『待ってて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この世界の始まりであり、終わりの場所で
待ってるから待っててね
待ってて
よーい、どん。同時に始めた私たちは、時に抜かして、時に抜かされて。
どちらかが置いていくことも無く、またどちらかが置いていかれることもなかった。
このままお互い高めあって、そんなことを考えて。気づいたら君はずっと遠くにいて、私の足は止まっていて。
それでも、それに気づいたなら。きっとまた、走れるから。
だから待たなくていい。君はずっと先を行け。必ず追いついて、そのうち追い抜いてみせるから。
そう意気込んで走ろうとして、盛大に転けた。
………やっぱり、少しだけ待ってて。
『待ってて』と言って行方不明になった洋子。
『待ってて』と言う時、嫌な感じも無く、そんな、感じだった。
『待ってて』それだけの言葉、何処に・・・。
行ったんだ!
小学校に入ってはじめての夏、親戚全員で動物園に行った。
物心ついて初めての動物園だったから記憶に残っているのは
ほんの少しだけ。
大きなドームの中には植物と鳥の世界が広がっていて
ディズニーの世界に入り込んだかのようだった。
その動物園の1番人気は白熊で穴の開けられた壁から
たまにひょっこり顔を覗かせるお茶目でかわいい男の子。
飼育員さんとも中が良く見ていて楽しかった
私が行った時は
たまたまその白熊の誕生日で大きな氷のケーキを
美味しそうに食べていた。
「冷たくないのかな」、「頭ガンガンしないの?」など
その時の私は全てにおいて質問をしたい年頃だった。
園を周りきり最後によったお土産売り場で20cmほどの
白熊のぬいぐるみを買った。
動物園に行った日は実家で飼っている犬を連れて行って
預けていたため、犬を迎えに行って車に乗せ
車が走り出して30分ほどたった山道で車酔いをしたのか
犬が嘔吐した。
父と母が犬を乗せていた後部座席を掃除してる間
姉と従姉妹と3人でその日買った
ぬいぐるみの名前を決めていた。
姉と従姉妹がなんのぬいぐるみを買って
なんて名前をつけたかは覚えていない。
でも
私はその車の中で白熊のぬいぐるみに[ナナ]と名前を付けた。
そこからはナナと毎日一緒にいた。
学年が上がるにつれて私の体は大きくなり
ナナは汚れていった。
買った時には腕いっぱいに抱いていたのに
中学3年生の時には片腕に治まるほどになっていた。
あの日から私はナナの名前を忘れたことは無い。
高校に入ってから白熊マニアの私はナナと同じ
メーカーの白熊ぬいぐるみを全部買って
白熊オタクという名称を自分の中で掲げた。
それは社会人になった今でも続いている。
「お前のおかげで立ち直れたわ」
「〇〇のおかげでこの間の問題解決したよ!」
「お前のおかげでこないだのテスト平均点こえたよ」
「「「私の救世主だよ!!」」」
そう言われている裏で、わたしは震えている。
本当にうまく助けてあげられたかな
もっとかけるべき言葉があったんじゃないか
今困っている人はいないかな
いつのまにか誰かを助けるのが当たり前になって、困ってる人を見捨てられなくなって、自分で自分はもう限界だってわかってるのに助けてあげるのがやめられなくて
いつのまにか軋んだ体と、悲鳴を上げる感情がわたしの中でのたうち回る
「ああ、だれか私を助けてよ…」そんな言葉をつぶやいてベットの上で丸まっている
ごめんね、助けてあげられなくて。もう少しまっててね。
全部助けたその後で、救ってあげるから。
でもそれは、きっと永遠に来ないけど
何年先かはわからないけど、誰よりも君に、
待ってて欲しい。
待てないのなら、どうにか僕を見つけておくれ。
ひとまずは、その虹の橋の袂で、待ち合わせしましょう。
題目「待ってて」
お題 待ってて
いつも私の前を歩くあなた。
追いつきたい!
追いついて一緒に歩きたい。
あなたを目標にして生きてきた。
あなたとなら頑張れる。
あなたとならへこたれない。
きっと追いついてみせるから。
だから待ってて……
《待ってて》
それがどれほど苦しい時間であるか、彼も体験したことのあった。
遊びの約束をしていて、そのとき事情があって相手が約束していた場所に現れなかったときだったか。
一秒が長く、一息が重く感じるのだ。
微睡みながら移ろう時間ほどのろまなものはなく、時間は遅遅として進まない。
刻む秒針を錯覚するほど静寂は耳に痛く、心を闇へと誘い堕とす。
——来ないのではないか。
そう思ったら最後、期待と不安の入り交じった瞳を揺れ動かしながら呼吸をする他なくなるのだ。
一秒が勿体ぶって推し進められ、一息が胸を内側から抉るような鈍さを感じるのだ。
あれは終わりのない停滞した世界だった。
結局彼がその感情を持て余したまま、日が暮れ切ってしまった。
だから彼は早く行かなければならない、という強い思いがある。
足を止めるなどあってはならない、と。
全てを終わらせる為に、目的を果たす為に。
ひたすらに、自らを止めることを良しとしなかった彼は辿り着く。
「お前が……アンタの所為でッ……!!」
悲しみに満ちたその瞳は、今も相棒の姿を映しているのだろうか。
それとも。
『絶対に、まだ来んじゃねぇぞ。……相棒』
憎しみに満ちたその瞳は、今や仇の姿しか映していないのだろう。
「あ、あ……ああああああああああぁっッ!!」
渾身の一振が、開戦の一刀が彼を紅く染める。幸か不幸か初手でイイところに当たったのだろう、血液が激しく飛散した。
それをまるで気にしていない彼は、片腕を抑え口を動かす男に再び刀を振りかざす。
何かろくでもないことを喚いているのだろう、彼の表情は煩わしさで満ちていた。
「黙れ……黙れよッ! お前は!!」
上から重力に倣っての一撃は、剣術においてどんな攻撃よりも重く強い。
それをもろに足に喰らった男は、また何事か口を開いては閉じた。
「殺す価値もないさ! でもな、アンタを殺す理由はあるんだよッ……!」
未だの心の片隅に残った良心との呵責からか、苦しみながら彼は腕を振るう。
亡くした存在を想ってか、ふと、悲しげに目を伏せる。
「……待っててくれ。すぐに、終わらせるから」
誰に言ったのか天を仰いで呟くが、いや、きっとわかっている。
『待っててなんかやんねぇよ。なんで未だ俺が待ってると思ってんだよ。置いて行くに決まってんだろ』
また彼は振り上げて、今度は肩口に刃を落とした。
既に血を流しすぎたのか、男の反応は鈍かった。
彼はそれを見て、暗い光を湛えた瞳で悔しそうに、それでいて憎々しげに男を睨んだ。
「この程度で死ねると思うなよ、下郎」
骨に当たったのか、動きの悪い剣閃が男の腹を突いた。刃は紅で曇っていて、何も映さない。
それと似て、彼の瞳ももう何も映さない。
『なあ、もういいだろ。わかったから。……十分だ、二度と俺の傍に来るな。俺は逃げるから、一生追い掛けて来いよ。俺に触れたら、負けを認めてやルよ』
鳥肌の立つような冷笑を浮かべた彼は、刃で男の腹を真横に裂いた。
「……ふっ……は、はは……」
何が可笑しいのか、彼は嗤う。
『……頼む。これ以上はやめロ。俺は君にこっちに来て欲しくなんてネぇんだ。だから、これ以上俺が赦される理由を作るんじゃねぇよ』
それはそれは、愉しそうに哂うのだ。
「あっははは……ふはっ……あはは……」
狂ったように、刃を振り上げては下ろして。
『……なあ、もウ疲れたのか? もう、死にたイのカ? 早く消エて、いなクなりたいノカ?』
彼は血溜まりに座り込んだ。
『ワカッた。俺はもう、待ッてヤンネぇカラな』
つと、涙を零す。
「終わったよ……全部、全部っ……!」
『オつカレ様。サぁ、待チクタビれタンダよな』
罪を犯したばかりだというのに、晴れやかな笑みを浮かべ彼は目を覆う。
「早く向かえに来てよ——相棒」
『コレデ君ト一生一緒ニイラレルナ』
——怨霊というのは、生者を死に誘うモノらしい。
——霊は時間が経てば怨霊に堕ちやすくなるという。
「あの……」
か細い声が聞こえ、振り返ると、小さな女の子がスカートの裾をギュッと握りしめながら立っていた。
顔は俯いていて見えないが、緊張しているのか少し震えている。
『えっと……?』
ちなみに俺は友人宅にお邪魔しており、これから帰ろうと玄関に向かい階段を降りたところ、今のこの状況になったわけだ。
多分彼女とは初対面だと思うが、誰だかは予想が着いていた。
よく話に聞いていた、友人の妹だろう。
しかし、先程も言った通り彼女とは面識がない。
俺も少し話に聞いてる程度なので、こうして呼び止められるような仲ではないのだが、果たして何の用なのだろう。
戸惑って固まっていると、彼女も同様に固まったまま直立不動。もうかれこれ一分以上は沈黙が続いている。
どうしたらいいか分からずにいると、トントンと階段を降りてくる音が聞こえてくる。
「あれ、まだ靴履いてないの?」
友人だ。頭をかきながらゆったり降りてくると、妹の存在に気づいたようで、「あぁ、」と声を漏らす。
「まだやってるのか、早くしろよ。」
「お兄うるさい。」
友人が絡んでやっと彼女が声を発した。
本当になんなんだ。
友人に視線を送ると、ため息をついて口を開く。
「今日お前を家に呼んだのは、こいつがお前に会いたいって言ったからなんだよ。」
『はぁ、なんでまた。』
「んなもん、チョコ渡しn」
「ああああああああ!!お兄!!ばか!!」
友人が急に妹に突き飛ばされ、壁にめり込む勢いでぶつかっていった。
頭を打ったからか、友人は軽くフラフラしている。
『……えっと、俺に用があるのかな。』
小さい子ましてや女の子に声をかける機会なんて無いもので、少し緊張しつつも話しかけた。
友人を突き飛ばしたおかげで、俯いていた顔もしっかり見える。
目を合わせて話すと、彼女の顔がだんだん真っ赤になっていった。
「あ、あ、ああの……」
先程までの強気な彼女とは打って変わって、最初のしどろもどろな様子に戻ってしまった。
さて、どうしたものか……。
頭を悩ませていると、袖を引っ張られた気がした。
よく見ると彼女がちょいちょいと引っ張っている。
ジェスチャーで耳を指していた。
どうやら耳を貸してほしいらしい。
彼女の要望に答え、しゃがんで彼女の背丈に合わせるように耳を向けた。
「あげる。」
たった三文字。とても小さい声だっただろうけど耳打ちだったからか、俺の心臓を跳ねさせるには十分だった。
言われたと同時に、小さな箱が渡された。
中身はおおよそ、季節からしてチョコレートだろう。
まさかこんな小さな女の子から貰うとは……どんな反応をしたらいいのか分からず、柄にもなく照れてしまった。
『あり……がと。』
お礼を言うと、女の子はコクリと頷きまた俯いてしまった。
ふと目線が台所の方に行くと、母親らしき人が覗いてニコニコしている。友人もそこに便乗していた。
これは明日会った時に茶化されそうだ。
「……まだ、」
『え?』
「初めて作ったので、まだ下手だけど……来年はもっと美味しいの、作るので!!……また受け取ってください!!」
力が入ったのか、彼女は顔を上げながら俺に叫んだ。
目がとてもキラキラして綺麗だった。
惚けていると、彼女からの視線で我に返った。
どうやら返事を待っているらしい。
コホン、と咳払いをしてちゃんと彼女に向き直る。
『待ってるね。』
ニコッと微笑むと、よほど嬉しかったのか彼女もたちまち笑顔になった。
「はい!!待っててください!!」
少し恥ずかしいような、嬉しいような和やかな時間が流れていたと、友人にあとから言われた。
これが僕と彼女の始まり。
十数年後、僕は彼女にプロポーズするのだが、それはまた別の機会に。
#待ってて
『待ってて』
※書く時間取れなくてめっちゃ短く感想です。
これからも毎日頑張って行こうと思う!
なので応援して待っていて欲しい!
いつまでも待っているから、あなたが精一杯生きたあとの、天国へ行くまでの時間を私にください。
あなたの手を引き、ゆく黄泉路は何よりも
素晴らしいでしょう。
美しく着飾ったモデルがランウェイを歩くように。あなたの人生の全てを祝福しましょう。
あなたが生きる間は何も要らないから
どうか、どうか。
一緒に。
「___ 」
いつまでも、待っているから。
あなたの波紋に触れても
わたしの波紋と交わらない
いつか、なんて来ないのに
__待ってて
放送大学休学中。
でも絶対卒業する。
今は「待ち」の時間。
待ってて
待ってて そっちまで
行けるようになるから
家にばかりいて
体力 落ちた
行動範囲も せまくなった
だけど
体力つけて
旅行のごとく あなたの
住む街へ 行くから
待ってて
お題「待ってて」
電車通勤なんですが
急病人が出て止まっちゃうことがあるんです
そんなとき駅員さんは放送で
「急病人の対応で只今停車しております
大変申し訳ございません」って言うんです
動き出したときも
「○○分ほど遅れての発車となります
お忙しいなか遅れて申し訳ございませんでした」
って言うんです
乗車している方としては
「病人優先でお願いします」って気持ちなんです
なので…謝ってくれるよりも
「ご協力お願いします」
「ご協力ありがとうございました」
とか言ってほしいな
「病人が落ち着くまで待ってて」って言われれば
私たちは待ってますから
待ってて
私は私の人生をもう充分に楽しんだから
次は「自分」からあなたへフォーカスしに行くから
私の未来は、いつだって希望に溢れているから
もう少し待ってて!必ず、掴み取るから!
待つのは美徳じゃないのよ。
いつまでも待てる女だけが美徳だと男がどんなに嘯いても。
待つのは、きっと戻ってきてくれると確信のある者だけに赦されることだから。
待つくらいなら会いに行けと、私思わざるを得ないのね。
待てと言われて戻ってくる奴のいたことか。
待っててねと言われても私、待てないからね。
その女は誰なの。
〝待ってて〟
「ちょっと待ってて」
そう言っていた友人も、恋人も戻ってこなかった。
持久走一緒に走ろうって、
ちょっと買い物に行くだけだからって、
言っていたのは嘘だったの?
もう二度と待たない。
必ず、追いかけてやる。
【 待ってて 】
先立つ不幸、とは言うけれど、
輪廻転生を願う僕には相応しくない。
今ある生を終えるのは、天命なのだ。
だから、次がある。
僕はきっと、貴方の元に還ってくるよ。
人の姿をしているかは分からないけど、
どんな形でも必ず還ってくる。
お願い。
もう少しだけ、僕を覚えていてね。
そうすれば気付くはずだよ。
貴方なら、きっと。
学校帰りの道
突然母から連絡がきた
今日の夜はカレーらしい
あと少しで家に着く
もう少しだけ待ってて