
好きな人とすれ違った。
「,,,。」
君は何も無い振りをするから、私はちょっと、モヤモヤ
した。
ちょっとくらい意識してくれたかと思えば、他の子と喋
ってるし,,,忘れたいのに忘れられないこの出来事,,,。
失恋ってことで、いいのかな,,,。
お題 忘れたくても忘れられない
⚠ 実話ではありません。
とある卓球大会にて
全国ろうあ(耳の聞こえない人のための大会)にて、日本代表と試合できたことだろうか。
もちろん勝てるはずがないのだが、奇策を立てて実際に点を決めることが出来たことだろうか。
あのしてやったり感は非常に気持ちの良いものがあった
#忘れたくても忘れられない