『後悔』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
後悔…別にない気がする。その時の最善を選んできたつもりではあるので。
後悔は返らない?
ああ、それは、違うなぁ
後悔は先に立たないのよ。
うん? 立つのは杖じゃないか?
杖は多分なぁ、
転ばぬ先の杖だな。
あ、そうそう、返らないはあれよ
覆水盆に返らずよ。
盆が空だったら大丈夫じゃないか?
そういう事をいう子供だったらカワイイのよ。
そういう事をいう中年にならないタメに勉強するの。
40にして惑わずよ。
選ばなかったことを後悔するぐらいなら選んで後悔しろと人は言う。けれども私は、選んだことを後悔するなら最初から選ばなければいいとも思うのだ。選ぶ重みを知っているから、介入することの難しさを知っているから。私だけは、そう思っていたい。
後悔
私は暗闇の中で、4時に差し掛かるこの時間に1人の友人について深く考えている。
彼女は小学生からの仲で16.7年くらいの付き合いになる。
初めて出会った時、彼女は優しさの塊で控えめでとてもいい子だなと感じた。
すぐに仲良くなった。
仲良くなってからは、毎日放課後17時のチャイムが鳴っても2人でずっと笑い合いながら話し続けた。
私はその頃、女の子の中では割とやんちゃで男の子っぽい遊びが大好きで少々破天荒な事をやらかして楽しむタイプだった。
彼女はその真逆で、ほわほわしていて女の子らしいものが好きで先生の言葉をよく聞くいい子だった。
私は彼女のホワホワした優しいところが好きだった。
実はしっかりしていて賢いところも好きだった。
彼女は私のわんぱくな世界を受け入れてくれて、むしろ私よりもわんぱくになっていった。
お互いが自分に足りない刺激をくれるようで、とても楽しかった。
私達は、親友と呼べるほどの関係だった。
中学に上がり、クラスが端と端になった。
今までずっと同じクラスだった彼女と、初めてクラスが離れた。
知らない子たちが多くて、大好きな彼女とクラスが離れてとても不安だったのを覚えている。
帰り道にどんな感じだったか話そうね!と約束してそれぞれクラスへとわかれた。
自分のクラスに入ると、知らない子が仲良くなろうともちかけてくれたり、偶然知っていた友達と再会できて楽しかった。けれど彼女のいないそのクラスは寂しくて、退屈に思えた。
放課後になり、一緒に帰ろうと彼女のところへ一目散に会いにいくと、彼女はクラスの中で新しい友達ととても楽しそうに笑っていた。
帰り道私は、
「これからあんまり楽しめるかわかんないな、不安だなあ。」
そう伝えると彼女は、
「私のクラスは楽しそうでラッキー。これから楽しみだなあ。」
そう言って、新しくできた友達の素敵なところを語り続けた。
私達は学校への行き帰りは一緒に行こうと約束をしていたので、必ず一緒に登下校することになった。
私は、彼女と話すことが大好きだったから登下校が楽しみだった。
けれど彼女が話すことは全てクラスで起きた話で、それは私のクラスで起きることとは正反対で、いつも知らないその楽しい世界の話をされることが苦痛になり始めた。
私は、自分のクラスの人があまり好きではなかった。
静かで冷たくて上辺だけな感じがして、表面上では仲良くしていたが深く仲良くなりたいと思う相手はいなかった。
彼女と過ごしたいと思う気持ちは強まった。
しかし彼女はもう既に、新しい友達に心が埋め尽くされているかのように感じた。
私の話もあまり聞いてくれずに、新しい友達との話ばかりをするようになった。
次第に私は寂しいを通り越して、なんだか不快な気持ちになってきてしまった。
どうして、私の話を聞いてくれないのかな。
もう、私のことは興味がなくなったのかな。
そんなふうに思って、
自分だけがこんなに彼女のことを大事にしているのがバカらしく思えてきた。
だから、私は自分のクラスで本当に仲のいい子を作ろうと思った。
自分が拒否していただけで、クラスの子達は快く受け入れてくれた。
そして一気に仲良くなり、大親友ができた。
私もいつしか彼女のように、大親友の話をするようになった。
どんなところが素敵で、どんな趣味を持っていて、どんな考えを持っていて。
その時はもう、彼女のことを考えることを忘れてしまっていた。
彼女が寂しそうな顔をしているのにも気づかずに。
私は、登下校もたまに新しくできた親友とするようになった。
だんだんと、彼女と会う機会も減っていった。
ある日彼女はそれを寂しいと伝えてきた。
でも私は、それを適当に流してしまった。
その頃彼女はグループの子達と揉めていたらしく、大好きだと言っていた新しい友達たちに省かれてしまっていたらしい。
当時の私はそれを聞いた時、あまり可哀想だと思えなかった。
私を無視して、その子たちのことばかりを追っていたのに今更私のところに来ないで。と思ってしまっていた。
傷ついている彼女に、何もしなかった。
私は彼女を親友だと何度も感じたはずなのに、その彼女を傷だらけのまま放置した。
そして、謝ることもせず私は今も新しくできた友達を最優先して生きている。
彼女とは高校まで同じ学校だったけれど、適当に接して一応友達という感じで仲良くしていた。
そして私は、高校でも新しい友達を優先した。
彼女はなぜか、あまり楽しそうではないように感じた。
いつしか自分から友達を作らなくなった。
ネガティブな言葉を吐くようになった。
私は彼女の気持ちがわからなかったし、わかろうともしなかった。
そばにいたいともあまり思わなくなった。
そうしてるうちに社会人になった。
私は地元から出て、離れたところに住むことになった。
彼女はたまに手紙を送ってくれる。
会いたいとか、頑張ってね、とか応援しているよ。とか。
優しい言葉を送ってきてくれる。
私は、複雑な気持ちでそれを受け取る。
私はあなたを見捨てたし、大切にしなかった。
受け取る権利のない私に今も手紙を送り続けてくれる彼女になんとも言えない気持ちでいる。
会おうと言われても、会える気がしない。
全てを伝えられたらと思った日は何度もあった。
しかしそれをプライドが邪魔してくる。
私の嫉妬心や、寂しさが彼女を傷つけることになったと認めることが嫌だった。
そうして大人になった今も、伝えられずにいる。
どんなに彼女を思っていたか、どんなに寂しかったか。
傷つけてしまったことをどんなに謝りたかったか。
この後悔を、いつか私の中から捨て去る日がくるだろうか。
伝えなければならないことを全て伝えて、早く君と小学生の頃あのベンチでそうしたように、また心から笑いあいたい。
あの日死んでいれば
後悔なんてなかったのかもしれない。
本日のお題『後悔』
あなたをもっと早く好きになればよかった
だって そしたら
あなたともっと思い出をつくれた
あなたともっと一緒にいられた
あなたともっと幸せになれた
でも もう
あなたはここにはいない
あなたの声は聞こえない
あなたとの新しい思い出は もう二度と作れない
そこに残るは後悔ばかり
さようなら さようなら
また逢える日が来たときは
この後悔を二度と残さないように
あなたと過ごしたいと思っています
さようなら さようなら さようなら
後悔···それは、あの時···彼女を助けられなかった事だ。
彼女は、あの時···僕の目の前で消えていった。
彼女が自害したあの光景は···今も僕の記憶に刻まれている。何故、彼女が死なねばならなかった?どうして···彼女がこの世を去らなければならなかった···?いや···彼女は僕や周りに言えなかったんだ···苦しいって、辛いって言えなくて···、溜め込んでしまっていたんだ···。それを僕は、気付けなかった···気付いていれば彼女は自害せずに済んだのかも知れないのに···。どうして、僕は気付けなかったんだ···。
後悔、それはあの時彼女を助けられなかった事だ。
今も、僕は朝を迎えられず···夜の中にいる。
後悔
後悔 今後ともよろしく
一生付き合っていく仲だから
後悔は私の友達
後悔は数え切れないほどにしてきてる
同じ間違えも何度もした
失敗から学ぶというけれど
1度の失敗からだけでは学べていないから
同じミスを繰り返してしまうのかも
後悔したその場では
次はこうしようとか
これがいけなかったとか
反省会をして落ち込むんだけど
実際に反省会が生きたことも
なかなか無くて
実際に失敗した時は
落ち着いてられないから
反省会のことも頭から抜け落ちるんだよね
「後悔」した?
そう聞くけど君は黙って私からすぐ逃げる。
追いかける気にはならない。
私の聞きたいことまた閉まって手を振るのをやめた。
前には前まで嫌いって言ってた子と仲良く話して
楽しそうな君。その横は元は私なんだけどな。ってボソッて私は言った。私は「後悔」した。
あの時君が私に話しかけてこなきゃ、あの時私が君と話さなかったら。でもね、私君から教わった事多分忘れない。
私に普通に接してくれてありがとう。
君に私は普通に接してたか、そう問いかけられると
自信ない。
本当は胸を張って言いたい。
でも、君は授業中抜け出し私を1人にする。
逆に私は休んで君を1人にさせちゃう。
でも、君は私と違って、沢山話せるし、コミ力も高くて
1人ではない。
でも、私は君がいないと孤立して、なんにも手に付けれない
授業が終わり、クラスに帰ると君は先生と楽しそうに話していた。私には見せない笑顔で。
私そんなに頼りなかった。?
徐々に君は私より。先生と話す機会が多くなってきた。
私と話す時は気を使って、話す機会が多くなった。
そんなの、君と今まで沢山話してきたからわかるよ。
そんなのも全部嫌になった。学校に、行くのを私はやめた
高校生になってまで、不登校。
君はそんな私の事は嫌いと周りに言っていたそうだ。
今は君とクラス離れて何故か嬉しい。
離れることに抵抗あったのに、今じゃ離れた方が楽で仕方ない。授業でたまに会うぐらいで、ほとんど会えない。
久しぶりに話した君は私なんか眼中に無いみたい。
通り過ぎる君は知らない人。
私もそんな君にこう呟く。
「やっぱり、私君のこと嫌い。」
君との1年間白紙みたいに消えかけの思い出、
君はとっくに消えてるかもだけど、
私はきっと君を忘れないし、きっと消せないから。
もう1回、「君は後悔した?」
私は後悔してないよ。今でも友達だって、思ってる。
私だけ。
君が笑って学校生活過ごしてたらもう良い。
私の、悪口を言おうが、それだけ私を見てくれて
気にしてくれて、ありがとう。
そういうところほんと好き。
女の友情は脆いな。
後悔
かなしみを笑顔で塗り隠すのは、
僕なりの人との向き合い方なのです。
だけれどテーブルのシミみたいな嘘が
頭の中をぐるぐる回る。
囁く。また本当のことを言えなかった。
何もない夜が繰り返されて、
僕はとうとう頭を抱えた。
こうすれば良かっただの、
ああしなきゃ良かっただの、
そんな後悔とはとんと縁遠い。
どうしてかって?
うまくやりゃ手に入ったモノだとか、
やらなきゃせめてマシだった関係。
そんなものを一つひとつ惜しめるほど、
もう全力では生きちゃいないからさ。
************
後悔
************
所感:
あるがままを受け入れているわけではなく、
さりとて掴み損ねた未来に悔いも未練もない。
単に、何かに執着し続けていられるだけの体力も気力も無くなってきた、つまり老いただけのことです。
あのとき君に真っ直ぐな思いをぶつけていれば
結末はきっと違うものになっていたんだろうね
目眩がするといつも貴方が見える。
貴方は私の後ろから肩を抱いて、私に何かを囁きかけるのだ。これは正しい、あれは違う、けれどきみは何も悪くないと、慈愛に満ちた静やかな声が鼓膜を、頭の中を震わせる。
私は痙攣する手で自分ごと貴方を抱きしめて許しを乞う。許しが必要となるようなことなど何もしていないはずなのに、不安が止まらない。貴方に嫌われたくなかった。私の起こした些細な物事で貴方の機嫌を損ねてしまう可能性を何度も思い浮かべては、恐怖に呑み込まれそうになる。
私を払い除ける手が、非難する目が、刺々しい声が鮮明に想像されて、その度に涙で視界を歪ませながら何度も貴方の名前を呼ぶ。そうすれば、陽炎のように揺らめく貴方は私を白いその腕で抱いて安心させてくれた。貴方は私を愛してくれていた。
「大丈夫」
(全て後の祭りだった。いくら懺悔しようとも本当の許しを得ることなどできない。
一時の激しい感情が引き起こした悲劇はもう既に手の届かない過去の遺物となってしまった。
目を閉じた。
暗闇の中、まだ貴方は微笑んでいる。大丈夫だ、だいじょうぶ、まだ貴方はここにいる。そう言い聞かせ続けた。透き通るような貴方の声が聞こえる。ひんやりとした貴方の指先の感触が伝わる。貴方の目が、目が。私を見つめている。覚えている。
都合の悪い事実は忘れることにした。)
「すきだよ」
何度も伝えた想い。貴方から返ってくることを待ち侘びた言葉。やっと聞けたそれはひどく不安定で曖昧で。後ろを振り返り見た貴方の顔は、煙のように虚しく濁り霞んでいた。
ああ、ちがう、ちがう。私が欲しかったのはそんなに薄っぺらなたった四文字の台詞ではなくて、貴方の心も生命も感じられないあからさまな作りものじゃなくて、ああ、満足など一瞬のことだったと。
私が上手く自分を誤魔化すために生み出した夢は、現実との齟齬と過去の私に殺された。知っている。貴方はこんなことを言ってはくれないのだ。
あなたがわらっている。
責め立てるように、あわれむように、嘲るように。
汚れの落ちない手をぶら下げて、自業自得の受け止めきれない現状を嘆き崩れ落ちた。
【後悔】
父がパチンコ屋で交換した望遠鏡、さっさと使っていれば良かった。
大好きな夜空の星をたくさん観察したかった。
今、星を見ようと夜空を見上げたところで。
見えるのは等間隔に並んだ星。
便利な世にするために大量に打ち上げられた人工衛星だけだ。
ああ、もったいないことをした。
テーマ「後悔」
後悔しない為に ー ってよく言われるけど
後悔なんていつするか分かんないし
どんな事で後悔するか予想なんて付かないもの
後悔しないように とかはちょっと難易度高いから
後悔した時その後悔にどう向き合うかが
需要だと思うの
さてさてがんばろーっと
[ お題 - 後悔 ]
どうしてあの時、私は言えなかったのだろう。
「待って」の一言を。
せっかく大好きな人と放課後一緒になれたのに……
二人っきりになれたっていうのに。
もっと一緒にいたかった。
ずっとその人と笑って話したかったのに。
「ばいばい」なんて、したくなかった。
「好きです」って、伝えたかった。
……なんで言えなかったんだろう。
そんな自分が嫌になった。
〜後悔〜
【後悔】
「学校に行きなさい」と親が言う声が聞こえる。その声は布団を被って聞こえていないことにしたあの日々。少し嫌なことがあったから、どうしようもなく行きたくなかったから、そんな理由で退学してしまった第一希望の高校。
もし、そのときに通っていれば、今の職も違っていたのだろうか?分からない、わかりやしないのだが、どうしてもそのことだけが夜寝転がっていると頭にポンと浮かび上がってくる。これが、私の後悔だろう、未練がましくずるずると引き摺っている捨てきれない過去のこと。
「絶対後悔するから」
あの日、あいつは俺に呪詛をかけて消えた。
俺は気にしちゃいなかった。
後悔なんてするかよ。
吐き捨てて、さっさと田舎町を抜け出した。
上京して知った。
己の甘さ。弱さ。
痛いほどに突きつけられた。
才能なんてなかった。
もがくほど溺れていくような感覚に取り憑かれた。
後悔なんてしてたまるか。
自分に言い聞かせる日々。
これは自分で選んだ道だ。
振り返っていちゃ成功なんてあり得ねえ。
今の自分を否定するなんて、できるわけがねえ。
最近、彼女が夢に出てくるようになった。
絶対後悔するから。
うるせえよ。
そう言って目が覚める。
瞼の奥、堕ちた未来の俺が後悔している。
【後悔】
1つだけ記憶を忘れられるとしたら
親友を酷いことをした時期を忘れたい。
それだけは忘れたい……
忘れられないなら…私は親友の横に並べない。
昔、自分に酔っていた時期があった
その時に親友に酷いことをしていた
その酷いことは、忘れられたが
したという事実は忘れられなかった。
その時期はちょうど親友が色々辛い時期だった
1番近くにいる人間に頼れないなんて
辛かっただろう。
今では酷いことをするのはやめた
当然だろう
ちゃんと"横に並べるように"しっかりしている
親友は今も辛そうたけど頼ってくれている。
私が変わったからだろうか。
信頼してくれているのだろうか
だったら、嬉しいな。
―――――――――たった一つの後悔