『待ってて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたの言葉通りに待っていた
待っていたら
いつからかわたしは透明になっていた
待ってて
2日前、日曜日に発熱
月曜日には下がったけれども
今日、だいじをとって早退
医者へ
発熱外来は午前のみということで
ただの診察
風邪ですねって
ほっとして職場に連絡
検査してないってことは
医者の診断ではないんだねと
別の医者に電話をすると
最初は明日来てください的な感じだったのに
検査をしてほしいと伝えると
一変
検査キット売ってますから
それでやってくださいと
キットで、陽性なら陽性
陰性ならほぼ陰性です
とのこと
熱も下がっているし
検査しても出ないから
キットの無駄遣いと判断したのかな
やってみると
なんと陽性
あらまあ
こんなはずじゃなかった
職場のみなさんごめんなさい
しっかり治して
出て行きます
「あー…ちょっと待ってて」
デートの帰り、いつもの帰り道。
そう言い残して、何故か帰り道とは違う方向へ駆けていアイツの背中を呆然と見送った。
いつもはウザいくらい話しかけてくるわ、隙あらば手を繋ごうとしたり肩を組んできたり、話していてもちょっとした事で「え、俺のことそんなに好きなの?」と一々妙な自己解釈を入れてくるこの男が、何故か今日はとても静かだった。
話しかけても上の空で、きっとなにか悩み事があるんだろうなとは思ってはいたけど、執拗いくらいにグイグイくるあのテンションが何故だか妙に恋しくなったり、過剰なほどのスキンシップが無いのもちょっと寂しくなってしまった。
極めつけはこれだ。置いてけぼりだ。
「……はぁ」
少しずつ寒さが緩んできたとはいえ、2月半ばの夜だ。普通に寒い。こんな状況で心まで寒い。
ちょっと待っててって、どれだけ待てばいいんだか。
人の流れの中一人突っ立っているのもはばかられて、そそっと道の端に寄って壁に凭れ掛かる。それと同時にまた一つ零れたため息が白く煙って消えていく。
一緒にいるのに上の空ってなんだよ、ばーか。
私の事好きなんじゃないの?大好きなんじゃないの?
人目があってもベタベタしてきて、なに言っても俺が好きだから?なんて言うくらい好きなんじゃないの?
……なのに。
なんで、こんなとこで急に一人で何処かに行っちゃうなんて。
そんなことを思っていると寒さとは違う、鼻にツンとした痛みが走る。
バッグの紐をぎゅっと掴んで苦し紛れにばぁか、と呟くとどんどん口がへの字になって、目に熱いものまで込み上げてきてしまった。
もう帰ろう、そう顔を上げた瞬間だった。
器用に人混みをかき分けながら脇目も振らずこちらへ向かってくるアイツが見える。
「泣いてんの!?」
そばに来るや否や放たれたその一言に、目のフチにぎりぎり留まっていた涙が零れ落ちる。慌てて俯くけど後の祭り、バレバレだ。
「泣いてない!!」
一目でわかる、強がりの独りよがり。
そんな、さっきの強がりで注目を集めた私を「そっか、ごめん」と肯定も否定もしないまま人目を隠すようにアイツは抱きしめる。
慣れた香りに包まれながら、ぐすんと鼻をすするといつもと違う香りがする。よく知ってる甘い香りだ。
そういえば、さっきまでは無かった小さな紙袋がアイツの手の中に増えてたっけ。
「悪ィ。これ買ってた」
私の視線に気づいて口を開くと同時に渡された紙袋には、ここからすぐ近くにある有名パティシエのお店のロゴが描いてある。きっと中身はいつか食べてみたいと零したことのあるお店のショコラだ。雑誌に載ってた包装とそっくりだ。
「明日バレンタインだけど会えないし、一日早いけど近くには寄るし、なんかサプライズしたいと思って」
「サプライズは余計」
むくれながら目の前の胸を突く。ガタイがいいコイツはこの程度痒くもなんともないけどやらずにはいられない。
「……待っててなんて言わないでよ」
どこへだって一緒がいいんだから。
そう、わざと雑踏にかき消されそうな声で続けた言葉もバッチリ伝わってしまったらしい。
「そんなに俺のこと好きなの?」
そんなこと言わなくてもわかるくらい、アイツの嬉しそうな視線が私に向けられる。
「好きよ、大好きよ。それから愛してる」
その言葉を聞いたアイツに強く抱き締められながら、私も大概だな、と他人事のように思いながら、大きな身体を抱き締め返した。
大人になって
人に
『待ってて』と言うと
時間が速く進み
人から
『待ってて』と言われると
時間がゆっくり進む
コレ、上手く
使いこなせないかな
現実は仕事に追わる毎日で
つい私は『持つ少し待って』と
言ってしまう
まー
私には貴方の隣に並んで立つ資格がない。
でも、
貴方と同じステージに立てるように頑張るから
そこで待ってて。
「待ってて」
今の自分は深海のように深く冷たく暗く空気の薄い環境で生きていて、君は太陽のように眩しくて暖かくてはるか上空の世界で生きている
そんな君と私 正反対なのにどうしてこんなにも惹かれてしまうのだろう
私なんか手が届かないって分かっているけど、光の差す方へ懸命にもがいてみるから
だからどうか、どうか
待っててね
「絶対に帰ってくるから」
そう告げたのが最後だった。
私は待った。
苦手な雨も、強い風でも、震える雪でも、私はあの人の言ったことを信じて待った。
絶対、帰って来てくれる、と。
あれから何年経ったか。来る日も来る日もあの人はやってこない。
忘れられたかな。いや、あの人はそんな人じゃない。私が一番分かってる。
忙しいんだろう。きっと。
私に会う時間がないくらい忙しいんだ。
ふと目の前が真っ暗になった。
「きみ、迷子?」
「帰ってくるから」なんて嘘をつけば、"私たち"はきっと、死ぬまであなたを待ち続けるでしょう。
そういう風に作られてるんだ。どの生き物だって同じだろ。
待ち続けたいんだから。
_2024.2.13.「待ってて」
たけしの名言引用。pkmn。
この話はpkmn側主人公になってます。
お好きなpkmnを当てはめましょう。
ついでに口調も変えちゃえ。
待ってて
『待ってよぉ!』
「や〜だね早くここまでおいで〜!!」
キキーッ
『っ!』
あの日からずっと見る同じ夢。
忘れもしない身体がぐちゃぐちゃに血だらけの
好きな人を__________
♡♡♡
追記
交通事故が起きてから悪夢を見るようになった主人公。可哀想だが、あの姿を見てもなお好きでいる。
見方はあれど作者(?)はねぇ、好きな人のバラバラに
見るに堪えない姿が好きな変人みたいな感じかな。
歪んだ恋愛感情と言えば分かりいいかも!!
“待ってて”
「旅に出ようと思う」
「はあ」
親友は、いつもと同じテンションで突拍子もないことを言い出した。本当になんの脈絡もなく──とはいえ、そこまで驚くことでもないか。
思えば昔からフリーダムな奴だった。授業を受けるのも部活に出るのも気分次第。無事二人揃って進級できたことを、何度祝ったことか。それを思えば、こうして前もって報告してくるだけ成長すら感じられる。
「長くなるのか?」
「わからん」
「どこに行くんだ?」
「決めとらん」
大真面目な顔で情報量がまるで無い言葉を繰り返すので、笑ってしまった。計画性は皆無らしい。そんなところも彼らしい。
「連絡は、する」
「今でさえ未読スルー常習犯のお前が?」
「うっ」
「できるんか?」
「……頑張る」
「無理すんなって」
ますます可笑しくてくつくつと肩を揺らす。向かいから拗ねたような雰囲気を感じたが、愉快なので仕方がない。
「俺も一緒に行くって言ったら?」
「えっ」
「冗談だ」
「……」
慌てた態度にすぐさま言を翻せば、更に機嫌を損ねたように黙り込む。それはちょっと……とは言いづらいだろうから冗談にしてやったのに。手のかかる奴め。
「帰ってきたら、な。一緒にどっか行ってもいいぞ」
別に果たされなくても構わない、その場のノリで言っただけの口約束。それなのに、やけに真剣な顔で、食い気味に「行く」と言うので読めない。
出会った頃から変わらない、わかりやすいのによくわからなくて、面白い。
「絶対、行く」
「ふーん。じゃあ、待っててやるよ」
「……」
「なんだよ、不満か?」
「お前が、言いたいこと先に言うから」
「?」
不可思議な言葉に首を傾げれば、睨みつけるようにこちらを見据えて。
「待ってて」
必ず、帰ってくる。
「……フ」
「なぜ笑う」
「戦地にでも行くつもりなのか?」
そんな怖い顔して。
指摘すれば「む……」と己の顔を触って確認している。変なところで素直なのだ。
「心配してねえよ」
彼とは対照的な表情──笑顔になるように意識してカラリと言ってみせた。寂しい気持ちも、全くないわけではないけれど。でも、やりたいことがあるなら背中を押してやりたいじゃないか。親友なんだから。
「……ありがと」
険しい顔のまま、ぼそりと呟くように告げた彼は、それでもやっぱり俺の顔をじっと見つめて。
「なに」
思わず眉を顰めると、もう一度「待ってて」と口にする。「お前、俺のこと忘れそうで不安」などというなんとも失礼な言葉付きで。
「ならさっさと帰ってこい」
「そうする」
思いのほかあっけらかんとした返答にまた笑えば、今度はつられたように彼も笑った。
待ってて
「私はここにいるよ。待ってるから、早くおいで」
憧れのトップアイドルは、私にそう言った。
私は努力の末トップアイドルの座に迫り、手を伸ばした。
かつての憧れを押しのけて頂上から見下ろす景色は、驚く程に色褪せている。
待ってて
待っててって言ってたのに、先に帰ってた。
なんでよって聞いたのに答えてくれない。
待ってて。
その言葉を信じない
きっと君はそういって追い越すんだ
私たちは雷のような関係
私が先に光って君が音を鳴らすんだ。
待ってたら。
綺麗には光らない
私は君を信じて先に光を放つのさ。
待つことが優しさとは限らない。
待ってて
何処にいくの
何のために
どうして
本当にそれは必要なの
一緒にいっては駄目な理由は
などなど
今日Youtube観てて
ちょっと思った
水着ってかなり非現実的
高校くらいから
見た覚えがないかも
そもそも人を見ないけど
現実でちゃんと
その姿を拝んだ覚えがない
じっくりと見る物でもない
それでも見るならグラビア辺り
なんの魅力も感じない
容姿とか悪いとか考えないし
大概はみんなそれなりかな
現実では時々
不思議だったり
パワーがあったり
なんとなく目にしたり
しなくもないけど
記憶に残ることはない
関係ある人の名前すら忘れる
異性同性問わずに
すこぶる必要がないと
覚えようとも思わない様で
多少それなりに絡めば
それなりには覚えてるけど
それでも直ぐに必要なくなる
多分だけど
私は人を名前では覚えない
何かの付属物が名前
名前から思い出せるけど
先に名前がない
全然合わなくても
忘れない人は忘れれない
親や弟妹すら
あっても
話しかけられるまで
それを認識していないかも
記憶って割と適当だよね
あ、靴紐解けたから待ってて…
よしっとむすべた
あ、待っててって言ったのに…
なんで、置いてくの…?
先に行動するなんて、怪しい
その後ろ姿だけ、寂しそうなのはどうしてなの…
激しく響く鼓動を滾らせて貴方のもとへ!!!!
(たぎ)
大きく鳴る歌声を走らせて貴方のもとへ!!!!
(うな)
逞しく畝る手足を奮わせて貴方のもとへ!!!!
(たくま)
告げる伝える愛言葉は「待ってて!!!!」
(待ってて)
待ってて
すぐに追いつくから
小さい頃から
あなたの背中を追いかけて、追いかけて
けれどもいつまでも追いつけなくて
浮かぶ焦燥感を飲み込んで
歯を食いしばって
走ってきた
いつの日かあなたの悲しみに寄り添えるように
あなたと苦しみを分け合えるように
だから、あと少しで追いつくから待っていて
お仕事行ってるねー!いい子で待っててね。
〇〇ちゃんの好きなアイス買って帰るから。
いつもの朝。大好きな笑顔で私に言った。
今日は嫌なことがあった一日。
仕事で理不尽なことで怒られた。
私が間違ってるのか。もやもやした。
落ち込んだ日は、
いつも母が買って帰ってくれたアイスを食べる。
冷たくて甘くて。黒い靄が溶けていく。
"大丈夫だよ" と母の声が聞こえる。
いつもの場所で「待ってて」
私とあなたとの待ち合わせ場所。
なんてことない角の公園だけど、
そこがいい。
散歩中の犬の楽しそうな声が通り過ぎて
目の前を桜の花びらがひらひらと舞い落ちる。
今日は何を話そうかな、何食べようかな、なんて。
待ってるその時間も愛しくて仕方ないの。
知恵袋にて、回答のつかない私の孤独
前例がないのか、救いがないのか
見据える先は一点、急かされているのが毎秒。
焦れる心こそ、最大の難敵。
どれほど遠回りの道になろうとも、絶対に辿り着きますから! だから──
【待ってて】