『待ってて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
風邪薬が切れた。
さっきまで違和感のなかった喉がイガイガし始め、鼻の奥もツンツンと痛む。
薬という枷が取れて、風邪が好き勝手し始めたようだ。
風邪っていうやつは厄介だ。
はじめは喉の痛みだけだったのに、気づいたら鼻にまで魔の手を伸ばしている。
鼻が詰まるせいで息はし辛いし、頭もぼんやりするし、喉のイガイガは咳したくなるし、あぁもう、鬱陶しいったらありゃしない。
こうしている間にも風邪は体を侵略しようとしているのだろう。
…寝込むわけにはいかないのだよ、こちとら。
デスクワークを中断し、引き出しの中にしまっておいたポーチの中から、風邪薬を一回分取り出す。
ペットボトルの水、準備OK。
好き勝手暴れてくれてやがる風邪さんへ
ちょっと待っててね、今から薬をキメた免疫細胞達があなたのもとに向かうから。
首洗って、待っててね。
私はにこやかに微笑むと薬を口に放り込んだ。
友人が来ない。
待ち合わせ時間からゆうに三十分は超えている。
連絡は一時間前の「ウケるんだが、さっき起きた。多分遅れるからちょっと待ってて」で止まっている。友人の家は結構遠い。電車の本数も少ない。待ち合わせの用事は気になっていた映画。そろそろ始まる。
時計とチケットを頻りに見比べながら、映画館の近くでソワソワソワソワしている。イライラもしてきた。
もう先に入ってた方がいいかと思った瞬間、友人が息せき切ってこちらへ駆けてくる。なにか一言言ってやろうかと思い口を開いたら、友人がウィンクをしながら人差し指を立てる。
「今イライラしてるでしょ」
頷く。友人は笑みを深める。
「怒りって六秒待てば収まるんですって。六秒間待ってみな」
六秒間殴った。
待っててとは言ったものの、さすがに10年は長すぎた。
そのくらいあれば、こんな俺でも成功するチャンスをつかめると盲信してしまった。
あの娘を待たせて、見違えるように立派になって再会しようと目論んだが、人生そう上手くはいかない。
挫折を繰り返して、辛酸を嘗めた。
世の中そんなに甘くないと思い知らされた。
そして3年後、風の噂で、あの娘が結婚したと聞いた。
人生、どうにもならなくなって、詐欺ビジネスに手を染める。
あの手この手で人を騙していくうち、ある男と知り合い、彼が仲間とお金を出し合って起業を計画していることを知る。
聞けば、なかなかの規模の会社を起こそうと、かなりの資金を準備しているらしい。
うまく口車に乗せて、あの手この手のノウハウを駆使して、そのお金を根こそぎ奪い取った。
そして10年後、あの娘と再会を約束した空き地に、俺の名前を冠したビルを建てた。
今さら会えるわけもないと思っていたが、この思い出の場所を失いたくなかった。
あの娘は今頃、どこで何をしているのだろう。
約束の日の朝、出勤すると、
懐かしい後ろ姿がそこにあった。
信じられない思いで、「やあ」と声を掛ける。
我ながら間の抜けた再会の言葉だったが、
振り返ったあの娘は、あの頃と何も変わっていなかった。
その先のことは、修羅場があったりロマンスがあったりだが、それはまた、別のお話。
ただ、このビルを建てた資金のほとんどが、彼女の夫が用意したものだということは、墓場まで持っていくつもり。
理想的な部屋から納得できる人格へ。
目指して日々精進。
メンタルが満たされゆったり不労所得を得て、
思いのままに寄付をする。
ほんの少し、世界に役立てる人間になりたい…
待ってて。
お冷の氷が溶けて、カランと寂しく鳴った。
あの人は「待ってて」といって出て行ったきり、帰ってこない。急ぎの電話みたいだったから、話が長引いているのかもしれない。
すっかりぬるくなったホットミルクをすする。
ふと窓の外を見れば、スマホを耳に当てて頭を下げる彼の姿。
やれやれ。
こんなんじゃ、魔法から冷めちゃう。
美味しいものを食べさせてくれるって言うから、ついてきたのにさ。
ミルクの残りを飲み干す。
私は猫の姿に戻ると、あくびをひとつして店から出て行った。
【お題:待ってて】
『小さな花が綻ぶ時2
『起立、礼。』、終わったーー!!
私たちは、アイコンタクトで、教室を出た。
鈴木想先生に、『今日、これから、佐々木苺先生の所へ渡して来ます。想先生、失礼します。』た、高橋悟君は、みんなの代わりに挨拶をした。
『みんな、充分に気を付けてな〜。あんずも、転ばないようにな〜』と、手をひらひらと振っていた。想先生。何か、未だイタイな〜(。>﹏<。)
あんず疲れたらおぶるからな〜と、木田太一君は、言った。夏音ちゃんは、あ~、疲れた〜おぶって〜と、駄々っ子だぁ~(^_^;)陽葵ちゃんが、『夏音ちゃん、メッ❌』と、さとした。
高橋悟君が、『近いから、全力で行くぞ〜❢』と、炭治郎のようなことを言った。冬の冷たい風も何のその。 ーー到着!!
スクールバスは、まだ準備をしていた。ーー間に合った!!
保育園に着いて、受け付けで、挨拶をして佐々木苺先生を待った。制服のままバテバテの私たちを見てクスリと笑った。『ちょっと、待ってね(』と、苺さんは、ウォターサーバーのお水を紙コップに入れてくれた。『ありがとうございますε-(´∀`*)ホッ』お水をみんな一気に飲んだ〜。『生き返るわぁ〜』と、夏音ちゃんと木田太一君は、言った。苺さんは、笑ってた。www😂 ごちそうさまでしたm(__)mと、みんなで、言った。憶えている。たった一日だったけれども、憶えているなぁ〜。まるで、頭の中に、智頭があるみたいだな〜。それから、私たちのは、ぞうさんの組を曲がり、イヌさんの組を過ぎてから、うさぎ🐰さんの組に着いた。苺さんが、手を繋いでくれていた。うさぎ🐰組さんの部屋の戸が空いていた。大村もも先生が、『みんなに、前にエビカニクスを踊ってくれた先生たちを憶えていますか〜?!』大村もも先生のやさしくて、カワイイ声だぁ~。懐かしいなぁ〜。『憶えている❢』と、みんなの声ε-(´∀`*)ホッ『今日は、その先生たちがチョコレート🍫をみんなに作ってくれました〜(*^^*)🎶』ーーあ〜、私たちも、苺先生に、教えてもらって明るく笑顔の練習をしたね。私たち、ちゃんと、頑張ったんだね。(;_;)
高橋先生、木田先生、夏音先生、陽葵先生、あんず先生、こんにちは〜(*^^*)🎶』と、みんなは、元気よく私たちを呼んでくれた。サンタでもなく、エプロン姿でもない、私たち。
高橋悟君が代表で、挨拶をしてくれた。『みんな、こんにちは〜(*^^*)🎶ボクたちのことを憶えてくれてますか〜??』みんなのハーイ❢と、いう、元気なレスポンス。『ボクたちは、まだ。高校生だから、あんまり出来ることは、少なかったけれども、みんなと、一緒に遊んだり、あんず先生は、絵本を朗読したよね~。かなこちゃんと、れいん君が『小さく『憶えているよ。』と、呟いた。
『ありがとうを込めて、僕立ちは、先生にも、手伝ってもらい、チョコレート🍫を作って来ました(*^^*)🎶』大村もも先生が、明日は、何の日?!と、訊いた!?『バレンタイン!!』と、いう元気なレスポンスだった。みんなに愛を込めて❤と、高橋悟君は、らしくないギャルピース✌をした。私たちもみんなも先生たちも大笑い。www😂
私たちのは、頑張って名前を憶えてちゃんと、一人一人名前を呼び、渡した。谷川れいん君がラストだった。『何時までも、忘れないでね。ありがとう、元気でね。(*^^*)🎶』と、私たちは、声をかけた。れいん君は、夏音ちゃん、陽葵ちゃん、私に、ホッペに。キッス👄をした。!!(@_@)苺さんも、大村のも先生も『あらあら(^_^;)』と、言った。れいん君は、どうやら、海外旅行に家族でロスに行ったみたいだった、その後(^_^;) 私たちは、びっくりした〜(^_^;)と、言った。苺先生も大村もも先生も、『気にしないでねぇ〜(^_^;)』と、困っていた。
『ボク、先生たち、みんなのことを忘れないヨ〜。ホットケーキのこともね~。バイバイ(^^)/~~~』と、手を帰って行った。〜〜夏音ちゃんと、陽葵ちゃんと、私たちは、『キスされたねぇ~(*ノェノ)キャー』と、騒いでいた。高橋悟君と、木田太一君は、『ハイハイ。』だって。高橋悟君とれいん君は、ハイタッチをしていた。木田太一君とも、。それぞれの春何んだネ゙。
何処からか、『想い出のアルバム』の歌が聞こえたいる。🎶🌸🌸🌸🌸🌸苺先生と、大村先生が、教えてくれた。年長さんのぞうさん組のみんながもうすぐ、卒園だから、『想い出のアルバム』の
歌の練習中らしい。今は、如月だから、もうすぐ何んだ。早いなぁ〜。私の弟も、卒園式で、『想い出のアルバム』📸歌っていたなぁ〜。1月は、行く、2月は、逃げる、3月は、去るっていうんだって🤔先生に、教えてもらったなぁ〜🌸🌸🌸🌸🌸そのうち、春一番が吹くんだろうなぁ〜。ちょっとは、新しい風に『私も、成長したヨ〜』と、叫びたいなぁ〜。変わらない、私がいて、変わりたい私もいて、spring💐今の私を大切にしながら、ステップ出来たらいいなぁ〜🌸🌸🌸🌸🌸 人形さんのような夕希ちゃん、絵本が好きなれもんちゃん、大人しいコのみどりちゃん、笑顔☺がカワイイさとみちゃん、やさしいかなこちゃん、男子は、絵が上手な文也君、折り紙が得意な青君、そして、しっかりもので、イケメン将来的に候補なれいん君。やっと、憶えた〜ε-(´∀`*)ホッ
想定外だったなぁ〜、ほっぺのキス👄。今の季節、梅が咲き、河津桜がキレイに咲きかけている、それから、みんなのような、にカワイイももの花、何故かお別れが似合う沈丁花、私の乳が好きな花。そして、春の主役の桜の花五月には、ハナミズキキレイな白い花、あおぞらに映える✨は、6月は、雨の花の紫陽花、夏は、向日葵がステキ🌻MrsGReeeeNApple社の『青と夏』がよく似合うネ。秋は、優しいコスモスの花、ちょっとセンチな金木犀、色々な品種がある菊の花、冬は、椿の花の真紅色。どんなことにも雪の下で待っている強い雪割草…エトセトラ。
みんな元気で、誰にも短所があるけれどもイイとを伸ばしてネ(*˘︶˘*).。.:*♡ももの花のようなカワイイみんなだけれども、素敵な花を咲かせてね(*˘︶˘*).。.:*♡あんまり、予讃がなくてみんなでお小遣いで、チョコレート🍫を買って手作りのチョコレートをもらってくれてありがとう(*^^*)🎶チョコレート🍫、カワイイって、言ってもらえて私もみんなも嬉しかった〜な〜。
苺先生や大村もも先生や藤村園長先生にも、お世話になって有難うございました🙇♀と、チョコレート🍫をみんなで上げました。それこそ、高橋悟君じゃないけれども『愛を込めてで~す✌』
ギャルピース✌💐 お世話になりありがとうございました(*^^*)🎶(。>﹏<。)!!春のことです。想い出してごらん、あんなこと、こんなことあったでしょう〜〜苺先生も大村もも先生も藤村園長先生も、私たちを玄関まで見送って下さいました❤ありがとうございます。ーー何時になっても忘れない……。ぞうさんの組の歌の思い出のアルバムの歌が胸を熱くした……。(;_;)
終わり
確証のない未来の話なんてしたくない
果たされなかった時に
大切な人を罵るくらいなら
約束なんてしない方がいい
#待ってて
「待ってて」
今は悲しき雨水も
いずれ乾ききった大地を潤すわ
ほら足元を見てごらん
あなたの足跡
大丈夫。ゆっくり進んでいるわ
だから顔をあげて
また笑ってごらん
そうすれば
サンタがご褒美に
プレゼントを持ってきてくれるかもね
だから待っててね
素敵な未来を
ショコラ
待ってて
必ず今夜
君のもとへ行くから
そう言い残して消えた王子。
仮面舞踏会の後、ひっそりと闇の中たたずむ私。
2人の恋は結ばれないのか…。
〘待ってて〙
『ずっと待ってるから。』
君はそう言ってくれたけど、私が帰ることができる保証はなくて返事はできなかった。気がつけば、1、2、3、……年、長い間君を縛っている。
「では、◯◯さん、ゆっくり腕を上げてください。はい、そうです。痛くないですか?では、今度は同じ速度で下げて........」
一旦の帰宅後も病院での生活は相変わらず単調だった。白い壁面に、白いカーテンに、白いベッド、白の包帯、白一色で統一された四角い箱はかつて私から感情を奪い去ったので、一時は恨んだこともある年代物だ。それに悔いがあるわけではないけれど、最近はどこか物足りなくて堪らない。近い表現でいくと欲がないで、けど唐突に欲しくなる瞬間もあって、悲しいはずではないのに急に涙が出たり、気がついたらひとりで話していたり、笑いが止まらなかったり、いきなり同様する私は明らかに挙動不審だ。
単純な話、私の病気が治ることはなかった。なのに、生きたい、君の隣にいたいと思ってしまった。だからこんなにつらいのだ。神様がいれば、笑うだろうか、花ともいえぬ雑草が人に恋したなど。
外には雪が降っている。
病室には誰も訪れない。渡り廊下に音の響かないのとは対照に私の息は粗くなるばかりだった。誰か呼ばないと、誰か呼ばないと、だ..れか....ナースコールに手を伸ばすも届くことはなかった。
最期に君の幻覚が見えた。必死に私の手を握ってなにかをいって....い..る...。ね、泣かないで。あの日みたいに笑ってほしいのです。
待ってて
祖母が亡くなってもう何年になるだろう
記憶の中の祖母は困ったような顔で私を見ている
結婚前祖父を「日本一の男だ」と父に言い切った祖母
いきなり8人の子どもの親になった祖母
20人ちかくの孫たちと家族になった祖母
私たちを不器用ながらかわいがってくれた祖母
また会えたら今度はおばあちゃんの口から
馴れ初めを聞かせてね
ピーンポーン
インターホンが鳴った。
ちょっと待っててね
母は行った。
蓮さん、手術室にお入り下さい
弟の名前を呼ばれた。
お姉ちゃん待っててね
弟は行った。
みんな今日は来てくれてありがとう
マイクを通り、オーディオ機器から声が聞こえる。
約束、叶えたよ また待っててね
そう言って武道館から降りて行った
私はいつも待っていた
待って、待って、待った
でも、誰も来なかった
誰か、迎えに来て
私は今もまだここで待ってるから
待ってるから
もう待たさないで
待ってて
貴方がそう言った
でも
僕は君を追いかけた
絶対に後悔すると思ったから
帰ってこない気がしたから
お題『待ってて』
どんなに遠くても
どんなに時間がかかろうとも
必ず探し出してみせる
必ず 必ずだ
長命であるが故に与えられた時間は長く
長い故に欠けた時間が悠久のように感じる
時には歩みを止めたくなる
そんな時は、休めばいいさ。
休んだ後は、立ち上がって、また探すのだから。
2024/02/13_待ってて
『待っててあげる』
夕飯時に愛猫は知らんぷり 精一杯の意地張って
できる限り話しを聞かないふりだ 家出するんだね
どうせすぐに帰ってくるんだろうけど 敢えてさよならもただいまも言わないよ ご飯と一緒に待っててあげる
待ってて
自分に自信がない
生きている価値を見いだせない
そんな僕の目に映った君は
とってもかっこいいんだ
君が生きてる意味になった、なんて
重すぎて言えないけど
もし、僕に許してくれるのなら
会いに行くから待ってて欲しい
直接声で愛を綴ることを
僕が大好きな君の頬に
親愛のキスを
待ってる、僕も
だから君も、待ってて
待つ思い
若い自分はこだわり少なく
いまはそもそも待つこともしない
つくづく変人であることを自覚する52歳
去年創作の事で色々と追い込まれてしまって、自分としては珍しく1年以上続いてたネットでの創作活動も辞めて、同人誌の制作も辞めてしまった。
とある人からはあなたは物語というものをよく分かっていないって言われて、編集部にも数カ所持ち込んだけと全然相手にされなくて、自分があんなに夢中で取り組んでた創作って粗悪でゴミみたいなものだったのかなって思ってしまった。
自分の中でハードルを高くし過ぎた所もあって反省なんだけど、未だに去年創作に対して下された厳しい評価を引きずってしまっていて、のびのびと創作できてない気がする。
今年は外に向けて頑張るのは一旦辞めて、まず自分のために描く事ができたらいいなと思う。待ってて、未来の自分。
待ってて
子育ての思い出で、後悔している点があります。早く早くとお尻を叩かないで、生活出来てたらと思うこと。
それには子供の成長を、待っててあげられるかどうか。言うは易しですね。当時は毎日必死で遅れないようにとやってたな。
子供が失敗してもいい、遅刻してもいいと、腹を括らないとね。
もう一度子育てしても、おんなじことしそうだわ。
「待ってて!」
私は大声を出す。
くも膜下出血で倒れた母は重度の後遺症もなく退院したが、それでも変化はあった。
倒れる前よりせっかちになり、朝食を終えたらすぐにデイサービスに行く準備をする。
「待ってて!」
私はまた大声を出す。まだ歯磨きもしていないでしょう。
「待ってて!」
私が先に玄関を出なければ、車椅子が出せないでしょう。
そうやって毎日が過ぎていく。
「まだ寝てろ!」
日付けも変わってないうちから着替えるな!!
頼むからまだ寝かせて…。