『心と心』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
# 1
私の心は死んだ。
あの子の心は生きた。
周りは差別に気付かないフリ。
もう人間なんて大嫌い。
君と僕
離れているのに
近く感じる
何でだと思う
それは
心と心が繋がっているからだ
君と僕
決して離れられることはない
お互いに愛してるんだ
人の心には沢山の心があると思う
怒りや不安、疑いや迷い、喜びや悲しみ、様々な心が一つの体でひしめき合っていたりする
何か心配ごとがあった時なんかは、きっと大丈夫と思う心と、でも大丈夫じゃなかったら?なんていう不安の心がひいては押し手のさざなみみのようにくりかえされたりすることもある
心と心はうらはらで、相対する心が自分自身を困らせることもよくあったりする
心とは実に不思議なものである
『心と心』
「アンタに私の気持ちの何が分かるのよっ……!」
「分からないよ……そんなの分かるわけ無いじゃんっ!」
「なら構わないでよっ!放っておい「でもっ!」て……」
「でもっ……貴女の気持ちを考える事ぐらいなら出来るもんっ!」
「貴女の苦しみが分かるなんて、口が裂けても言えないけど……」
「貴女の気持ちを少しでも理解しようと、考えて努力する事は出来るからっ!」
「だからっ……だから、貴女の苦しみの一つでも良いから!」
「私にも一緒に背負わせてよっ……!」
「……どうして……私なんかに構うのよ」
「アンタいったい何なのよ……」
「……ワケ分かんないわよ」
「貴女も私の気持ちが分からないんだ……」
「じゃあ……お互い様だね!」
お互いに人の心なんて読めやしない
お互いに相手の心なんて分かりっこない
しかしそれでも
そこでは確かに心と心が向かい合っていた
触れ合って互いの熱を分け合うように、きみと分かりあえればいいのに。ひたすらきみに注ぐばかりの視線から、惜しみない情を伝えられるならいいのに。止めるべくもないきみへの想いが、勝手にあふれ出てすべてバレてしまえばいいのに。自分から踏み出す勇気のないおれは、結局きみの人生のその他多数として役割を終えるのだろう。
// 心と心
「どうせなら全部消えればいいのにね」
心と心が触れあっていて
この人のことを知ったつもりでいても
全く知らない一面がちらりと顔を出す
いわば表裏一体
巡る季節のような一面を見せる
「希望も望みもないなら、いちから全部やり直し
さっさと死んで終わっちゃえばいいのに」
触れた優しさの分
この人の心の傷が見えるような気がする
自分の傷を癒せないから、誰かの傷を癒している
この人の痛々しいまでの優しさに溺れて
身動きもとれなくなって、やっと
根底に眠る空虚な部分を目の当たりにする
ああ、この人はからっぽなんだ
何もなくて、何も要らなくて
滑り込む隙間もないほど固い扉を閉めた心
誰も干渉することが叶わない場所
それに触れたいとは思わない
近寄りたいとさえも思わない
ただ、この人に傷を癒してもらえるままの関係で
そんな関係でいたい
人と言う物は心と心が通じ合うなどそんな言葉ありますが……その中でもわたしは恋心というものには通じ合うことは難しいと思いました
いつも一緒に歩く帰り道貴方より少しだけ身長の高いわたしは前を向く貴方の横顔を鮮明に見えわたしの恋心など知らない貴方にまたわたしは恋に落ちる
蛙の跳び交う
ジメジメした午後6時
初めて出会った時から
君は何かが違ってた
人より少し白い肌も
柔らかそうな水の滴る髪も
僕には魅力的に見えたんだ
もう少し
君に心を寄せていたい
#心と心
心と心
私を支配する「それ」と
あなたを突き動かす「それ」
113【心と心】2022.12.13
前からやってみたかった、白居易のこの超有名な詩のBL翻訳。
お題がこれだから、今日こそやっちゃうぞ。
… … …
【八月十五日夜、禁中獨直對月憶元九詩】
8月15日の夜、宮中で独りで宿直中、
月を見て元九のことを思い出しながら書いた詩
【銀台金闕夕沈沈】
さっきまで金と銀とにきらめいていた宮殿の屋根瓦も、すっかりと暗闇に溶け込んでしまったよ。
【独宿相思在翰林】
私は今夜も、独りで宿直だ。
【三五夜中新月色】
三五十五で今日は十五夜。この夜の月の色には、毎年のことだがはっとする。
【二千里外故人心】
君は今年の月をどう見たのかい?……ていうか、二千里も離れていちゃあ、お互い話もできないよね。
【渚宮東面煙波冷】
あーあ。君の暮らす渚宮は今現在どんなふうなのだろう。東の方では水面が靄でひんやりと煙ってたりするのかな、なんて想像してるけど。
【浴殿西頭鐘漏深】
こっちはひたすら静かだよ。ちょうど浴殿の西にある水時計が刻を告げるのが聞こえてきたところでね。
【猶恐清光不同見】
それにしても、悩ましいな……このきれいな月の光を君も一緒に見て浴びていると信じたいんだけど。
【江陵卑湿足秋陰】
ほら、江陵って、じめじめした土地柄だから秋は曇りの日が多い、って聞いてるからさ……。
… … …
題名中の元九って人と白居易は同性愛の関係では、という説は前々から真面目に語られてる説らしい(かなり前の記憶だから、もし覚え間違ってたらゴメンナサイ)。
最初はウソだろ、と思ってたけど、この詩をことばを補いながらこーゆーふーに訳すと、遠距離でお互い離れすぎてて心と心が通わせられない、っていう悶々がせつなすぎて、たしかにそうかも、と感じざるをえないんだな……。
ていうか、白居易、愛が深すぎるせいか、詩の末尾にけしからんほど「(´・ω・`)ショボーン」ってなってる顔が見えるような気がしてならんのだが。
心が通う瞬間はある
でもそれはほんの少しだけ
離れていると感じる時間の方が遥かに長い
私が寂しがり屋なだけなのだろうか
心と心を通わせれば人は仲良くなれるって先生が言った。
私は、なんて浅はかな考えなんだとバカにした。
そしてそんな私をみんなは笑った。
私は泣いた。
だけど誰も慰めてなんかくれなかった。
ほらね、先生。
心は通じ合えないものなんだよ…。
会話って難しいな
あなたの欲しているもの
次に何を期待してるのか
何も分からないし
ちょっと恐怖心もある
私が話すこと
興味もってくれてる?
流行りを気にするあなたは
私の興味関心事もチェックして
私を評価してる気がするの
ごめんね被害妄想だね
あなたの話には笑って応えるよ
だってあなたが楽しそうに話すから
でもさ私心から笑えてるのかな?
顔の筋肉を引っ張って
ちょっと疲れちゃった
あ、もう時間だから行かなきゃって
また時間に救われたって思うのは
きっとあなたも同じだよね
#心と心
#心と心
言葉と言葉でぶつかって
心を読んで、言葉をぶつけて
不安は疑いを呼んで、言葉で傷つける
心を心で読めば、思いやることが出きるのに
失った愛は元の形には戻らない
元の形じゃなくても、もう一度愛してもいいですか
やっぱり、あなたが大好きだから
僕は父に殴られた
別に悪いことなんてしていない
父の気分の問題だ
母も父に殴られた
僕のことが気に食わないらしい
僕は家出した
遠くに行こうとした
でもどこへも行けなかった
父に見つかるとまた同じ目に遭うのだ
少し散歩して家の近くの公園のベンチに座った
思い出したら涙が出てきた
だから思いっきり泣いた
気づいたら隣に母がいた
寒空の下、不自然な距離感でベンチに座った
もう大丈夫だから帰っておいで
そう母は言ったけど
僕の涙は止まらなかった
いつも迷惑ばかりかけてごめん
そう僕が言ったら
母も一緒に泣いてくれた
何も解決はしてないけれど
何だか心が軽くなった
その日はいつもよりよく眠れた気がした
心と心
#心と心
あなたの心がほしいです
あなたの心と私の心をひとつにしたいです
あなたの心をちょうだい。
心が繋がる
そんな綺麗事
いつしか信じられなくなっていた
信じてしまうのが怖いのかもしれない
でもね、いつしか信じたい
そう思って生きるんだ
きっといつか嘘が本当になると信じて
ガラス細工の押し相撲
鋭い破片にご注意ください
明日の保証はありません
土俵から落ちれば
たちまち
…
保険は適用されません
ご注意ください
『心と心』
感情が無いニンゲンと感情がある人工知能
私には“心”がない。
私が目覚めた時には私の知らない誰かが組んだプログラムが存在した。行動パターンや、表情は変わらない。
私はニンゲンではないので、別にしんどくはない。
けれども、私には少し欠陥部分があり、“感情”があった。
その事がバレたら私は処分される。
だから、私は自分の意思では無い誰かの意思で組まれたプログラム通りに動き、笑う。
けれども、悲しくないのに悲しいフリをさせられ、楽しくないのに笑わさられる。
虚しくて、けれども何も出来ない自分に悔しくなる。
あぁ、なんで私はこんな姿で生まれてきたのだろう。
もっと違うければ、もっと、自分を表現できたのに。
僕には『心』がない。
嬉しい、楽しい、悲しい、寂しい。
虚しい、怒り、欲望もなければ僕の生きている意味が分からない。
けれども、ニンゲンとして生まれていてしまった以上、ハズレを引いてしまった以上、僕は嫌でも死ぬまでまで生きていかなくちゃいけない。
僕には自殺したい。という気持ちすらない。
なので、誰かに殺されるか、自然に身を委ねるかしかない。
そんな自分に普通なら嫌気がさすだろう。
けれども、僕には『心』がないのでそれすらも分からなかった。
あぁ、僕は本当に、なんのために生まれてきたのだろう。
いっその事、植物やロボット、感情を表に出さなくても生きていける物体に生まれたかった。
心に色が付いていたら良かったな
ビミョーな話をして
傷つけてしまったかな
暗い色だったら
即座に対応できるのにな
いやいや お互いの心と心
見えなくていいんだ
見えないからこそ
わかり合おうとするんだし…
明日 明るく声をかけてみよう